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今回のポイントは、なによりも「中止提言義務」がベンダー側へ明確に課せられた点につきるんじゃないかと。# だって要件定義が難しいなんて皆身に染みて知ってることだよね
これってベンダー側に厳しい判定ですが、それがかえって、プロマネが失敗を自ら選択する良い「ふんぎり」になってくれるんじゃないか、と思います。
今までは、どうみてもデスマーチな案件を死中に活を求めて突き進む選択(あるいは押しつけ)が「売上至上主義」のなかで肯定されてきたわけです。
まっとうかつ論理的に中止を進言したプロマネが「ヘタレ」と罵られキャリアを傷つけられるような、間違った風潮すら、のさばっていたのを否定する人は居ないですよね。
今後は、そういう考え方を改善する方向へベンダー自身が持っていかないと最終的な失敗時に損害賠償という形でベンダー自身の屋台骨を揺るがす事態になってきます。
つまりプロマネが「ノー」と言える権限、あるいは環境がビジネス上もより必要性を増してくる、ということになるんじゃないでしょうか。
それらが用意できない会社は今後、淘汰されていくでしょう。もちろん、そこまでの変革をすぐには期待できないので当面はプロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」と脅せる武器が一個増えた感じですかね。
# そこで逃げたり、こっちに責任を押しつけるような相手には、こちらも逃げ一択
今、まさに中止したい案件やってるんだけど、俺、環境も納期も見積りも何も決めてないんだよね。ほんとすげえ話だなと思って適当に流してる。
プロマネがどうこうって言うよりも現場の意見を無視して根拠のない数字を言ってしまう営業がいるとどうにもならない。
#そしてそこの責任が追及されることは無い。
そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。
> そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?
違うだろ。
状況によるよ。開発者がなにもやることないくらい稼働率が低くなってる状況なら利益率を度外視した案件でもやったほうがいい場合があるよ。まあ、大抵の場合つまらない営業がとってきたつまらない案件で開発者が疲弊するのが世の常だろうけど。
そもそも自分たちの給料を充足できないような能力しかない技術者ばかりだと売れないから、その売れない連中とセット売りしなきゃならない営業も大変だと思うぞ。
普通の技術力のある会社の営業は無理して仕事とらないよ。無理して取ってくるのは「売り物(技術者)の質が低い」ことを自覚すべき。
コストが毎日発生してるのに売れない商材なんて、ビックカメラとかならとっとと値下げして赤字でも売り出しちゃうだろ?それと同じだよ。人のせいにする前に自分の足元を見た方が早いと思う。
#技術者と話が出来ない営業はバカだと思うけど、#自分が商材でありコストだってことを自覚しない開発も同じくバカだと思う。
それは黒字案件の話で、赤字案件を取ってきた言い訳にはならない。
赤字案件を取ってきたこと自体は批判されてしかるべきだけどそれなりに現金の入出歴がなければ銀行も金を貸してくれませんので、経営上は仕方ない面は理解できます。
で、普通なら余裕で黒字な案件がきても、赤字案件が尾を引いて黒字案件もひどい状態になる、ってのを繰り返します。
まさにこれですね。
純粋な黒字よりもキャッシュフローの方が重要な局面は存在する。さらに、赤字案件でも、ライバルの仕事を減らしていることは確かなので、市場を寡占化するための活動、いわゆる「ダンピング」だと思えば、経済活動としては確かな価値がある。
IT系の技術者は一般の人からはネガティブ思考と取られるくらいリスクを回避したがるから営業が積極的に急かさないと取れる仕事も取れないみたいなイメージはあるのかもしれない。
必要なのは誰が(たとえ技術者でないとしても)見ても客観的と言える要件定義と見積り方法なんだろうけど、そこに行き着ける会社ってのはなかなかなさそうだねえ。
#自分で全部仕切った案件に関しては利益出てるんだけどなあ。
技術者はネガティブなのではなく現実主義なだけですよ。リスクはバグと同じように少なからず起こるものだし、全部回避しないと納品できないので、あらかじめ予想できるリスクについては前もって回避策を立てようとするのは当然です。
営業は加算評価で、技術者は減点評価だからじゃね?>リスクを回避
>全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。今の日本の司法制度でそれはないな。違法な企業でも「潰したくない会社」は潰さないから。
またIT業界にそんな自浄作用があれば、こんなに苦労してない。IT業界の定番の不条理の一つに「責任ある地位の人が無責任」だってことがあるんだけど、たとえばその一例が「顧客が自分の作りたい物に対して漠然としたイメージさえ持ってない」だよね。なにが作りたいか決めてくれないのに、はたして「今のままではあなたの欲しい物が作れない」ことを論理的に証明できるでしょうか?それは悪魔の証明になりはしないでしょうか?
