by
Anonymous Coward
on 2003年02月17日 13時23分
(#260860)
"routing" と "neural networks" をキーワードにして検索したような結果を理解もせずに出しちゃだめですよ。両方ともANNに経路を選択させてるだけでしょ。前者は4ページの構成の図を見れば明らかだし、後者も "Rule based routing using Neural Net Technology" って冒頭に書いてあるじゃないですか。あなたが言ってるような「ルーターをニューロンと見なして…」なんていうのとは全く違う話です。
うりこみ (スコア:4, 参考になる)
現在のインターネットに導入するにはまだ遠い遠い道のりがありますが、僕が先日発表した修士論文で語られている自律分散型のルーティングでは、最短遅延経路は選択されないかわりに、自己中心的な輻輳を回避する機能を有しています。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
Re:うりこみ (スコア:1)
してネットワークを動かして最適経路を見つけるとかやると面白い
かもしれませんね。自分の負荷とかもニューロンの発火の因子とし
て使えばなんとかなりそうかも。
いつまでたっても収束しないネットワークができあがるかもしれね
っすが。
--- show mpls ldp neighbor
Re:うりこみ (スコア:2, 興味深い)
研究途上で考えていたことは、いったい彼ら(ルータ)は他のどのようなものと類似しているのだろうか、ということでした。#260749 [srad.jp]にあるような道路交通における最適手法の獲得手法が根本にあります。本研究室の研究紹介 [hokudai.ac.jp]にあるような旅人と道筋の住民というモデルです(ここに掲載されているのは結構古い結果なので「なーんだヘボ」とか思われるかもしれません。そして未だにヘボから脱却できていません)。それからニューロネットワークについても考え、小さな生命体から大きな生命体へと進化していくという規模拡大の途上で途切れることなく体の隅々に電気信号を送ることができる仕組みは何であろうかというのは未だに僕の興味の対象です。でも自律分散経路制御では強化学習をすることが困難というのが難点。今後そこらへんをどんどん導入しては失敗してを繰り返す予定です。
自律分散指向のルーティングから得られる結果は非常に興味深いものであり、想像力を逞しくするならば、そこには現在の世界の紛争の構図や平和への道筋すら見えてくるような気がします。逆にさらにミクロな世界も同時に見えてきて、そういった森羅万象の記述が数値から見えてくるのは非常に楽しいものです。あとはそれが妄想でないことを実証するだけなんですけどね‥。だけ。
Hiroki (REO) Kashiwazaki
Re:うりこみ (スコア:0)
Re:うりこみ (スコア:0)
>途切れることなく体の隅々に電気信号を送ることができる仕組み
というのは、脊髄動物の神経網のことですか?
とすれば、完全なツリー構造をもち、頚椎といったsingle-point-of-failureをもつ脊髄動物の神経網は、耐障害性といった点でモデルとし
Re:うりこみ (スコア:1)
とか。。
Re:うりこみ (スコア:0)
Re:うりこみ (スコア:0)
すんません (スコア:1)
--- show mpls ldp neighbor
Re:すんません (スコア:1, 参考になる)
Re:すんません (スコア:1)
のは勘違いも甚だしいのはよーくわかっております。Hopfield 型
で routing ってのも、各ネットワークのノードとその間のリンク
のコストから Matrix おこして、そこからニューラルネットをおこ
してどーこーするってのが必要なのもよーくわかっております。
ただ、「ニューラルネットを使ってルーティング」っていうことを
言いたかっただけなんです。
# そんな私の卒論/修論は Hopfield 型ニューラルネットを使った
# 最適化についてなんですよ ;^)
--- show mpls ldp neighbor
Re:すんません (スコア:0)
># 最適化についてなんですよ ;^)
「ニューラルネットを使ってルーティング」
それならばなおさら誤解のないような表記ができるはずです。
次の論文を