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実は、意味解析におけるフレーム問題は、30年以上停滞したままなのです。prologやLispを使ったルールベースの論理型の人工知能の研究がとん挫して下火になったのは、自然言語解析における意味解析でこのフレームも問題を論理的に処理することができなかったからである。現在主流なのは、意味解析そのものをあきらめて、単語の羅列のパターンからパターン解析でテンプレートに従って特定の動作を行うようにしたものです。パターンマッチングとテンプレートの適用だけなので、システムが意味を理解して判断しているわけではないのです。要するに、常識とか関連知識による裏付けが何もない状態で、機械的に動作しているだけなのです。この段階ではパターンに対応するテンプレートは人間が作らなければならないので、人間を超えることなどできないのである。
現在の人工知能の基本技術は脳神経細胞の数理モデルなので、prologやLispを使ったルールベースの論理型の人工知能とは異なるように思える。
脳神経細胞の数理モデルを基にした人工知能が物事の意味を理解して判断しているわけではないのだとしたら人間が物事の意味を理解して判断しているかも大分怪しくなってくる。
数理モデル通りに動く脳神経細胞とは別に、知性を担う魂がどこかに漂っているのだろうか。
そりゃその「数理モデル」の出来が悪いんだろう _(:3 」∠)_
いまのところ、知性とか魂を論理的に定義できないので、そのモデルを正確に作り上げることが出来ない。(これがいわゆるハードプロブレム)
そんな作り上げることが出来なかったモデルをどういじくったって出てくる答えに「知性」とか「魂」は最初から入ってないんだから怪しいも何も、無いんだよ。最初からないんだよ。
> いまのところ、知性とか魂を論理的に定義できないので、そのモデルを> 正確に作り上げることが出来ない。(これがいわゆるハードプロブレム)
人間の知性は、別に知性を理解し定義できる高位の存在が作り上げたわけじゃなくて、進化という最適化機構で長い年月をかけて最適化してきたらできちゃったものだから、論理的に定義できないと作れないってわけじゃないですね。ひどく乱暴な表現をすると、適切な最適化機構と演算能力を用意して、あとは十分長い時間かけて最適化してやれば知性が発生するはず。
まあ今は最高性能のスーパーコンピュータの演算能力だけ見てもまだ人間一人分に及んでないし、性能と消費エネルギーの比で見ると、100万倍以上人間の脳の方が効率的なのでまだまだ時間はかかるでしょうけど。
やり方はわかっているが、今はその力が無いからできないという事じゃないんですよ。無限の計算能力があれば解決できるものは、そもそもハードプロブレムなんて呼びません。
高位の存在なんか出さなくても人自身が知性を定義できないんですよ。今までの論理を中心とした科学的アプローチを拡張しないと扱えない問題ってことです。
なので、やり方がわかって無いので最適化どころかどんな時間かけても今のままでは実現できない、のです。
# このまま計算速度が速くなればなんでもできるだろって発想はどこから?
> 高位の存在なんか出さなくても人自身が知性を定義できないんですよ。
いや、だから「知性を定義」する必要なんてまったくないという話をしてるわけですよ。
> 今までの論理を中心とした科学的アプローチを拡張しないと扱えない問題ってことです。
効率悪くてもいいなら、生物進化の機構をシミュレーションするというアプローチで、有限時間内に実現できるでしょう。まあそれよりは、(現在はまだ未解明ですが)人間の脳機構のシミュレータを作って、成長の過程で脳へ与えられる神経刺激を入力として与えた方がまだだいぶまし。こういう手段であれば「知性を定義」する
だからシミュレーションが完全であればそれもできるけど不完全なシミュレーションを力づくで走らせて時間かければ最適化できるって・・・なに適当な事いってるんだろうなー
進化のシミュレーション? 脳構造のシミュレーション?それができたら~という前提からして間違ってるんだよ。
それができないから苦労してるのにさー
ハードプロブレムなんて存在しないって考えの持ち主なの?少なくともこっちは何回もハードプロブレムって言葉だしてるンだから神がどうのとたわごと言う前にぐぐって読んでから答えなよ
> 進化のシミュレーション? 脳構造のシミュレーション?> それができたら~という前提からして間違ってるんだよ。
分かり合えそうにないですねえ。進化のシミュレーションも、脳構造のシミュレーションも(今はできないけど)現在の科学的アプローチの延長線上で可能に決まってるじゃないですか。
> ハードプロブレムなんて存在しないって考えの持ち主なの?
