企業秘密盗用をめぐるWaymoとUberの訴訟、和解に達する 2
終了 部門より
Uberは2016年、Googleの自律走行車プロジェクト(現Waymo)で中心的なエンジニアだったAnthony Levandowski氏がGoogleを退職して設立したOttomottoを買収している。しかし、Levandowski氏がGoogleを退社する前にGoogleから9.7GBにおよぶ14,000点の企業秘密ファイルを持ち出していたことが判明し、昨年2月にWaymoがUberを企業秘密盗用で提訴していた。
5日から始まった審理でUber側は、Waymoの企業秘密を入手したことや同社の自律走行技術でその情報を使用したことを一貫して否定。Levandowski氏を雇ったことを後悔しているとしつつ、Levandowski氏は自律走行車ビジネスで最も価値あるエンジニアだったとし、Uberがロックスターエンジニアを雇うことは罪ではないとも述べている。Waymo側はUberが盗用したと主張する企業秘密を当初の「100件以上」から8件まで減らしており、盗用の証拠も示されていないことから、WaymoがUberに勝てるかどうか怪しいとの見方も出ていた。