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NASA

延期されたNASAの火星探査機、打ち上げは2018年5月5日に 10

ストーリー by hylom
結構先に 部門より
taraiok 曰く、

NASAは今年の3月4日に火星に地震計を備えた探査機Insightを送り出す予定だった。しかし、探査機に搭載された地震計の耐久性に問題があることが判明。延期が決定していた。火星と地球の軌道力学の関係もあり、再打ち上げには2年以上の期間が必要だが、NASAはこの計画を2018年5月5日に実施すると発表した(Ars TechnicaUniverse TodaySlashdot)。

この遅延はNASAの予算をさらに圧迫することになりそうだ。正式な見積もりではないが、今回の遅延で1億5000万ドル程度の損失が発生した模様。NASAの惑星科学プログラムの関連の予算は6億7500万ドルとなっており、影響は大きいとみられている。

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ニュース

忍者が行う「九字の印」、実際に効果があることが判明 71

ストーリー by hylom
ストレスを感じたら印を結ぼう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

忍者が手を合わせて「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」と唱える「印」には、脳のストレスを緩和させ、気持ちを落ち着かせる効果があるという。三重大の研究によって分かったという(日経新聞)。

脳波などを測定した結果判明したとのことで、また忍術の修行を経験したことのある人のほうが未経験者よりも高い効果が見られたという。

12718291 story
原子力

川内原発周辺に設置された線量計の不備が指摘される 59

ストーリー by hylom
要件定義の謎 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

九州電力川内原発周辺に設置された放射線量計(モニタリングポスト)のうち半数が毎時80マイクロシーベルトまでしか測定できず、即時避難の基準となる「毎時500マイクロシーベルト」の測定には対応していないことが分かったという(朝日新聞)。

まあ、もし即時避難が必要となるような状況になったら周辺の線量計など使わなくても状況が悪いと言うことは分かるだろう、ということなのだろうが、それならわざわざモニタリングポストでの測定を住民避難のための判断に使うよう設定しなければ良かったのに……

12718287 story
Windows

Microsoft、「Windows 10を入手する」アプリでシステム管理者に圧力をかける? 37

ストーリー by hylom
アップデートにかかるコストを負担してください 部門より
headless 曰く、

ドメインに参加しているWindows 7/8.1マシンに対するWindows 10無償アップグレードの通知が始まったようだ。しかし、更新の適用をWSUSで管理している環境でも通知が表示され、システム管理者を困惑させているという(InfoWorldNeowinBetaNewsSoftpedia)。

Microsoftがドメイン参加マシンに対する無償アップグレード通知の開始を1月に予告した際、WSUSやSystem Center Configuration Managerなどで更新の適用を管理している環境は除外することを明言していた。しかし、このような環境でも「Windows 10を入手する」通知アイコンが表示されることがあるらしい。

この状態でユーザーがアイコンをクリックすると「Windows 10を入手する」アプリが開き、「あなたのシステム管理者がこのPCのアップグレードをブロックしている」「このPCのWindows 10へのアップグレードについてシステム管理者に確認してほしい」といった内容の説明が表示されるという。

この動作がMicrosoftの意図したものなのかどうかは不明だが、ユーザーを通じてWindows 10へアップグレードするよう圧力をかける感じになっており、不快に感じているシステム管理者もいるようだ。スラドの皆さんの中に、このような通知を見た方はおられるだろうか。

12718281 story
セキュリティ

特定バージョンのJavaを要求していた地方税電子納税サイト、Javaを廃止してActiveXに切り替え 114

ストーリー by hylom
こんなことに 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

地方税の電子申告を行えるeLTAX 地方税ポータルシステムでは、利用の際に特定のバージョンのJavaランタイムを必要としていたのだが、3月14日よりJava実行環境が不要となったという。Javaランタイムではかねてから脆弱性問題が指摘されていたためこれは素晴らしい……と思いきや、その代わりにActiveXを利用するように変更されたとのこと(eLTAXサイトの設定方法解説ページ高木浩光@自宅の日記)。以前はセキュリティ対策のため、「利用時に指定のJava実行環境をインストールし、利用が完了したら直ちに最新版をインストールするか実行環境を削除せよ」との指示が出ており、それよりはマシという判断だろうか。

なお、必要要件はWindows Vista SP2、Windows 7 SP1、Windows 8.1およびInternet Explorer 9.0もしくは11.0(64bit版は除く)となっている。最近のWindowsマシンはほぼ64ビット版OSがインストールされているため、32ビットでIEを動作させるよう設定を変更し、拡張保護機能も無効化しなければならない。ちなみにMicrosoftは最新ブラウザのEdgeでActiveXコントロールのサポートを廃止していることからも分かるとおり、ActiveXについては今後のサポートを縮小させる雰囲気である。さらにWindows 8.1のサポートは約7年後(2023年1月10日)までなので、少なくともそこまでにはサイトを刷新しなければならないのだが、どうするのだろうか。

