経産省、人工知能を使った国会答弁の下書き作成の実証実験を開始 67
人工知能が国会を牛耳る日 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
京都大学の研究チームが、マウスを使った実験で「社会隔離によって不安が増強される脳機能メカニズム」を解明したと発表した(ギズモード・ジャパン、Cell Reports掲載論文)。
引きこもりの問題点の1つに、「社会から隔絶されると不安が増強される」ということがある。これによって社会復帰がより困難になる場合があるが、研究チームはこの不安が発生するメカニズムを今回マウスでの実験で調査した。その結果、社会隔離ストレスを受けると「脳内の側坐核から腹側被蓋野という部分に投射する神経伝達が抑制され不安が強くなる」ことが明らかになったという。また、この神経伝達の抑制は特定のタンパク質の活性化によってシナプス前終末の収縮が起こるために発生することも発見された。
今回不安が発生する原理が明らかになったことで、これに対処する抗不安薬や認知行動療法の開発が期待できるという。
ここのところ、オートマ車の急加速による事故が続けて報じられている。高齢者の事故も多く、その多くがブレーキとアクセルを踏み間違えたことで発生しているのだが、これに対し「右足アクセル左足ブレーキなら踏み間違いはない」という意見があるようだ。「アメリカではこれが常識」という主張もあるという。
いままでは両足運転は危険時に右足のアクセルを踏み続けて危険と言われてきて、そう理解していたが違うのだろうか? オートマ車のブレーキの踏み間違いは両足運転で防げるのだろうか?
左足ブレーキについてはレーシングカーでは広く普及しているが、踏み替えミスが減らせるという意見があるいっぽう、アクセルを踏みながらのブレーキ操作が増えてしまうことや、運転姿勢が不安定になるなどの指摘がある。
ご存知の方がいるかもしれないが、JIS規格の洗濯表示が12月1日より変わった(政府インターネットテレビ)。
これまでの洗濯表示 JIS L0217 では「洗い方(水洗い)」「塩素漂白の可否」「アイロンの掛け方」「ドライクリーニング」「絞り方」「干し方」の6分類22種類の記号が用いられていたが、今後の表示方法 JIS L0001 は国際規格に準じた「洗濯処理(洗濯桶)」「漂白処理(△)」「乾燥処理(□)」「アイロン仕上げ処理(アイロン)」「商業クリーニング処理(○)」という5種類の基本記号とそれに組み合わせるいくつかの付加記号からなり、合計41種類となる。そのため洗濯記号から「ドライ」「高」「中」「低」という文字がなくなっていることも見てとれる。
スラドには年中同じシャツという人も少なくないと思うが、今度衣類を買うときにはデザインだけでなく洗濯タグにも注意してみたいものである。
ドイツ取引所(Deutsche Börse)が、ビデオゲーム内アイテムを取引する取引市場を立ち上げると発表した(Game*Spark、Reuters)。
つまりドイツ式三店方式。これでゲームアイテムの取引を禁ずる規定を無効化する法律があれば完璧。
#どうして反カジノ法リベラリストは、先に現存するパチンコやスロットを槍玉に挙げないのだろう?
この取引所はフィンテック事業を行う独NAGA GROUPとのジョイントベンチャーとして立ち上げられたもので、「Switex」と名付けられている。世界初の「ゲーム内アイテムを交換・換金できる、中立で安全、信頼できるプラットフォーム」になるという。
発表によると、ゲーム内アイテム市場は年間460億ドルにも上ると推測されており、ここ数年はさらに年10%以上もの成長があるそうだ。取引所の開設は来年4月から6月頃になるとのこと。
12月1日、筑波大学および東京大学が共同で運営する「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)」のスーパーコンピュータ「Oakforest-PACS」の試験運用が開始された(産経新聞、サイエンスポータル)。
Oakforest-PACSは8208基の計算ノードを備えたシステムで、富士通がシステムの製作を行った。ピーク性能は25PFLOPS以上、メモリ容量900TB以上とのこと。
Oakforest-PACSは10月に一部の運用が開始され、世界のスーパーコンピュータ性能ランキングである「TOP500」の2016年11月ランキングでは6位にランクインしていた(過去記事)。
Windows 10のアップデート時にSHIFTキーを押しながらF10キーを押すだけで、認証なしに管理者権限でコマンドプロンプトにアクセスでき、さらにBitLockerで暗号化されているストレージへのアクセスも可能になるという脆弱性が確認された(GIGAZINE、Win-Fu Official Blog、FOSSBYTE、Register)。
この問題はWindowsの「Feature Update」と呼ばれる新機能追加のためのアップデート時にのみ発生するという。Feature Updateのインストール時にはWindows PEベースの代替環境が起動して作業が行われるのだが、この環境にはトラブルシューティングのための機能としてSHIFT+F10でコマンドプロンプトを起動する機能が用意されており、またアップデート時には暗号化が一時的に解除された状態になるため、このような問題が発生するという。
