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全員に最低ラインの所得を保障することがベーシックインカムの軸なんだから、一部だけ試験導入してるって時点で違うものじゃね?(強いて言えば「失業者全員に支給」とかならまだわからんでもないけど)
「運よく適職を見つけた人だけ生き残れます」と「運良く失業したけどベーシックインカム受給できた人だけ生き残れます」ってどう違うんだ?そこで「ベーシックインカムの試験対象にならなかった人は別の(既存の)社会保障を与えます」をしちゃうと、ベーシックインカムのシステムを真っ向から否定する要素になるから、ベーシックインカムのテストとして機能しないんじゃないの?
ベーシックインカムの目的である「起業等のチャンスの均一化」や「福祉コストの軽減」が見えない試験にどんだけの意味があるのだろう。一歩間違えば政権が人気取りのために金ばらまいてるだけってオチにすらなりかねないような気もするんだが。
別に、完璧に本番運用と同じにしようとしてるわけじゃないでしょ。
> 2年間の実験で、ベーシックインカムの導入が失業率の低下に影響をもたらすのかを調べるのだという。
これだけ調べられれば良いんじゃない?
> ベーシックインカムとは「政府による、無条件の最低限生活保障の定期的な支給」であるため、就業による> 支給打ち切りの心配がない。よって、たとえ低収入の仕事であっても失業者は気軽に次の仕事に就くことが> できるため、失業率が低減する、というのが大枠の論理だ。
フィンランドでは、これが一番のメリットだと考えてるんじゃないかな。失業率が上がってるそうだし。
すごいざっくりと単純化したモデルで考えてみよう。
Aさん:大工の適性があって、販売員の適性はないBさん:販売員の適性があって、大工の適性はない
という2人が居たとする。
ベーシックインカムが目指す社会って
Aさん:販売員になったけど、うまくいかない→退職してベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す→Bさんが大工を辞めてるので大工の雇用がある→次は大工になってみた、適性があるので安定して稼働できる!
Bさん:大工になってみたけど、うまくいかない→退職してベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す→Aさんが販売員を辞めてるので販売員の雇用がある→今度は販
> 販売員になったけど、うまくいかない> →ベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す> →でも販売員の仕事しかないなぁ(´・ω・`)> →失業状態が続く(か、再び販売員になってすぐ辞めるか)
「→でも販売員の仕事しかないなぁ(´・ω・`)」が違うんじゃないですかね。
BIは就職しても払われるわけで、「普通なら安くてやってらんない金額だけど、BIあるし大工の仕事があったのでやってみたらはまったので働き続ける」があるんじゃないですかね。
ハテ、実験終わったらどうすんだろ
雇用って解雇がないと流動性が落ちるのですよ
BI貰ってない人が(生活がかかってるので)必死にしがみついてる仕事に、未経験者のBI受給者が気軽にチャレンジ出来るかというと微妙雇用側はわざわざ採用枠を増やす理由があまりないですもん
まぁBIが整備されれば解雇もしやすくなるでしょうし(心理的にも、制度的にも多分)、自主退職もしやすくなるでしょう
今の実験段階においてもわざわざ採用枠が増えてなくても、普通なら応募が無いような安い給料の定時に対しても応募できるわけでそのへんを実験するんじゃないですかね
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
実験って言うけどさぁ (スコア:2, すばらしい洞察)
全員に最低ラインの所得を保障することがベーシックインカムの軸なんだから、一部だけ試験導入してるって時点で違うものじゃね?
(強いて言えば「失業者全員に支給」とかならまだわからんでもないけど)
「運よく適職を見つけた人だけ生き残れます」と「運良く失業したけどベーシックインカム受給できた人だけ生き残れます」ってどう違うんだ?
そこで「ベーシックインカムの試験対象にならなかった人は別の(既存の)社会保障を与えます」をしちゃうと、ベーシックインカムのシステムを真っ向から否定する要素になるから、ベーシックインカムのテストとして機能しないんじゃないの?
ベーシックインカムの目的である「起業等のチャンスの均一化」や「福祉コストの軽減」が見えない試験にどんだけの意味があるのだろう。
一歩間違えば政権が人気取りのために金ばらまいてるだけってオチにすらなりかねないような気もするんだが。
Re: (スコア:1)
別に、完璧に本番運用と同じにしようとしてるわけじゃないでしょ。
> 2年間の実験で、ベーシックインカムの導入が失業率の低下に影響をもたらすのかを調べるのだという。
これだけ調べられれば良いんじゃない?
> ベーシックインカムとは「政府による、無条件の最低限生活保障の定期的な支給」であるため、就業による
> 支給打ち切りの心配がない。よって、たとえ低収入の仕事であっても失業者は気軽に次の仕事に就くことが
> できるため、失業率が低減する、というのが大枠の論理だ。
フィンランドでは、これが一番のメリットだと考えてるんじゃないかな。
失業率が上がってるそうだし。
Re: (スコア:-1)
すごいざっくりと単純化したモデルで考えてみよう。
Aさん:大工の適性があって、販売員の適性はない
Bさん:販売員の適性があって、大工の適性はない
という2人が居たとする。
ベーシックインカムが目指す社会って
Aさん:
販売員になったけど、うまくいかない
→退職してベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す
→Bさんが大工を辞めてるので大工の雇用がある
→次は大工になってみた、適性があるので安定して稼働できる!
Bさん:
大工になってみたけど、うまくいかない
→退職してベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す
→Aさんが販売員を辞めてるので販売員の雇用がある
→今度は販
Re: (スコア:2)
> 販売員になったけど、うまくいかない
> →ベーシックインカムで食いつないで、次の仕事を探す
> →でも販売員の仕事しかないなぁ(´・ω・`)
> →失業状態が続く(か、再び販売員になってすぐ辞めるか)
「→でも販売員の仕事しかないなぁ(´・ω・`)」
が違うんじゃないですかね。
BIは就職しても払われるわけで、
「普通なら安くてやってらんない金額だけど、BIあるし大工の仕事があったのでやってみたらはまったので働き続ける」
があるんじゃないですかね。
ハテ、実験終わったらどうすんだろ
Re: (スコア:0)
雇用って解雇がないと流動性が落ちるのですよ
BI貰ってない人が(生活がかかってるので)必死にしがみついてる仕事に、未経験者のBI受給者が気軽にチャレンジ出来るかというと微妙
雇用側はわざわざ採用枠を増やす理由があまりないですもん
Re:実験って言うけどさぁ (スコア:2)
まぁBIが整備されれば解雇もしやすくなるでしょうし(心理的にも、制度的にも多分)、
自主退職もしやすくなるでしょう
今の実験段階においてもわざわざ採用枠が増えてなくても、
普通なら応募が無いような安い給料の定時に対しても応募できるわけで
そのへんを実験するんじゃないですかね