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甲殻類由来のバイオポリマーで戦場での大量出血死を防げ」記事へのコメント

  • 足一本吹き飛ばす威力に調整された地雷とか、クラスター弾とか。死なせるより障碍を残すように作られた武器ってありますわな。

    手当てする方が進化すれば傷つける方もそれなりに進化して、今まで通りかそれ以上に負傷者を苦しめるんじゃないですかね。失血死を防がれたら別な方法で死に至らせるか、それとも生きのびても完全治癒不可能な傷を残す方向で。

    • by Anonymous Coward on 2015年04月01日 22時30分 (#2789302)

      地雷やクラスター爆弾が残虐な兵器だと言われているのは、「死なせるより障碍を残すように作られているから」じゃない。
      戦争終結後も不発弾として残存し、しばしば非戦闘員が不発弾の爆発事故に巻き込まれるからだ。

      ましてやクラスター爆弾に「死なせるより障碍を残すように」などという目的は全くない。
      クラスター爆弾の威力は地雷より大きく、クラスター爆弾の小弾で普通に死者が出ている。
      対人地雷の威力が小さいのは、通常の爆弾とは違い地雷が起爆するときには相手が爆弾に接触しているため、
      大きな威力がなくとも敵を戦闘不能にできるからだ。
      地雷が「足一本吹き飛ばす威力」という小さな威力に抑えられているのは、「死なせるより障碍を残すように」「残虐」云々というより、
      製造コストを安くし、重量や体積を小さくして大量に持ち運べるようにするという理由のほうがはるかに大きい。
      「残虐に進化する」というが、別に武器は残虐性を増すように進化しているわけじゃない。
      敵をなるべく確実かつ効率的に戦闘不能にする、という目的を合理的に果たすように進化しているだけだ。

      一発で体を真っ二つにする威力の銃弾はあるし、地雷だって一発で人体を粉々にできるものは存在する。
      その意味では、武器はすでに十分に「残虐」に進化しきっている。物を作るより、物を壊すほうがはるかに容易い。
      手当する方法と殺傷する方法のイタチごっこなんてまったく起きていないし、これからも起きないだろう。

      進化を待たずとも、技術的には武器の威力は既に十分であり、武器の威力を増せば止血する間も無く敵を殺害できる。
      そして、戦闘の目的は基本的に殺害ではないので、必ずしも死に至らせる必要はない。
      「失血死を防がれたら別な方法で死に至らせる」などということを模索する理由がない。

      「生きのびても完全治癒不可能な傷を残す」という手段も既に存在している。
      レーザーで敵の目を焼き切れば簡単に失明させられるし、毒ガスを巻けば多数の敵に重大な障害を与えることができる。
      そのような方法はすでに存在しているし、現代ではそのような残虐な手段での戦闘は禁止され忌避されているし、
      「生きのびても完全治癒不可能な傷を残す」ような武器が積極的に使われるような動きはない。

      親コメント

日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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