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そんなことないですよ。粒子加速の方法は他にもあります。 プラズマ中に波を作ってその波で粒子を加速する方法があります。 宇宙線の起源も、宇宙プラズマによるプラズマ加速ではないかと 言われています。 磁場で閉じ込めた粒子を加速するフェルミ加速というのもあります。
いずれも地上で実現されている物です。
ビッグバンが再現できるまで.
# フラッシュフォワード(ロバート・J・ソウヤー)に出てくるタキオン・ターディオン粒子加速器とか
部門名を見てふと思った。 実際、宇宙からはTeVの素粒子が降ってきてるわけでしょ。 そーゆーのを収集・選別してルミノシティを上げるって 方法はダメ?
建設地は北極か南極。岩手の原野より、さらに土地代は 安いよ。(わ
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょうか、 (スコア:0)
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
やっぱり・・・・・加速器しか無いのでしょうか?
# この分じゃ光学(ビーム)シールドは夢物語にもならないな・・・・
『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:0)
荷電粒子を電磁界で誘導してじわじわとエネルギーを与えてやるのが
最も簡単かつほぼ唯一の方法です。
#巨大になるのは距離に対するエネルギー勾配の制限から
他には幾つかコメントがついているように、
宇宙規模の超高エネルギー現象の利用が考えられますが、
例え
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:2, 興味深い)
> 荷電粒子を電磁界で誘導してじわじわとエネルギーを与えてやるのが
> 最も簡単かつほぼ唯一の方法です。
> #巨大になるのは距離に対するエネルギー勾配の制限から
そんなことないですよ。粒子加速の方法は他にもあります。
プラズマ中に波を作ってその波で粒子を加速する方法があります。
宇宙線の起源も、宇宙プラズマによるプラズマ加速ではないかと
言われています。
磁場で閉じ込めた粒子を加速するフェルミ加速というのもあります。
いずれも地上で実現されている物です。
それに、ポテンシャル勾配の制限が問題なのではありません。
現在、最も強い勾配はレーザーで作れるのですが、
これだと 10^11V/cm ぐらいになるので、
加速長が10cmあればTeV(=10^12eV)まで加速できます。
100mのレーザー加速器を作ればPeV(=10^15eV)ですね。
なぜこのレーザー加速器が実現していないかと言うと、
粒子ビームをミクロン単位で制御しないといけないのが難しいから。
※10^12 というのは10の12乗と言う意味です。
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
プラズマ加速は 10^(-12)秒〜10^(-10)秒程度の時間での加速なので
普通はこれを「じわじわと加速」とは言わないと思いますが。
> フェルミ加速を地上で実現した例とというのはどんな物がある
> でしょう?純粋に知りたいのでリファレンスとか大雑把な実験
> の説明とかその他調べるヒントになる事とか何でも結構ですの
> で教えて頂けるととても嬉しいです。
フェルミ加速は磁気ミラーを作って(これはコイル二つで
出来ますよね)その間に荷電粒子を閉じ込めて、
そしてその磁気ミラーをお互いに近付ければ良いだけです。
原理は宇宙のものと何にも変わりません。
今、文献検索が出来ないので論文を示すことは出来ませんが、
googleで調べるだけでも見つかりますよ。
例えば横国大プラズマ物理非線形グループ [ynu.ac.jp]とか。
詳細が書いてないのが残念ですが、実験やってますし。
もっと良いのが見つかったらご紹介します。
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
ビッグバンが再現できるまで.
1つのターゲットとして (スコア:1)
その先は時空と因果律を超えた新しいフロンティアです。
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:1)
# フラッシュフォワード(ロバート・J・ソウヤー)に出てくるタキオン・ターディオン粒子加速器とか
素人考えなんだけど (スコア:0)
部門名を見てふと思った。 実際、宇宙からはTeVの素粒子が降ってきてるわけでしょ。 そーゆーのを収集・選別してルミノシティを上げるって 方法はダメ?
建設地は北極か南極。岩手の原野より、さらに土地代は 安いよ。(わ
Re:素人考えなんだけど (スコア:1)
宇宙からはTeV(=10^12eV)どころか、10^20eVの粒子が
降って来てます。ルミノシティは低いですが。。
Re:素人考えなんだけど (スコア:3, 参考になる)
これまではTeV領域まで加速できる加速器が
なかったので宇宙線が使われてきた経緯があります。
しかし、宇宙線を利用していると実際はバックグランド
(ノイズ)の除去が大きな問題になります。
要は、望む種類の粒子を取り出すまでに手間が掛かります。
そもそも、地球に降って来るTeV領域の粒子といっても、
種類は千差万別だし、今の技術ではそいつらを捕獲して
判別が出来るだけでもたいした事なんです。
実際をちょっとだけお話しますと、まず捕獲が大変です。
ルミノシティが小さいということは検出器の面積を巨大に
してやる必要があります。TeV領域やそれ以上ともなると、
東京ドーム数個分の面積なんてざらです。
さらには、TeV領域以上のエネルギーを持つ粒子の選別を
するのに大変な(しかも結果には直結しづらい)労力が必要
なのが現状です。
; 予算請求の関係上、結果に直結しづらいことは
; やりづらいというのも悲しいかな、現実です。
そこから、さらに素粒子としての素性を解明するなんて
いうことは、正直なところ至難の技です。
質量の大きい粒子はさらにルミノシティが低いので
判別がより困難になっていますが、レアな粒子なので
研究対象としては面白い部分を多く含んでいるはずです。
しかし、ルミノシティが少ないので上に書いた通り結果が
出るまでに時間が掛かり過ぎるという問題があります。
天然のものが相手なので、人間がコントロールできない
部分も多いですし。
そういうわけで、もしTeV領域まで加速できるような
加速器が完成して稼働すれば、比較的簡単に素性が
分かって制御されたTeV粒子が大量に手に入ります。
これは素晴らしいことだと思います。
; 決して安価ではありませんが。
そして、どこまで加速器を作れば気が済むのかという
当初の問に対する解答はきっとこうです。
研究者の気の済むまで
ただし、人類(あるいは研究者)が自然に興味を持って以来、
満足できたことなんてなかったはずです。
Re:素人考えなんだけど (スコア:0)
Re:人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょう (スコア:0)