この脆弱性を利用するためには直接対象のハードウェアにアクセスする必要があるものの、アップデートさえ実行できれば管理者権限でないユーザーが管理者権限を容易に得られる点が問題となる。
ロシア宇宙庁(ロスコスモス)が12月1日、「ソユーズU」ロケットの打ち上げを行った。しかしロケットはその後墜落、打ち上げは失敗に終わった(マイナビニュース、Slashdot、AFP、朝日新聞)。
打ち上げから383秒後、高度約190kmの飛行中に第3段エンジンでトラブルが発生、大気圏に再突入して落下したという。ロケットや補給船の大部分は燃え尽きたようだが、部品の破片の一部はロシア・トゥヴァ共和国に落下したようだ。今のところこれによる被害などは確認されていないという。
プログレスはISSへの物資補給のために年4-5機が打ち上げられている。2010年までの過去30年間はシリーズ累計100機以上に渡り成功が続いていたが、2011年と2015年に打ち上げに失敗するなど、近年になり事故が散発している。今回の事故は2011年の事故と発生タイミングが似ているが、テレメトリーが突然途切れるなど状況は一部異なっている。
また2015年の打ち上げ失敗は新型の「ソユーズ2.1a」ロケットとプログレスM-M型の組み合わせでのみ発生する振動によるもので、今回は旧型のソユーズUと新型のプログレスMS型ということでこれも異なっており、別の問題が発生したとみられる。
今回のプログレスには、補給物資の他、新型の宇宙服「アルラーンMKS」などが搭載されていたということだが、ISSの運用や滞在中の宇宙飛行士への影響はないとのこと。なお、12月9日には日本の「こうのとり6号機」の打ち上げが予定されている。
2017年1月1日にうるう秒が挿入されることは先に発表されている(過去記事)。日本時間午前8時59分59秒と9時0分0秒の間(UTCでは12月31日の23時59分59秒と1月1日の0時0分0秒の間)に「59分60秒」が挿入されるのだが、過去のうるう秒実施時にはこれによって複数のコンピュータでシステムトラブルが確認されていた。それに対応するため、Googleの公開NTPサーバー(Google Public NTP)では日本時間で2016年12月31日の23時から2017年1月1日の19時まで(UTCでは31日14時から1日10時)の20時間、わずかにクロックの進みを遅くする措置を行うとのこと。これによって「8時59分60秒」を挿入させることなしに正しい時刻との同期を実現するという(Google Cloud Platform Blog、Google Public NTP、INTERNET Watch、Slashdot)。
この間は1秒が本来の1秒よりも13.9マイクロ秒長くなるとのことで、うるう秒の挿入時直後には約0.5秒だけ標準時よりも時刻が進む状態になり、2017年1月1日の19時時点で標準時との同期が完了する。Googleはこの手法を過去のうるう秒導入時にも採用していたそうだ。
また、Googleだけでなく、BloombergやAmazon、Microsoft、Akamaiなども似たような手法でうるう秒を回避するようだ。
「2016ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、「ガジェット通信 ネット流行語大賞2016」が2日、それぞれ発表された(ユーキャン新語・流行語大賞 全授賞記録、 ORICON STYLEの記事、 ガジェット通信の記事)。
「2016ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞は「神ってる」で、以下トップテンには、「聖地巡礼」「トランプ現象」「ゲス不倫」「マイナス金利」「盛り土」「保育園落ちた日本死ね」「ポケモンGO」「(僕の)アモーレ」「PPAP」が入った。審査員特別賞は「復興城主」。選考委員は、姜尚中氏、俵万智氏、室井滋氏、やくみつる氏、箭内道彦氏、清水均氏。鳥越俊太郎氏が抜けた事は年間大賞発表前に発表されたようだ。
「ガジェット通信 ネット流行語大賞2016」の金賞は「PPAP/ペンパイナッポーアッポーペン」、銀賞は「ポケモンGO」、銅賞は「保育園落ちた日本死ね」、特別賞は「センテンススプリング/文春砲」。本賞は投票ベースなので、一応4位~10位を順に列記すると、「センテンススプリング」「脱法ハーフ」「文春砲」「神ってる」「性の喜びを知りやがって!」「生前退位」「ゲス不倫」となっている。なお「ガジェット通信ネット流行語大賞2016上半期」は金賞「センテンススプリング」、銀賞「違法ではないが一部不適切」、銅賞「保育園落ちた日本死ね」だった。
「ポケモンGO」は順当だな、「神ってる」は知らなかった、というのは個人的感想だが、「保育園落ちた日本死ね」は物議を醸すと言わざるをえない。
弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家