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十代の頃から十数年書籍流通のの現場で働いて。
やりがい搾取っていうか…確かに「この本、売ろう!」と思って仕掛けたのがベストセラーになって、一路面店がチェーン店の総売上をぶち抜いたときはすごく楽しかった(もちろん、初動だけだったけど)。ただ、新刊コーナーを半分その本で埋める仕掛けを店内で不快に思われて、休日明けに出勤するとその仕掛けがまるっと撤去されてたりとかね…。
夏休みになると、子どもたち相手に司書的なリファレンスもして楽しかった。
徹夜サビ残当たり前、給与額面183,000円。定年まで働いて、退職金は3,000,000円とか。男性の寿退社が普通の世界です。
生活を度外視すれば…というか、今受給している障害年金を合わせれば生活できるから、近所にオープンした某書店に就職しようかとも思ったけど、今の俺のセンスで売り上げは出せないと思い直して止めておいた。
書店員の明日はどっちだ。
# 岩波あたり、書店のことを自動販売機くらいにしか思ってないよ。# 汚損品が入荷したので交換を依頼したら、「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」だと。# 版元の営業は編集のなり損ねが多いから、厄介だと心底思います。
いや、書店だけじゃなくて、、、、別業種でも似た話を聞いてます。 具体的には書けないけど、ま、本屋さんの場合、好きな人が低賃金でも確保しやすい事情があるなって身近な本屋さん。(いつものお姉さん、100均に移ってた)
> # 岩波あたり、書店のことを自動販売機くらいにしか思ってないよ。これは知らなかった。けど、あちこちで、数字しか見ない 「本部」の人が増えた、気がする。その人たちは、地域(現場)事情を考慮してるか? ま、余裕なさそうではあるが。
岩波は縁故採用を公言 [srad.jp]しているので、社員の質はお察しですね。
本来、縁故採用って紹介する人が一次面接をやってるようなもので、そこで変なヤツを紹介してしまったら自分の面子がつぶれるからおかしなヤツをうかつに紹介できないし、逆に採用してもらう方もバカやったら紹介してもらった人の顔を潰してしまうから変なことはしないという意味でそこそこ確実な採用方法だったはずなんだけどなぁ。
シリコンバレーなんかでも技術者の紹介で他の技術者を雇ったりとかは聞くけどねえ。これも縁故採用と呼ぶのかな。
「縁故採用」のイメージとしては、典型的にはやっぱ偉い人の子供とか、取引先の社長の子供とか、なんかそんなのだけど。http://diamond.jp/articles/-/124152 [diamond.jp]
シリコンバレーのやつ(Googleなんかは有名)とかは、今「リファラル採用」としてもてはやされてるわけだけど、岩波のやつも仕組みはまさにそれなので、言い方一つっていう気はするな。
ダメなやつだったときに首が切れるかどうかっていう大きな違いがあるけどね。
ITのでかい会社の子会社に勤めていますが、偉い人の子供とかよく入ってきますよ。親会社の取締役の子供とかね。役職ついて幹部になるの早いんだけど、能力がイマイチなので・・・
あと、そういう奴らの伴侶になる人の出世も早いなw
あと、日本の大卒者の多くはメジャーな大企業しか眼中にないので、縁故採用は無印の中小企業にとって、比較的堅実な人材獲得手段でもあったのよね。
よく(実態を)知らない甥の息子なんかを採用すんのかな。
縁故って言っても親戚とかでは、その機能は働かない。
それは組織が十分小さくて目が行き届く時にしか通用しない理屈で、組織が大きくなると途端に個人が組織を食い物にするツールに早変わりします。
なぜ縁故採用がダメだといわれるか、それは組織が大きくなってくると縁故採用は弊害が大きいからです。
