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米Amazonではホワイトカラーの労働環境も過酷? CEOは反論」記事へのコメント

  • 日本でもそうだけど、過剰ともいえる客サービスをすることで、消費者は快適に買い物を楽しめるけど、従業員にとってはかなりストレスな重労働になる。
    外国(特に発展途上国)に行くと店員とか、ものすごい適当だったりするし、店頭でラーメン食ってたりする。
    労働時間が決まってるから、開店ギリギリに来て、ドアの前で開くのを待ってる客より店員の方が遅かったりする。

    良いサービスをして少しでも自分の店・会社を選んでほしい、という努力競争というのはわかるけど、それに甘えて消費者が過度な要求をするようになり、さらなる努力を必要とするようになる。
    消費者側の「そこまでしなくていいよ」「これくらいで十分」という認識も必要になってくるんじゃないだろうか。

    とかいいながら、通販の配送が1日遅れただけでもイライラしてしまう現実・・・ごめん、配送業者の人たち。

    • by Anonymous Coward

      そうそう、欧州もサボリとストライキばかりなんだけど、でも社会全体の生産性は日本よりも上だったりする。
      社会のみんな全員で頑張った結果、めでたく社会全体の生産性を押し下げているって、何なんだろうね…

      • 頑張る事=生産性ではないという事。

        個々のユニットの稼働率が増えたとしても、統御されてなかったら、全体の出力が増えるかはわからない。減る事が多いだろう。
        #歩留まりが悪かったりしてな

        また、頑張っているというのは主観的な話で、その時点のその人間の能力に対して背伸びしている状態であるという事でしか無い。

        --
        #存在自体がホラー
        • > 頑張る事=生産性ではないという事。

          その「生産性」とは何でしょうね?労働生産性、資本生産性、全要素生産性、国民経済生産性のどれでしょう?#2867052では国民経済生産性の事を言っていると思いますけど。

          頑張る事を長時間労働とした場合、生産性は労働生産性では低下、資本生産性は上昇、全要素生産性は低下あるいは上昇(不定)、国民経済生産性は上昇となるでしょうか。

          親コメント
          • 頑張る事=長時間労働という文脈で言うと、

            労働生産性(労働時間あたりのアウトプット) [wikipedia.org]は単純に変わらないか、疲労による低下
            #ただ、労働時間の単位を大きく取れば数字としては増加しているように見えるか?
            ##見えるだけだけど

            資本生産性(固定資産に対するアウトプット) [wikipedia.org]は固定資産の稼働率が上昇する範囲でならば増加するはずだが、稼働率は労働時間のみで上がるわけでもないだろう。生産設備に対して過剰に人的リソースを投入するところまでいくと効率は上がらんと思う。
            #それに、ほとんどホワイトカラーで構成される産業に関しては固定資産の稼働率はあまり上がらないと思う
            ##3交代制とかとれれば別。逆に言うなら、3交代制が成り立つ仕組みを作って運用できれば、生産性は向上するかもしれない。

            全要素生産性(固定資産・流動資産(人件費)に対するアウトプット) [wikipedia.org]は投下資本に人件費が含まれ、人件費が相応に払われているならば、時間あたりの生産性が変わらないならアウトプットも相応に増えているから、乱暴に考えれば変わらないと言えるが、結局、過剰に人的リソースを増やせば、他の要素の投下資本も増えるし、そもそも時間あたりの生産性だって低下するだろうから、まず低下するだろう。

            国民経済生産性 [wikipedia.org]はどうかな、すいません、ちょっと難しいというより、労働時間の延長はあまり寄与しないような気がする。
            #しかもUSD換算というところで騙されるような気が

            結局、労働の単価(労働による生産物につく価値)の話なしで、時間を延ばす話をするのはピントがずれているような気がする。結局、1日は24時間しか無いし。

            --
            #存在自体がホラー
            親コメント
            • #2867248は、生産性なる用語を如何なる意味で使っているのかと問うた訳です。明確なお答が頂ければ幸甚です。

              で、ちと指摘を。

              > 資本生産性(固定資産に対するアウトプット)
              資本生産性は投下した資本(≒生産設備)が生み出す付加価値ですから、投下する労働力は考慮されません。つまり労働力を投下して設備稼働率が上がったとしても、それは単に資本生産性が上昇した事になります。また、設備稼働率が100%の状態で労働力を投下しても資本生産性は横ばいになるでしょうが、それは単に資本生産性が上昇しなかったとなる訳ですね。資本生産性を語る場合に投下労働力の多寡、あるいは労働生産性を語る事は無意味でしょう。

              > 全要素生産性(固定資産・流動資産(人件費)に対するアウトプット)
              全要素生産性で投入するものは、資本および労働力ですね。この文脈で、資本=生産設備=固定資産は結構ですが、人件費は費用であり流動資産ではありませんよ。

