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一つは、私がこの極言暴論で何度も書いている通り、ユーザー企業のIT部門相手の人月商売は滅びるからである。これからのIT投資の主役となるのはユーザー企業の事業部門であり、彼らにとって人月商売のIT部門はお呼びではない……こうした人月商売のIT業界とは無縁なところで、新しいIT業界が生まれつつある。日本でもクラウドを活用したITベンチャーが続々と誕生しているし、ビジネスのデジタル化を進めるユーザー企業がIoT(インターネット・オブ・シングズ)などのプラットフォーマーとして、新たなITベンダーに変貌しつつある
なんてキレイごとを書いてるけれど、そのユーザ企業でのクラウドやIoT開発の現場でもいまだに実質進捗管理だけの元請け一次請け&作業要員の二次請け三次請けという構造がそのまま健在で、いったいどこで「人月商売のIT業界とは無縁なところで、新しいIT業界が生まれつつある」のかぜんぜん分からない。
私怨で申し訳ないですが、元いた工業では、技術者の一部(というかCAD・CAE使用者=パソコンでお仕事してる人だけ)に工数管理が導入されてしまいました。このため社内どころか課の上下で元請け下請け状態になってしまう状態に。いままでなんとか我慢していた、社内だからとカイゼンをおしつけられたり、社内の人間だからとグダグダ説教されている時間が、こちらだけ謎の仕事をしていない工数として積み上がり、さらにそれが原因でいろいろなところから詰められるという、まー悪循環に陥ってましたね。工数管理にするならするで、説教も他社や工場現場で働いてる人とおなじようにさっさと済ませてほしかったですね。
本来カイゼン(QC)活動とは、経営マネジメント層が現場従業員から課題を吸い上げ、適切な予算・人員配置や社内規格(運用手順)変更を行い生産能力を向上させる手法であって、一部の技術者にだけ活動を押し付けた所で碌に成果が出るわけないと思うんだけどなあ…。まして、悪い意味での元請下請け構造で理不尽な要求ばかり押し付けられる日本IT業界で、カイゼン体制が組めるとは思えないんだけど。
IoTの場合、センサー他ハードウェアメンテナンス等の業務も増え、旧来型の人月商売の比重が大きくなる可能性も微レ存…?
三次下請けまである、大規模IoTなんてIoTじゃねえよ。It(is human) named Object or Thing.どこにそんなでかいプログラムのっけんだよ。OSでも開発してるのか?
既存システムをそのままクラウドに載っけりゃ、そら工数も大きくならぁ。でも、そうゆうのは大抵クラウドにする必要は無いんだ。
三次なんて全然珍しくねーよ。
日本の大企業は、外部企業と取引する際にたいした意味もなく系列の子会社を通すケースが非常に多い。
発注企業 → ほげほげ株式会社 → ほげほげシステムソリューション → 外部の開発会社
という具合に。中には系列を2つ通してくるところもあるから、それだけで下請けの段階数が増えてしまう。
そして実際の開発を請け負った会社の中でも頭数をそろえるためにまた別の派遣屋ITから要員を引っ張ってきたりしている。そんなこんなで、どんな現場でも多重下請けが発生してしまう。
系列で派遣を調達するのはまだ上品でかなりマシ。ロクでもないところは営業が仕事を探す先はWEBサイト。他の同業者が出している案件をコピって案件を作ってハローワークなんかで募集。自分のところへ応募が来たらそれを自分の弾としてコピー元へ応募する。
このロクでもないゴミのようなワンルーム寄生業者が大量にいるおかげでn次多重派遣構造がいる。
今どきそんなあからさまな二重派遣は見なくなったけどねぇ
それは、貴方が下層を見なくてすむ恵まれたポジションにいるだけじゃないのかな。一辺ハロワ覗いてみるといいよ。
> 三次なんて全然珍しくねーよ。
まともなIoTでそんなとこあるか?Preferred Networks とか全部内製と聞いてるが。
日本のIT業界が多重下請け構造なのは、伝統的な終身雇用制のせいだよ。米国だったら発注側か一次請けが必要な人材を直接雇用する。そして要らなくなったら首を切る。技術力が低い人から順に。日本企業では一度雇った社員を首にするのが容易でないから二次請けを使うしかない。そして人月商売になる。