今回の判決で「「中止提言義務」がベンダー側へ明確に課せられた」としても、実質的にその権限は現場にないまま失敗の責任だけ押しつけられて、IT業界の不条理をさらに推し進める結果になるだけだと思うな。
「実質的にその権限は現場にない」ベンダにおいては不条理が加速されるだけの可能性はありますが、ベンダ自体に中止提言義務違反による赤字が重なっていくので最終的には衰弱するかと思います。
正しく権限を付与するベンダも無論あるでしょうから、長期的にはそっちが優勢になる、筈。
この国は作るモノの質(仕事の成果)よりも客に取り入って仕事を貰う方が良しとされる傾向が強いし仕方ない
基幹システムをPHPはまだ許せるが、浮動小数点の除算で「計算がおかしくなる!!」と騒いでいたり「内部の人間しか使わないからセキュリティにこだわるな」とSQLインジェクションにノーガードを強要されたりと本当に逃げ出したかった現場があったんだが、そこも中身よりも接待だったなぁ・・・
テレビなんかで、受注してヒーローになる営業が描かれるドラマはあっても、その陰で実際に対応している人が賞賛されるドラマって印象にないねぇ。
ドラマじゃないけど、『プロジェクトX』とか。
ボーカル、ギターは目立つけどベースやドラムは目立たないみたいな。
おっとTOKIO城島の悪口はそこまでだ!
適当に流してる貴方はその会社に相応しい人材だと思うよ
そのプロマネが多重派遣でやってきた身元偽装の雇われさん、なんてのもよくある話で。そんなプロマネには当然ながら、「前進」以外のコマンドは用意されていません。
まずはクライアントに所属会社の開示をする所からですね。まともなプロジェクトは、ちゃんと開示してるイメージ。
プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」
キミ、自分の仕事をなんだと思ってるの?くらいにしか返されないだろう。
実際、そうなんだよね。
プロマネ:「このプロジェクト、計画が破綻してます」偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」
となるだけだよ。実際、騙されて引き継がされたプロジェクトで最近そうなった。前任者が客を騙してたんだけど、後始末と責任を押し付けられ・・・・耐えられませんでした。(承認者のお前の責任は一体どうなってんだよ、って心底思ったよ)
余計にプロマネの悲劇が増えるだけだと思うなぁ、この判決。
こういう愚痴こぼしてるのよく見かけるけど、責任押し付けられるとどうなるの?出来ないものは出来ないんだし、赤字になったって自分の懐が痛むわけでもないし、頭下げてごめんなさいって言っちゃえば、それ以上の責任を取るのは自動的にもっと偉い人に移る。
せいぜい自分の査定が悪くなるくらいしか思いつかないんだけど、それってそんなに問題?ITプロマネなんていくらでも転職先みつかるだろうに。正直、何がそんなに耐えられないのかよう分からんのだよねー。
>そんなに問題
問題だろ。そしてそれが原因でボーナスカットになるなら自分の懐痛むだろ。
その程度の意識だから、軽く見られて責任の擦り付けが行われる。
「できません」って言ったら、「じゃあ俺に出来ることは何だ?」って上司に言ってもらえるのがまともなマネージャ。
「ボーナス考えとけよ」って言われるだけで必死こいて何でもしてくれるような奴はまぁ…重宝されてんだろうな。うん、貴重な人材だよ、軽んじられてなんかいないよね。
> 偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」
そこでこう言い返せるようになったってことだよ。
プロマネ「じゃあ続けてもいいんですか?炎上して 損害賠償沙汰になったときは貴方の責任にしますよ。 あ、この会話、録音してますから」
中止提言を行うという責任を果たしてるんですよね。中止提言を握りつぶした責任は上司にしか発生しない。
継続を諦めるに至った過程での責任は社内でプロマネが問われるけどね。別にプロマネ無罪的な話じゃない。
いや、一番の問題はそこではなく、
中止提言した場合に「責任が現場のみに集中する」ってのが中止が困難な理由。
中止によって損失が出ても、なぜ中止するに至ったのかの責任割合は精査されずに、上司・営業の「いや、おれは継続を提案したけど、現場が独断で中止したんだ」の一言で開発の問題とされてしまう。
だからと言って経緯の精査をしようとすると「犯人探しに生産性は無い」と言ってうやむやになる。下の方で出てる赤い線の動画はほんとよくできてる。
逃げ得が問題になる組織では責任の所在に関らず関係者全員の責任とする運命共同体ルールが向いているかもね。
随時録音してない人も多いだろうし、「あとで書面送りますのでサインしてください。じゃないとやりません。」ってのも必要ですね。この裁判の話すればいいし、言いやすくなったと思うよ。