え、ハードプロブレムって一般名詞としての「難しい問題」って意味じゃなくて、もしかして「意識のハードプロブレム」を指す固有名詞として使ってたんですか?だったらちゃんと「意識のハードプロブレム」って書いてくれなきゃダメでしょ。「意識のハードプロブレム」については存在しないって考えですよ、もちろん。
あんなの哲学者の作り出したたわごとであって、科学的に実在する問題じゃないです。神の実在を信じてる科学者がいるように、意識のハードプロブレムが実在すると考えている科学者だっているでしょうけど、少数派でしょ。
ハードプロブレムなんてくだらないことをきにしてんの?知性の有無なんてチューリングテストと同じ手法で判定すりゃいいだろ。人がそれに知性や知能があると思えばそれには知能や知性があるのだよ。
> 進化のシミュレーションも、脳構造のシミュレーションも(今はできないけど)> 現在の科学的アプローチの延長線上で可能に決まってるじゃないですか。
今できないのに、どうして可能なのが「決定」してるんですかね。いまのところは可能性は否定できないので「分からない」というところだと思うのですが。
コンピュータの処理能力が人間を超えたとして。マザボとCPUとハードディスクと電源と、ついでにCCDカメラ、モーターも用意しときます?鉄製かタンパク質製のボディも?を用意したとして、これだけでは知性が生まれることはないと思いますが。「知性」を定義するまでもなく、それこそ自明です。
人間はこれ(マザボ、CPU、CCDカメラ、モーター、タンパク質ボディ)だけで「知性」を獲得してます。何が違うんです?というのは分からないんですよね?
本来重要な、中身(ソフトウェア)を開発するのは放棄したんでしょ?「意識のハードプロブレム」を解かないってことはそういうことです。
>「意識のハードプロブレム」については存在しないって考えですよ、もちろん。
そうなんだ。ということは証明は放棄しちゃったのね。。2045年待ちですね。
> 人間はこれ(マザボ、CPU、CCDカメラ、モーター、タンパク質ボディ)だけで「知性」を獲得してます。
それだけじゃ知性は獲得できませんよ。同じくらい重要なのは、神経系を介した入力と出力、その間のフィードバックループです。
> 何が違うんです?というのは分からないんですよね?
分かってる(ハードウェアと情報を組み合わせれば同じものができる)というのが私の立場です。
> 本来重要な、中身(ソフトウェア)を開発するのは放棄したんでしょ?
初期状態ではソフトウェアは空っぽで、人間の脳と同等なハードウェアを用意し、人間の脳に与えられる入出力と同等な入出力を与えてやれば、ハードウェア機構から自動的に発生するというのがふつうの科学の立場だと思いますよ。それ以外が必要だというのは哲学とか宗教のたぐいでしょう。
そもそも本当に人間は知性を持ってるの?
