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Amazon隆盛の陰で独立系書店は復活を遂げていた [gigazine.net]
American Booksellers Associationの調査によると、Amazonがオンライン上での書店を1995年にスタートさせてから2000年に至るまでの5年間で、アメリカの独立系書店の数は43%も減少しました。しかし、その後2009年から2015年にかけての6年間で、独立系書店の数は1651件から2227件にまで増加。35%の増加率を記録したとABAは報告しています。
Raffaelli氏は2017年11月現在、研究を行っている最中であり、独立系書店を対象に200以上ものインタビューを実施しているほか、出版社や作家・書店オーナーについても実地で調査を行っています。アメリカ13州書店を訪れ91時間にわたって書店の活動やカンファレスを観察し、915もの業界向け出版物や新聞を分析した結果、Raffaelli氏は「コミュニティ(共同体)」「キュレーション(収集)」「コンベニング(開催すること)」の3つが独立系書店復活のカギとなっていることを発見しました。
一時期Amazonに駆逐されかけたものの、ローカルのコミュニティとの関わり重視、お客さんと関係を築いた上で「お客さんが知らない好きそうな本」をオススメ、イベントや催しを企画して知識人が集まる場所にするといった差別化で復活を果たしている、ということらしい。
おそらくですが、書店への淘汰圧が高まったことで書店のビジネスモデルが選択進化した結果なのではないかと思います。ようするに、無策の書店が駆逐されて対抗できる手腕を持つ書店が増えた、ということなのではないかと。
日本の場合、既存の取次流通システムが「売れ筋の新刊を大回転させて自転車操業する」ことに特化しているので、こういったこだわりを持った取り組みってなかなか難しいものがあります。どちらにしてもいったん壊滅して新しいやり方を編み出さない限りじり貧なのは避けられないでしょう。
やり方を変えずに生き残るには、フランスのような極端な保護政策に走るしかないわけで、その意味でこの要望はロビイングとしては非常に正しい。ただ、文化振興策として昔ながらの書店を残しておくべきかといわれるとそこまでの存在意義はないかなぁというのが個人的な感想なので、どちらかという反対ですが。
関連しないリンク別業種の話ですが超マニアックなCD屋「メカノ」はなぜ潰れないのか [ascii.jp]
記事にある通りですが、どんなマニアックな品揃えにしても、品ぞろえではAmazonに勝てないんですよね。店員のお勧めとか相談とかいう点で差別化しないと。Amazonのレコメンド機能がどこまで進化するのか分からないけど、品ぞろえとか利便性で戦うよりは勝ち目がありそう。
>「売れ筋の新刊を大回転させて自転車操業する」こんなん通販に任せて実店舗はマニアックな品揃えで対応すればそれなりに勝ち目はあるということですよね。
言うは易しですが、まあそういう結論にならざるを得ないです。日本にだってヴィレッジヴァンガードみたいな店もありますから、不可能ではないはず。ただ、いかにマニアックな商品をそろえても、商圏人口が少ないと成立しないので、いずれにしても地方の本屋は壊滅しますな。
もともと日本の出版政策は、地方の文化格差をなくすという名目で様々な法的優遇措置があり、それらを前提に発展してきてます。田舎の本屋がつぶれないのもその恩恵を受けての話。この考え方で行くと、Amazonあるなら地方の文化格差なんて解消されるんだからもういいよねって論も成立するわけで、遅かれ早かれ取次流通システム自体は不要になるだろうと思います。
そのマニアックな商品を店舗に買いに行ける人がどれだけ居るとおもってんの?
個人的には、未チェックの本との出会いの場として書店には消えて欲しくないのですが、ここの数々のコメントからも、既に「欲しいものが先にあってそれを買う為に店舗にいく」という利用方法では通販に太刀打ちできない状況に至っているように思えます。
ではどうすればいいのかといえば、思いつくのは図書館に近いあり方を模索するあたりでしょうか。図書館司書のようにレファレンスサービスを提供できる店員を配して、ピンポイントに「欲しい本」がある訳ではない人を対象に目的に添った書籍を提案する、といった方向にもっていければ通販との差別化は図れそうな
読書サイトで良いのでは?