失敗した営業は、破門・絶縁・除名・除籍回状を廻すのよ。ITベンダー業界で。
なんか妙な事を言ってるなと感じる。「ノー」と言えるプロマネってのはつまり、利益の伴わないプロジェクトである事を上長や相手方に説明できて、プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、だって実際にビジネス上もっと偉い立場の人が存在してしまっているわけだから。
個人的に拒否するというのは、当然なが
言いたいことはわかるけど、あまり現場を知らない人の意見っぽい感じがする。
> プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。まず、この前提がおかしい。だって実務では、円滑なんてありえない。ゴジラの前に立ちふさがるようなもの。例え進行を止められても周囲への被害ゼロなんてウルトラマンでも無理。
> 単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、これも、ありえないってのがありえない。だってほぼ世界中で(日本以外)は、IT業界に限らず、現場の担当者が全権を持つのがごく一般的なことだもの。現状の日本が、あまりにも現場の権限が弱すぎるんだよ。それが失敗PJを呼び込む一因になっているのは間違いない。
> 「ノー」を実行する能力をもつプロマネが、ビジネス上もより必要性を増してくる、それは確かにそうなんだけど、今まではその能力を実行させないような封じ込めがあったってこと。そういうプロマネの武勇伝が話題になるのはまだまだ、もう少し先になるんじゃないかな。
>だってほぼ世界中で(日本以外)は、IT業界に限らず、>現場の担当者が全権を持つのがごく一般的なことだもの。
日本人の謙遜なのか分からないけど、それ大嘘だから。権限委譲が進んでる外資でもフツーにビジネスマネージャ(取締役クラス)が判断するよ。ただ、権限がビジネスマネージャーに集中してるから撤退判断が日本に比べて早いってだけ。支社クラスなんて取締役にすら権限がなくて本国の判断で全て決まることも少なくない。
スルガの件は本国が日本金融業界特有のビジネスマナーを知らなかったから刺されただけ。日本IBMも今や単なるグローバルブランチの1つに過ぎないからね、本国に逆らう余力なんてあったらあんな酷いリストラの仕組みは作らんよ。
#PMが全権握ってるなんてPMPの世界にしか存在しない。
> 単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、これも、ありえないってのがありえない。
そんなばかな。顧客の同意を取らずにどうやって中止するのさ。裁判でも起こすつもり?本当にやる気なら会社レベルの対応が要る訳だから、当然上層部の判断が必要。そうでないのなら、当然いい加減なぶん投げを上層部が許す筈も無い。プロマネに権限が与えられているなんて形式上の話で、業務上問題のある判断は横槍が入るに決まってるでしょ。
それは、あくまで現状の仕組みで考えてるから「そんなばかな」になるんだよ。
顧客の同意?裁判?最終判断をプロマネに任せます、という契約を最初から結んでいれば同意も裁判もいらないよね。まずは実行ありきな契約を変える。PMが了承するまでは仮契約とかさ。
中止の可能性も元から折り込み済みなんだったら上層部だとか会社レベルの対応とかも準備済みになってないとおかしい。PMがどう判断するにせよ、どちらの選択にも対応できる態勢を作れて初めて「全権を与えた」って事になるんじゃないの。# 事実上GOしか選べない態勢で、PMに判断を委ねるとか言うの、おかしいでしょ
ただ実際は全権を持つって言っても独裁者ってわけじゃないからね。会社としての意向を踏まえた上での委任なわけだから顧客や上層部との話し合いは必ず行われるし、逆に根回しなしでいきなり中止とかするプロマネがいたら速攻権限を取り上げて他の奴に回すだけだよ。
最終判断をプロマネに任せます、という契約を最初から結んでいれば同意も裁判もいらないよね。
へえ。なるほどそういう契約なら、営業上の問題は無さそうです。そのプロマネは相当な評価を顧客から得られているようですね。その条件を普通のプロジェクトに適用できるというのなら、まさにウルトラマンのような信頼を実績で勝ち得ているのでしょうな。
ぶっちゃけ、仰ることに異論はありません。最終のパラグラフなどは自分の考えている内容と同じと言ってもいい。大本の異論は、営業責任も組織系統も無視した権利をプロマネにくれと言っているかのように見えたという事です。プロジェクトを中止できないのは偉い方の同意が得られない為なのに、権限だけ強めてくれなんて論調でしたからね。
ぐだぐだな事例のコメントが見受けられますが,すべての会社がそういう情況ではないですよ。 # 失敗しないとは言いませんけどね
下請けや外注に丸投げするだけで何もできない元請のPMに権限を、ですか?正気ですか?