知性を定義できない以上人間が知性を持っているかどうかの判断もできないや。
知性の定義もできないのに、もしかして人間に知性があると思ってるんですか?人間に知性はないという前提に立つほうが自然でしょう。
君が人間に知性なんてないと思ってるんだったら、君に知性は無いんだろう。それを知って欲しかったら、また別の場所でも思い存分やればいいと思うよ。
# イルカの忠告の意味が分らなかったせいで滅びるのも道理ってもんだな
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
フレーム問題 (スコア:4, 興味深い)
実は、意味解析におけるフレーム問題は、30年以上停滞したままなのです。prologやLispを使ったルールベースの論理型の人工知能の研究がとん挫して下火になったのは、自然言語解析における意味解析でこのフレームも問題を論理的に処理することができなかったからである。
現在主流なのは、意味解析そのものをあきらめて、単語の羅列のパターンからパターン解析でテンプレートに従って特定の動作を行うようにしたものです。パターンマッチングとテンプレートの適用だけなので、システムが意味を理解して判断しているわけではないのです。
要するに、常識とか関連知識による裏付けが何もない状態で、機械的に動作しているだけなのです。
この段階ではパターンに対応するテンプレートは人間が作らなければならないので、人間を超えることなどできないのである。
Re:フレーム問題 (スコア:0)
現在の人工知能の基本技術は脳神経細胞の数理モデルなので、
prologやLispを使ったルールベースの論理型の人工知能とは異なるように思える。
脳神経細胞の数理モデルを基にした人工知能が物事の意味を理解して判断しているわけではないのだとしたら
人間が物事の意味を理解して判断しているかも大分怪しくなってくる。
数理モデル通りに動く脳神経細胞とは別に、知性を担う魂がどこかに漂っているのだろうか。
Re:フレーム問題 (スコア:1)
そりゃその「数理モデル」の出来が悪いんだろう _(:3 」∠)_
いまのところ、知性とか魂を論理的に定義できないので、そのモデルを
正確に作り上げることが出来ない。(これがいわゆるハードプロブレム)
そんな作り上げることが出来なかったモデルをどういじくったって
出てくる答えに「知性」とか「魂」は最初から入ってないんだから
怪しいも何も、無いんだよ。最初からないんだよ。
Re:フレーム問題 (スコア:2)
だから,その蓄積の先にあるものは,決して人間のソレとは交わらない。
だって別物だもの。
でも,それでいんじゃないかな,とか思いますけどね。
Re: (スコア:0)
> いまのところ、知性とか魂を論理的に定義できないので、そのモデルを
> 正確に作り上げることが出来ない。(これがいわゆるハードプロブレム)
人間の知性は、別に知性を理解し定義できる高位の存在が作り上げたわけじゃなくて、
進化という最適化機構で長い年月をかけて最適化してきたらできちゃったものだから、
論理的に定義できないと作れないってわけじゃないですね。
ひどく乱暴な表現をすると、適切な最適化機構と演算能力を用意して、
あとは十分長い時間かけて最適化してやれば知性が発生するはず。
まあ今は最高性能のスーパーコンピュータの演算能力だけ見てもまだ人間一人分に及んでないし、
性能と消費エネルギーの比で見ると、100万倍以上人間の脳の方が効率的なので
まだまだ時間はかかるでしょうけど。
Re:フレーム問題 (スコア:1)
やり方はわかっているが、今はその力が無いからできないという事じゃないんですよ。
無限の計算能力があれば解決できるものは、そもそもハードプロブレムなんて呼びません。
高位の存在なんか出さなくても人自身が知性を定義できないんですよ。
今までの論理を中心とした科学的アプローチを拡張しないと扱えない問題ってことです。
なので、やり方がわかって無いので最適化どころかどんな時間かけても
今のままでは実現できない、のです。
# このまま計算速度が速くなればなんでもできるだろって発想はどこから?
Re: (スコア:0)
> 高位の存在なんか出さなくても人自身が知性を定義できないんですよ。
いや、だから「知性を定義」する必要なんてまったくないという話をしてるわけですよ。
> 今までの論理を中心とした科学的アプローチを拡張しないと扱えない問題ってことです。
効率悪くてもいいなら、生物進化の機構をシミュレーションするというアプローチで、有限時間内に実現できるでしょう。
まあそれよりは、(現在はまだ未解明ですが)人間の脳機構のシミュレータを作って、成長の過程で脳へ与えられる神経刺激を入力として与えた方がまだだいぶまし。
こういう手段であれば「知性を定義」する
Re:フレーム問題 (スコア:1)
だからシミュレーションが完全であればそれもできるけど
不完全なシミュレーションを力づくで走らせて
時間かければ最適化できるって・・・なに適当な事いってるんだろうなー
進化のシミュレーション? 脳構造のシミュレーション?
それができたら~という前提からして間違ってるんだよ。
それができないから苦労してるのにさー
ハードプロブレムなんて存在しないって考えの持ち主なの?