もともとは終身雇用の中での人数調整だったけど、今や「多重請負構造」自体でおいしい思いをしてる and 他の仕事ができないって人たちが存在するので、その人たちの処遇をどうにかするか法規制で殲滅するかしないと改善しないよ。
何より一次請けのOBが二次請けや三次請けの重役って関係も存在しているので関係打ち切りが困難な上に、「取引口座」って商慣習が存在する以上は既存の委託先を使い続けざるを得ないので、どうやっても関係性がズブズブになる。
最も始末が悪いのは下請けの労働環境は劣悪なので、もはやまともな技術者が入社しない。まともな技術者が存在しない業者に発注する評価基準は「人数」「工数」以外に説得力のある材料がない。
×終身雇用制の○終身雇用性だった
そこが変わったのに産業や企業の構造は変えず末端にしわ寄せしてるのが現状ですね
そう、映画製作のように「製品が市場にリリースされたので、メンバーはめでたく解散!」ってことができない。レビュテーションで回ってる業界だから、次のプロジェクトでも自分に声をかけてくれるよう、メンバーは必死に頑張るわけで。
米国はインドとか国外に出すだけでしょ。どこもおんなじ。
これは良く分かるけどなぁ。>ユーザー企業のIT部門相手の人月商売は滅びる…>これからのIT投資の主役となるのはユーザー企業の事業部門であり…
ハードメーカーの事業部門から見て、同じ会社内のIT部門とか管理部門の評価は本当に酷い。社外との競争がないせいか、全く能力がない人でも昇進するし、そういう人が巨額の全社システムを発注する立場になって、全く使えないものが導入されてしまう。今は部門毎に分社化されて、現場の経験がある人が導入に関わるようになったのでかなり良くなった。
新卒からずっと管理部門で働いていて世間も技術も何も知りませんって人なのに、そういう人が巨額の決裁権を持ってるって状態が諸悪の根源だと思う。そういう人が人月商売&多重下請けの元請けに騙される現状がなくなれば、人月商売のITベンダーも滅びると思うよ。
>実質進捗管理だけの元請け一次請け何というホワイトな元請け。
今までに、実際は進捗管理すらせず、納期直前に根本的な仕様変更受けてくる無能営業だけ、他は丸投げの元請けなんていくらあったことか。。
進捗管理といってもなぁ
工程表出せ進捗はどうだなぜ遅れてるどうやって回復するなんとしても間に合わせろ
それを言うだけという進捗管理のなんと多いことよ。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
健在じゃねーか (スコア:5, 興味深い)
なんてキレイごとを書いてるけれど、そのユーザ企業でのクラウドやIoT開発の現場でもいまだに
実質進捗管理だけの元請け一次請け&作業要員の二次請け三次請け
という構造がそのまま健在で、いったいどこで
「人月商売のIT業界とは無縁なところで、新しいIT業界が生まれつつある」のか
ぜんぜん分からない。
Re:健在じゃねーか (スコア:1)
私怨で申し訳ないですが、元いた工業では、技術者の一部(というかCAD・CAE使用者=パソコンでお仕事してる人だけ)に工数管理が導入されてしまいました。
このため社内どころか課の上下で元請け下請け状態になってしまう状態に。
いままでなんとか我慢していた、社内だからとカイゼンをおしつけられたり、社内の人間だからとグダグダ説教されている時間が、
こちらだけ謎の仕事をしていない工数として積み上がり、さらにそれが原因でいろいろなところから詰められるという、
まー悪循環に陥ってましたね。
工数管理にするならするで、説教も他社や工場現場で働いてる人とおなじようにさっさと済ませてほしかったですね。
Re: (スコア:0)
本来カイゼン(QC)活動とは、経営マネジメント層が現場従業員から課題を吸い上げ、適切な予算・人員配置や社内規格(運用手順)変更を行い生産能力を向上させる手法であって、一部の技術者にだけ活動を押し付けた所で碌に成果が出るわけないと思うんだけどなあ…。
まして、悪い意味での元請下請け構造で理不尽な要求ばかり押し付けられる日本IT業界で、カイゼン体制が組めるとは思えないんだけど。
Re: (スコア:0)
IoTの場合、センサー他ハードウェアメンテナンス等の業務も増え、旧来型の人月商売の比重が大きくなる可能性も微レ存…?
Re: (スコア:0)
三次下請けまである、大規模IoTなんてIoTじゃねえよ。
It(is human) named Object or Thing.
どこにそんなでかいプログラムのっけんだよ。OSでも開発してるのか?
