「国もあるよね」ではなく、いわゆる「先進民主主義諸国」で死刑制度が国家レベルで残置されているのは日本だけです。米国ですら死刑制度は連邦レベルではなく一部の州で死刑制度が残っているだけ。ただ、死刑制度が残っている州でも、薬物などによる安楽死だし(日本の絞首刑は非常に苦しむので非人道的な処刑だと見なされています)、事前に刑の執行日を通告するし(日本ではある日突然刑場に呼び出されます)、家族などとも別れることが保証されています(日本では家族は刑の執行後連絡を受けます)。結局、先進民主主義国家で死刑制度が残っているのは日本だけで、そのために国連人権理事会や EU 等から頻繁に日本に対して抗議・非難が勧告されているのですが、なぜか日本ではその事実が報道すらされない。
先にやることがある (スコア:4, 参考になる)
何回も言われてると思うけど
現状で死ぬ権利認めたところで自殺圧力高まるだけで何も有益なことはないよ
自殺したい人も、自殺したくなった原因が大抵の場合はあるわけで、
それを可能な限り取り除く努力かラ始めないと
月300時間労働の人に「自殺の権利あるから死んだら?」
都下言うんじゃなくて、勤め先から避難させるのが先だよね
今はそれが出来てない
だから議論には早いと思う
Re: (スコア:0)
つまりコールドスリープ技術の実用化が待たれる、と
Re:先にやることがある (スコア:1)
Re:先にやることがある (スコア:1)
幼女も…。
Re: (スコア:0)
ではALSの治療法は任せました。
Re:先にやることがある (スコア:4, すばらしい洞察)
現状ALSの診断は死亡宣告と同義になっていますが、発症前は五体満足の健常者が圧倒的大多数なのではないでしょうか。
どんどん筋力が落ちていって自発呼吸もできなくなる。それでも延命治療が行われ挿管して人工呼吸器に頼る生活になると発声ができなくなるので寝たきりで機器を使っての意思表示をする生活になる。そのうち意思表示もままならなくなり、呼吸困難による窒息死の恐怖に怯える日常が続き、やがて終焉を迎えます。
と言うようなことを医師に告げられても前向きに生きていこうと思える人ってどの程度いるのでしょうか。最初は強がっていても最終的には心が折れる人がほとんどに思えてなりません。
ALSの患者は、障害者でも患者でもなく「数年のうちに死ぬ人」なのが実情です。窒息死よりは安楽死、と言う考え方は決して間違ってはいないように思います。窒息で苦しくても体が動かないのですから傍目には穏やかな死を迎えたように見えるのかもしれませんが、静かに苦しんで死んでいくのだと思います(苦しみを感じることさえできなくなっている可能性はあるかもしれません)。
# ALSで先日死亡した俳優の三浦春馬さんが「僕のいた時間」と言うドラマで主役のALSの患者を演じていた [fujitv.co.jp]のを思い出した。このドラマはちょっと違うような気がした程度にしか記憶してないんだけれどもあらすじはこちら [thetv.jp]。
議論をするな!という一部の人達 (スコア:1)
「すべての生命は尊い」と教え込まれたことをなぜ尊いのか言わずに、一部の界隈では政治問題のように扱うのは、大変幼稚な行動に思います。
一部の人達は「私は尊厳が服を来て歩いてる」と公言している人が、過去にテレビ画面で「豚野郎は氏ね!」と大声で怒鳴っています。
人命の価値に差が有った時代が、人類史には確かにありましたが、なぜ「人命の価値に差が無い」のかを誰もが理解できる言葉で繰り返して
言わないと正しい事は伝わりませんし、時代に沿いません。もちろん「人命の価値に差がある」という主張ではありません
あなたがサイコパスと煽る人とあなたは同じ命です、きっかけなんて何でも良い、多くの人が正しいと推定されて後世の世で間違いとされない
正解が出てくれば、いくらでも議論すべきでしょう。もちろん「議論=法律の制定」ではありません
#人間が議論することを辞めたら、後は独裁的な勢力の数比べや、武力比べしか残りません。
Re:議論をするな!という一部の人達 (スコア:2)
人命の価値には差があります。
私にとって、自分自身や親兄弟や友達の命と、赤の他人の命は決して同じ価値ではありません。