12718260 story
ゲーム

プロ棋士とAIの囲碁勝負、第4局で初めて人間が勝利 58

ストーリー by hylom
逆襲 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

韓国のプロ棋士、イ・セドルとGoogleの囲碁ソフトウェア「AlphaGo」との勝負はAlphaGoの三連勝という驚くべき結果となっていたが、第4局ではセドル氏が初勝利した(ITmedia)。

AlphaGoの開発者は「AlphaGoを鍛えるために、優秀な対戦相手が必要だったので、この敗北には非常に意味がある。今回のゲームを詳細に分析することで、AlphaGoをさらに改善できる」と語ったという。

12717364 story
医療

大阪大、iPS細胞からの目の主要細胞の作製に成功 23

ストーリー by hylom
臓器製造がまた一歩現実化に近づく 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

大阪大学の研究グループが、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から角膜の一部や水晶体、網膜といった目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに世界で初めて成功したそうだ(NHKマイナビニュース)。

ヒトのiPS細胞に「ラミニン511」というたんぱく質を加えて1か月ほど培養すると、丸い形をした細胞の塊ができることを確認したという。この塊には4つの層があり、それぞれ神経や網膜、水晶体、角膜といった目の細胞の元になる細胞がまとまっていたという。

また、これらの細胞から作製した角膜組織をウサギに移植し機能させることにも成功。iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてで、角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請するとのこと。

12717362 story
テクノロジー

収縮性プラスチックを使った耐久性の高い撥水加工技術 16

ストーリー by hylom
かなり硬い 部門より
taraiok 曰く、

水をはじく撥水加工技術はすでに存在するが、耐久性の面で難のあるものも少なくない。そこでシドニー大学の研究チームが、プラスチックをオーブンで加熱して縮める子供向けおもちゃ「ShrinkyDinks」をヒントに、耐久性の高い超撥水性コーティング技術を開発したそうだ(ACS PublicationsSlashdot)。

この技術は2つの収縮性プラスチックを使い、意図的に表面に微細な「シワ」を付けることによって水滴を転がりやすくしたという。実験では厚み10ナノメートルのテフロン加工されたポリオレフィンの収縮ラップが一番良い成績を出したようだ。これにより、市販の光学レンズとアルミニウム膜に近い硬度値を獲得できたとしている。製造も比較的簡単であるようだ。

12717361 story
軍事

日本の大学における軍事研究再開はなぜ望まれているのか 137

ストーリー by hylom
先立つものがなければ何もできない 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Slashdotにて、日本の軍事研究が話題になっている。ソースとなっているのはTHE STACKの記事

記事では、中国の軍事的能力の拡大に対抗し、1949年から戦後70年間禁止してきた大学による民生用と軍事用のどちらにも利用できるデュアルユース分野の研究が解禁されつつあることが紹介されている。

日本は政府の緊縮財政による教育機関への資金カットが進んでおり、大学にとってはこうした防衛省による開発資金援助は魅力的だという内容になっている。一方で、こうした大学のデュアルユース分野の学術研究について、一部の研究者や大学が反対運動をオンラインで行うなどの軍事アレルギーもあり、一筋縄ではいかないとも書かれている。全体の論調としては、中国アレだからもうちょっと融通効かせたらという感じ。

国内では昨年から出ていた話ではあるが、コメント欄では中国脅威論と安保問題、日本の経済低下などによる地位低下、さらにウクライナ問題に絡めた内容などを中心に議論されているようだ。

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ストレージ

HDD故障の最たる原因は高温ではなく、高湿度によるコントローラーの故障 89

ストーリー by hylom
シリカゲルを入れてみよう 部門より

ハードディスク故障に大きな影響を与える要因は温度ではなく、湿度であるという話が出ている(ZDNet Japan)。

ラトガース大学の研究グループが、世界9か所のMicrosoftのデータセンターを対象に調査した結果分かったもので、相対湿度が高いとコントローラやアダプタの異常によってディスクの故障が発生するという。

論文では、「低温低湿」環境と「高温多湿」環境で比較するとディスクの年間故障率があまり変わらないが、「高温低湿」環境と「高温多湿」環境で比較すると高温多湿環境のほうが故障率が大きく増えるというデータも示されている。また、高温多湿環境ではATAインターフェイス部分でのエラーが大きく増える傾向もあるようだ。

