あなたをがっかりさせた2020年のテクノロジーは? 268
落胆 部門より
1位に輝いたのはMicrosoftのSurface Duo。OSにAndroidを採用し、折りたたんだ状態で5.6インチスマートフォン、広げた状態で8.3インチタブレットとして利用可能なSurface DuoはMicrosoftがついにモバイルで成功を収めるかと期待された。しかし、発表から発売まで1年近くかかったこともあり、他社から折りたたみ型ディスプレイ搭載端末が次々と発売される中で2画面構成は明らかに見劣りがした。さらに旧世代のプロセッサーや素晴らしいとはいえないカメラ、6GBのRAMを搭載しながら価格はストレージ128GBモデルで1,399.99ドルと高価であり、現在のところ米国でしか発売されていない。
2位~5位は以下の通り。
- Cyberpunk 2077コンソール版
面白バグやセーブデータが8MB超えると破損するバグでも注目を集めたが、コンソール版は十分なパフォーマンスが出ず、特に旧世代のコンソールでは解像度もフレームレートも低くなる問題が発生して返品を受け付ける事態に - Quibi
鳴り物入りで登場したストリーミングサービスだったが、開始から1年もしないうちにサービス終了 - Appleのストリーミングゲーム提供に対する姿勢
iOSでサブスクリプション型のストリーミングゲームが提供できるようガイドラインを変更したが、提供されるゲームは個別にApp Storeで提供する必要があるため、iOS版でないゲームをクラウドからストリーミング提供することはできない。そのため、GoogleのStadiaはiOSにブラウザーベースでサービスを提供しており、MicrosoftのxCloudも同様の計画だと報じられている - Zoomのプライバシー・セキュリティ問題
COVID-19パンデミック下でユーザーが大きく増加する一方、プライバシーやセキュリティの問題が次々と発覚。エンドツーエンドの暗号化が利用可能になったのは10月のことだった。4月には1日のアクティブユーザー3億人と発表していたが、その後1日の(延べ)ミーティング参加者数3億人に修正された
スラドの皆さんは2020年にがっかりしたテクノロジーが何かあるだろうか。逆に期待を大きく上回ったテクノロジーについても、あればコメントしてほしい。