元請の名ばかりPMを全廃するほうが効果的だと思ったり思わなかったりラジバンダリ。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:5, すばらしい洞察)
今回のポイントは、なによりも「中止提言義務」が
ベンダー側へ明確に課せられた点につきるんじゃないかと。
# だって要件定義が難しいなんて皆身に染みて知ってることだよね
これってベンダー側に厳しい判定ですが、それがかえって、プロマネが失敗を自ら選択する
良い「ふんぎり」になってくれるんじゃないか、と思います。
今までは、どうみてもデスマーチな案件を
死中に活を求めて突き進む選択(あるいは押しつけ)が
「売上至上主義」のなかで肯定されてきたわけです。
まっとうかつ論理的に中止を進言したプロマネが「ヘタレ」と罵られ
キャリアを傷つけられるような、間違った風潮すら、のさばっていたのを
否定する人は居ないですよね。
今後は、そういう考え方を改善する方向へベンダー自身が持っていかないと
最終的な失敗時に損害賠償という形でベンダー自身の屋台骨を揺るがす事態に
なってきます。
つまりプロマネが「ノー」と言える権限、あるいは環境が
ビジネス上もより必要性を増してくる、ということになるんじゃないでしょうか。
それらが用意できない会社は今後、淘汰されていくでしょう。
もちろん、そこまでの変革をすぐには期待できないので当面は
プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」と
脅せる武器が一個増えた感じですかね。
# そこで逃げたり、こっちに責任を押しつけるような相手には、こちらも逃げ一択
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:4, すばらしい洞察)
今、まさに中止したい案件やってるんだけど、俺、環境も納期も見積りも何も決めてないんだよね。
ほんとすげえ話だなと思って適当に流してる。
プロマネがどうこうって言うよりも現場の意見を無視して根拠のない数字を言ってしまう営業がいるとどうにもならない。
#そしてそこの責任が追及されることは無い。
Re: (スコア:0)
そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:2)
> そういう営業がいる方が業績がいいから、会社が生き残ってるんじゃないの?
違うだろ。
Re: (スコア:0)
状況によるよ。開発者がなにもやることないくらい稼働率が低くなってる状況なら利益率を度外視した案件でもやったほうがいい場合があるよ。
まあ、大抵の場合つまらない営業がとってきたつまらない案件で開発者が疲弊するのが世の常だろうけど。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:1)
そもそも自分たちの給料を充足できないような能力しかない技術者ばかりだと売れないから、
その売れない連中とセット売りしなきゃならない営業も大変だと思うぞ。
普通の技術力のある会社の営業は無理して仕事とらないよ。
無理して取ってくるのは「売り物(技術者)の質が低い」ことを自覚すべき。
コストが毎日発生してるのに売れない商材なんて、
ビックカメラとかならとっとと値下げして赤字でも売り出しちゃうだろ?それと同じだよ。
人のせいにする前に自分の足元を見た方が早いと思う。
#技術者と話が出来ない営業はバカだと思うけど、
#自分が商材でありコストだってことを自覚しない開発も同じくバカだと思う。
Re: (スコア:0)
営業がなんにもわかってなくても、エンジニアのスキルがなくても、売っちゃえばお客さんが不満たらたら言っててもお金は入ってくるので。
会社が生き残るで言えばそうなんだと思います。
特に日本は付き合いという文化があって、より良い物を作る企業より前に取引したことある企業との付き合いを大事にしますし。仕事とっちゃえば勝ちみたいなところはありますね。
Re: (スコア:0)
それは黒字案件の話で、赤字案件を取ってきた言い訳にはならない。
