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日本ではむかしから里山で、草や落ち葉をとって燃やしたり、木を切って薪にしたりしてたので(灰は肥料になる)、山の栄養分が比較的低く保たれて、マツタケがよくとれてたのでは?
ところが山から草や落ち葉、薪木をとらなくなって、山の栄養分が増えて、マツタケの生育に適さなくなったのと、スギ植林で生息域が減った
里山の手入れが行き届かないから~みたいなことよく言われてるけど、そうでもないかもしれない。
祖父が松茸のはえる山を持っていたが、昔から特に手入れなどもしておらず、ずっと放置状態だったけどそれでも昔は大量に取れていたと言っていた。松茸の時期には朝から晩までおかずは大量の松茸ばかりになるほど取れたらしい。それが高度成長期ぐらいからか、採れる量がどんどん減っていったそうだ。
「昔からなんにもしてないのに取れへんようになったし、酸性雨とかそんなんが原因ちゃうか」と生前に言っていた。山を5つも持ってたので、それぞれ手入れするような余裕無かったそうだ。
今はもう山を引き継いだ伯父も全く山に入らないので松茸等の生える場所も分からず、「密猟してる連中のほうが山を知ってるんちゃうか」なんて言ってる。
>昔から特に手入れなどもしておらず、ずっと放置状態だったけど
それって、山持ちはそう思っていても、実は周辺の農家が勝手に枝や落ち葉、下草を収奪していて、農地の肥料や薪にしていたという話は良く聞く。里山は人間が手入れしてできたのではなく、人間が資源を山から収奪してできたのが里山ですね。
近所の人が採取してたんじゃ、ってリプライがあるけど祖父の山はわりと奥の方にあって、薪にする枝葉目当てで行くレベルじゃない。そういうの目当てなら近場の山林で充分なんで。
>祖父の山はわりと奥の方にあって、
今の感覚でみると奥でも、山に慣れている者からするとぜんぜん奥じゃないじゃないかということは多い。また、本当に奥山だとしても、昔は奥山ではなかったということもある。高度成長の前頃までは驚くほど奥地にも田んぼや畑があった。よくこんなところで農業やっていたなと思うような険しい奥地にもあった。そんなところも離農する時に植林していったので今ではうっそうとした森林になり、地面をよく見ないとそんな痕跡もわからない。とにかく昔は、驚くほど奥地まで農地があり、徹底的に森林資源を使っていた。今の時代は、日本の歴史上かつてないほど森林資源があふれかえっているとも言える状態だ。
>それが高度成長期ぐらいからか、採れる量がどんどん減っていったそうだ。
ガスが田舎の山間部まで普及して薪の需要がなくなったとか、農家が化学肥料使うようになって落ち葉等を集めなくなったってことだよね。でも周辺の農家が勝手に「収奪」なんてのではなくて、里山は周辺住民にとってそれが当たり前でむしろ権利。
今はもう山を引き継いだ伯父も全く山に入らないので松茸等の生える場所も分からず、
マツタケの生える場所は、たとえこどもであっても、迂闊には教えられないという。知っている爺さんが他言せずに死んでしまい、誰にもわからなくなった...というストーリーもあったりする。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
日本ではマツタケは貧栄養化した場所に生える? (スコア:0)
日本ではむかしから里山で、草や落ち葉をとって燃やしたり、
木を切って薪にしたりしてたので(灰は肥料になる)、
山の栄養分が比較的低く保たれて、マツタケがよくとれてたのでは?
ところが山から草や落ち葉、薪木をとらなくなって、山の栄養分が増えて、マツタケの生育に適さなくなったのと、
スギ植林で生息域が減った
Re:日本ではマツタケは貧栄養化した場所に生える? (スコア:4, 興味深い)
里山の手入れが行き届かないから~
みたいなことよく言われてるけど、そうでもないかもしれない。
祖父が松茸のはえる山を持っていたが、
昔から特に手入れなどもしておらず、ずっと放置状態だったけど
それでも昔は大量に取れていたと言っていた。
松茸の時期には朝から晩までおかずは大量の松茸ばかりになるほど取れたらしい。
それが高度成長期ぐらいからか、採れる量がどんどん減っていったそうだ。
「昔からなんにもしてないのに取れへんようになったし、酸性雨とかそんなんが原因ちゃうか」
と生前に言っていた。
山を5つも持ってたので、それぞれ手入れするような余裕無かったそうだ。
今はもう山を引き継いだ伯父も全く山に入らないので松茸等の生える場所も分からず、
「密猟してる連中のほうが山を知ってるんちゃうか」なんて言ってる。
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Re:日本ではマツタケは貧栄養化した場所に生える? (スコア:3)
>昔から特に手入れなどもしておらず、ずっと放置状態だったけど
それって、山持ちはそう思っていても、実は周辺の農家が勝手に枝や落ち葉、下草を収奪していて、農地の肥料や薪にしていたという話は良く聞く。
里山は人間が手入れしてできたのではなく、人間が資源を山から収奪してできたのが里山ですね。
Re:日本ではマツタケは貧栄養化した場所に生える? (スコア:2)
近所の人が採取してたんじゃ、ってリプライがあるけど
祖父の山はわりと奥の方にあって、
薪にする枝葉目当てで行くレベルじゃない。
そういうの目当てなら近場の山林で充分なんで。
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Re:日本ではマツタケは貧栄養化した場所に生える? (スコア:2)
>祖父の山はわりと奥の方にあって、
今の感覚でみると奥でも、山に慣れている者からするとぜんぜん奥じゃないじゃないかということは多い。
また、本当に奥山だとしても、昔は奥山ではなかったということもある。
高度成長の前頃までは驚くほど奥地にも田んぼや畑があった。
よくこんなところで農業やっていたなと思うような険しい奥地にもあった。
そんなところも離農する時に植林していったので今ではうっそうとした森林になり、地面をよく見ないとそんな痕跡もわからない。
とにかく昔は、驚くほど奥地まで農地があり、徹底的に森林資源を使っていた。
今の時代は、日本の歴史上かつてないほど森林資源があふれかえっているとも言える状態だ。
Re: (スコア:0)
>それが高度成長期ぐらいからか、採れる量がどんどん減っていったそうだ。
ガスが田舎の山間部まで普及して薪の需要がなくなったとか、農家が化学肥料使うようになって落ち葉等を集めなくなったってことだよね。
でも周辺の農家が勝手に「収奪」なんてのではなくて、里山は周辺住民にとってそれが当たり前でむしろ権利。
Re: (スコア:0)
今はもう山を引き継いだ伯父も全く山に入らないので松茸等の生える場所も分からず、
マツタケの生える場所は、たとえこどもであっても、迂闊には教えられないという。
知っている爺さんが他言せずに死んでしまい、誰にもわからなくなった...というストーリーもあったりする。