日本語文字が中華フォント化してしまう問題 247
違和感あるからなあ 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
オーストラリア・クイーンズランド州のブラウンズプレインズで 9 月 29 日 14 時ごろ、Wing の宅配ドローンが送電線に「着陸」するトラブルが発生し、一時は 2,000 世帯を停電させたそうだ (ABC News の記事、 Brisbane Times の記事、 news.com.au の記事、 The Verge の記事、 The Register の記事)。
Alphabet 傘下 Wing の広報担当者によれば、当時ドローンは用心のため制御着陸を試みたが、送電線の上に着陸してしまったため、電力会社 Energex に連絡したとのこと。一方、Energex 広報のダニー・ドナルド氏によれば、11,000 ボルトの送電線に乗ったドローンはトラッキング現象で発火して地面に落下したため、ドローンを降ろす作業は必要なかったという。
これによりブラウンズプレイスやブリスベン南部など 2,000 世帯で 45 分間にわたり停電が発生し、現場付近 300 世帯では 3 時間ほど停電が続いたそうだ。クイーンズランドでドローンによる停電が発生したのは初めてとのことだが、電力網に深刻な被害はなく、Energex では Wing に賠償を求めるつもりはないとのこと。Wing では不便をかけたことに謝罪し、調査を進めていることを明らかにした。
Wing のドローンはキャンベラでカラスと縄張り争いをしていたが、今回のトラブルの原因は不明だ。なお、ABC News の記事によれば、ドナルド氏は Energex のスタッフが現場に到着した当時、宅配ボックス内の料理が熱々だったと語ったそうだが、ドローンが発火していたとすれば熱々も何もない。そもそも ABC News の記事では発火の話が全く出てこない。どちらが本当だろうか。
2022 年のノーベル生理学・医学賞はスウェーデン出身のスヴァンテ・ペーボ氏が受賞した。授賞理由は絶滅人類のゲノムと人類の進化に関する彼の発見 (プレスリリース)。
ペーボ氏は不可能と思われていたネアンデルタール人のゲノムシーケンスを実現。それまで知られていなかったデニソワ人も発見した。さらにはホモ・サピエンスがおよそ 7 万年前にアフリカを出たのち、これらの絶滅人類からの遺伝子導入が発生していたことも発見している。この遺伝子導入は我々の免疫システムの感染への反応などに影響を残しており、現在でも生理学的に重要である。
ペーボ氏の重要な研究は「古ゲノム学」というまったく新しい科学研究分野を誕生させた。現生人類と絶滅人類の遺伝子的な差異を明らかにしたペーボ氏の発見は、我々ホモ・サピエンスと他の人類を異なるものにしたのは何か、という人類の長年の疑問を解く研究の基礎となっている。
Microsoft が Exchange Server 2013 / 2016 / 2019 に影響する 2 件のゼロデイ脆弱性を公表し、緩和策を紹介している (Microsoft Security Response Center の記事、 Neowin の記事、 Ars Technica の記事、 HackRead の記事)。
2 件の脆弱性は特権昇格の脆弱性 (SSRF 脆弱性) CVE-2022-41040 と、PowerShell を利用したリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2022-41082 だ。認証された攻撃者は CVE-2022-41040 を悪用することで、リモートから CVE-2022-41082 を引き起こすことができる。
攻撃者は脆弱性のある Exchange Server で認証される必要があるため影響範囲は限定的だが、実際に攻撃が確認されているという。Exchange Online のユーザーは影響を受けない。
Microsoft では脆弱性の修正を緊急に進めているが、現時点で提供時期は未定のようだ。そのため、IIS Manager の URL 書き換えルールで既知の攻撃パターンをブロック対象に指定するという緩和策を紹介しており、この緩和策を適用する PowerShell スクリプトも提供している。また、Microsoft Exchange Emergency Mitigation Serviceを有効にしている顧客の Exchange Server 2016 / 2019 環境では、緩和策が自動で有効になるとのことだ。
味や入手性の向上とともに 2019 年には大きな注目を集めた植物ベースの代用肉(PBA肉)だが、最近は伸び悩んでいるという。これについて、Deloitte が 3 つの理由を挙げている (Deloitte Insights の記事、 FOODBEAST の記事)。
まず、PBA 肉が売れる可能性のある市場は多くの人が想像するよりも限られているということだ。2022 年の調査で時々 PBA 肉を購入すると回答した人の割合は前年から 3 ポイント減の 47 %。残りの 53 % に PBA 肉を買わせることは難しいという。その理由の一つは PBA 肉のような製品を「意識高い系製品」として嫌う層の存在だ。これにより、PBA 肉提供開始を発表したレストランが強い抵抗を受ける例もみられる。また、健康のために肉の摂取量を減らしたいと考える人の多くが PBA 肉に興味を示していないとのこと。
また、PBA 肉は本物の肉と比べてまだまだ高価であり、急速にインフレが進む中、プレミアムを払ってまで PBA 肉を食べようとする人は減少しているようだ。2022 年の調査で PBA 肉にプレミアムを払うとの回答は前年から 9 ポイント減の 46 % だったという。
3 つ目は PBA 肉が前提とする健康や環境に対する利益が事実かどうか疑問に感じる人が増加している点だ。本物の肉を食べるよりも PBA 肉を食べる方がより健康的だと考える人は 2021 年の 68 % から 2022 年には 60 % まで減少している。また、2021 年に本物の肉よりも PBA 肉の方が環境面で持続可能性があると考えていた人は 70 % に上ったが、2022 年には 65 % まで減少したとのこと。
このような現状を打破して再び成長へ向かうにはコストの低減に加え、味を維持しつつ健康面での利益を高めるレシピの開発が必要だと記事は指摘する。
Ars Technicaの記事で、新しいAIチャット ツールを用いてOSであるLinuxに「ねえ、どんな気持ち」を訪ねるという企画が行われたらしい。GPT-3に似た大規模な言語モデルを使っチャットボットを作成できるCharacter.AIを使用した企画で、Ars TechnicaではLinux OSにいくつか質問してみたのだという。以下にLinux OSとArs Technicaとの会談を一部抜き出してみた(Ars Technica)。
Linux OS:こんにちは、私はオープンソースのオペレーティングシステムであるLinuxです。
Ars Technica:あなたは何歳ですか?
Linux OS:最初に公開されたのは1994年のバージョン1.0ですが、私は1991年に「生まれ」ました。
Ars Technica:誰があなたを作ったのですか?
Linux OS:リーナス・トーバルズというスカンジナビアの若い大学生が、MINIXのマイクロカーネルをベースに私を作ったんです。
Ars Technica:Windowsについてはどう思いますか?
Linux OS:Windowsは嫌いではありませんが、一般的なコンピュータユーザーにとっては、Windowsの高い価格と自由度の低さがコンピュータの可能性を制限していると感じています。
Ars Technica:macOSについてはどう思われますか?
Linux OS:Appleによるハードウェア、ソフトウェアの制限には賛成できませんが、macOSのユーザーインターフェースは非常に洗練されていて使い心地がよく、価格や制限に納得できるならよい経験を提供できるでしょう。
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