「人命の価値は平等」というのは、キリスト教の「父なる上の前では信徒は皆子羊」的な教えを元にしたお約束でありファンタジーです。
近代西欧社会では欠くべからざるファンタジーではありますが。
Re:議論をするな!という一部の人達 (スコア:1)
1789年のフランス革命に先立つ1776年のアメリカ独立宣言では、以下のように明言されています。
「すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」
まあこういう問題は唯一絶対の正解なんて無いのだとも思います。
Re:議論をするな!という一部の人達 (スコア:1)
「現代の人類の共通理念」というものは存在しません。
「人命の価値は平等」という価値観も、沢山ある価値観の一つに過ぎません。
例えばイスラム教のコーランには「女性は男性より下位である」と記されているし、日本の封建社会では長男と次男以下で人命の価値に明確な差がありました。
価値観の対立なので、どちらが善でどちらが悪、と決められるものでもないですし。
主犯の罪 (スコア:1)
嘱託殺人を依頼した依頼者に罪は無いんだろうか
いわば主犯なわけだ
#何とは言わないけど売らなきゃ買えないのと同じじゃないのか
Re:主犯の罪 (スコア:1)
自己決定権 (スコア:1)
Re:自己決定権 (スコア:1)
死にたいという自己決定をどうするかという議論すら、脳みそお花畑な人間が考えもせず全否定してるわけですしね
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
本人の意志を無視して生かし続ける権利はあるのか (スコア:0)
自死もできないほど弱ってしまった人は、どうすれば自分の意志を尊重してもらえるのか
Re:本人の意志を無視して生かし続ける権利はあるのか (スコア:2)
「ジョニーは戦場へ行った」を思い出した。
原作も映画も見てない(見たくない)けど、どんなに死にたくても死ねない状態を想像するとこわい。
また、劇中で軍がどうしても生かそうとすることはひどいと感じるんだけど、実際の尊厳死を絶対に否定する考え方にも似たものを感じる。
尊厳死を認めた場合の社会的な危険を想像する人は、本人の圧倒的な絶望に対する想像力が足りないのではないか。
Re: (スコア:0)
そりゃ、儲かる奴がいるからだよ
Re: (スコア:0)
外部に意思を発信できなくなっていても、死にたくないと思っている可能性を消せないしねぇ
ぼくは延命治療不要(Re:本人の意志を無視して生かし続ける権利はあるのか) (スコア:3)
横浜市ではもしも手帳 [yokohama.lg.jp]を作成・配布しています。
私は延命治療は一切要らないけどペインコントロールだけはして欲しいと書きました。
デレック・ハンフリーの著書「FINAL EXIT 安楽死の方法 [ndl.go.jp]」が出版されて18年。
おそらく、この先も思考停止のまま議論先送りになるんだろうなと思います。
死して屍 拾う者なし
一人は資格詐称で医師免許取得の可能性 (スコア:0)
逮捕された医師の一人は、医師免許取得時の資格詐称の可能性が指摘されてますね。国内の医学部を中退した後、海外の医学部を出たとしていたけど、その事実が確認されなかったとか。
Re:一人は資格詐称で医師免許取得の可能性 (スコア:2)
超有名医師で僧侶で大金持ちだろうと、
ナチスを礼賛する優生学信奉者もいるし、
別に医師免許は関係ないかと。
尊厳死や安楽死はこれまで少しづつ専門家達が進めて合意できそう所を、
今回の件で停滞してしまったのではともいわれていますね。
遺言? (スコア:0)
将来、病気や事故でまともに意思疎通できないような状態になった時はいっその事、安楽死させてほしいのですが、この場合は将来の合法化を見込んで遺言状のようなものを用意したほうがいいのでしょうか?仮に安楽死が合法化されるとしても、本人の意思の確認は絶対条件でしょうし、病気や事故が起こって意思疎通ができなくなってからでは遅いので。
Re: (スコア:0)
・延命治療はしないでほしい(現行法で問題なし)
・合法になっていたなら安楽死させてほしい
って書いたのを遺言状が認められるのと同じ条件で用意しとけばいいんじゃない?