漢代には郷挙里選という、地元の有力者が中央政界に「推薦」という形で採用を促すシステムをとっていました。しかるに、後漢末期ではこのシステムは人事を私物化する豪族たちの食い物にになり、遂には皇帝本人が売官をするほど腐敗が進みました。つまり、この場合、推薦者は実質的な試験官を兼ねているわけで、その推薦者は被推薦者に対して絶大な権力を手にするようになります。会社にとってのデメリットは、入社する前からすでにどっぷりと社内閥に浸っていること、推薦された人は推薦者に金品やその他のサービス(枕営業など)を提供しなくてはならないことです。たとえ厳しい罰則を設けていてもこれらの弊害を防止することができないのは、歴史が証明しています。
例え
それはダメなヤツがダメな運用したらダメになったと言うだけの話。
でも、一旦お察しのヤツらばかりになってしまったら、未来もお察しメンバーズのまま。
変な奴が縁故採用したら,変な奴であふれかえりますな
岩波著者の紹介状を持ってくればいいので、大学で見つけて頼めば(成績が良ければ)難しくはない
トップが世襲の北朝鮮を擁護してただけの事はあるなw
IT系で働いてるけど縁故採用というか、紹介制は知ってる限りでは大抵どの会社もあるしね。まあ、面接コスト削減でハズレ率を低くする意味ではそこまでは悪くない気はするけど。紹介してしてもらうって割と大変というか、ダメな感じだと紹介されないでしょ。
役員の身内ごりおしみたいなのは別だろうけど。
> 汚損品が入荷したので交換を依頼したら、「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」だと
これって、素人さんにはわからないからちゃんと説明しなきゃダメだよ。
書店に置かれている本っていうのは、ほとんど全部委託品、つまり売れた分だけ支払いをすればよくて、返品は自由、返品の手数料は無料(返送の手数料は取次=本の問屋持ち)。だから、書店は店頭で痛んだ本だろうが、何だろうがバンバン返品する(中には、古書店で仕入れた本まで返品に混ぜて、その代金分を搾取する悪質書店まであった)。
ところが、岩波の本は買い取り、つまり本を仕入れたときに支払いが発生する。通常、買い取り品の返品は認められない。認めるとすれば、一般商品と同じく初期不良=出荷時破損・落丁・乱丁などに限られる。
とまあ、これが前提となる知識。
でもって、何も知らないバイト君とかが、一般の版元と同じ感覚で岩波の本を返品しようとすることが多々あるから、岩波側としても「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」と言いたくなるわけ。あまりほめられた対応じゃないけど、買い取りの返品を受けるにあたって、念を押すことぐらいしないと、書店は結構むちゃくちゃなことをするから…
あ、的確な補足説明ありがとうございました。
ホームセンター、ドラッグストアとかの現場でも、無理やり返品あるみたい。最近、聞いた話では、少し前に撤去(多分、返品)した商品が広告の品になって、店頭に無いとか。で、現場のパートさんとかが、困ってる。(返品、広告は当然、社員のお仕事)他人事なら、笑える話ではあるが、身近な人に愚痴られても、笑い飛ばす訳にもいかない。
>今受給している障害年金えーと、それは収入が増えても止まらない障害年金なんですね…#収入が増えると止まる&5年に一度審査が有るタイプの障害年金受給者なのでAC
1年に一度、診断書の提出があります。その内容によっては、等級落ちとか支給停止の恐れも。
# 精神障害。
3級の時は確か2~3年に一度の提出でしたが、2級になってからは毎年提出になりました。診断書代、高いんだよなー。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
元書店員です (スコア:5, 興味深い)
十代の頃から十数年書籍流通のの現場で働いて。
やりがい搾取っていうか…確かに「この本、売ろう!」と思って仕掛けたのがベストセラーになって、
一路面店がチェーン店の総売上をぶち抜いたときはすごく楽しかった(もちろん、初動だけだったけど)。
