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博士(工学)持ちですが、いきなり最初の就職で躓きました。某有名私立大学の助手として採用いただくはずだったのですが、途中で崩れて研究員といえば聞こえはいいけど無給の奴隷をさせられたことも。その間に科研費取ったり色々頑張って、今は別の有名私立大学に拾って頂けたので、食べるには一応困ってません。でも任期付のポジションなので、任期が切れるまでに次を探さないといけない・・・(任期なしのポジションにつきたいものです)。「大学院重点化」で博士を増やしたまではいいけどその後のことをなんも考えてなかった当時の国の無策っぷりと、一部に存在するインチキドクターの人達に呆れかえりつつ・・・。
ほんと失策ですよね民間にも受け入れが広がらない、かといって国で有効活用するでもなく…せっかく国費投入して手塩にかけて育てた人材を放置するなんて
そりゃ衰退しますわ…ってことばかり国策で行われますね官僚のレベルが下がっている?
1970年代の後半辺りから、えげつない言い方すると国を挙げての愚民化政策に腐心するようになって、その中で問題の先送りとか誤った目標設定と言うのが、あたかも素晴らしくて明日を明るくするかの如き言説が(10年代も真ん中くらいまで)飛び交ってた。という事に、集約されちゃうんじゃないかと思うんです。
学生運動のような当時の「若者の反乱」であったり、労働争議の激化であったり、核兵器廃止運動や反郊外運動に学者が多数参加したりしていたりもしてた。と言う60〜70年代の時代背景に手を焼いた、当時の上級国民的な人達が仕掛けて、まんまとうまく行ってしまったのだろう。と俯瞰できますけど。
社会に物申す姿勢とか、学問と言うより教養を多くの人が身に着けて社会を豊かにしようというのではなく、そのようなものは忌むべき「ムダ」であり、物言わず・言ってることに従い・既存の主流派の価値観を疑わず、そのために困難に追いやられたら自助努力をし、それが無理なら死んでくれ。そういうスタンスで、日本の財界にせよ工業界にせよ、霞が関や与党にせよ、ずっと社会をそうするように変えていった末の、こういう話なんだと思います。
愚民化政策を進めていったのはむしろアカデミー側だろ。研究や講義をほっぽり出して、教授陣は学内選挙活動、学生は手続きを無視した学生運動と。自分達は特権階級だから資金は湧いて出るのが当たり前、愚民は従うのが当たり前だとでも思ってんのか。学閥を無意味なものにし使えない卒業生を量産した責任はどう取るんだ?なんで卒業生をうまく使って世の中を変えていったり資金を調達しようとしないんだ?
特権階級が無けりゃ、愚民同士は争うことを止めず、破滅、自滅する。
特権階級は、政治活動=利害調整を円滑にする仕事があり、別に仕事が無いわけじゃない。(仕事をしているしていないの話ではない)
金が湧いて出ると考えているのは、特権階級・愚民を区別せずいる。まあ、バカはどこにでもいる。ただ、特権階級にそういう考えの人がいると害が社会規模になるということ。
愚民化政策ではなく、不激化政策の副次的影響と考えるのが筋が通る。あと、70年代は(戦後復興の)既に成長のピークで、パイの拡大からパイの配分問題に政治課
特権階級の存在は否定しないが、研究職がそうとは思わない。むしろ特権階級をパトロンにするために、色々努力しなければいけない側じゃないの?少なくとも自分の行なっている研究の楽しさを理解させられないようなのはダメだね。
マスメディアが地方の公共事業や文化施設を利権だとか箱物だなんだで無駄というレッテルを貼りまくったのが良くなかったんじゃないですかねぇ。あれで都会の人だけじゃなく、地方に住んでいる人に取っても無駄の象徴として映ってしまった。箱物ってのはそれだけでは箱でしか無いけど、その中には人も必要だし、文化発信の拠点ともなっただろうし。権力批判のためかなんだかは知らないけど、なんて勿体無いことをしたんだろうね。一面的な物事の判断の怖さを思い知ったよ。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
理系だって・・・ (スコア:0)
博士(工学)持ちですが、いきなり最初の就職で躓きました。某有名私立大学の助手として採用いただくはずだったのですが、途中で崩れて研究員といえば聞こえはいいけど無給の奴隷をさせられたことも。その間に科研費取ったり色々頑張って、今は別の有名私立大学に拾って頂けたので、食べるには一応困ってません。でも任期付のポジションなので、任期が切れるまでに次を探さないといけない・・・(任期なしのポジションにつきたいものです)。
「大学院重点化」で博士を増やしたまではいいけどその後のことをなんも考えてなかった当時の国の無策っぷりと、一部に存在するインチキドクターの人達に呆れかえりつつ・・・。
Re: (スコア:1, 興味深い)
ほんと失策ですよね
民間にも受け入れが広がらない、かといって国で有効活用するでもなく…
せっかく国費投入して手塩にかけて育てた人材を放置するなんて
そりゃ衰退しますわ…ってことばかり国策で行われますね
官僚のレベルが下がっている?