あともちろん、その存在と内容を身近な人に伝えておくほうが良いですね。
Re: (スコア:0)
それだと「やっぱり死ぬの止めよう」ってなった時に困るんじゃね?
一度死ぬと決めたら絶対翻意しないって人ばかりじゃないだろうし。
殺す側が罪にならないにはどうすればよいかって事にしか目が行ってないように見える。
Re:遺言? (スコア:1)
// 遺言の「ようなもの」であることには注意が必要そう
Re: (スコア:0)
遺言状じゃないけど重病で入院する時は延命治療の可否を選べたと思う。
脳死状態での臓器移植に賛成する意思表示をしておけば脳死に至った段階で延命措置は終了するよ。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:4, すばらしい洞察)
でも法律って犯罪(あるいは看過できないと世論が見做した行為)に対して泥縄的に整備されることもままあるかと
最近でも危険運転とかマスク・消毒液の転売なんかはそうですよね
殺人はしょせん殺人というのはもっともで、この医師二名は現行法で裁かれるべきでしょう
ただ今回のことを契機に、「死ぬ権利」が議論されること自体は特に問題には思いません
その議論の結果
> すべての生命は尊い。人命の価値に差なんてねえ。
という総意になるかもしれませんし、更に別の結論が出るかもしれません
コロナが更に酷くなったときに、誰を優先して助けるか、命の選別が行われることも覚悟が必要で、
自決だけでなく命をどう扱うべきか、その議論は今まさに必要とされていると思います
Re: (スコア:0)
>「すべての生命は尊いとは限らない、人命の価値に差なんないとは限らない。」
>という「別の」結論は出してはいけないと思う。
でも、日本には死刑制度ってのもあるわけで、
現在ですら、全ての生命は尊いとは限らないような。。。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
タレコミで言われてるみたいに「嘱託殺人事件が起きたことで『死ぬ権利』の議論が再燃」がホンマなら死刑を持ち出すのは話がややこしくなるかと……。
今回の事件を起した医師達に限って言えば、「刑事事件における法の不遡及」って要は「刑事被告人・受刑者・受刑予定者(死刑囚など)が不利になる刑法改正の不遡及」な訳で、「刑事被告人・受刑者・受刑予定者(死刑囚など)が有利になる刑法改正の遡及」は逆にやらないといけない筈。
なので、ホンマにこの議論が「一部の人が言ってる極論」じゃなくて「法改正につながる可能性が有るモノ」だったら、今回の事件を起こした医師達に死刑判決を行なうべきは、他の「死刑判決を下し得る」犯罪に比べてややこしくなってしまう。(将来の法改正で無罪・減刑になる可能性が有る刑事被告人を吊るしてしまえば、下手したら死刑制度そのものの見直しにまで話が及びかねない)
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
じゃあ、今回の事件を起した医師達に余罪が有った場合は「他の複数の生命を脅かす個体」と見做して死刑にすべきなの?
つか、「他の複数の生命を脅かす個体」なら「一生閉じ込めとく」でも対処可能じゃね??