既存システムをそのままクラウドに載っけりゃ、そら工数も大きくならぁ。
でも、そうゆうのは大抵クラウドにする必要は無いんだ。
Re: (スコア:0)
三次なんて全然珍しくねーよ。
日本の大企業は、外部企業と取引する際に
たいした意味もなく系列の子会社を通すケースが非常に多い。
発注企業 → ほげほげ株式会社 → ほげほげシステムソリューション → 外部の開発会社
という具合に。
中には系列を2つ通してくるところもあるから、
それだけで下請けの段階数が増えてしまう。
そして実際の開発を請け負った会社の中でも頭数をそろえるために
また別の派遣屋ITから要員を引っ張ってきたりしている。
そんなこんなで、どんな現場でも多重下請けが発生してしまう。
Re:健在じゃねーか (スコア:1)
系列で派遣を調達するのはまだ上品でかなりマシ。
ロクでもないところは営業が仕事を探す先はWEBサイト。他の同業者が出している案件をコピって案件を作ってハローワークなんかで募集。自分のところへ応募が来たらそれを自分の弾としてコピー元へ応募する。
このロクでもないゴミのようなワンルーム寄生業者が大量にいるおかげでn次多重派遣構造がいる。
Re: (スコア:0)
今どきそんなあからさまな二重派遣は見なくなったけどねぇ
Re: (スコア:0)
それは、貴方が下層を見なくてすむ恵まれたポジションにいるだけじゃないのかな。
一辺ハロワ覗いてみるといいよ。
Re:健在じゃねーか (スコア:1)
> 三次なんて全然珍しくねーよ。
まともなIoTでそんなとこあるか?
Preferred Networks とか全部内製と聞いてるが。
Re: (スコア:0)
日本のIT業界が多重下請け構造なのは、伝統的な終身雇用制のせいだよ。
米国だったら発注側か一次請けが必要な人材を直接雇用する。
そして要らなくなったら首を切る。技術力が低い人から順に。
日本企業では一度雇った社員を首にするのが容易でないから二次請けを使うしかない。
そして人月商売になる。
Re:健在じゃねーか (スコア:1)
もともとは終身雇用の中での人数調整だったけど、今や「多重請負構造」自体でおいしい思いをしてる and 他の仕事ができない
って人たちが存在するので、その人たちの処遇をどうにかするか法規制で殲滅するかしないと改善しないよ。
何より一次請けのOBが二次請けや三次請けの重役って関係も存在しているので関係打ち切りが困難な上に、「取引口座」って
商慣習が存在する以上は既存の委託先を使い続けざるを得ないので、どうやっても関係性がズブズブになる。
最も始末が悪いのは下請けの労働環境は劣悪なので、もはやまともな技術者が入社しない。
まともな技術者が存在しない業者に発注する評価基準は「人数」「工数」以外に説得力のある材料がない。
Re: (スコア:0)
×終身雇用制の
○終身雇用性だった
そこが変わったのに産業や企業の構造は変えず末端にしわ寄せしてるのが現状ですね
Re: (スコア:0)
そう、映画製作のように「製品が市場にリリースされたので、メンバーはめでたく解散!」ってことができない。
レビュテーションで回ってる業界だから、次のプロジェクトでも自分に声をかけてくれるよう、メンバーは必死に頑張るわけで。
Re: (スコア:0)
米国はインドとか国外に出すだけでしょ。
どこもおんなじ。
Re: (スコア:0)
これは良く分かるけどなぁ。
>ユーザー企業のIT部門相手の人月商売は滅びる…
>これからのIT投資の主役となるのはユーザー企業の事業部門であり…
ハードメーカーの事業部門から見て、同じ会社内のIT部門とか管理部門の評価は本当に酷い。
社外との競争がないせいか、全く能力がない人でも昇進するし、そういう人が巨額の全社システムを発注する立場になって、全く使えないものが導入されてしまう。
今は部門毎に分社化されて、現場の経験がある人が導入に関わるようになったのでかなり良くなった。
新卒からずっと管理部門で働いていて世間も技術も何も知りませんって人なのに、そういう人が巨額の決裁権を持ってるって状態が諸悪の根源だと思う。
そういう人が人月商売&多重下請けの元請けに騙される現状がなくなれば、人月商売のITベンダーも滅びると思うよ。
Re: (スコア:0)
>実質進捗管理だけの元請け一次請け
何というホワイトな元請け。
今までに、実際は進捗管理すらせず、納期直前に根本的な仕様変更受けてくる無能営業だけ、他は丸投げの元請けなんていくらあったことか。。
Re:健在じゃねーか (スコア:2, 参考になる)
進捗管理といってもなぁ
工程表出せ
進捗はどうだ
なぜ遅れてる
どうやって回復する
なんとしても間に合わせろ
それを言うだけという進捗管理のなんと多いことよ。