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プラッタ数を増やすことでディスクの容量を増やし、かつプラッタを小さくすることでディスクのシークタイムや回転数を上げて毎秒当たりIO数を増やせる
確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。結局、よくあるアプローチ、普通に薄くて小さいHDDを大量に積んだ方がいいんじゃないの?それとも内部的には薄くて小さいHDDを個別大量に積んでるやつをくっつけて売れと言ってる?
全般に、SSDが登場する以前にはよく使われていた、超高速回転の早い熱い高い(信頼性と価格が)三拍子揃った高速HDDを、最後の高いだけ除いて作れと言っているだけにすぎないきもする。でもこれだったらSSD使ってキャッシュするハイブリッドシステムの方がいいんじゃねーの?
駄目だ。凡人素人の俺にはわからん。だれか偉い人解説してくれ
>確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。
むしろI/O速度を稼ぐには有利。実際には、例えば4kBのセクタを8プラッタのHDDに書き込むには、16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい。デカいストレージが、24本のディスクを並行に一気に使ってI/O速度を稼ぐのと同じ考え方。
> 16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい
いや、それ無理。HDDは全ヘッドが一つのアームに固定されており、個別に動かすことはできませんが、今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。書き込みたいヘッドごとに、ちょうど目的のトラックの上にくるよう位置調整しながら読み書きする必要があるので、全ヘッド同時に読み書きはできないのです。
ヘッドを増やすことのメリットは、シークタイムの減少ですね。シークせずに読み書きできるデータ容量はヘッド数に比例しますし、プラッタ径を小さくした方がシークにかかる時間が減りますので、同じ容量の場合、「枚数を増やし、そのかわり半径(トラック数)を減らした」方が、より高速になります。
>今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。
まじすか。つまり、ヘッド一つの位置合わせはできるけど、そもそも位置を揃えられるようにプラッタとヘッダを並べられないのか。
嘘言ってすみません。
>全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗るほどの精度が出せません。
溝を切った円盤を重ねて使う、のでなくて、まっさらな円盤を重ねてまとめて溝を切るもんだと思ってたが。で一面はデータ記録には使わずサーボ専用の信号が書いてあると思っていたが。
まあ日進月歩なのでいろいろあるんでしょう。
あと枚数で容量ラインアップを作るのに、並列読み書きを入れると自由度がなくなるのでやりにくいというのもあると思う。
えっと、ソースがWikipedia [wikipedia.org]ですみませんが、
当初はプラッタの一面はサーボの位置情報によって占有されていた(サーボ面サーボ)が、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、データの合間にサーボの位置情報が織り交ぜられる現在の方式(データ面サーボ)になっている
というわけで、
> 一面はデータ記録には使わずサーボ専用の信号が書いてあると思っていた
それは知識が古すぎます。今時のHDDはトラックピッチが50nmとかヘッドの位置決め精度が10nm以内といったレベルプラッタ回転の軸ぶれによるトラックの位置ずれも追従しなきゃならないぐらいなので、サーボ面でヘッドの位置合わせをすれば他のヘッドもトラックの上に乗るなんて期待できるものではありません。
(私は元コメで「最近の」という言葉をつかいましたが、サーボ面を使うような、いにしえのHDDでは、複数ヘッドで同時読み書きするものもあったと記憶しています)
>それは知識が古すぎます。
人間も古いので勘弁ね。
トラックの位置を決めてからプラッタを束ねるのでなくプラッタを束ねてからトラックの位置を決めればよさそうな気がするけど、そんな製法ではないってこと?
> プラッタを束ねてからトラックの位置を決めればよさそう
そのやり方で10nmオーダーの精度が出せないって話ですね。プラッタの回転軸に10nmのブレや遊びがあったらダメ、ヘッドは10nmのゆがみが出ないレベルの剛体じゃないとダメ、なんていうのは無理。
で、よくよく考えてみると、さらに最近のHDDはヘッドの2段駆動 [businesswire.com]なんてものもあるんですよね。(従来通りアーム全体をシークさせるアクチュエータに加えて、ヘッドの部分だけを微稼働させられる構造にすることで、トラッキングの精度向上・速度向上をめざしている)そういうタイプのHDDなら、複数ヘッドの同時トラッキング=同時読み書きも技術的には実現可能そうです。
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厚くするより小分けじゃないの? (スコア:0)
プラッタ数を増やすことでディスクの容量を増やし、かつプラッタを小さくすることでディスクのシークタイムや回転数を上げて毎秒当たりIO数を増やせる
確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。
結局、よくあるアプローチ、普通に薄くて小さいHDDを大量に積んだ方がいいんじゃないの?それとも内部的には薄くて小さいHDDを個別大量に積んでるやつをくっつけて売れと言ってる?