12717552 story
インターネット

国内で海外のネットカジノを利用していた男性らが摘発される 53

ストーリー by hylom
カジノならおとなしく海外に行くのが良いようだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

イギリスのネットカジノを利用していた埼玉県在住の男性ら3人が、賭博容疑で逮捕された(日刊スポーツ産経新聞)。

このカジノサイトはクレジットカードや電子マネーで決済が可能で、日本時間の夕方から深夜にかけて日本人がディーラーを行っていたという。そのため、日本国内の客に向けた違法賭博であるとして逮捕に踏み切ったようだ。

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音楽

「赤ちゃんが泣きやむ音楽」、無料配信 49

ストーリー by hylom
その観点はなかった 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

狭い自動車内で赤ちゃんに泣かれるときついものだが、日産自動車が赤ん坊が泣きやむ効果がある音楽を作ったそうだ(インターネットコム)。

日産がFacebookやTwitterを通じて全国の父親、母親から協力を得て制作したもので、「ココニイルヨ」と「パピプペポロリン」の2曲。いずれも赤ん坊が興味を持ちやすいという5k~6kHzの周波数を中心に旋律を作ったとのこと。ドライブ用として、音楽聴き放題配信サービス「AWA」で無料配信する。

「ココニイルヨ」は初めに高い周波数で赤ちゃんの興味を引き、その後周波数を下げて落ち着かせ、時間をかけて泣いている状態を沈静化するそうだ。また、「パピプペポロリン」は「いろいろな音に反応しやすい」という特性を利用し刺激を与えることで赤ちゃんを覚醒させて泣きやませるとしている。

12717305 story
テクノロジー

モーションデータを管理する新アイデア、MIDIでの表現も可能 17

ストーリー by hylom
仕組みは分かりやすい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

電通がCGキャラクターやロボットの動きを表現・記録する技術「MotionScore」を開発した(ニュースリリースINTERNET Watch)。

キャラクターやロボットの動きは各関節の角度の時間変化で表せるが、それを楽譜のように記号化して記録・管理するというもので、MIDI形式での表現も可能という。これにより、音楽に合わせて動かす、といったことが容易になるという。

音楽シーン以外にも歩行サポートなどのヒューマンオーグメンテーション(人体拡張技術)に活用することで、将来的には医療分野にも応用できると見込んでいるそうだ。

12717295 story
サイエンス

国民生活センター、「水素水生成器」販売の2事業者に効果の明確化を要望 65

ストーリー by hylom
最近の謎の水素ブームはなんなのだ 部門より

独立行政法人国民生活センターが、「水素水」生成装置に対し「活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置-飲用による効果を表したものではありません-」といった注意喚起を行っている。

問題とされているのは、「水道水を電気分解して水素を発生させることにより、活性酸素の一種であるヒドロキシラジカルを抑制する水ができる」という製品。確かにこれらの装置では水の中のヒドロキシラジカルは抑制できるようだが、人体に対しての効果は不明で「飲用による効果を表したものではない」という。

メーカーによる製品の説明自体には「示されている抑制率のデータは人体に対する効果・効能を表すものではない」との記載があるため法的な問題はないようだが、同センターは「水の中のヒドロキシラジカルを抑制するという水に、どのような効果があるのかを明確にするよう要望します」としている。

12717217 story
Twitter

災害時の「デマ」を見抜く技術が研究される 100

ストーリー by hylom
AIにチェックさせよう 部門より
masakun 曰く、

SNSによってデマが拡散されることはよくあるが、災害時にそういったデマや誤情報が流れるリスクを下げる研究が進められているという(朝日新聞デジタル)。

たとえば5年前の東日本大震災のコスモ石油千葉製油所の火災発生時、「コスモ石油の火災で有害物質が散乱、雨とともに降る」というデマが流れ、コスモ石油が「そのような事実はありません」と対応に追われることがあった(過去記事)。こうした情報の真偽に関して総務省所管の NICT 情報通信研究機構は 対災害SNS情報分析システム DISAANA(ディサーナ) を開発した。これはSNSの中で矛盾する情報を提示して情報の信頼度を判断できる仕組みだ。さらに NICT は 2016 年中にTwitter上の情報を即時に要約するシステムD-SUMMを公開する。これにより特定の市町村の被害報告を状況別にまとめることが可能になるという。

とはいえ昨年夏の箱根山噴火のとき、色温度をいじくって川を黄色くした写真付ツイートに対しネタと見抜けないツイートが続出したのを思い出す。この程度の情報すら選別できず拡散させてしまう人は、新技術よりまず、デマかどうかを判断できる自分の知識を増やすのが重要ではなかろうか。

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ソースを見ろ -- ある4桁UID

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