パスワードを忘れた? アカウント作成
13689280 submission

水力発電よりも低コストで実現できる「コンクリートバッテリー」 1

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
スイスのスタートアップEnergy Vaultは揚水式水力発電と同じく、位置エネルギーを利用した「コンクリートバッテリー」を開発したそうだ。コンクリートバッテリーの仕組みは水とダムを使用する代わりに、コンクリートブロックとクレーンを使用するというもの。コンクリートバッテリーは、揚水式水力発電で行っていた水のくみ上げの代わりにコンクリートブロックを高く積み上げていき、電力需要が一定を超えたときに積み上げられたコンクリートブロックをクレーンで順番に地面に下ろす。このブロックを地面に下ろすタイミングでケーブルに発生する落下エネルギーが電力として供給されるという。

このコンクリートバッテリーは電力効率の高さが特徴。リチウムイオン電池が充電量の90%の電力が生成可能であるとされているが、コンクリートバッテリーはブロックの持ち上げに必要な電力に対して、地面に下ろすときに生成する電力は約85%とリチウムイオン電池とほぼ同等のエネルギー効率を持つとしている。また電力の供給コストが非常に割安なことも特徴。リチウムイオン電池は1キロワット時あたり280ドル(約3万1000円)~350ドル(約3万9000円)が必要なのに対し、コンクリートバッテリーでは150ドル(約1万7000円)と試算されているとのこと。

情報元へのリンク
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • by T.SKG (20663) on 2018年08月22日 20時09分 (#3466553) 日記

    エジプトの砂漠で太陽電池で発電して蓄電したい時、水や標高差の確保の問題で揚水式推力は使い辛い。
    そこで石材を積んで位置エネルギーとして保存すると、新しいピラミッドが続々と!

typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

読み込み中...