全般に、SSDが登場する以前にはよく使われていた、超高速回転の早い熱い高い(信頼性と価格が)三拍子揃った高速HDDを、最後の高いだけ除いて作れと言っているだけにすぎないきもする。でもこれだったらSSD使ってキャッシュするハイブリッドシステムの方がいいんじゃねーの?
駄目だ。凡人素人の俺にはわからん。
だれか偉い人解説してくれ
Re: (スコア:1)
>確かに回転数を上げると速度は上がるけど、でもHDDのヘッドってプラッタごとに独立して無くて全部一度に動くよね。すると結局不利なんじゃ。
むしろI/O速度を稼ぐには有利。
実際には、例えば4kBのセクタを8プラッタのHDDに書き込むには、16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい。
デカいストレージが、24本のディスクを並行に一気に使ってI/O速度を稼ぐのと同じ考え方。
Re:厚くするより小分けじゃないの? (スコア:2)
> 16ヘッダを並行につかって256Bづつ書き込めばいい
いや、それ無理。HDDは全ヘッドが一つのアームに固定されており、個別に動かすことはできませんが、
今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。
書き込みたいヘッドごとに、ちょうど目的のトラックの上にくるよう位置調整しながら読み書きする必要があるので、
全ヘッド同時に読み書きはできないのです。
ヘッドを増やすことのメリットは、シークタイムの減少ですね。シークせずに読み書きできるデータ容量はヘッド数に比例しますし、
プラッタ径を小さくした方がシークにかかる時間が減りますので、
同じ容量の場合、「枚数を増やし、そのかわり半径(トラック数)を減らした」方が、より高速になります。
Re:厚くするより小分けじゃないの? (スコア:1)
>今時のHDDはトラック密度高いので「全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗る」ほどの精度が出せません。
まじすか。
つまり、ヘッド一つの位置合わせはできるけど、そもそも位置を揃えられるようにプラッタとヘッダを並べられないのか。
嘘言ってすみません。
Re: (スコア:0)
>全ヘッドがすべて目的のトラックのちょうど真上に乗るほどの精度が出せません。
溝を切った円盤を重ねて使う、のでなくて、まっさらな円盤を重ねて
まとめて溝を切るもんだと思ってたが。
で一面はデータ記録には使わずサーボ専用の信号が書いてあると思っていたが。
まあ日進月歩なのでいろいろあるんでしょう。
あと枚数で容量ラインアップを作るのに、並列読み書きを入れると
自由度がなくなるのでやりにくいというのもあると思う。
Re:厚くするより小分けじゃないの? (スコア:1)
えっと、ソースがWikipedia [wikipedia.org]ですみませんが、
というわけで、
> 一面はデータ記録には使わずサーボ専用の信号が書いてあると思っていた
それは知識が古すぎます。
今時のHDDはトラックピッチが50nmとかヘッドの位置決め精度が10nm以内といったレベル
プラッタ回転の軸ぶれによるトラックの位置ずれも追従しなきゃならないぐらいなので、
サーボ面でヘッドの位置合わせをすれば他のヘッドもトラックの上に乗るなんて期待できるものではありません。
(私は元コメで「最近の」という言葉をつかいましたが、サーボ面を使うような、いにしえのHDDでは、複数ヘッドで同時読み書きするものもあったと記憶しています)
Re: (スコア:0)
>それは知識が古すぎます。
人間も古いので勘弁ね。
Re: (スコア:0)
トラックの位置を決めてからプラッタを束ねるのでなく
プラッタを束ねてからトラックの位置を決めればよさそうな気がするけど、
そんな製法ではないってこと?
Re:厚くするより小分けじゃないの? (スコア:1)
> プラッタを束ねてからトラックの位置を決めればよさそう
そのやり方で10nmオーダーの精度が出せないって話ですね。
プラッタの回転軸に10nmのブレや遊びがあったらダメ、
ヘッドは10nmのゆがみが出ないレベルの剛体じゃないとダメ、
なんていうのは無理。
で、よくよく考えてみると、さらに最近のHDDはヘッドの2段駆動 [businesswire.com]なんてものもあるんですよね。
(従来通りアーム全体をシークさせるアクチュエータに加えて、ヘッドの部分だけを微稼働させられる構造にすることで、トラッキングの精度向上・速度向上をめざしている)
そういうタイプのHDDなら、複数ヘッドの同時トラッキング=同時読み書きも技術的には実現可能そうです。