アカウント名:
パスワード:
そういう効果が実在すると仮定したとしても、「火星へ70日」は違うような。それって大出力を自慢するときに使う文言だし。「従来のロケットでは達成不能な出力を達成できる見込み」ってのは、理論の飛躍すぎる。
もし、「簡単な実験機ですでにすごい出力が得られていて、大きくすれば従来型のロケットでは達成不能な出力まで」って話なら、「あるかも知れないし無いかも知れない謎の効果」なんて曖昧な状態になるはずがない。大騒ぎになる。
一方、「まだ実験的に得られる出力は観測限界のギリギリだけど、この方式を突き詰めて行けば、大出力を達成できるんだよ!」と言うのも、何が原因で起こってるのか分かってない段階で何を夢見とるんだ君は? と言う話になるし。
話を盛るなら、ハヤブサのイオンエンジンよりも噴射剤が不要な分だけさらに効率が良い、と言うような、ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、という方向でないとダメなんじゃ?
推進剤が消耗しないので35日間加速し続けられるというのがポイントなのでは
今のところ実験で得られた推力が50 μN程度と言う話なので、仮に火星探査船が50トンの超軽量級だったとしても、得られる加速度は1 nm/s2。35日間連続で加速を続けても、秒速3 mm/s程度にしかなりません。
劇的に推力を向上できる見込みが何かついているならともかく、理論の見通しも付いていない現状で「実現すれば火星まで70日程度で行ける」は盛りすぎでしょ。「70日」の数字は何を根拠に出てきたのやら。
元記事に書いてある記述をさっくり要約すると、「現在開発している200MW(20万KW)の宇宙用原子炉を電源に用いれば70日で火星に到達できる加速度を確保できる」との事なので…火星くらいの距離だと、実用の一歩手前まで来てるVasimr [wikipedia.org]とどちらが有効かは微妙ですね。
# 別スレで指摘されてるカシミール効果 [atsites.jp]は興味深いですね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
話を盛る方向を間違ってそう (スコア:1, 興味深い)
そういう効果が実在すると仮定したとしても、「火星へ70日」は違うような。それって大出力を自慢するときに使う文言だし。
「従来のロケットでは達成不能な出力を達成できる見込み」ってのは、理論の飛躍すぎる。
もし、「簡単な実験機ですでにすごい出力が得られていて、大きくすれば従来型のロケットでは達成不能な出力まで」って話なら、
「あるかも知れないし無いかも知れない謎の効果」なんて曖昧な状態になるはずがない。大騒ぎになる。
一方、「まだ実験的に得られる出力は観測限界のギリギリだけど、この方式を突き詰めて行けば、大出力を達成できるんだよ!」と言うのも、
何が原因で起こってるのか分かってない段階で何を夢見とるんだ君は? と言う話になるし。
話を盛るなら、ハヤブサのイオンエンジンよりも噴射剤が不要な分だけさらに効率が良い、と言うような、
ひたすら地味な出力だけど時間を掛ければもっと遠くへ、という方向でないとダメなんじゃ?
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
推進剤が消耗しないので35日間加速し続けられるというのがポイントなのでは
Re: (スコア:0)
今のところ実験で得られた推力が50 μN程度と言う話なので、
仮に火星探査船が50トンの超軽量級だったとしても、得られる加速度は1 nm/s2。
35日間連続で加速を続けても、秒速3 mm/s程度にしかなりません。
劇的に推力を向上できる見込みが何かついているならともかく、理論の見通しも付いていない現状で
「実現すれば火星まで70日程度で行ける」は盛りすぎでしょ。「70日」の数字は何を根拠に出てきたのやら。
Re:話を盛る方向を間違ってそう (スコア:2)
元記事に書いてある記述をさっくり要約すると、
「現在開発している200MW(20万KW)の宇宙用原子炉を電源に用いれば70日で火星に到達できる加速度を確保できる」との事なので…
火星くらいの距離だと、実用の一歩手前まで来てるVasimr [wikipedia.org]とどちらが有効かは微妙ですね。
# 別スレで指摘されてるカシミール効果 [atsites.jp]は興味深いですね。