              > 国民経済生産性
              国民経済生産性は、GDP(=付加価値)を労働者人口で割った値ですから、GDPを稼ぎ出すのにどれだけの資本が投下され、あるいはどれだけの労働力が投下されるかは関係無いんです。労働時間の増加に対して付加価値の増加がある場合、当然ながら長時間労働により付加価値の増加がある訳で、国全体が長時間労働をしているなら国民経済生産性は上昇します。ですが、投下した労働力がどうのは考慮の外となります。

              親コメント
              • コメント頂きありがとうございます。

                用語の使い方がオカシイのはすいませんでした。B/Sを頭に置いて書いていたので、資産という言葉は適切ではなかったですね。

                > 資本生産性(固定資産に対するアウトプット)
                あくまで、労働力ではなく、労働時間の増加→稼働率の上昇により生産性は上がる、ただし、稼働率は上限があるという事を書きたかったのですが、人的リソースに拡張してしまったので、論旨がぼやけたと思います。すいませんでした。労働時間のみに限定すれば、稼働率の問題だけなので、ご指摘のとおり、生産性の低下は蛇足だと思います。

                > 全要素生産性(固定資産・流動資産(人件費)に対するアウトプット)
                ご指摘のとおり、人件費=流動資産ではないですね。

                > 国民経済生産性
                「労働時間の増加に対して付加価値の増加がある場合」という前提がありましたが、正直、それは考えづらいので、結論としては「労働時間の増加」=GDPへの直接的な影響は考えづらいと思いました。
                #「労働時間の増加に対して付加価値の増加」は考えづらいというより、考慮に入れようとすると話が発散してしまうような気がしました。
                #というか、逆か、付加価値を付けるために結果として労働時間が必要となる場合があるかもしれないが、労働時間の増加は必ずしも付加価値の増加にはならないから

                結局のところ、最後に書いたように、「労働時間」という変数は、「労働による付加価値」の差に比べれば、「生産性」にはあまり大きくは寄与しないと考えます。

                #高並感?中並感?さすがに小並感ではないと思いたい。
                ##そんな小学生やだ

                --
                #存在自体がホラー
                親コメント
              • > 「労働時間の増加に対して付加価値の増加がある場合」という前提がありましたが、正直、それは考えづらいので、
                > 結論としては「労働時間の増加」=GDPへの直接的な影響は考えづらいと思いました。
                現実問題としては、仕事の作業効率を避けて超過勤務を行い残業代を得ている現状もある訳ですから、単純に首肯出来ないのも理解はできます。しかしながら、その様な事が無い、と言うか残業してやっと仕事が回せる現状もやはりある訳です。

                > 結局のところ、最後に書いたように、「労働時間」という変数は、「労働による付加価値」の差に比べれば、「生産性」にはあまり大きくは寄与しないと考えます。
                それは良い着眼だと思います。労働/資本/全要素の3つの生産性は、投下する単位(労働力/資本)に対してどれだけの付加価値が発生するのか、という事ですね。付加価値が同じならば投下した単位の総数が少ない方が生産性が高いと言えます。また投下した単位の総数が同じであれば、付加価値が高い方が生産性が高いと言えます。つまり効率的に作業を行う事でも、付加価値が高いものの生産を行う事でも、生産性が高い状態を作り出せる訳です。

                日米の企業の比較をしてみましょう。もっとも会計方法が日米で同じではないため、参考程度にしてください。アメリカ代表はウェルチ氏退任の後ボロボロ状態が続いている(?)GE、日本代表は「選択と集中の成果」と経営陣が誇りまくっている感がある日立製作所です。

                GE:(パーセンテージは売上高に対する比)
                  売上高  148,589M$
                  粗利    64,730M$  43.6%
                  営業利益  26,711M$  18.0%
                  従業員  305,000人

                日立:(パーセンテージは売上高に対する比)
                  売上高  97,620億円
                  粗利   26,748億円  27.4%
                  営業利益  6,005億円   6.2%
                  従業員  333,150人

                こう見ると、日立は粗利率でGEの約半分、売上高営業利益率で1/3程度である事が分かります。また、売上高がGEの半分であるにもかかわらず、常雇用の従業員数はほとんど変わらない事も分かります。経営陣は鼻高々なんでしょうが、実は日立はあまり儲かってないんですね。非効率な生産をやっているか、付加価値の低い製品を営々として作っている事が伺えます。

                実際のところ、日立は日本の会社としてはまだマシな方、もっと酷い所もいっぱいあるわけです。こういう「もうからねー商売」を国を挙げてやっていれば、イタリヤやギリシャよりも低い国民経済生産性となってしまう訳ですね。

                親コメント
              • すごく手間をかけていただき、ありがとうございました。
                勉強になりました。

                #GEと日立か...最近、GEは回転体の会社っていう記述をなんかで見て、なるほどと思ったけど、日立もそう言えるんだよな

                --
                #存在自体がホラー
                親コメント

海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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