Re: (スコア:0)
赤字案件を取ってきたこと自体は批判されてしかるべきだけど
それなりに現金の入出歴がなければ銀行も金を貸してくれませんので、経営上は仕方ない面は理解できます。
で、普通なら余裕で黒字な案件がきても、赤字案件が尾を引いて黒字案件もひどい状態になる、ってのを繰り返します。
Re: (スコア:0)
まさにこれですね。
純粋な黒字よりもキャッシュフローの方が重要な局面は存在する。さらに、赤字案件でも、ライバルの仕事を減らしていることは確かなので、市場を寡占化するための活動、いわゆる「ダンピング」だと思えば、経済活動としては確かな価値がある。
Re: (スコア:0)
IT系の技術者は一般の人からはネガティブ思考と取られるくらいリスクを回避したがるから
営業が積極的に急かさないと取れる仕事も取れないみたいなイメージはあるのかもしれない。
必要なのは誰が(たとえ技術者でないとしても)見ても客観的と言える要件定義と見積り方法なんだろうけど、
そこに行き着ける会社ってのはなかなかなさそうだねえ。
#自分で全部仕切った案件に関しては利益出てるんだけどなあ。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:2)
技術者はネガティブなのではなく現実主義なだけですよ。
リスクはバグと同じように少なからず起こるものだし、全部回避しないと納品できないので、あらかじめ予想できるリスクについては前もって回避策を立てようとするのは当然です。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:1)
営業は加算評価で、技術者は減点評価だからじゃね?>リスクを回避
Re: (スコア:0)
>全体的な不合理があったとして、それを解決できない企業は廃れていくことを期待したいんだけれど。
今の日本の司法制度でそれはないな。違法な企業でも「潰したくない会社」は潰さないから。
またIT業界にそんな自浄作用があれば、こんなに苦労してない。
IT業界の定番の不条理の一つに「責任ある地位の人が無責任」だってことがあるんだけど、
たとえばその一例が「顧客が自分の作りたい物に対して漠然としたイメージさえ持ってない」だよね。
なにが作りたいか決めてくれないのに、はたして「今のままではあなたの欲しい物が作れない」ことを
論理的に証明できるでしょうか?それは悪魔の証明になりはしないでしょうか?
今回の判決で「「中止提言義務」がベンダー側へ明確に課せられた」としても、実質的にその権限は現場にないまま
失敗の責任だけ押しつけられて、IT業界の不条理をさらに推し進める結果になるだけだと思うな。
Re: (スコア:0)
「実質的にその権限は現場にない」ベンダにおいては不条理が加速されるだけの可能性はありますが、
ベンダ自体に中止提言義務違反による赤字が重なっていくので最終的には衰弱するかと思います。
正しく権限を付与するベンダも無論あるでしょうから、長期的にはそっちが優勢になる、筈。
Re: (スコア:0)
この国は作るモノの質(仕事の成果)よりも客に取り入って仕事を貰う方が良しとされる傾向が強いし仕方ない
基幹システムをPHPはまだ許せるが、浮動小数点の除算で「計算がおかしくなる!!」と騒いでいたり
「内部の人間しか使わないからセキュリティにこだわるな」とSQLインジェクションにノーガードを強要されたりと
本当に逃げ出したかった現場があったんだが、そこも中身よりも接待だったなぁ・・・
Re: (スコア:0)
テレビなんかで、受注してヒーローになる営業が描かれるドラマはあっても、その陰で実際に対応している人が賞賛されるドラマって印象にないねぇ。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:1)
ドラマじゃないけど、『プロジェクトX』とか。
Re: (スコア:0)
ボーカル、ギターは目立つけどベースやドラムは目立たないみたいな。
Re: (スコア:0)
おっとTOKIO城島の悪口はそこまでだ!
