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オープンソースとは何か、「日本発の」オープンソース・ソフトウェアは何件か、などといったテーマには反対したいと思います。そんな初歩的な議論に時間を取ってほしくありません。
「オープンソース政策についての討論会」なら、オープンソース・コミュニティに対してどのような政策的支援が必要かを議論してほしいです。例えば、SorceForge [osdn.jp]のような場は本来なら私企業より公的機関が提供するのが適切なんじゃないでしょうか。
もじら組 [mozilla.gr.jp]のメンバーとしては、クライアント環境のオープンソース・ソフトウェアについてもぜひ議論していただきたいところです。クライアント環境として誰もがWindowsを使っている状況では、いくらサーバーにLinuxやFreeBSDが導入されてもオープンソース・ソフトウェアの普及が実感されず、したがって「オープンソース政策」への支持も広がらないと思います。福田秀敬氏のコラム [rieti.go.jp]では「クライアントには時間が必要」とされていますが、必要なのは時間ではなくてヒト、モノ、カネです(笑)。
勘違いしてはいけないのは、政府は日本の産業などを振興するなど国民のために政治・行政するのであって、フリーソフトウェアやオープンソースを擁護することが第一の目的ではないことです。
しかし、往々にして、特定の企業を優遇することで「国民のために政治・行政する」と言ってきたんですよ、今までのお役所は。
開発・公開の場を政府が提供する、というような案も出ていてなるほどとは思いますが、それを運営するためということで天下り先的団体が作られたりとか、「こんなソフトの開発に税金を使っていいのか」と言う人や言われるソフトが出てきたりして、誰がどう判断するのかとか、ろくなことにならない気がします。
「積極的に何かしなくていいから、邪魔するな」というのが一番だったりして。案外難しいもんですよ。邪魔をしないというのは。
それに、支援する対象が何か、ということが分からないと、なにを支援していいのか分からないですし。極端な話、もし「オープンソースを自称するものをオープンソースと定義する」とすれば、支援や予算がもらえるとなったとたん「自称オープンソース」だらけになってしまうでしょうし。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
政策的支援についての議論を望みます (スコア:5, 興味深い)
オープンソースとは何か、「日本発の」オープンソース・ソフトウェアは何件か、などといったテーマには反対したいと思います。そんな初歩的な議論に時間を取ってほしくありません。
「オープンソース政策についての討論会」なら、オープンソース・コミュニティに対してどのような政策的支援が必要かを議論してほしいです。例えば、SorceForge [osdn.jp]のような場は本来なら私企業より公的機関が提供するのが適切なんじゃないでしょうか。
もじら組 [mozilla.gr.jp]のメンバーとしては、クライアント環境のオープンソース・ソフトウェアについてもぜひ議論していただきたいところです。クライアント環境として誰もがWindowsを使っている状況では、いくらサーバーにLinuxやFreeBSDが導入されてもオープンソース・ソフトウェアの普及が実感されず、したがって「オープンソース政策」への支持も広がらないと思います。福田秀敬氏のコラム [rieti.go.jp]では「クライアントには時間が必要」とされていますが、必要なのは時間ではなくてヒト、モノ、カネです(笑)。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:3, すばらしい洞察)
同感です。ただ、日本の政府の政策の評価をする手段は必要ですよね。「日本発」というのは、その文脈からでてきたんだと思いますが、そうだとしたら政策評価を手法を話し合うのは間違いじゃないと思います。
>必要なのは時間ではなくてヒト、モノ、カネです
残念ながら、それだけではありません。政策、教育、一般へのコンセンサスの取得がもっと大事です。金がどれだけあっても住民のうち数人が反対すればこれを尊重しなければなりません。私は都市計画に携わっていますが、緑化であるとか電線の地中化であるとかいったことに反対する人々が予想以上に多いことにいつも驚かされています。
勘違いしてはいけないのは、政府は日本の産業などを振興するなど国民のために政治・行政するのであって、フリーソフトウェアやオープンソースを擁護することが第一の目的ではないことです。両者(政府・国民とコミュニティー)双方が満足できる議論が出ることを期待します。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:2, すばらしい洞察)
しかし、往々にして、特定の企業を優遇することで「国民のために政治・行政する」と言ってきたんですよ、今までのお役所は。
開発・公開の場を政府が提供する、というような案も出ていてなるほどとは思いますが、それを運営するためということで天下り先的団体が作られたりとか、「こんなソフトの開発に税金を使っていいのか」と言う人や言われるソフトが出てきたりして、誰がどう判断するのかとか、ろくなことにならない気がします。
「積極的に何かしなくていいから、邪魔するな」というのが一番だったりして。案外難しいもんですよ。邪魔をしないというのは。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:0)
>緑化であるとか電線の地中化であるとかいったことに
>反対する人々が予想以上に多いことにいつも驚かされ
>ています
これってどういう理屈で反対してるんでしょうか?
