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レコードプレーヤーカートリッジには、主として「MM(ムービングマグネット)型」「MC(ムービングコイル)型」がある(他の構造もある)。嘗て現在の様な高磁力材料磁石が無かった時代に、MC型カートリッジの方が出力電圧が低いが音が良いとの定評が確立し、今日に至っているが、これは高磁力材料磁石が当たり前にある現在でも妥当なのだろうか?単位質量辺りの磁力が増し、軽量化されたレコード針は、ほぼ進歩の止まったコイルの着いたレコード針より大質量のままなのだろうか?
MMとMCの違いですが、可動部の質量もありますが、もっとも大きな違いはそれぞれの磁石の作り出す磁界の磁場分布の違いです。レコードの溝に刻まれた起伏の変化に応じてコイルと磁石の相対位置関係が変化し起電力を生じるのですが、同じ動きでもコイルが切る磁束がMMとMCでは違ってきます。また、磁石の磁力が強くなると、磁気飽和が起こるので軟磁性体で磁気回路を作りにくくなりますし、自己減磁もありますので、強い磁石の特性を引き出すには、従来のMMやMCの構造そのままというのは難しいかもしれませんね。あと、レコード針は、溝をトレースするスタイラスと、動きを上記の磁石やコイルに伝えるカンチレバーがありますが、カンチレバーもある程度剛性が必要なので、磁石が強くなったからと言って、可動部質量全体でみればそれほど軽くもできないでしょう。HDDのシークタイムがなかなか短縮できないのと似たような感じです。そういえばテクニクスのピックアップで、カンチレバーにボロン素材を使ったものがあれましたっけ。#オカルト前夜のハイファイオーディオも復活してくれればいいのに。
レコードという物理メディアを介して、音をやり取りする必要がなくなりましたからねぇ。それこそ、歴史的遺産の意味しか、もうのこっていない気がします。
カッティングマシンの特性、カートリッジの特性、カートリッジから出てくるレベルの低い信号を増幅するイコライザアンプ....スタジオで作った音楽データを、そのまま配信できる今の時代には、もう必要ないですよね。
まだまだ改善が必要なのは、音をデータに変えるところと、データを音を変えるところの性能かなぁ。いいマイクと、いいスピーカーが、これからもっと必要とされる気がします。何か、革新的な技術はないかなぁ。
> まだまだ改善が必要なのは、音をデータに変えるところと、データを音を変えるところの性能かなぁ。
商売優先でマスタリングをしている連中の耳が改善されればそうとう良くなると思う
消費者が「そういういい音」を買わない限り改善はしないですよ。彼らマスタリングしている連中はコンプかけまくった音が売れると探り当てたわけですからね。消費者全体の嗜好傾向が変わり、それがエンジニア連中に伝わって変革されるのって10年くらいはかかるんじゃないすかね。まず最初のステップの嗜好が変わることが難しいですね。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
磁石が進歩した今でも、MC型カートリッジの方が良いのか? (スコア:0)
レコードプレーヤーカートリッジには、主として「MM(ムービングマグネット)型」「MC(ムービングコイル)型」がある(他の構造もある)。
嘗て現在の様な高磁力材料磁石が無かった時代に、MC型カートリッジの方が出力電圧が低いが音が良いとの定評が確立し、今日に至っているが、これは高磁力材料磁石が当たり前にある現在でも妥当なのだろうか?
単位質量辺りの磁力が増し、軽量化されたレコード針は、ほぼ進歩の止まったコイルの着いたレコード針より大質量のままなのだろうか?
Re: (スコア:1)
MMとMCの違いですが、可動部の質量もありますが、もっとも大きな違いはそれぞれの磁石の作り出す磁界の磁場分布の違いです。レコードの溝に刻まれた起伏の変化に応じてコイルと磁石の相対位置関係が変化し起電力を生じるのですが、同じ動きでもコイルが切る磁束がMMとMCでは違ってきます。
また、磁石の磁力が強くなると、磁気飽和が起こるので軟磁性体で磁気回路を作りにくくなりますし、自己減磁もありますので、強い磁石の特性を引き出すには、従来のMMやMCの構造そのままというのは難しいかもしれませんね。
あと、レコード針は、溝をトレースするスタイラスと、動きを上記の磁石やコイルに伝えるカンチレバーがありますが、カンチレバーもある程度剛性が必要なので、磁石が強くなったからと言って、可動部質量全体でみればそれほど軽くもできないでしょう。HDDのシークタイムがなかなか短縮できないのと似たような感じです。そういえばテクニクスのピックアップで、カンチレバーにボロン素材を使ったものがあれましたっけ。
#オカルト前夜のハイファイオーディオも復活してくれればいいのに。
Re: (スコア:1)
レコードという物理メディアを介して、音をやり取りする必要がなくなりましたからねぇ。それこそ、歴史的遺産の意味しか、もうのこっていない気がします。
カッティングマシンの特性、カートリッジの特性、カートリッジから出てくるレベルの低い信号を増幅するイコライザアンプ....
スタジオで作った音楽データを、そのまま配信できる今の時代には、もう必要ないですよね。
まだまだ改善が必要なのは、音をデータに変えるところと、データを音を変えるところの性能かなぁ。
いいマイクと、いいスピーカーが、これからもっと必要とされる気がします。
何か、革新的な技術はないかなぁ。
Re: (スコア:0)
> まだまだ改善が必要なのは、音をデータに変えるところと、データを音を変えるところの性能かなぁ。
商売優先でマスタリングをしている連中の耳が改善されればそうとう良くなると思う
Re:磁石が進歩した今でも、MC型カートリッジの方が良いのか? (スコア:0)
消費者が「そういういい音」を買わない限り改善はしないですよ。
彼らマスタリングしている連中はコンプかけまくった音が売れると探り当てたわけですからね。
消費者全体の嗜好傾向が変わり、
それがエンジニア連中に伝わって変革されるのって10年くらいはかかるんじゃないすかね。
まず最初のステップの嗜好が変わることが難しいですね。