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1990年代後半、2000年問題はまだ少し先の頃、自分も含めた人間が仕事をしていると、社内の人間では無い、見栄えのいいお兄さんお姉さんがやってきて(まさに)「オルグ活動」(としか言いようの無い)演説を始めたことが有りました。たぶん、会社が頼んだ、コンサルタント系の人だったのだと思いますが、想像でしか有りません。
曰く、・このままの開発方法ではダメだ。・技術的な細かさより、もっと根本的な事を、初めから 考え直さないといけない。・プログラミング能力は脇に置いて良い。・このやり方は困難だとは思うが、経営とも話を付けて いて、これにチャレンジした人は全て高成果を保証する。さぁ、
1990年代後半、2000年問題はまだ少し先の頃、すごい開発手法だと言われていたのが、・設計をして(先のことなど一切考えず)プログラミングは最小限にし、 修正が必要なら「設計からやり直す」。です。一時期、全部そうなりました。しかし、「設計からやり直す」をした所は聞いたことが有りません。一応、出来たら手のひらをかえすように、そのプログラムを修正しろです。 「思いつく」人が養成出来ていれば、本来通りのやり方になったのでしょうし、もし出来ているならば、このやり方はかなり勝率の高いものだったでしょう。まったくそうならなかったのは、まったく「思いつく」人が養成出来なかった傍証でしょう。
キャラ配分と権限なんて、普通仕事でプログラミングをしている人以外では、思いつかないと思います。 さらに、普通当然の如くに権限が与えられている様な人にも、思いつかないと思います。初めから設計者として職業人生を始めた人や、教師がそうです。さらに、学校などで班ごとにプロジェクトでプログラミングをする場合に、リーダーシップをとる「知っている人」も思いつかないと思います。うま味たっぷりの肉ばかり食べる欧米人に、うま味を発見出来なかったのと一緒だと思います。 さらに、リーダーシップの下で班員として勉強している人も、違和感は覚えるでしょうけれど、そこまで思いつきもしなかったと思います。#30年間まじめにやってきたのに、ちっとも権限をもらえず、引退して#管理系になってようやく、内製ソフトで権限をもらえた人間だから#思いついたのでしょう。 ------------- でも、有り得る話だと思います。ソフトウェア分野で、金離れはいいが最悪の顧客と言われている人々が居ますが、彼ら/彼女らは権限の専門家です。なんであそこまでこじれるのか(自分は実際に遭遇したことは無いので、インターネットとかからのまた聞きですが)。 状態を表すもの間のキャラが被っていない様にする為には、それら全体を考える必要が有ります。しかし権限配分となると、大抵・人間毎にある状態、別の人は別のある状態を取り扱います。それを跨ぐのは越権行為で、コミュニケーションによって解決すべきと言うのが規範です。 しかし、プログラミングでは、・関係するすべての状態を表すものを一度に何とかする必要が有ります。権限の切り方が、・人間のみの集団での作業と、・プログラミングでの設計施工作業(設計と施工は一体です)で違うからだと思います。プログラミングの専門で無い権限の専門家がかむと、えらい事になるのはだからだと思います。
問題は、・「権限」という(メタレベルで)状態を表すものの キャラが被っているからで、・プログラミングで必要な範囲の「権限」が有り、 人間だけでの作業で必要な範囲の「権限」が有り、 (以下「権限プ」、「権限人」という)・与えられるのは「権限人」で、それだけの権限では 作業を開始できない。・作業をする前に思い付き、説得出来て「権限プ」を 得られればいいが、その様な思いつく人間は居ない。・勝手に作業しても、お金にならず、困る。というシナリオです。 もう、繰り返し繰り返し起こっている事です。 悪いのは、プログラミング活動なのに、自然に、「権限プ」が与えられない事です。現状、それが与えられるには、誰にも負けないだけのプログラミング的な張ったりを言えた人間だけですが、張ったりを言えたからといって、作業が出来るという事は示しません。たんに手を引かせて、「権限プ」を得るだけに過ぎません。 しかし、プログラミングでは、作業中にも話し合わないといけません。ですので張ったりで手を引かせた人間と相談しなければならないと言う気まずい状態になります。 悪いのは、自然に「権限プ」を寄こさない風潮です。ウオーターフォールが主原因でしょうけれど、アジャイルやスクラムでは自由過ぎます。必要なものを寄こしさえすれば、済むだけだと思います。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
「オルグ活動」 (スコア:1)