Re: (スコア:0)
適当に流してる貴方はその会社に相応しい人材だと思うよ
Re: (スコア:0)
そのプロマネが多重派遣でやってきた身元偽装の雇われさん、なんてのもよくある話で。
そんなプロマネには当然ながら、「前進」以外のコマンドは用意されていません。
まずはクライアントに所属会社の開示をする所からですね。
まともなプロジェクトは、ちゃんと開示してるイメージ。
Re: (スコア:0)
プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」
キミ、自分の仕事をなんだと思ってるの?くらいにしか返されないだろう。
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:3, 参考になる)
プロマネ自身が「無理に進めたときの損害は誰が責任取ってくれるんです?」
キミ、自分の仕事をなんだと思ってるの?くらいにしか返されないだろう。
実際、そうなんだよね。
プロマネ:「このプロジェクト、計画が破綻してます」
偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」
となるだけだよ。実際、騙されて引き継がされたプロジェクトで最近そうなった。
前任者が客を騙してたんだけど、後始末と責任を押し付けられ・・・・耐えられませんでした。
(承認者のお前の責任は一体どうなってんだよ、って心底思ったよ)
余計にプロマネの悲劇が増えるだけだと思うなぁ、この判決。
Re: (スコア:0)
こういう愚痴こぼしてるのよく見かけるけど、責任押し付けられるとどうなるの?
出来ないものは出来ないんだし、赤字になったって自分の懐が痛むわけでもないし、
頭下げてごめんなさいって言っちゃえば、それ以上の責任を取るのは自動的にもっと偉い人に移る。
せいぜい自分の査定が悪くなるくらいしか思いつかないんだけど、それってそんなに問題?
ITプロマネなんていくらでも転職先みつかるだろうに。
正直、何がそんなに耐えられないのかよう分からんのだよねー。
Re: (スコア:0)
>そんなに問題
問題だろ。
そしてそれが原因でボーナスカットになるなら自分の懐痛むだろ。
その程度の意識だから、軽く見られて責任の擦り付けが行われる。
Re: (スコア:0)
「できません」って言ったら、「じゃあ俺に出来ることは何だ?」って上司に
言ってもらえるのがまともなマネージャ。
「ボーナス考えとけよ」って言われるだけで必死こいて何でもしてくれるような奴は
まぁ…重宝されてんだろうな。うん、貴重な人材だよ、軽んじられてなんかいないよね。
Re: (スコア:0)
> 偉い人 :「で、どうするんだね?責任はお前が取るのか!」
そこでこう言い返せるようになったってことだよ。
プロマネ「じゃあ続けてもいいんですか?炎上して
損害賠償沙汰になったときは貴方の責任にしますよ。
あ、この会話、録音してますから」
Re: (スコア:0)
中止提言を行うという責任を果たしてるんですよね。
中止提言を握りつぶした責任は上司にしか発生しない。
Re: (スコア:0)
継続を諦めるに至った過程での責任は社内でプロマネが問われるけどね。
別にプロマネ無罪的な話じゃない。
Re: (スコア:0)
いや、一番の問題はそこではなく、
中止提言した場合に「責任が現場のみに集中する」ってのが中止が困難な理由。
中止によって損失が出ても、
なぜ中止するに至ったのかの責任割合は精査されずに、
上司・営業の「いや、おれは継続を提案したけど、現場が独断で中止したんだ」
の一言で開発の問題とされてしまう。
だからと言って経緯の精査をしようとすると「犯人探しに生産性は無い」と言ってうやむやになる。
下の方で出てる赤い線の動画はほんとよくできてる。
逃げ得が問題になる組織では責任の所在に関らず関係者全員の責任とする運命共同体ルールが向いているかもね。
Re: (スコア:0)
随時録音してない人も多いだろうし、
「あとで書面送りますのでサインしてください。じゃないとやりません。」
ってのも必要ですね。
この裁判の話すればいいし、言いやすくなったと思うよ。
今すぐITベンダーは営業の責任を重くせよ (スコア:0)
失敗した営業は、破門・絶縁・除名・除籍回状を廻すのよ。ITベンダー業界で。
Re: (スコア:0)
つまりプロマネが「ノー」と言える権限、あるいは環境が
ビジネス上もより必要性を増してくる、ということになるんじゃないでしょうか。
なんか妙な事を言ってるなと感じる。
「ノー」と言えるプロマネってのはつまり、利益の伴わないプロジェクトである事を上長や相手方に説明できて、
プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。
単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、
だって実際にビジネス上もっと偉い立場の人が存在してしまっているわけだから。
