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> 太平洋戦争中、東京が大空襲に遭った直後でも定時に出勤していたという例
元記事の該当部分、正確な引用は
それがうかがえるのは、終戦の半年前の記事である。
「学徒を先頭に“翼”復仇増産 空襲の度毎に上昇する出勤率」(朝日新聞1945年2月23日)
当時はアメリカのB29やらが日本上空に現れては、市街地や軍事工場を空襲した。そんな爆弾の嵐の中でも、日本人は勇ましく「出勤」して、モーレツに働いていた。空襲前は93%だった大学高専学徒の出勤率が空襲後に94%に増えたと記した記事には、現代のブラック企業に通じる描写がある。
『被爆直後から隊員は今年の「報復作業」生産目標の完遂に躍起せよと叫んで一人も帰宅せず隊旗のもと連日ほとんど徹宵の生産をつづけ手持時間、休憩時間も返上し航空機増産の特攻隊の姿は貴い』
であって、定時に出勤したとは書いていない。
定時云々は違う文脈の話だけど、その記事だけに関していえば「で一人も帰宅せず隊旗のもと連日ほとんど徹宵の生産をつづけ」だから確かに「出勤」はしていないとも言えるな。
私は「空襲警報が鳴るとそのまま帰宅する従業員ばっかで困る。どうにかして会社に戻して業務再開させられないものか」と経営者目線で真面目に論じてる戦時中の雑誌か何かを目にした覚えがありましたけどね。
『ダイアモンド』誌昭和20年3月11日号のことでしょうか?
空爆下の出勤向上 [tumblr.com]
記事冒頭は相も変わらぬ精神主義ぶりで、「今や生産即戦場――職場は決戦場となった。空に敵機の爆音を聞き乍ら勤労者はその持場の仕事と取組ねばならぬ」とある。かなりイヤな職場である。そんなところからは一刻も早く逃げ出したいのが人情だろう。(略)「このため生産能率を低下せしめるのみならず、交通混雑に拍車をかけ、自らは貴重な時を空費するのである。人々はかかる事を反省し、須く(すべからく)勤労意欲で以て朝の交通難を突破し夕の交通混雑を緩和するよう心掛くべきである」「焦燥にかられて電車を待つより、腹を決めて社屋にて仕事しつつ、すいた電車を待つ方が有意義ではないか。これからは日脚も長くなるので殊にこの感を深くするのである」――あれれ、結論は「ラッシュを避けてすいた電車でかえりましょう」って、なんだか問題がすりかわっているんじゃないか? しかも「これから日脚も長くなるので……」と、事態の切迫性のわりにはいささかノンビリ気味である。そもそもの問題は交通難・交通混雑の解消じゃなくて、「空襲下でも働け」だったのに、結局これでは「空襲下における時差通勤のすすめ」ではないか。この“ねじれ”に、こんなテーマで書けるか!とヤケクソになった記者君の姿が透けて見えるようだ。
記事冒頭は相も変わらぬ精神主義ぶりで、「今や生産即戦場――職場は決戦場となった。空に敵機の爆音を聞き乍ら勤労者はその持場の仕事と取組ねばならぬ」とある。かなりイヤな職場である。そんなところからは一刻も早く逃げ出したいのが人情だろう。(略)「このため生産能率を低下せしめるのみならず、交通混雑に拍車をかけ、自らは貴重な時を空費するのである。人々はかかる事を反省し、須く(すべからく)勤労意欲で以て朝の交通難を突破し夕の交通混雑を緩和するよう心掛くべきである」「焦燥にかられて電車を待つより、腹を決めて社屋にて仕事しつつ、すいた電車を待つ方が有意義ではないか。これからは日脚も長くなるので殊にこの感を深くするのである」
――あれれ、結論は「ラッシュを避けてすいた電車でかえりましょう」って、なんだか問題がすりかわっているんじゃないか? しかも「これから日脚も長くなるので……」と、事態の切迫性のわりにはいささかノンビリ気味である。そもそもの問題は交通難・交通混雑の解消じゃなくて、「空襲下でも働け」だったのに、結局これでは「空襲下における時差通勤のすすめ」ではないか。この“ねじれ”に、こんなテーマで書けるか!とヤケクソになった記者君の姿が透けて見えるようだ。
