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・ジョホール港開発計画 シンガポール港に依存しているマレーシアが、マレー半島南端のジョホール港を独自に開発。海流が予想不可能になることや、経済的地位低下の恐れから、シンガポール側は開発に反対 ・ゴーズウェイ ジョホール水道には、シンガポールとジョホール州州都のジョホール・バールを結ぶゴーズウェイと呼ばれる道があります。この道は、海を埋め立てて作った陸路で、道のほかにマレー鉄道や巨大な水のパイプライン、それに電力線や通信線が走っていて、文字通りシンガポールの生命線となっています。車で行くとかなり渋滞しているのですが、ゴーズウェイの渋滞緩和のために最近新たに陸路が建設されましたが、マレーシア側は陸橋ではなく、海流の流れを止めず船舶の航行が可能な大橋の建設を主張してシンガポールと対立しています。 ・領有権問題 ジョホール水道の水面領有問題は古くからある対立なのですが、最近ジョホール水道にある小さな島の領有を巡って、両国は国際司法裁判所に提訴する事態に発展しています ・マレー鉄道 マレー半島を縦断するマレーシアの鉄道のことで、終着駅はシンガポールのシンガポール駅まで達しています。このシンガポール側の駅舎や鉄道施設は、シンガポールにあるのですがマレーシアの管轄権にあり、シンガポール駅まではパスポート無しで行ける(今はどうか知らないけど)らしいです。 シンガポール側は、密入国の撲滅を名目にシンガポール駅に置かれている出入国管理施設を国境付近に移転することを提案しており、シンガポール側にあるマレー鉄道の資産や管轄権を失うことを恐れるマレーシア側と対立しています
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
シンガポールならでは (スコア:3, 参考になる)
歴史的に言うと、シンガポールは英領マレーが、マレー人/イスラム系人がマレーシアに、華人系がシンガポールとして独立した関係から両国の関係はあまりよくないです(といっても、マレーシアの経済的多数派は相変わらず華人系だし、シンガポールは華人の他にマレー人、インドネシア系、印僑、欧米人などもいますが)。特に最近、両国の間で問題になっているのは、マレーシアとシンガポールの間の海域、ジョホール水道を巡る紛争で、思いつくだけ列挙してみると以下のような対立があります。
で、これに加えて水問題があります。水は先に述べたように、ゴーズウェイを経由してパイプラインでマレーシアから輸入しているのですが、この供給量や価格については両国の協定(2011年に期限切れ)によって一定に押さえられているものの、両国の政治的対立が深刻化すると、必ず水の供給をストップするとか値上げするとかといった感じで、マレーシア側の交渉カードとして使われる場合が多いです。
水供給協定の改訂についても、マレーシア側が固定されている現在の供給価格の100倍(1000ガロンあたり0.03リンギから3リンギ)への値上げを要求していたり、シンガポール側は大規模な海水からの脱塩施設の建設を示唆しはじめたりでなかなか対立の溝が埋まりそうもないようで。
ちなみに、シンガポールの水道の水はかなりまずいですが、そのまま飲んでも安全なくらい清潔な水です(人によってはおなかを壊す人もいるだろうけど)。でも、ミネラルウォーターはあちこちで売ってたり(結構値がはる)、水洗トイレに「水は節約しよう!」とあちこちに書いてあったりして、快適な国なんですが水の厳しさがある国だったりします
#そういえば今京都国際会館で世界水フォーラムが開催中
VSプラントじゃなくて、VSペットボトルでは? (スコア:1)
>脱塩施設による海水からの水供給や、蒸留水からの供給もあるんですが、コストが高くて・・・。
ペットボトルで流通させるコストも含めると高い訳で、水をつくるプラントのコストが高い、というのとは微妙に違うんじゃないでしょうか。シンガポールの方法は詳しくないので間違ってるかもですが。
おそらく元ネタの「蒸留水のコスト1/7」は、蒸留水ペットボトルの店頭価格の1/7じゃないかと思います。
(シンガポール行ったとき、地元ブランドのミネラルウォーターだなと思って買い、味が微妙に普通の水っぽいと思ったら、蒸留水でした。)
空気中の水分を利用する方法だと、結構電気喰うでしょうが目の前にあるので、「ペットボトルで購入する」給水システムと比べてコスト的に勝てるんでしょうね。
これで室内クーラー機能もあれば完璧です。
Re:VSプラントじゃなくて、VSペットボトルでは? (スコア:1)
気になってちょっと調べてみたんですが、1000ガロン(おそらく1英ガロン=4.5リットル)は4.5トンの水に相当するでしょうから、1トン辺りの輸入コストが仮に1000ガロン=3リンギになると、1トン辺りのコストは(1リンギ30円として)20円くらい。日東電工が住友商事と共同でフロリダ州ダンパに建設した逆浸透法を用いたプラント(日量10万トンクラスの処理能力)のコストが、1トンあたり55セントで(1ドル115円として)63円くらいですから、マレーシアから買ったほうが三分の一くらいになりますね
#計算間違ってたらスマソ
#マレーシアから輸入しているのは原水で、日量2億5000万ガロンくらいらしい
一方で、統計によるとマレーシアの一日辺りの水の消費量が3億ガロン=130万トンで、約半数がシンガポール国内の貯水池からまかなっているので、65万トンほどを輸入に頼っていることになります。バーレーンに建設された、同じ日東電工製の世界最大級の逆浸透法淡水化プラント(コストはよくわからないんですが)の処理能力が日量12万トンくらいなので、5倍近い規模のプラントを建設する必要があります。
#現在シンガポールに建設中の日量13万トンを供給できるプラントが、ちょっとで建設費が2億ドルくらいらしい。最終的にはもっと規模が大きいものを建設するとか
Re:シンガポールならでは (スコア:1)
・・・
> シンガポール駅まではパスポート無しで行ける
> (今はどうか知らないけど)らしいです
一昨年の夏ですが、ジョホールバル(ここでマレーシアの出国手続き)?
から鉄道に乗って,海を越えたはじめの駅で入国手続きでした。
一度降りて、もう一度乗るというふうになってました。
# あたふたしていたら、荷物のX線検査をしないのに通してくれた。
Re:シンガポールならでは (スコア:0)
シンガポール在住AC