ちょっと
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:1)
別のことに税金使え
虫などが増えて困る
管理が大変
(校庭などの緑化については)土の方が良い
恩恵を受けられる人と受けられない人で差別になる
などです。電線地中化は、
別のことに税金使え
工事がうるさい・邪魔
あとは、総論では賛成でも施工方法などの反対など
辺りです。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:0)
> 別のことに税金使え
きっとこいつら税金使うことなら何でも反対するんだろうな。
アホクサ。
# モデ中につきAC
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:1)
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:0)
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:0)
いいえ。正確に書くと、
・俺のために税金使え
です。
# どこか違う国へ行ってくれと切に思うのでAC
反対したことはないけど... (スコア:0)
一地方在住者が思うこと。
緑化:
交差点付近に植えないで欲しい。車や人が見えづらい。
地中化:
穴掘ったら『ちゃん
Re:反対したことはないけど... (スコア:1)
> 地中化:
> 穴掘ったら『ちゃんと』埋め直して欲しい。適当に埋めると、道がでこぼこして車で走りづらい。
> お役人さまは、工事後のチェックをちゃんとして欲しい。製品をチェックするのは、『民間なら当然』だと思うんですけど。
> 役人仕事なんだろうなぁ~。
それがまた、北国で冬に工事をやると、その部分土が春先に凹んだりするん
ですよね。冬の間一様に凍ってた土が、その掘り返した部分だけ凍り方が
違うから、周りと段差ができてしまうという。
これの面倒なところは、暖かくなってしばらく立たないとどれぐらい出るか
わからないということで、今の3月工期が多い公共工事だと段差が出る前に
チェック終了することになるからよけい面倒なんでしょうけどね。
#じゃあ冬は工事するな、とかせめて春先に舗装しろ、ということに
#なるんですが
あ、それ以外の季節の工事なのに段差があるってのは手抜きです、きっと。
ふつーにそこの工事をやったお役所の苦情受付宛にたれこみませう。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:2, すばらしい洞察)
これには賛同。実際にもの作りしている現場では、本業の合間などのわずかな時間にコードを書いていくようなことをしているわけですから。
オープンソースといえども、だれかが作らなければ、メンテナンスしなければならない。自由なソフトウェアなのでどう使おうと自由だけれど、作る人が疲れてしまったら、次は出てきませんから。
「明日のために」どうしたらいいか、を議論したいですね。
「明日のために」 (スコア:0)
>だれかが作らなければ、(略)
まったくだねぇ
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:2, 興味深い)
そうですね。
それと、「実際に使ってくれる」ということも必要ですね。
ミュンヘン市 [srad.jp]のような事例があれば、
企業での導入も進む → 開発リソースが集まる → より進歩する
という循環が起きるのじゃないかと思います。
# なまじっか即物的なリソースだけ出させようとすると歪むかも。
# 役人さんや政治家が、野の草を育てようとするのはいいけど、
# よく「盆栽」にしようとして枯らすから。
使ってもらうには (スコア:0)
(企業、組織が)使うには、何かあった時責任を取ってくれる
こと。
(コミュニティが安心して)作るには、何かあっても自己責任
で対応してくれること。
Re:使ってもらうには (スコア:1)
> (コミュニティが安心して)作るには、何かあっても自己責任 で対応してくれること。
…という図式があるのなら、後は両者の間を取り持つ部分がビジネスとして成立すればいいわけだから、政府ができることと言えば、税制面での優遇措置を取るなり、助成金を出すなりするということですよね。
結局、政治というのは「どこにどれだけ予算を配分するか」に集約されるわけで、理念だけあってもそこに予算が付かなければ絵に描いた餅でしかありません。
一番嬉しいのは、たっぷり肥料を施した畑を用意して、そこに飛んで来た種がどんな芽を出そうとも雑草扱いせず、実を付けた時に収穫してそれを国民に還元していく、という形なんじゃないかなぁ。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:1)
> 反対したい
でもまだ経済産業省の方々は「オープンソース」の本来の定義が
わかっていない(避けている)ような気がするので、ここは本来
の定義を叩き込むのもよいのかと思いました。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:4, すばらしい洞察)
> わかっていない(避けている)ような気がするので、ここは本来
> の定義を叩き込むのもよいのかと思いました。
「役所」相手にはこういう場所での議論はあまり効果はありません。
「その担当者相手」には少しは効き目はあるかもしれませんが。
こういう場所での議論は、その場では出てくる人もちゃんと聞いてくれていても
その人が役所に帰ってなにかを伝えたり広めたりする役にはあまり立ちません。
効果を上げるには多くの『団体』が「抗議文」や「質問文」を送りつける方が効果的。
もちろん、名の通った団体であればその方が良いですが、2-3名の団体でも構いません。
/.-j なんかに集う「まっとうな理解をしている沢山の人」よりも
「数枚のいい加減なペーパーが多大な影響を与えてしまっている」というのが現状なんです。
「役所に対してはペーパーで」が大原則でしょう。
#cf. 例のチビくろサンボなんかがいい例ですよね。
日本中のLUGよ!たちあがれ! (スコア:0)
Re:日本中のLUGよ!たちあがれ! (スコア:0)
Re:日本中のLUGよ!たちあがれ! (スコア:0)
定義の議論は避けて通れない (スコア:1, すばらしい洞察)
それに、支援する対象が何か、ということが分からないと、なにを支援していいのか分からないですし。極端な話、もし「オープンソースを自称するものをオープンソースと定義する」とすれば、支援や予算がもらえるとなったとたん「自称オープンソース」だらけになってしまうでしょうし。
Re:政策的支援についての議論を望みます (スコア:0)
# そこに居て浮きそうもない政治家を思い付かないのでAC