uruyaの日記: 京極夏彦いろいろ
京極夏彦いろいろ
虚言少年 ソノ六・屁の大事件 / 小説すばる 二〇一〇年八月号
屁は凄い。生理現象なのである。出るべきものが出る、まったくもって当たり前の話なのである。そしてほぼ無害な気体だ。害といったって、多少臭うぐらいのものだ。臭い成分には有害な物質も含まれているが、屁ぐらいの濃度であれば、せいぜい窓を開ければ済んでしまうのである。だがその、無害な生理現象は、無限の笑いを秘めている。とりわけ小学生にとっては。今回はその、屁にまつわる事件なのだ。
主要登場人物は三名。まず卒業間