+ - 161 習近平国家主席、知的財産保護を強化することを誓う
ドナルド・トランプ大統領は中国に対する懸念として、知的財産の窃盗、米国企業への参入障壁、貿易収支の不均衡などを表明してきた。企業の多くも、中国の主張する改革開放が信用に値するのか、本当に実現するのかという点で中国疲れを起こしているという主張を持っている。
これに対する回答として、中国の習近平国家主席は5日、外国企業約3600社と中国のバイヤーが参加する中国国際輸入博覧会(11月5日から10日まで開催)の場で、米トランプ政権が問題視している輸入関税の引き下げと市場アクセスの拡大の継続、さらに、知的財産権の侵害について懲罰的な法の執行を強化すると約束した。ただし、具体的な政策については示されていないようだ。
中国は知的財産の獲得と保護に力を入れてきた。新華社によると、中国は2017年の知的財産権使用料が287.4億ドルに上ったと発表している。米商務省によれば、2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟した時点から比べると約14倍増加にしたという。これは中国の全サービス輸入の6.1%に該当するとされる(Financial Review、Reuters、CNBC、新華社、Slashdot)。