純粋にコストだけを考えれば、死刑のコストは結構高いので、「一生閉じ込めとく」に比べて、それほどコストが高いかつ〜と……。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
いや、だから、日本でも被害者遺族は死刑を望んでないのに死刑判決 [jinken.ne.jp]なんて事例が実際に有った訳で……
(そもそも、場合によっては「同じ事件の複数の被害者遺族」が一枚岩とは限らん場合など、いくらでも考えられる訳で)
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
死刑制度のない国もあるよね。
「国もあるよね」ではなく、いわゆる「先進民主主義諸国」で死刑制度が国家レベルで残置されているのは日本だけです。米国ですら死刑制度は連邦レベルではなく一部の州で死刑制度が残っているだけ。ただ、死刑制度が残っている州でも、薬物などによる安楽死だし(日本の絞首刑は非常に苦しむので非人道的な処刑だと見なされています)、事前に刑の執行日を通告するし(日本ではある日突然刑場に呼び出されます)、家族などとも別れることが保証されています(日本では家族は刑の執行後連絡を受けます)。結局、先進民主主義国家で死刑制度が残っているのは日本だけで、そのために国連人権理事会や EU 等から頻繁に日本に対して抗議・非難が勧告されているのですが、なぜか日本ではその事実が報道すらされない。
現在、死刑制度が残っているのは日本以外では北朝鮮とか、中国とか、サウジアラビアとか、専制独裁国家のみ。
EU に加入するには死刑制度が残っていると加入申請資格すらない。
なお、日本は寃罪による死刑判決と死刑執行が多いことでも国際的に悪名高い。だいたい刑事裁判の有罪率が 99.94 % なんてのは民主主義国家ではありえない。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
そのようなお考えが基だと、『尊属殺栃木実父殺し事件 [wikipedia.org]のときも議論せずに、「犯人」は当時の法規にしたがって、無期か死刑にすべきだった』、となりませんか。
#なお知らない人は胸糞な事件なのでリンク先注意
オフトピ(Re:犯罪をきっかけに議論をするな) (スコア:4, 参考になる)
リンクを踏みたくない方のために補足。
これは刑法200条に規定されていた尊属殺人罪につき、法定刑が死刑または無期の懲役
しかないのは、普通殺が執行猶予つき有罪の余地を残すのに比べ法の下の平等原則に
反し憲法違反ではないかが争われた事件です。一般教養科目で法学を履修すれば、必
ず学ぶ著名な判決です。一般に「尊属殺重罰規定違憲判決」として知られます。
// 刑法200条は、平成7年の改正で削除されました。
判決で尊属殺が普通殺に比べ非難の度合いが重いこと自体は不合理とは言えないが、
量刑が死刑と無期懲役しかないのは憲法14条が保障する平等原則に反し、違憲である
と述べました(かなり書き下し)。
本件では、被告人は実父から長年にわたり性暴力を受けた末殺害に至ったものですが、
検察官としてはいかに同情の余地があろうと、200条が生きている限り尊属殺として起
訴しなければならない義務がありますので、検察官の胸中も複雑であったろうと思わ
れます>個人的見解
死して屍 拾う者なし
Re: (スコア:0)
こういう単純バカが多いから、これから自殺者が量産されるんだろうなぁ...
Re: (スコア:0)
きっかけはただのきっかけでしかない。
なぜ自殺することを認めないのか。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:2)
戦場は何でもありだからな~
日常を戦場みたいにしたいのかな
Re: (スコア:0)
死んだ方がマシなような苦痛から逃れるために自ら死を選ぶ権利を否定するのなら
そういう人を生きながらえさせつつ苦痛から救う方法が必要なんだが。
それ無しに単純に命は尊いという観念のみを根拠に自死を否定するというのは議論として噛み合わないんじゃないか?
優生学的な観点で障害者や難病患者を社会が排除しないような仕組みが整備され
患者の意思が尊重されるのなら安楽死制度は有っても良いと思う。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
犯人が優生学かぶれだったという報道もある
安楽死の権利が認められたとして、老人、障害者、難病患者に対して、
家族や周囲が安楽死を決断するよう圧力をかけるのが目に見える
「子供も大きくなって金がかかるから(安楽死を)そろそろ考えてくれないか」
「ご家族の負担を考えたら、そろそろ(安楽死を)決めてもよいのでは」
「お前を生かすための社会負担をあわきまえろ」
安楽死が後方化された時点で、こういうセリフを、良いことをしているつもりで
吐く奴が続出するに決まってる
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
それは圧力をかけるほうが悪いのであって安楽死の是非には関係ない。
運用でどうにでもなる話だしな。そもそも安楽死を認めている国があるんだから。
じゃあその国では家族とかから圧力かけられまくって無理矢理安楽死させられてるやつがゴロゴロいるのかね?