1990年代後半、2000年問題はまだ少し先の頃、
自分も含めた人間が仕事をしていると、
社内の人間では無い、見栄えのいいお兄さんお姉さんが
やってきて(まさに)「オルグ活動」(としか言いようの無い)
演説を始めたことが有りました。
たぶん、会社が頼んだ、コンサルタント系の人だったのだと
思いますが、想像でしか有りません。
曰く、
・このままの開発方法ではダメだ。
・技術的な細かさより、もっと根本的な事を、初めから
考え直さないといけない。
・プログラミング能力は脇に置いて良い。
・このやり方は困難だとは思うが、経営とも話を付けて
いて、これにチャレンジした人は全て高成果を保証する。
さぁ、
類似の事象 (スコア:1)
1990年代後半、2000年問題はまだ少し先の頃、すごい開発手法だ
と言われていたのが、
・設計をして(先のことなど一切考えず)プログラミングは最小限にし、
修正が必要なら「設計からやり直す」。
です。一時期、全部そうなりました。
しかし、「設計からやり直す」をした所は聞いたことが有りません。
一応、出来たら手のひらをかえすように、そのプログラムを修正しろ
です。
「思いつく」人が養成出来ていれば、本来通りのやり方になったのでしょうし、
もし出来ているならば、このやり方はかなり勝率の高いものだったでしょう。
まったくそうならなかったのは、まったく「思いつく」人が養成出来なかった
傍証でしょう。
うま味の発見 (スコア:1)
キャラ配分と権限なんて、普通仕事でプログラミングをしている
人以外では、思いつかないと思います。
さらに、普通当然の如くに権限が与えられている様な人にも、
思いつかないと思います。初めから設計者として職業人生を始めた
人や、教師がそうです。
さらに、学校などで班ごとにプロジェクトでプログラミングをする
場合に、リーダーシップをとる「知っている人」も思いつかない
と思います。
うま味たっぷりの肉ばかり食べる欧米人に、うま味を発見出来なかった
のと一緒だと思います。
さらに、リーダーシップの下で班員として勉強している人も、違和感は
覚えるでしょうけれど、そこまで思いつきもしなかったと思います。
#30年間まじめにやってきたのに、ちっとも権限をもらえず、引退して
#管理系になってようやく、内製ソフトで権限をもらえた人間だから
#思いついたのでしょう。
-------------
でも、有り得る話だと思います。
ソフトウェア分野で、金離れはいいが最悪の顧客と言われている人々が
居ますが、彼ら/彼女らは権限の専門家です。なんであそこまでこじれるのか
(自分は実際に遭遇したことは無いので、インターネットとかからのまた聞き
ですが)。
状態を表すもの間のキャラが被っていない様にする為には、それら全体を
考える必要が有ります。しかし権限配分となると、大抵
・人間毎にある状態、別の人は別のある状態
を取り扱います。それを跨ぐのは越権行為で、コミュニケーションによって
解決すべきと言うのが規範です。
しかし、プログラミングでは、
・関係するすべての状態を表すものを一度に何とかする
必要が有ります。権限の切り方が、
・人間のみの集団での作業
と、
・プログラミングでの設計施工作業(設計と施工は一体です)
で違うからだと思います。
プログラミングの専門で無い権限の専門家がかむと、えらい事になるのは
だからだと思います。
メタレベルでキャラが被っている (スコア:1)
問題は、
・「権限」という(メタレベルで)状態を表すものの
キャラが被っている
からで、
・プログラミングで必要な範囲の「権限」が有り、
人間だけでの作業で必要な範囲の「権限」が有り、
(以下「権限プ」、「権限人」という)
・与えられるのは「権限人」で、それだけの権限では
作業を開始できない。
・作業をする前に思い付き、説得出来て「権限プ」を
得られればいいが、その様な思いつく人間は居ない。
・勝手に作業しても、お金にならず、困る。
というシナリオです。
もう、繰り返し繰り返し起こっている事です。
悪いのは、プログラミング活動なのに、自然に、
「権限プ」が与えられない事です。
現状、それが与えられるには、誰にも負けないだけの
プログラミング的な張ったりを言えた人間だけですが、
張ったりを言えたからといって、作業が出来るという
事は示しません。たんに手を引かせて、「権限プ」を
得るだけに過ぎません。
しかし、プログラミングでは、作業中にも話し合わないと
いけません。ですので張ったりで手を引かせた人間と
相談しなければならないと言う気まずい状態になります。
悪いのは、自然に「権限プ」を寄こさない風潮です。
ウオーターフォールが主原因でしょうけれど、
アジャイルやスクラムでは自由過ぎます。
必要なものを寄こしさえすれば、済むだけだと思います。