筑波大学らが「時間結晶」の室温観測に成功 2
タレコミ by hylom
hylom 曰く、
筑波大学が、「時間結晶」の室温観測に成功したと発表している。
時の流れは一定で、場所によってそれが変わることはないと考えられている。しかし、特別な条件下ではそれが破られ、「時間的な繰り返しの周期性」という性質を持つ可能性があることが2012年に発表された。このような状態を、液体や気体が固体になる変化になぞらえて「時間結晶」と呼ぶ。2015年には、平衡状態では時間結晶が存在しないことが証明されていたものの、非平衡状態では存在の可能性が残されていたという。
今回の実験では、ダイヤモンド窒素-空孔中心(NVセンター)と呼ばれる、炭素原子の代わりに窒素原子が結晶中心部に存在する構造を持つダイヤモンド結晶を使い、このダイヤモンド結晶から取り出した量子電子スピンを用いて時間結晶の生成とその観測を行ったという。
ちょっと違う (スコア:2)
>時の流れは一定で、場所によってそれが変わることはないと考えられている。しかし、特別な条件下ではそれが破られ
時間がどうこうするわけではないです.
時間軸方向で周期構造が発生しうるかどうか?というのが時間結晶です.
#空間軸方向に自発的に物質(原子とか)が周期的に並ぶと結晶.
#時間軸方向に自発的に物質(原子とか)が周期的に並ぶと時間結晶.
つまり,温度下げていったりした際に,自発的に周期的な運動(振動とか,回転とか)への"結晶化"が起こるか?とかそういう感じで.
Re:ちょっと違う (スコア:1)
ありがとうございます。どうにも理解ができなかったのですが、その説明で納得できました。時間を結晶化という話ではなく、時間軸方向の結晶ということなのですね。