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アメリカではどうなったのか (スコア:2)
Amazon隆盛の陰で独立系書店は復活を遂げていた [gigazine.net]
一時期Amazonに駆逐されかけたものの、ローカルのコミュニティとの関わり重視、お客さんと関係を築いた上で「お客さんが知らない好きそうな本」をオススメ、イベントや催しを企画して知識人が集まる場所にするといった差別化で復活を果たしている、ということらしい。
おそらくですが、書店への淘汰圧が高まったことで書店のビジネスモデルが選択進化した結果なのではないかと思います。ようするに、無策の書店が駆逐されて対抗できる手腕を持つ書店が増えた、ということなのではないかと。
日本の場合、既存の取次流通システムが「売れ筋の新刊を大回転させて自転車操業する」ことに特化しているので、こういったこだわりを持った取り組みってなかなか難しいものがあります。
どちらにしてもいったん壊滅して新しいやり方を編み出さない限りじり貧なのは避けられないでしょう。
やり方を変えずに生き残るには、フランスのような極端な保護政策に走るしかないわけで、その意味でこの要望はロビイングとしては非常に正しい。
ただ、文化振興策として昔ながらの書店を残しておくべきかといわれるとそこまでの存在意義はないかなぁというのが個人的な感想なので、どちらかという反対ですが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:アメリカではどうなったのか (スコア:1)
関連しないリンク
別業種の話ですが超マニアックなCD屋「メカノ」はなぜ潰れないのか [ascii.jp]
Re: (スコア:0)
記事にある通りですが、どんなマニアックな品揃えにしても、品ぞろえではAmazonに勝てないんですよね。
店員のお勧めとか相談とかいう点で差別化しないと。
Amazonのレコメンド機能がどこまで進化するのか分からないけど、品ぞろえとか利便性で戦うよりは勝ち目がありそう。
Re: (スコア:0)
>「売れ筋の新刊を大回転させて自転車操業する」
こんなん通販に任せて実店舗はマニアックな品揃えで対応すればそれなりに勝ち目はあるということですよね。
Re:アメリカではどうなったのか (スコア:1)
言うは易しですが、まあそういう結論にならざるを得ないです。
日本にだってヴィレッジヴァンガードみたいな店もありますから、不可能ではないはず。
ただ、いかにマニアックな商品をそろえても、商圏人口が少ないと成立しないので、いずれにしても地方の本屋は壊滅しますな。
もともと日本の出版政策は、地方の文化格差をなくすという名目で様々な法的優遇措置があり、それらを前提に発展してきてます。田舎の本屋がつぶれないのもその恩恵を受けての話。
この考え方で行くと、Amazonあるなら地方の文化格差なんて解消されるんだからもういいよねって論も成立するわけで、遅かれ早かれ取次流通システム自体は不要になるだろうと思います。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
そのマニアックな商品を店舗に買いに行ける人がどれだけ居るとおもってんの?
Re: (スコア:0)
個人的には、未チェックの本との出会いの場として書店には消えて欲しくないのですが、ここの数々のコメントからも、既に「欲しいものが先にあってそれを買う為に店舗にいく」という利用方法では通販に太刀打ちできない状況に至っているように思えます。
ではどうすればいいのかといえば、思いつくのは図書館に近いあり方を模索するあたりでしょうか。
図書館司書のようにレファレンスサービスを提供できる店員を配して、ピンポイントに「欲しい本」がある訳ではない人を対象に目的に添った書籍を提案する、といった方向にもっていければ通販との差別化は図れそうな
Re: (スコア:0)
エロ本の好みを店員に把握されくらいならアマゾンのお勧めのがずっと正確で恥ずかしい思いもしなくて済む
リアル本屋の利点は店頭にあるものを今すぐそこで買えることに尽きる、アマゾンは最短でも1日かかるのだから絶対に負けることはない
結局品揃えを良くする(つまり取次は止めて独自の仕入れをする)以外に勝つ手はないよ
Re: (スコア:0)
読書サイトで良いのでは?