# ダイヤモンド社は空襲で社屋が消失している [diamond.co.jp]ので資料を探すのは難しいだろうけど、このtumblr記事は書籍化 [godo-shuppan.co.jp](文庫版 [chikumashobo.co.jp])されているので、著者にあたることはできなかったんだろうか。
そんな生産性に影響しないはずのない事を真面目に論じなかったら経営者失格でしょうが。
へ?「工場などが爆撃されてもう安全だと思って出勤した」という親コメに対してそれと真逆の事実を指摘しただけですが。
>「空襲警報が鳴ると(防空壕に避難して警報解除後)そのまま(自宅の様子を見に)帰宅する従業員ばっかで困る。どうにかして(防空壕から)会社に戻して業務再開させられないものか」...ということでしょうかね。
さすがに避難なぞするな、燃えても吹っ飛んでも作業しろなんて言ってないですね。いくらなんでも焼夷弾が目の前に降り注ぐさなか平気で作業・通勤してるとかはなかったんじゃないかなと思いました。空襲直後は被害確認・復旧作業等に動くのが理にかなってる前提で、当時のその会社の従業員はその被害確認にあたり会社より自宅のほうが大事な人が多かったことがうかがえますし、経営者も強く言えてないような文脈ですね。
ぐーぐる神に「焼夷弾 逃げるな」でお伺いを立ててみてはいかがですか。
その引用部、記事書いたヤツの文。新聞の投書部分は
「官吏にしても会社員にしても只周囲に対する面子だけで勤務先に辿りついてはいないか。(中略)何ら実質的な仕事はやらないで匆々に引き揚げる。此の上なく非生産的である。だから大空襲の翌日、交通混乱の場合は生産関係者のみの乗車に局限し、さうでない勤人の通勤はやめさせて、地域別に勤労奉仕に動員しては如何。」(朝日新聞1945年4月19日)
であって、「(中略)」の部分に定時に関する事象が書いてない限り当時のサラリーマンが「定刻通りの」出勤を目指していたかどうかは分からない。つまり「定刻通りに出勤を目指していた」例にはなっていない。
これはひどいフェイクニュースですね
>またhymlaの捏造か
ここ笑うところ?それとも、新しい表現なの?
馬鹿編集者の名前をわざと間違えて書くのはスラドではちっとも新しい表現じゃないよ。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
「定時に」とは書いてない (スコア:0)
> 太平洋戦争中、東京が大空襲に遭った直後でも定時に出勤していたという例
元記事の該当部分、正確な引用は
それがうかがえるのは、終戦の半年前の記事である。
「学徒を先頭に“翼”復仇増産 空襲の度毎に上昇する出勤率」(朝日新聞1945年2月23日)
当時はアメリカのB29やらが日本上空に現れては、市街地や軍事工場を空襲した。そんな爆弾の嵐の中でも、日本人は勇ましく「出勤」して、モーレツに働いていた。空襲前は93%だった大学高専学徒の出勤率が空襲後に94%に増えたと記した記事には、現代のブラック企業に通じる描写がある。
『被爆直後から隊員は今年の「報復作業」生産目標の完遂に躍起せよと叫んで一人も帰宅せず隊旗のもと連日ほとんど徹宵の生産をつづけ手持時間、休憩時間も返上し航空機増産の特攻隊の姿は貴い』
であって、定時に出勤したとは書いていない。
Re:「定時に」とは書いてない (スコア:1)
定時云々は違う文脈の話だけど、その記事だけに関していえば「で一人も帰宅せず隊旗のもと連日ほとんど徹宵の生産をつづけ」だから確かに「出勤」はしていないとも言えるな。
Re: (スコア:0)
Re:「定時に」とは書いてない (スコア:1)
私は「空襲警報が鳴るとそのまま帰宅する従業員ばっかで困る。どうにかして会社に戻して業務再開させられないものか」と経営者目線で真面目に論じてる戦時中の雑誌か何かを目にした覚えがありましたけどね。
Re:「定時に」とは書いてない (スコア:2)
私は「空襲警報が鳴るとそのまま帰宅する従業員ばっかで困る。どうにかして会社に戻して業務再開させられないものか」と経営者目線で真面目に論じてる戦時中の雑誌か何かを目にした覚えがありましたけどね。
『ダイアモンド』誌昭和20年3月11日号のことでしょうか?