Re:理系だって・・・ (スコア:2)
1970年代の後半辺りから、えげつない言い方すると国を挙げての愚民化政策に腐心するようになって、その中で問題の先送りとか誤った目標設定と言うのが、あたかも素晴らしくて明日を明るくするかの如き言説が(10年代も真ん中くらいまで)飛び交ってた。という事に、集約されちゃうんじゃないかと思うんです。
学生運動のような当時の「若者の反乱」であったり、労働争議の激化であったり、核兵器廃止運動や反郊外運動に学者が多数参加したりしていたりもしてた。と言う60〜70年代の時代背景に手を焼いた、当時の上級国民的な人達が仕掛けて、まんまとうまく行ってしまったのだろう。と俯瞰できますけど。
社会に物申す姿勢とか、学問と言うより教養を多くの人が身に着けて社会を豊かにしようというのではなく、そのようなものは忌むべき「ムダ」であり、物言わず・言ってることに従い・既存の主流派の価値観を疑わず、そのために困難に追いやられたら自助努力をし、それが無理なら死んでくれ。
そういうスタンスで、日本の財界にせよ工業界にせよ、霞が関や与党にせよ、ずっと社会をそうするように変えていった末の、こういう話なんだと思います。
Re:理系だって・・・ (スコア:1)
愚民化政策を進めていったのはむしろアカデミー側だろ。
研究や講義をほっぽり出して、教授陣は学内選挙活動、学生は手続きを無視した学生運動と。
自分達は特権階級だから資金は湧いて出るのが当たり前、愚民は従うのが当たり前だとでも思ってんのか。
学閥を無意味なものにし使えない卒業生を量産した責任はどう取るんだ?
なんで卒業生をうまく使って世の中を変えていったり資金を調達しようとしないんだ?
Re: (スコア:0)
特権階級が無けりゃ、愚民同士は争うことを止めず、破滅、自滅する。
特権階級は、政治活動=利害調整を円滑にする仕事があり、別に仕事が無いわけじゃない。(仕事をしているしていないの話ではない)
金が湧いて出ると考えているのは、特権階級・愚民を区別せずいる。まあ、バカはどこにでもいる。ただ、特権階級にそういう考えの人がいると害が社会規模になるということ。
愚民化政策ではなく、不激化政策の副次的影響と考えるのが筋が通る。
あと、70年代は(戦後復興の)既に成長のピークで、パイの拡大からパイの配分問題に政治課
Re: (スコア:0)
特権階級の存在は否定しないが、研究職がそうとは思わない。
むしろ特権階級をパトロンにするために、色々努力しなければいけない側じゃないの?
少なくとも自分の行なっている研究の楽しさを理解させられないようなのはダメだね。
Re: (スコア:0)
マスメディアが地方の公共事業や文化施設を利権だとか箱物だなんだで無駄というレッテルを貼りまくったのが良くなかったんじゃないですかねぇ。
あれで都会の人だけじゃなく、地方に住んでいる人に取っても無駄の象徴として映ってしまった。
箱物ってのはそれだけでは箱でしか無いけど、その中には人も必要だし、文化発信の拠点ともなっただろうし。
権力批判のためかなんだかは知らないけど、なんて勿体無いことをしたんだろうね。
一面的な物事の判断の怖さを思い知ったよ。