ただ、新刊コーナーを半分その本で埋める仕掛けを店内で不快に思われて、休日明けに出勤するとその仕掛けが
まるっと撤去されてたりとかね…。
夏休みになると、子どもたち相手に司書的なリファレンスもして楽しかった。
徹夜サビ残当たり前、給与額面183,000円。定年まで働いて、退職金は3,000,000円とか。
男性の寿退社が普通の世界です。
生活を度外視すれば…というか、今受給している障害年金を合わせれば生活できるから、近所にオープンした
某書店に就職しようかとも思ったけど、今の俺のセンスで売り上げは出せないと思い直して止めておいた。
書店員の明日はどっちだ。
# 岩波あたり、書店のことを自動販売機くらいにしか思ってないよ。
# 汚損品が入荷したので交換を依頼したら、「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」だと。
# 版元の営業は編集のなり損ねが多いから、厄介だと心底思います。
死して屍 拾う者なし
Re:元書店員です (スコア:1, 興味深い)
いや、書店だけじゃなくて、、、、
別業種でも似た話を聞いてます。 具体的には書けないけど、
ま、本屋さんの場合、好きな人が低賃金でも確保しやすい事情があるなって身近な本屋さん。
(いつものお姉さん、100均に移ってた)
> # 岩波あたり、書店のことを自動販売機くらいにしか思ってないよ。
これは知らなかった。
けど、あちこちで、数字しか見ない 「本部」の人が増えた、気がする。その人たちは、地域(現場)事情を考慮してるか? ま、余裕なさそうではあるが。
Re:元書店員です (スコア:1)
岩波は縁故採用を公言 [srad.jp]しているので、社員の質はお察しですね。
Re:元書店員です (スコア:2, すばらしい洞察)
本来、縁故採用って紹介する人が一次面接をやってるようなもので、そこで変なヤツを紹介してしまったら自分の面子がつぶれるから
おかしなヤツをうかつに紹介できないし、逆に採用してもらう方もバカやったら紹介してもらった人の顔を潰してしまうから
変なことはしないという意味でそこそこ確実な採用方法だったはずなんだけどなぁ。
Re: (スコア:0)
シリコンバレーなんかでも技術者の紹介で他の技術者を雇ったりとかは聞くけどねえ。
これも縁故採用と呼ぶのかな。
「縁故採用」のイメージとしては、典型的にはやっぱ偉い人の子供とか、取引先の社長の子供とか、なんかそんなのだけど。
http://diamond.jp/articles/-/124152 [diamond.jp]
Re:元書店員です (スコア:1)
シリコンバレーのやつ(Googleなんかは有名)とかは、今「リファラル採用」としてもてはやされてるわけだけど、
岩波のやつも仕組みはまさにそれなので、言い方一つっていう気はするな。
Re: (スコア:0)
ダメなやつだったときに首が切れるかどうかっていう大きな違いがあるけどね。
Re: (スコア:0)
ITのでかい会社の子会社に勤めていますが、偉い人の子供とかよく入ってきますよ。
親会社の取締役の子供とかね。
役職ついて幹部になるの早いんだけど、能力がイマイチなので・・・
あと、そういう奴らの伴侶になる人の出世も早いなw
Re: (スコア:0)
あと、日本の大卒者の多くはメジャーな大企業しか眼中にないので、縁故採用は無印の中小企業にとって、比較的堅実な人材獲得手段でもあったのよね。
Re: (スコア:0)
よく(実態を)知らない甥の息子なんかを採用すんのかな。
Re: (スコア:0)
縁故って言っても親戚とかでは、その機能は働かない。
Re: (スコア:0)
それは組織が十分小さくて目が行き届く時にしか通用しない理屈で、組織が大きくなると途端に個人が組織を食い物にするツールに早変わりします。
なぜ縁故採用がダメだといわれるか、それは組織が大きくなってくると縁故採用は弊害が大きいからです。
