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因果関係が逆で、「もともと人を信頼せず教育も重んじない地域だからこそ異端審問が盛んになった」という可能性もあるのでは。
それに、
> 今回の研究結果に関して予想されるという「異端審問は元々貧しい地域でより盛んだったのでは?」という反論について、Vidal-Robert氏らは「異端審問は罰金や没収した財産によって採算を取っていたため、より豊かな地域ほど盛んだったと考えるのが妥当」とコメント。
これも逆に、「貧しい地域だからこそ異端審問する側の収入手段として重要だった」という可能性が。
タレコミ中が張られてるWikipediaの項目にしっかり書かれてますよね?
要はスペインそのものが「異教徒」の支配地域を征服して出来た国だから、異端審問が必要になった、と。 財産没収に関しても、おそらくは「異教徒」の方が金を持ってた、と。
そうですね。そして、元々の狙いがそうだったという話と、実践にあたっては#4185119のような偏りが生じたという仮説とは、とくに矛盾しないでしょう。
組織の本来の目的が、実務(者)の都合や状況によって歪むというのは良くある話です。
同じ感想を持った。「考えるのが妥当」ではなくて、異端審問の前後の経済状況を事実に基づいて評価したものと合わせて見てみないと何とも言えない。
ただ、スペイン異端審問 [wikipedia.org]の当初の目的としては、ユダヤ人金融業者から借りてる金を踏み倒すことがあったと言われている。経済的に豊かな人が、異端審問が苛烈な地域から逃げ出した可能性もありそうな気はする。
単純に、「信仰心が厚い」という第3の要因が隠れている可能性もありますね。信仰心が厚い→異端審問が苛烈信仰心が厚い→資本主義的な経済活動が低い
当時、中世当時豊かだったかどうかと、現在豊かかどうかは別だと思います。経済の仕組みが全然違うので。
ヴェーバーの「プロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)」を思い出しますね。プロテスタントの教義が資本主義と親和的であるのに対して、カトリックが盛んな地域では、資本主義の導入が遅れたという古い学説です。
研究における「現代の経済の計測方法」についても
なお、経済に関しては、夜間に撮影された衛星写真から算出された市町村ごとのGDPが用いられ、
「カトリックの信仰心が強い地域は『夜は早く寝る』、信仰心が薄れた地域は『夜は遊ぶ』」というだけの可能性が
ウィキペに書いてあるけど、政治的な話は15世紀に始まった理由であって、その後何世紀も続くものだから。端緒の話なら関係ないだろうが、その後も「関係ない」という理由がよく分からない。
宗教を使った「既得利権」かなと思った。最近の日本でも地主や商店街のトップが利権に凝り固まって新しいことをさせない。若い人からアイデア出ても潰して、結果時代の波に乗り遅れ寂れる田舎の話はよく聞いた。
貧すれば鈍するって感じしますよね。今が豊かなら現状は維持されるべきで異端なんて気にする必要はない。でも貧しいとなると現状をどうにかしたい→神の加護が欲しい→そうだ異端排斥しようってなってもおかしくない気はする。
しかしそれだけだと魔女狩りも盛んになっていてもよさそうな。
その最初の段落の可能性が肯定されると「あの集落出身の奴とは結婚しない方がいい」的な思想にも一定の根拠が与えられてしまいそうですね。
それは元論文が正しくても最初の段落が肯定されても、ほぼ同じことじゃないでしょうか?
元論文が正しい → あの地域がダメなのは異端審問以来最初の段落が肯定 → あの地域がダメなのは異端審問以前から
どっちにしても、あの地域がダメなのは100年単位の継続があるってことになるので、残念ながらその思想の根拠としては使えてしまうでしょう。後者で、かつその理由が遺伝的なものだと分かった場合ですかね。相対的に強い根拠になるのは。
「貧しい地域だからこそ異端審問する側の収入手段として重要だった」という可能性が。
「貧しい地域」って表現から貧民街みたいなのを想像してるのか?