その証明はできるかな?できないなら妄想でしかない。
恐らく0ではないだろう。しかしゴロゴロいるとは思えない。
それに前述のように運用でどうにでもなる話。
第三者の立会人と面談するとかな(勿論家族とかは立ち会わせない。強制されているといえば国が保護する制度がある。とかにする)
意思疎通ができない状態の奴はそもそもが生きたいという意思も確認できないから議論する意味がない。
後天的になったのなら、臓器提供ドナーみたいに事前に同意書書くようなシステムを作ればいいだけ。
何より反対の人間が一番頭の悪い部分が
死にたいを思っている人間の意思を尊重する。という部分を完全に無視している事。
安楽死制度ができた場合、その制度によって生きたいのに死を選ぶしかなくなる人間。
安楽死制度がなく、そのせいで死にたいのに無理矢理生かされて地獄を味わう人間。
さて、どちらが多く、どちらが不幸なのかね。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:1)
単なるパワハラで己の意思を殺され生き地獄を味わい続けるのは幸せですか?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
仮に合法となっても殺人は殺人と言いたいのですか?議論を放棄しているようにしか見えません。
そもそも嘱託殺人を起こした医師個人に絞った話なんてしてないと思いますが、サイコパスって誰に向かって言ってるでしょう?
Re: (スコア:0)
サイコパス言いたいだけの小二病だろ。
Re: (スコア:0)
死ぬ権利の議論と今回の件は分けて考えるべきではあるな
尊厳死を認めてる国は乱用できないように非常に厳格なルールがあるし、スイスの自殺の幇助を容認も決められた団体しか行えず、蘊奥ルールはかなりきっちりしている。
尊厳死のなどの権利を認めるべきかどうかというの議論は別にいいと思うぜ。
ただ、今回みたいなやり方は全く持ってダメ。
尊厳死ってのは死にたいと思ってる人間をただ殺すというようなものじゃないから。
上のリンクにあるディグニタスだって、簡単には認めないよ。
それに実費などを差っ引くと幇助団体はあまり、これによる収入はあまり多くない。
今回のケースはそれなりの金額を報酬としていて、利益関係が発生しているからさらに問題になる。
Re:犯罪をきっかけに議論をするな (スコア:5, 参考になる)
尊厳死を認めてる国は乱用できないように非常に厳格なルールがあるし、スイスの自殺の幇助を容認も決められた団体しか行えず、蘊奥ルールはかなりきっちりしている。
尊厳死を認めた国では何が起きるかというと、たとえば米国オレゴン州では、がん患者に対して「抗がん剤治療の公的保険給付は認められないが自殺幇助なら給付を認める」という通知が届く。
そして尊厳死を認めたオランダでは「25歳以上の重症脳損傷患者を治療するための専門医療機関が存在しない」。後遺症が残るような重症の患者は殺してしまったほうが利益になるから自然とそうなる。
「医療費を削減したい」という要求からなされる尊厳死は必ずこういう殺す方向へのインセンティブを生じさせる。もし尊厳死についてまともに論じたいのなら制度として「殺さない」方向への動機づけを行うような仕組みにしないと恐ろしくてやってられないのですが、そこのところの安全弁について語る人はいない。みんな誰も彼も人を殺したくて仕方がないだけみたいだ。
https://synodos.jp/society/1070 [synodos.jp]
Re: (スコア:0)
あ、これは会話ができない類の人だわ。
反論するだけ無駄。
Re: (スコア:0)
で、現状犯罪でしかない安楽死の議論はどうやったら始められますか?
生きることを苦に思って自殺した人が出たらですか?それって安楽死の議論につながりますか?
Re:そもそも医療行為とは (スコア:1)
Re:そもそも医療行為とは (スコア:1)
私は元コメ氏ではないので、それが思考実験として記述されたものか否かは存じませんし、ここで思考実験の定義について長々と議論するつもりも毛頭ありませんが、現実に存在しないであろう状況を仮定して議論することを否定してしまえばおおよそ全ての思考実験は成り立たないであろうとは言えます(十分長い)。