空爆下の出勤向上 [tumblr.com]
# ダイヤモンド社は空襲で社屋が消失している [diamond.co.jp]ので資料を探すのは難しいだろうけど、このtumblr記事は書籍化 [godo-shuppan.co.jp](文庫版 [chikumashobo.co.jp])されているので、著者にあたることはできなかったんだろうか。
Re: (スコア:0)
そんな生産性に影響しないはずのない事を真面目に論じなかったら経営者失格でしょうが。
Re:「定時に」とは書いてない (スコア:1)
へ?「工場などが爆撃されてもう安全だと思って出勤した」という親コメに対してそれと真逆の事実を指摘しただけですが。
Re: (スコア:0)
>「空襲警報が鳴ると(防空壕に避難して警報解除後)そのまま(自宅の様子を見に)帰宅する従業員ばっかで困る。どうにかして(防空壕から)会社に戻して業務再開させられないものか」
...ということでしょうかね。
さすがに避難なぞするな、燃えても吹っ飛んでも作業しろなんて言ってないですね。いくらなんでも焼夷弾が目の前に降り注ぐさなか平気で作業・通勤してるとかはなかったんじゃないかなと思いました。
空襲直後は被害確認・復旧作業等に動くのが理にかなってる前提で、当時のその会社の従業員はその被害確認にあたり会社より自宅のほうが大事な人が多かったことがうかがえますし、経営者も強く言えてないような文脈ですね。
Re:「定時に」とは書いてない (スコア:1)
ぐーぐる神に「焼夷弾 逃げるな」でお伺いを立ててみてはいかがですか。
Re: (スコア:0)
> 戦争という非常事態下である。なおかつこの投書の4日前と6日前には、東京は大空襲に遭っている。
> そんな時でも、当時のサラリーマンたちは通勤電車に揺られて定刻通りの「出勤」を目指していたのだ。
まで読んだか?
・自説に合致する部分を切り抜いて批判するヤツ
・引用元を確かめずに批判に同調するヤツ
ま、スラドもバカッター並みだということなのかな?
Re: (スコア:0)
電車が動いているくらい局地的な空襲だったなら、自分の勤務先がどうなったか見に行くだろう
そしたら定時を目指すだろう
これってそんなに変なことか?
Re: (スコア:0)
その引用部、記事書いたヤツの文。新聞の投書部分は
「官吏にしても会社員にしても只周囲に対する面子だけで勤務先に辿りついてはいないか。(中略)何ら実質的な仕事は
やらないで匆々に引き揚げる。此の上なく非生産的である。だから大空襲の翌日、交通混乱の場合は生産関係者のみの乗車
に局限し、さうでない勤人の通勤はやめさせて、地域別に勤労奉仕に動員しては如何。」(朝日新聞1945年4月19日)
であって、「(中略)」の部分に定時に関する事象が書いてない限り当時のサラリーマンが「定刻通りの」出勤を目指していたかどうかは分からない。
つまり「定刻通りに出勤を目指していた」例にはなっていない。
Re: (スコア:0)
これはひどいフェイクニュースですね
Re: (スコア:0)
>またhymlaの捏造か
ここ笑うところ?
それとも、新しい表現なの?
Re: (スコア:0)
馬鹿編集者の名前をわざと間違えて書くのは
スラドではちっとも新しい表現じゃないよ。