漢代には郷挙里選という、地元の有力者が中央政界に「推薦」という形で採用を促すシステムをとっていました。しかるに、後漢末期ではこのシステムは人事を私物化する豪族たちの食い物にになり、遂には皇帝本人が売官をするほど腐敗が進みました。つまり、この場合、推薦者は実質的な試験官を兼ねているわけで、その推薦者は被推薦者に対して絶大な権力を手にするようになります。会社にとってのデメリットは、入社する前からすでにどっぷりと社内閥に浸っていること、推薦された人は推薦者に金品やその他のサービス(枕営業など)を提供しなくてはならないことです。たとえ厳しい罰則を設けていてもこれらの弊害を防止することができないのは、歴史が証明しています。
例え
Re: (スコア:0)
それはダメなヤツがダメな運用したらダメになったと言うだけの話。
Re: (スコア:0)
でも、一旦お察しのヤツらばかりになってしまったら、未来もお察しメンバーズのまま。
Re: (スコア:0)
変な奴が縁故採用したら,変な奴であふれかえりますな
Re: (スコア:0)
岩波著者の紹介状を持ってくればいいので、大学で見つけて頼めば(成績が良ければ)難しくはない
Re: (スコア:0)
トップが世襲の北朝鮮を擁護してただけの事はあるなw
Re: (スコア:0)
IT系で働いてるけど縁故採用というか、紹介制は知ってる限りでは大抵どの会社もあるしね。
まあ、面接コスト削減でハズレ率を低くする意味ではそこまでは悪くない気はするけど。
紹介してしてもらうって割と大変というか、ダメな感じだと紹介されないでしょ。
役員の身内ごりおしみたいなのは別だろうけど。
【素人さん向け解説】岩波本の特殊事情 (スコア:1)
> 汚損品が入荷したので交換を依頼したら、「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」だと
これって、素人さんにはわからないからちゃんと説明しなきゃダメだよ。
書店に置かれている本っていうのは、ほとんど全部委託品、つまり売れた分だけ支払いをすればよくて、返品は自由、返品の手数料は無料(返送の手数料は取次=本の問屋持ち)。だから、書店は店頭で痛んだ本だろうが、何だろうがバンバン返品する(中には、古書店で仕入れた本まで返品に混ぜて、その代金分を搾取する悪質書店まであった)。
ところが、岩波の本は買い取り、つまり本を仕入れたときに支払いが発生する。通常、買い取り品の返品は認められない。認めるとすれば、一般商品と同じく初期不良=出荷時破損・落丁・乱丁などに限られる。
とまあ、これが前提となる知識。
でもって、何も知らないバイト君とかが、一般の版元と同じ感覚で岩波の本を返品しようとすることが多々あるから、岩波側としても「本当に(入荷時に)汚れてたんですかぁ?」と言いたくなるわけ。あまりほめられた対応じゃないけど、買い取りの返品を受けるにあたって、念を押すことぐらいしないと、書店は結構むちゃくちゃなことをするから…
Re:【素人さん向け解説】岩波本の特殊事情 (スコア:1)
あ、的確な補足説明ありがとうございました。
死して屍 拾う者なし
Re: (スコア:0)
ホームセンター、ドラッグストアとかの現場でも、無理やり返品あるみたい。
最近、聞いた話では、
少し前に撤去(多分、返品)した商品が広告の品になって、店頭に無いとか。
で、現場のパートさんとかが、困ってる。(返品、広告は当然、社員のお仕事)
他人事なら、笑える話ではあるが、身近な人に愚痴られても、笑い飛ばす訳にもいかない。
Re: (スコア:0)
>今受給している障害年金
えーと、それは収入が増えても止まらない障害年金なんですね…
#収入が増えると止まる&5年に一度審査が有るタイプの障害年金受給者なのでAC
Re:元書店員です (スコア:1)
1年に一度、診断書の提出があります。
その内容によっては、等級落ちとか支給停止の恐れも。
# 精神障害。
3級の時は確か2~3年に一度の提出でしたが、2級になってからは毎年提出になりました。
診断書代、高いんだよなー。
死して屍 拾う者なし