少なくともこっちは何回もハードプロブレムって言葉だしてるンだから
神がどうのとたわごと言う前にぐぐって読んでから答えなよ
Re: (スコア:0)
> 進化のシミュレーション? 脳構造のシミュレーション?
> それができたら~という前提からして間違ってるんだよ。
分かり合えそうにないですねえ。
進化のシミュレーションも、脳構造のシミュレーションも(今はできないけど)
現在の科学的アプローチの延長線上で可能に決まってるじゃないですか。
> ハードプロブレムなんて存在しないって考えの持ち主なの?
え、ハードプロブレムって一般名詞としての「難しい問題」って意味じゃなくて、
もしかして「意識のハードプロブレム」を指す固有名詞として使ってたんですか?
だったらちゃんと「意識のハードプロブレム」って書いてくれなきゃダメでしょ。
「意識のハードプロブレム」については存在しないって考えですよ、もちろん。
あんなの哲学者の作り出したたわごとであって、科学的に実在する問題じゃないです。
神の実在を信じてる科学者がいるように、意識のハードプロブレムが実在すると
考えている科学者だっているでしょうけど、少数派でしょ。
Re: (スコア:0)
ハードプロブレムなんてくだらないことをきにしてんの?
知性の有無なんてチューリングテストと同じ手法で判定すりゃいいだろ。
人がそれに知性や知能があると思えばそれには知能や知性があるのだよ。
Re:フレーム問題 (スコア:2)
> 進化のシミュレーションも、脳構造のシミュレーションも(今はできないけど)
> 現在の科学的アプローチの延長線上で可能に決まってるじゃないですか。
今できないのに、どうして可能なのが「決定」してるんですかね。
いまのところは可能性は否定できないので「分からない」というところだと思うのですが。
コンピュータの処理能力が人間を超えたとして。
マザボとCPUとハードディスクと電源と、ついでにCCDカメラ、モーターも用意しときます?鉄製かタンパク質製のボディも?を用意したとして、これだけでは知性が生まれることはないと思いますが。「知性」を定義するまでもなく、それこそ自明です。
人間はこれ(マザボ、CPU、CCDカメラ、モーター、タンパク質ボディ)だけで「知性」を獲得してます。何が違うんです?というのは分からないんですよね?
本来重要な、中身(ソフトウェア)を開発するのは放棄したんでしょ?「意識のハードプロブレム」を解かないってことはそういうことです。
>「意識のハードプロブレム」については存在しないって考えですよ、もちろん。
そうなんだ。ということは証明は放棄しちゃったのね。。
2045年待ちですね。
Re: (スコア:0)
> 人間はこれ(マザボ、CPU、CCDカメラ、モーター、タンパク質ボディ)だけで「知性」を獲得してます。
それだけじゃ知性は獲得できませんよ。
同じくらい重要なのは、神経系を介した入力と出力、その間のフィードバックループです。
> 何が違うんです?というのは分からないんですよね?
分かってる(ハードウェアと情報を組み合わせれば同じものができる)というのが私の立場です。
> 本来重要な、中身(ソフトウェア)を開発するのは放棄したんでしょ?
初期状態ではソフトウェアは空っぽで、人間の脳と同等なハードウェアを用意し、
人間の脳に与えられる入出力と同等な入出力を与えてやれば、ハードウェア機構から
自動的に発生するというのがふつうの科学の立場だと思いますよ。
それ以外が必要だというのは哲学とか宗教のたぐいでしょう。
Re: (スコア:0)
そもそも本当に人間は知性を持ってるの?
Re: (スコア:0)
知性を定義できない以上人間が知性を持っているかどうかの判断もできないや。
Re: (スコア:0)
知性の定義もできないのに、もしかして人間に知性があると思ってるんですか?
人間に知性はないという前提に立つほうが自然でしょう。
Re: (スコア:0)
知性の定義もできないのに、もしかして人間に知性があると思ってるんですか?
人間に知性はないという前提に立つほうが自然でしょう。
君が人間に知性なんてないと思ってるんだったら、君に知性は無いんだろう。
それを知って欲しかったら、また別の場所でも思い存分やればいいと思うよ。
# イルカの忠告の意味が分らなかったせいで滅びるのも道理ってもんだな