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たいへん興味深いのですが、是非参考文献をあげて頂けるとありがたい。
ただ、その筋の人だと、「いやこれって常識だから、何を見ろって言われても……」ということになったりする可能性もありますが。
う〜ん、申し訳ないですが、恐らくこれらの話は文献にはなってないのではないかなぁ?
ただ、その筋の人だと、「いやこれって常識だから、何を見ろって言われても……」ということに なったりする可能性もありますが。
そういうことなんですよね。まぁ、上で書いたことは半分位はその筋の間では常識。残りの半分は知ってる者はいないか、ごく限られているかも?
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
創業者、池田恒雄氏 (スコア:4, 興味深い)
当時日本では珍しかった(ソ連ではなく!)東欧留学経験者らが帰国後職が無いので、彼らを大量に恒文社の顧問と言う形で迎え、月10万円の顧問料と社会保険、通勤定期を支給していました。顧問は講師や通訳、翻訳で何とか生計を立て、時々会社に顔を出して自分の専門分野に関して手伝えばいいだけでした。定期は会社通勤を名目にしてはいましたが、実は職のない顧問たちがどこかに出かける時に自宅から都心までは交通費が掛らないようにすると言う配慮でした。言わばメセナですね。実際は恒文社の顧問ですが、恒文社には金が無いので形の上ではベースボール・マガジン社の顧問と言うことで実際の顧問料とかはベースボール・マガジン社の方から出していました。池田恒雄会長は若い顧問たちを 2人切りの時には「○○君」と君付けで呼んでいましたが、社外の人間の前では必ず「○○先生」と呼んで彼らの研究者としての名誉を守っておりました。なかなかの親分肌の人物でした。
朝日新聞が大嫌いだった池田氏は『朝日ジャーナル』の向こうを張って保守系の『潮流ジャーナル』を恒文社から発行することを決定。しかし、元々左翼の編集長は創刊号の巻頭論文に大◯健◯郎氏に依頼しようと思い立ち、同氏に玉稿を賜りたいと電話するも、自分は岩波と朝日以外には書かないと言われ電話を切られる。『潮流ジャーナル』は結局売れずに休刊。莫大な赤字を抱えて恒文社は倒産…のはずだったが銀行などの債権者は恒文社を潰しても元手が取れないと、黒字のベースボール・マガジン社の方を倒産させ池田氏から経営権を奪ったものの池田恒雄氏を除いてはベースボール・マガジン社を経営できる者はいないので、池田氏はベースボール・マガジン社の社長に留まった。後に負債を返済後経営権も取り返す。
スポーツ選手のスキャンダルを暴けば売れ行きが伸びるとはわかっていても、スポーツ選手の醜聞は扱わないという池田氏のスポーツ選手に対する仁義に反発して集団退社して立ち上げられたスポーツ誌がタブーの無い『N*m*e*s』。
基本、例外はあるが、多くの社員が母校の早稲田卒業生か生まれ故郷の新潟県北魚沼郡小出町出身者。
ソ連・東欧圏との交流では恒文社の池田恒雄社長と東◯大学の松◯総長が競っており、池田氏がハバロフスクだったかの野球チームにバットやミットの野球用具一式を日ソ友好のために寄付したと言うニュースが流れると、松◯氏は対抗してモスクワに野球場を寄付。 2人とも勲章は大好きだったのですが、この競争では松◯氏は法人経由の寄付だが池田氏は額は少ないが自腹を切っての寄付だと言うので池田氏が勲章をもらったらしい。
1984年に三崎町に新本社を新築したものの出版不況で2016年に三崎町の本社ビルを売却。
自分はスポーツは全く興味はないが、それでもスポーツ専門出版社のベースボール・マガジン社の衰退と東欧専門とも言っていい恒文社の消滅(2016年にベースボール・マガジン社に吸収合併)は寂しい。ある意味出版界の巨星であった池田恒雄氏のご冥福をお祈りすると共に氏が産み育てたベースボール・マガジン社の存続も切に祈念するところです。
Re: (スコア:0)
たいへん興味深いのですが、是非参考文献をあげて頂けるとありがたい。
ただ、その筋の人だと、「いやこれって常識だから、何を見ろって言われても……」ということに
なったりする可能性もありますが。
Re:創業者、池田恒雄氏 (スコア:2)
たいへん興味深いのですが、是非参考文献をあげて頂けるとありがたい。
う〜ん、申し訳ないですが、恐らくこれらの話は文献にはなってないのではないかなぁ?
ただ、その筋の人だと、「いやこれって常識だから、何を見ろって言われても……」ということに
なったりする可能性もありますが。
そういうことなんですよね。まぁ、上で書いたことは半分位はその筋の間では常識。残りの半分は知ってる者はいないか、ごく限られているかも?