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NovellからSCOへの公開書簡:SCOはUNIXの知的財産権を有しない」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2003年05月29日 18時20分 (#325295)
    契約について争うならそれはそれでいいですが、
    IBMがSCOと何らかの契約をしたことがあったんでしょうか?
    そうでなければ、その時点で不正競争にあたるような。
    • by geng (4655) on 2003年05月29日 22時18分 (#325519)
      私の理解では、SCOとIBMの訴訟の争点は契約をしたかどうかではないと思います。IBMは自社のOS(AIX?)にUNIXのソースコードを使用するためのライセンスをしているのは事実です。SCOの言い分はIBMがそのソースコードの一部をLinuxに入れて、SCOの企業秘密を漏したので、その損害を賠償しろということです。ですので、その裁判でSCOの主張が認められると、初めてほかのLinux関係者(社)に対して権利を主張することができると思います。ちなみにいったいどの部分のコードがSCOの企業秘密にあたるかについてSCOが公表できないとしている。そもそもLinuxのソースがすべて公開しているから、公表してもこれ以上被害を被ることがないにもかかわらずだ。
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      • Re:契約? (スコア:3, 参考になる)

        by alp (1425) on 2003年05月30日 0時25分 (#325608) ホームページ 日記
        仮に IBM が Unix のソースコードの一部を Linux に入れたとしても、そのほかの Linux 関係者を訴えるのがきわめて困難である、というのが今回の Novell の説明で分かったことで、そこが眼目です。著作権者が Novell で、Novell が問題にしていない以上著作権では訴えるのは困難 (SCO - Novell の契約内容によるが、そのほかの情報から総合するとかなり困難風味)。特許も同様。トレードシークレット関係なら、IBM の行為を云々できる可能性はありますが、そこからの展開に必要な、オープンソース関係者が当該ソースが SCO の企業秘密であると知っていて受け取ったと立証することは誰がどう見ても不可能でしょう。おまけに SCO は Linux カーネルソースを GPL ライセンスで自社から配布していましたから、Linux カーネルに対して自社の権利を主張すると自縄自縛に陥る。

        #もう一つ大きいのは、これで IBM がオープンソースコミュニティへの影響を考慮せず 1:1 で戦えること。こうなると SCO に勝ち目はほとんどないと思うけど。SCO のかき集めている弁護士団は成功報酬でかき集めてきた連中 (これは公表されている情報) なので、沈みかけた船からは素早く逃げ出すだろうし。

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    • by ikemo (901) on 2003年05月29日 22時25分 (#325528)
      提携はあったようです。

      米IBMと米SCO、UNIX OSに関し戦略的提携を発表 [ascii24.com]
      Monterey Project [zdnet.co.jp]

      Monterey Projectの話はSCOの「主張」にも出てきてるはず。

      # 個人的な見解を述べさせてもらうと、
      # 状況証拠を見る限りではSCOの主張は99.999%デタラメで、
      # ただの電波にしか見えないのですが。何だかなぁ。
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      • by Average (3404) on 2003年05月30日 10時08分 (#325851) 日記
        自分の心の中では、これだけ大風呂敷を広げているのですから、SCO自体としてはNDAを破られた証拠はあるんじゃないかなーと思っているんですが。
        ただ、Linux全体に警告書を送っているのは被害総額を大きくするための法廷戦術に過ぎないんじゃないかなぁ。
        法廷レベルで侵害行為があったと認定されるとしたらIBM以外に請求するのは無理だと思うのですが。
        もっともIBMがそんなに不注意だとはちょっと思えないんですがねぇ。

        問題はSCOがソースの該当部分の開示を拒んでいるところ。

        もしかしてトリビアルな部分で簡単に除外できる部分なんじゃないかという疑惑が・・・・
        --
        -----------------
        #そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          >もっともIBMがそんなに不注意だとはちょっと思えないんですがねぇ。

          >問題はSCOがソースの該当部分の開示を拒んでいるところ。

          >もしかしてトリビアルな部分で簡単に除外できる部分なんじゃないかという疑惑が・・・・

          こういう書き方をするとマズイよ、ってな部分を親切にもコメントにして書いてあるとか。
        • by Anonymous Coward
          > SCO自体としてはNDAを破られた証拠はあるんじゃないかなーと思っ
          > ているんですが。

          強気に大風呂敷広げるのが、こう思わせるための有効な手段でもあるわけで。
    • by Anonymous Coward
      2003年3月に SCO が IBM を訴えたのは、UNIX ソフトウェアのライセンス契約(契約当時の当事者は、 IBM と AT&T )に違反して、ソフトウェアライセンスを不正使用した点を争点としているはずです。

      参考
      IT Pro の記事 [nikkeibp.co.jp] (登録がいるかもしれません。)

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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