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「オープンソース」という単語が、一般に対して 良い印象で浸透しているかははなはだ疑問ですが、 どうせ議論の中の都合のいいところだけ公開して、 さもオープンであるかのように見せかけるだけのポーズに終わりそうな予感がひしひしとしますね。
都合の良いこと悪いことすべてひっくるめて議論の過程を公開しなければ本当にオープンとは言えないが、それを許す土壌は今の日本の政治システムにはないでしょう。
オープンソースにおいても、意思決定プロセスは特定の個人やグループに委ねられていますよ。 議論は民主的に行なわれるとしても、最終意思決定は民主的ではありません。
ただ、独裁者モデルでもうまくいく理由は、同じ目的意識を共有した集団の中だけの世界であること (意思統一がしやすいし、仲間意識もある)、いざとなれば fork する自由が認められていること、 によります。最終意思決定については現実の政治の世界における民主主義のほうがオープンソースよりも、 原理的には良いはずなので、わざわざオープンソースをまねることもないです。 というか、現にまねてないし、そこを「まねてない」とか 「最終意思決定に聞いた意見が反映してない」と言って非難するのは間違ってる。
まあ、たしかに、イメージ戦略だ、というのは、あるでしょうね。 ぼく自身、あんまり気持のいいもんじゃないですけど、 まあ「フリーソフトウェア」を「無料ソフトウェア」と思われるよりはずっとましだし、フィードバックというのはたしかにオープンソース (というかバザール形式) の重要なポイントのひとつなので、まあ理念としてはそれほど目くじらを立てるほどのものでもないと思っています。 政治における「オープンソース」において、 フィードバックの理念が実際に実現しているかどうかの実態は、 ぼくは知りませんが。
実際のオープンソースな人々よりも、自民党 (、民主党、社民党、...) のほうが、知名度も宣伝能力も圧倒的です。それだからこそ変な宣伝がされていないか心配になるのもありますが、 一方で、オープンソースという何かすごいものがあるのだということを世間の人々が知るきっかけになれば、と思います。
楽観的すぎますかねえ...
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
「オープンソース」という単語が、一般に対して 良い印象で浸透しているかははなはだ疑問ですが、 どうせ議論の中の都合のいいところだけ公開して、 さもオープンであるかのように見せかけるだけのポーズに終わりそうな予感がひしひしとしますね。
都合の良いこと悪いことすべてひっくるめて議論の過程を公開しなければ本当にオープンとは言えないが、それを許す土壌は今の日本の政治システムにはないでしょう。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
まぁ、やった人達 [jrcl.org]は嫌いだし、彼らのやってる事もインチキなんだけど、例の「開かれた」タウンミーティングで内閣に批判的な討論をふっかけたら追い出されそうになったので、横断幕で対抗したら威力業務妨害で逮捕されたと言う事例があって、それが、この「オープン」を象徴していると思うのですよ。
オープンにしているように見せかけるだけで、実際の決定プロセスは首相や取り巻きの独断だったり、密室だったり、官僚のお膳立てだったりして、昔と対して変わりないのではないかと。
# 本当にやる気があるならば、外務省問題
# だって、首相の独断で人事権を執行して
# キャリア官僚を懲罰する位の事やって人気
# 取ってもおかしくないのに、放置してる
# どころか、官僚の暴走を黙認しているのですから。
優しい独裁者 (スコア:2, 興味深い)
オープンソースにおいても、意思決定プロセスは特定の個人やグループに委ねられていますよ。 議論は民主的に行なわれるとしても、最終意思決定は民主的ではありません。
ただ、独裁者モデルでもうまくいく理由は、同じ目的意識を共有した集団の中だけの世界であること (意思統一がしやすいし、仲間意識もある)、いざとなれば fork する自由が認められていること、 によります。最終意思決定については現実の政治の世界における民主主義のほうがオープンソースよりも、 原理的には良いはずなので、わざわざオープンソースをまねることもないです。 というか、現にまねてないし、そこを「まねてない」とか 「最終意思決定に聞いた意見が反映してない」と言って非難するのは間違ってる。
Re:優しい独裁者 (スコア:2, 興味深い)
お題目として、とりあえず目新しい言葉を掲げて、注目を集めるのに使うのはありがち。単なるイメージ戦略ですね。
Re:優しい独裁者 (スコア:1)
まあ、たしかに、イメージ戦略だ、というのは、あるでしょうね。 ぼく自身、あんまり気持のいいもんじゃないですけど、 まあ「フリーソフトウェア」を「無料ソフトウェア」と思われるよりはずっとましだし、フィードバックというのはたしかにオープンソース (というかバザール形式) の重要なポイントのひとつなので、まあ理念としてはそれほど目くじらを立てるほどのものでもないと思っています。 政治における「オープンソース」において、 フィードバックの理念が実際に実現しているかどうかの実態は、 ぼくは知りませんが。
実際のオープンソースな人々よりも、自民党 (、民主党、社民党、...) のほうが、知名度も宣伝能力も圧倒的です。それだからこそ変な宣伝がされていないか心配になるのもありますが、 一方で、オープンソースという何かすごいものがあるのだということを世間の人々が知るきっかけになれば、と思います。
楽観的すぎますかねえ...
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
-- wanna be the biggest dreamer
政治版RFCというべきか (スコア:1)
>取り巻きの独断だったり、密室だったり、官僚のお膳立てだったりして、
>昔と対して変わりないのではないかと。
ほんとうにオープンソースで政治をやるんだったら、まず法律案とか政策案とか、
条例とかを一般市民がRFCとしてポストして、それに対して日本中の人間が
それこそ政治家・識者・一般人入り乱れてアップデートしていく……
というふうにでもしないといけないと思うんですよね。
そのアップデートのプロセスを通して一般人も政治の世界がわかっていく、
政治の世界も猿山のお尻の奪い合いでなくって、もっとタイトなものにに
なっていく……、、、、無理だろうなぁ。
Re:政治版RFCというべきか (スコア:1)
議院内閣制でなくなってしまう様な……。(それ自体の良し悪しは兎も角)
それより、誰か真っ当なシステムエンジニア経験者が議員に立候補してくれんのかなあ。
Re:政治版RFCというべきか (スコア:1)
たとえば今話題の構造改革だって、猪瀬直樹の文章が発表されたのってもう5年くらいは前じゃなかったっけ?
と、現にある議論に参加しようとしない一般人に、広くコミットを期待するのは無理だし非現実的かと。
オープンソースでも、皆コードを書けなんて言わないし、全てのプロジェクトに参加せよとも言わないでしょ?
むしろ今のシステムでは、議論の過程で流れを分かり易くまとめてくれる人や、情報提供(Webページ)を作ってくれる人がいないあたりを、オープンソース流から学んでほしいぞ。
-- wanna be the biggest dreamer
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
「いろいろな人の意見を聞いて」と言った直後に、会場にいる学生等の意見に
被せて大声で持論をまくし立て、相手を黙らせるの得意ですよね彼らは。
石原都知事もやってなかったですか?
AMIGA4000T(60/50)使い
アレはそういう番組ではないかと (スコア:1)
それに会場の人間も「プロ市民」だろうし…。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:1)
聞いたフリだけしてやる、というほうが正確?(笑)
現にメールで意見集めておきながら7割の意見を無視した議員もいたしね。
メルマガ公開だって、どーせ都合の悪い部分は編集するんだから、オープンでも
何でもない。有権者をバカにするなって感じでんな。
Re:誰が入れ知恵したにせよ… (スコア:0)