個人的に拒否するというのは、当然なが
Re:今すぐITベンダーはPMの権限を強めよ (スコア:1)
言いたいことはわかるけど、あまり現場を知らない人の意見っぽい感じがする。
> プロジェクトを円滑に中止させられるプロマネって事だろう。
まず、この前提がおかしい。だって実務では、円滑なんてありえない。
ゴジラの前に立ちふさがるようなもの。例え進行を止められても周囲への被害ゼロなんてウルトラマンでも無理。
> 単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、
これも、ありえないってのがありえない。
だってほぼ世界中で(日本以外)は、IT業界に限らず、
現場の担当者が全権を持つのがごく一般的なことだもの。
現状の日本が、あまりにも現場の権限が弱すぎるんだよ。それが失敗PJを
呼び込む一因になっているのは間違いない。
> 「ノー」を実行する能力をもつプロマネが、ビジネス上もより必要性を増してくる、
それは確かにそうなんだけど、
今まではその能力を実行させないような封じ込めがあったってこと。
そういうプロマネの武勇伝が話題になるのはまだまだ、もう少し先になるんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
>だってほぼ世界中で(日本以外)は、IT業界に限らず、
>現場の担当者が全権を持つのがごく一般的なことだもの。
日本人の謙遜なのか分からないけど、それ大嘘だから。
権限委譲が進んでる外資でもフツーにビジネスマネージャ(取締役クラス)が判断するよ。
ただ、権限がビジネスマネージャーに集中してるから撤退判断が日本に比べて早いってだけ。
支社クラスなんて取締役にすら権限がなくて本国の判断で全て決まることも少なくない。
スルガの件は本国が日本金融業界特有のビジネスマナーを知らなかったから刺されただけ。
日本IBMも今や単なるグローバルブランチの1つに過ぎないからね、
本国に逆らう余力なんてあったらあんな酷いリストラの仕組みは作らんよ。
#PMが全権握ってるなんてPMPの世界にしか存在しない。
Re: (スコア:0)
> 単にプロマネにプロジェクト進退の全権を与えよなんてのはありえない、
これも、ありえないってのがありえない。
そんなばかな。
顧客の同意を取らずにどうやって中止するのさ。裁判でも起こすつもり?
本当にやる気なら会社レベルの対応が要る訳だから、当然上層部の判断が必要。
そうでないのなら、当然いい加減なぶん投げを上層部が許す筈も無い。
プロマネに権限が与えられているなんて形式上の話で、業務上問題のある判断は横槍が入るに決まってるでしょ。
Re: (スコア:0)
それは、あくまで現状の仕組みで考えてるから「そんなばかな」になるんだよ。
顧客の同意?裁判?
最終判断をプロマネに任せます、という契約を最初から結んでいれば
同意も裁判もいらないよね。
まずは実行ありきな契約を変える。PMが了承するまでは仮契約とかさ。
中止の可能性も元から折り込み済みなんだったら上層部だとか会社レベルの対応とかも
準備済みになってないとおかしい。
PMがどう判断するにせよ、どちらの選択にも対応できる態勢を作れて初めて
「全権を与えた」って事になるんじゃないの。
# 事実上GOしか選べない態勢で、PMに判断を委ねるとか言うの、おかしいでしょ
ただ実際は全権を持つって言っても独裁者ってわけじゃないからね。
会社としての意向を踏まえた上での委任なわけだから
顧客や上層部との話し合いは必ず行われるし、逆に根回しなしで
いきなり中止とかするプロマネがいたら速攻権限を取り上げて他の奴に回すだけだよ。
Re: (スコア:0)
最終判断をプロマネに任せます、という契約を最初から結んでいれば
同意も裁判もいらないよね。
へえ。
なるほどそういう契約なら、営業上の問題は無さそうです。
そのプロマネは相当な評価を顧客から得られているようですね。
その条件を普通のプロジェクトに適用できるというのなら、まさにウルトラマンのような信頼を実績で勝ち得ているのでしょうな。
ぶっちゃけ、仰ることに異論はありません。最終のパラグラフなどは自分の考えている内容と同じと言ってもいい。
大本の異論は、営業責任も組織系統も無視した権利をプロマネにくれと言っているかのように見えたという事です。
プロジェクトを中止できないのは偉い方の同意が得られない為なのに、権限だけ強めてくれなんて論調でしたからね。
Re: (スコア:0)
工程の節目ではPMによる進捗報告とPMOによるプロジェクト分析を行い,経営陣が当該プロジェクトの続行・中止を決断します。
ぐだぐだな事例のコメントが見受けられますが,すべての会社がそういう情況ではないですよ。
# 失敗しないとは言いませんけどね
え? (スコア:0)
下請けや外注に丸投げするだけで何もできない元請のPMに権限を、ですか?
正気ですか?
元請の名ばかりPMを全廃するほうが効果的だと思ったり思わなかったりラジバンダリ。