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薬学の専門じゃないからあまりめったな事は言えないんだけど、このフリバンセリンって薬は元々は抗うつ剤として作られた物で、おそらくは、「性欲を増進する」というよりは「(おばちゃんが性的なモノになんでもかんでも嫌悪感を示す的な)性的な思考に『ストップを掛ける』脳内の動きを阻害する」って事なのかと。
だから、これは厳密には媚薬ではなく、価値観の扉を開放する薬であって、容量によっては、アブノーマルに対する嫌悪感まで解消されて、過剰にド変態になってしまったり、さらには、性的な嫌悪だけでなく、危険や善悪に対する嫌悪まで薄まってしまって、事件事故を誘発してしまうなんて事はないのかな、って心配してる。
いや、ピンポイントで性欲のみに効くんならそういう心配はいらないんだろうけどさ。そんなのできるの?
この話は逆だと思います。作用機序はほぼ完璧にわかっているんだけど、理論的な効果が実験では「あれ、誤差かな」っていうくらいしか出て来ない、ほんまなんかよ、患者に与えると効果を出そうとして量取りすぎるんじゃないか?って言われているんですね。実験では、服用グループのオナニー回数が月に2.7〜4.5回なのに対して、プラセボグループのオナニー回数が月2.7〜3.7回、つまり、全く効いてない人もいます。
そもそも、性的行動は「キンゼイの二重モデル」ってのがあって、要は性的な気分になるには「興奮させる要素」と「沈静化させる要素」の2つのトリガーがあって、そのせめぎあいである、という仮説なんです。つまり、人間の性的興奮には一つのレバーで「興奮」と「沈静」がガチャンと切り替わるわけじゃなくて、むしろアクセルとブレーキの両方のペダルがついていて、その時々で優勢な方が勝つ、という考え方です。そして、生まれつきや、過去にブレーキとアクセルを同時に踏みまくったなどの理由でペダルそのものが壊れている人を「性的障碍」(不能や不感症)としています。
フリバンセリンの服用によって、ドーパミンとノルアドレナリン(アクセルに相当)が増えて、セロトニン(ブレーキに相当)が減ることが実験的には(もっと詳しい機序も含めて)明らかになっているので、理屈の上では不感症に効果があるし、実験でもそれは確かめられています。でも、なんか思ったほどじゃないよね、って話ですよ。
男性に飲ませても性欲を昂進させちゃいますか?人を陥れるのに使えそうだな...
その効果があるなら抗うつ剤としても使えそうですが、そっちとしてはいまいちだったそうなので作用順序は違うと思う。
薬屋も抗うつ剤として売った方がよほど市場でかいわけだし。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
こいつの問題って (スコア:0)
薬学の専門じゃないからあまりめったな事は言えないんだけど、
このフリバンセリンって薬は元々は抗うつ剤として作られた物で、
おそらくは、
「性欲を増進する」
というよりは
「(おばちゃんが性的なモノになんでもかんでも嫌悪感を示す的な)性的な思考に『ストップを掛ける』脳内の動きを阻害する」
って事なのかと。
だから、これは厳密には媚薬ではなく、価値観の扉を開放する薬であって、
容量によっては、アブノーマルに対する嫌悪感まで解消されて、過剰にド変態になってしまったり、
さらには、性的な嫌悪だけでなく、危険や善悪に対する嫌悪まで薄まってしまって、事件事故を誘発してしまうなんて事はないのかな、
って心配してる。
いや、ピンポイントで性欲のみに効くんならそういう心配はいらないんだろうけどさ。そんなのできるの?
Re:こいつの問題って (スコア:2, 興味深い)
この話は逆だと思います。作用機序はほぼ完璧にわかっているんだけど、理論的な効果が実験では「あれ、誤差かな」っていうくらいしか出て来ない、ほんまなんかよ、患者に与えると効果を出そうとして量取りすぎるんじゃないか?って言われているんですね。実験では、服用グループのオナニー回数が月に2.7〜4.5回なのに対して、プラセボグループのオナニー回数が月2.7〜3.7回、つまり、全く効いてない人もいます。
そもそも、性的行動は「キンゼイの二重モデル」ってのがあって、要は性的な気分になるには「興奮させる要素」と「沈静化させる要素」の2つのトリガーがあって、そのせめぎあいである、という仮説なんです。つまり、人間の性的興奮には一つのレバーで「興奮」と「沈静」がガチャンと切り替わるわけじゃなくて、むしろアクセルとブレーキの両方のペダルがついていて、その時々で優勢な方が勝つ、という考え方です。そして、生まれつきや、過去にブレーキとアクセルを同時に踏みまくったなどの理由でペダルそのものが壊れている人を「性的障碍」(不能や不感症)としています。
フリバンセリンの服用によって、ドーパミンとノルアドレナリン(アクセルに相当)が増えて、セロトニン(ブレーキに相当)が減ることが実験的には(もっと詳しい機序も含めて)明らかになっているので、理屈の上では不感症に効果があるし、実験でもそれは確かめられています。でも、なんか思ったほどじゃないよね、って話ですよ。
Re: (スコア:0)
男性に飲ませても性欲を昂進させちゃいますか?
人を陥れるのに使えそうだな...
Re: (スコア:0)
その効果があるなら抗うつ剤としても使えそうですが、
そっちとしてはいまいちだったそうなので作用順序は違うと思う。
薬屋も抗うつ剤として売った方がよほど市場でかいわけだし。
Re: (スコア:0)