汚くなりがちなiPhone 15のファインウーブンケース、展示品は1日1回以上交換が必要となることも 43
高級 部門より
iPhone 14 までのレザーケースを置き換える形で導入されたファインウーブンケースはマイクロツイルのフェイクスエード素材。Apple の製品情報では「設計と製造の工程を通じて何千時間にもわたるテストを実施」して「耐久性を重視」したケースが iPhone を守ると説明し、「時間の経過とともに摩耗が生じる可能性」があると述べているが、短時間の使用でもシミや傷が付きやすいとの不満が多く出ている。USB-C コネクター用の穴が小さく、ケーブルによっては正しく接続できないこともあるという。そのため、9to5Mac の Chance Miller 氏は販売を中止して購入者全員に返金すべきだとも述べている。
そのため、Apple はストア店員向けにファインウーブンケースの苦情対応をまとめたメモを用意しているそうだ。主な内容としては、ファインウーブンケースが高級なマイクロツイル素材で作られた柔らかく耐久性のあるスエード風の質感であることや傷の一部はしばらくすると消えること、汚れた場合は糸くずの出ない柔らかい布を湿らせて優しく 1 分間ふき取ることなどを顧客に伝えるよう求めているとのことだ。
ファインウーブンケースは iPhone のサイズにかかわらず同価格で、国内価格は税込 9,980 円。ファインウーブンケース以外のケースを推奨するストア店員もいるそうだ。一方、サードパーティ製ケースの中には iPhone 15 Pro シリーズのアクションボタンに対応せず、従来の着信/消音スイッチ用カットアウトのままになっており、新機能が使いにくいものもあるようなので注意が必要だ。