ここで言ってる違いって、一人当たりGDPが、1万9450ユーロ(約255万円)か、1万8000ユーロ(約236万円)を下回るぐらいか、という程度の違いだぞ。統計的には大きな違いだが、地域間の貧富の差を実感できるほどの差じゃないだろ。
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
因果関係が逆な可能性 (スコア:5, 参考になる)
因果関係が逆で、
「もともと人を信頼せず教育も重んじない地域だからこそ異端審問が盛んになった」
という可能性もあるのでは。
それに、
> 今回の研究結果に関して予想されるという「異端審問は元々貧しい地域でより盛んだったのでは?」という反論について、Vidal-Robert氏らは「異端審問は罰金や没収した財産によって採算を取っていたため、より豊かな地域ほど盛んだったと考えるのが妥当」とコメント。
これも逆に、
「貧しい地域だからこそ異端審問する側の収入手段として重要だった」
という可能性が。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:3)
タレコミ中が張られてるWikipediaの項目にしっかり書かれてますよね?
要はスペインそのものが「異教徒」の支配地域を征服して出来た国だから、異端審問が必要になった、と。
財産没収に関しても、おそらくは「異教徒」の方が金を持ってた、と。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:2)
そうですね。
そして、元々の狙いがそうだったという話と、
実践にあたっては#4185119のような偏りが生じたという仮説とは、
とくに矛盾しないでしょう。
組織の本来の目的が、実務(者)の都合や状況によって歪むというのは良くある話です。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:1)
同じ感想を持った。
「考えるのが妥当」ではなくて、異端審問の前後の経済状況を事実に基づいて評価したものと合わせて見てみないと何とも言えない。
ただ、スペイン異端審問 [wikipedia.org]の当初の目的としては、ユダヤ人金融業者から借りてる金を踏み倒すことがあったと言われている。
経済的に豊かな人が、異端審問が苛烈な地域から逃げ出した可能性もありそうな気はする。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:1)
単純に、「信仰心が厚い」という第3の要因が隠れている可能性もありますね。
信仰心が厚い→異端審問が苛烈
信仰心が厚い→資本主義的な経済活動が低い
当時、中世当時豊かだったかどうかと、現在豊かかどうかは別だと思います。
経済の仕組みが全然違うので。
ヴェーバーの「プロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)」を思い出しますね。
プロテスタントの教義が資本主義と親和的であるのに対して、カトリックが盛んな地域では、資本主義の導入が遅れたという古い学説です。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:1)
研究における「現代の経済の計測方法」についても
なお、経済に関しては、夜間に撮影された衛星写真から算出された市町村ごとのGDPが用いられ、
「カトリックの信仰心が強い地域は『夜は早く寝る』、信仰心が薄れた地域は『夜は遊ぶ』」というだけの可能性が
Re: (スコア:0)
そもそもスペイン人の半分はイスラム教徒だからキリスト教の信仰はあまり関係ないな
Re: (スコア:0)
ウィキペに書いてあるけど、政治的な話は15世紀に始まった理由であって、その後何世紀も続くものだから。
端緒の話なら関係ないだろうが、その後も「関係ない」という理由がよく分からない。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:1)
宗教を使った「既得利権」かなと思った。
最近の日本でも地主や商店街のトップが利権に凝り固まって新しいことをさせない。
若い人からアイデア出ても潰して、結果時代の波に乗り遅れ寂れる田舎の話はよく聞いた。
Re: (スコア:0)
貧すれば鈍するって感じしますよね。
今が豊かなら現状は維持されるべきで異端なんて気にする必要はない。
でも貧しいとなると
現状をどうにかしたい→神の加護が欲しい→そうだ異端排斥しよう
ってなってもおかしくない気はする。
Re: (スコア:0)
しかしそれだけだと魔女狩りも盛んになっていてもよさそうな。
Re: (スコア:0)
その最初の段落の可能性が肯定されると「あの集落出身の奴とは結婚しない方がいい」的な思想にも
一定の根拠が与えられてしまいそうですね。
Re:因果関係が逆な可能性 (スコア:2)
それは元論文が正しくても最初の段落が肯定されても、ほぼ同じことじゃないでしょうか?
元論文が正しい → あの地域がダメなのは異端審問以来
最初の段落が肯定 → あの地域がダメなのは異端審問以前から
どっちにしても、あの地域がダメなのは100年単位の継続があるってことになるので、
残念ながらその思想の根拠としては使えてしまうでしょう。
後者で、かつその理由が遺伝的なものだと分かった場合ですかね。相対的に強い根拠になるのは。
Re: (スコア:0)
「貧しい地域」って表現から貧民街みたいなのを想像してるのか?
ここで言ってる違いって、一人当たりGDPが、1万9450ユーロ(約255万円)か、1万8000ユーロ(約236万円)を下回るぐらいか、という程度の違いだぞ。統計的には大きな違いだが、地域間の貧富の差を実感できるほどの差じゃないだろ。