はやぶさ2、2月22日朝にリュウグウ着地へ 39
着地 部門より
タッチダウン運用に先立って、サンプル採取装置の動作確認試験が12月28日に行われている。はやぶさ2のサンプル採取装置は小惑星の表面に弾丸を打ち込み、舞い上がるサンプルを受動的に捕集する仕組み。打ち上げ前の予測と異なり、リュウグウの表面は礫で覆われていることが判明したため、実際にどの程度のサンプルが採取できるかの確認が必要だった。減圧下でリュウグウの土壌を模したターゲットに弾丸を打ち込んだところ、砕けた礫の破片が周囲の礫を連鎖的に砕き、想定以上のサンプル量を放出できることが確認されたそうだ。
はやぶさ2はターゲットマーカーの着地場所に近いL08-E1という幅6mほどの領域にタッチダウンする。はやぶさ2の全長は6mであり、非常に精密な航法誘導が必要になるが、より広い地点(L08-B1)はターゲットマーカーから遠く、誘導精度が悪くなるため、L08-E1を選択したとのこと。タッチダウン運用にあたり、宇宙科学研究所(ISAS)の管制室からライブ中継(JAXA TV、 YouTube)が行われる。配信は22日6時45分~9時15分頃の予定。タッチダウン予定時刻は8時頃となっている。