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13911986 story
グラフィック

Windows 10 May 2019 Updateの「ペイント」ではキーボード操作で描画可能に 35

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描画 部門より
Microsoftは14日、Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903)の「ペイント」アプリ(mspaint.exe)でキーボード操作による描画が可能になることを明らかにした(Windows Insiderの記事On MSFTの記事Windows Centralの記事)。

現行のペイントではキーボード操作によるツールの切り替えには対応しているものの、描画を実行するにはマウスやタッチスクリーンを使用する必要がある。May 2019 Updateではカーソルキーとスペースキーを組み合わせて描画や範囲選択が可能になり、Ctrl+カーソルキーでキャンバスをスクロールできる。選択範囲や未確定図形のサイズ・位置を変更するには、Tabキーで操作位置を選択してカーソルキーで操作する。操作を取り消すにはEscキー、確定するにはCtrl+スペースキーを押せばいい。

この機能は簡単操作機能の一環として追加されたもので、ペイントをWindows標準の「ナレーター」などスクリーンリーダーと組み合わせて使う場合の動作も改善されているとのこと。キーボード操作による描画機能は今回初めて発表されたものだが、遅くとも2月のWindows 10 Insider Preview ビルド18343には搭載されており、20H1ビルドでも利用可能だ。このタイミングで発表したのは5月16日のGlobal Accessibility Awareness Dayに合わせたようだ。

ペイントは2017年のWindows 10 バージョン1709で非推奨となり、標準アプリではなくMicrosoftストアで提供する計画が発表されていた。Windows 10 バージョン1803以降では間もなくMicrosoftストアに移動するといった情報を表示する「製品の警告」ボタンが追加されていたが、最近のInsider Previewビルドではボタンが削除されており、MicrosoftのBrandon LeBlanc氏が当面はWindows 10に含まれ続けると明言していた。
13911962 story
月

NASA、月面着陸に失敗した探査機Beresheetの衝突地点の画像を公開 24

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痕跡 部門より
NASAは15日、月面着陸に失敗したイスラエル・SpaceILの探査機「Beresheet」衝突地点の画像を公開した(NASAのニュース記事The Vergeの記事SlashGearの記事GeekWireの記事)。

Beresheetは4月11日、月面への降下中に通信が途絶して月面に衝突したとみられている。画像はNASAの月探査機Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)搭載カメラ(LROC)が4月22日に月面の90km上空から撮影したもので、幅10mほどの黒いシミを取り囲むように白いシミが広がっている。LROCの画像ではBeresheetがクレーターを形成したかどうかを確認できないが、クレーターが形成されたとしても確認できないほど小さい可能性や、Beresheetが同サイズの流星物質と比べて軽量で低速であり、進入角も小さかった(月面に対しておよそ8.4度)ことから小さなくぼみを作っただけの可能性もある。

大気のない月には隕石が絶えず落ちてクレーターを作っているが、このシミがBeresheetによるものだと考えられるいくつもの手掛かりがあるという。まず、Beresheetの着陸地点が数マイル以内の精度でわかっていること、4月11日以前に同地点で撮影された写真と見比べると、シミが唯一の変化であり、Beresheetサイズの物体が作る大きさであることを最も重要な点として挙げている。これは数学モデルから推定される大きさと同様であり、過去にBeresheetと同様の速度で月面に衝突した同サイズの宇宙機が残した痕跡とも一致するとのこと。また、白い部分は衝突で巻き上げられた塵が落ちて月面を平滑化したものとみられ、Beresheetの降下方向と同様に南へ向かって伸びている。

LROは月のすべての場所を1か月に2回、それぞれ月での夜間と昼間に通過する。次に同地点を通過するのは5月19日であり、さらに多くの画像を撮影する予定だという。また、BeresheetにはNASAのゴダード宇宙センターが提供したレーザー再帰反射装置が搭載されており、衝撃で壊れずに残っているかどうかについて、LROのLunar Orbiter Laser Altimeterを用いた調査も行われているとのことだ。
13911741 story
人工知能

Universal Dependencies 2.4がリリース 29

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充実 部門より
yasuoka 曰く、

Universal Dependencies 2.4が無事にリリースされた、との連絡をいただいた。Universal Dependencies 2.4は、ドイツ語・チェコ語・日本語・ロシア語・フランス語・アラビア語・スペイン語・ノルウェー語・英語など83の言語にまたがるツリーバンクで、UDPipe・StanfordNLP・NLP-Cubeなどの解析エンジンと組み合わせて、係り受け解析に用いることができる。半年前のUniversal Dependencies 2.3に比べて、古典ロシア語・古典中国語(漢文)・ウォロフ語・グアラニー語(ムブヤ)・ウェールズ語・カレリア語・現代アラム語(アッシリア)の7つの言語が増えており、古典中国語のツリーバンクは、私(安岡孝一)の共同研究班「東アジア古典文献コーパスの実証研究」が制作した「四書」(孟子・論語・大學・中庸)の全文係り受けデータである。係り受け解析や文法解析に、どしどし使ってほしい。

13911738 story
バグ

WhatsApp、音声通話の着信でリモートからのコード実行が可能な脆弱性 15

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着信 部門より
Facebook傘下のWhatsAppが提供するメッセンジャーアプリ「WhatsApp Messenger」でリモートからのコード実行が可能な脆弱性CVE-2019-3568が見つかり、修正版が公開されている(FacebookのセキュリティアドバイザリーThe Guardianの記事Neowinの記事Android Policeの記事)。

Facebookによると脆弱性はWhatsAppのVOIPスタックに存在するバッファーオーバーフローの脆弱性で、特別に細工した連続するSRTCPパケットをターゲットの電話番号に送信することでリモートからのコード実行が可能になるという。ターゲットが応答する必要はなく、着信させるだけでコードが実行されるようだ。Financial Timesの記事によると、この脆弱性を悪用してスパイウェアをインストールするコードをイスラエルのNSO Groupが開発しており、既に攻撃が確認されているとのこと。

脆弱性はAndroid版のバージョン2.19.134やiOS版のバージョン2.19.51などで修正されており、最新版への更新が推奨されている。
13911681 story
Firefox

Mozilla、拡張機能全滅問題に対応する旧バージョンFirefox向け修正を拡張機能としてリリース 13

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拡張 部門より
先日発生したFirefoxの拡張機能全滅問題について、Mozillaが旧バージョンFirefox向けの修正を拡張機能としてリリースした。Firefox 66とFirefox ESR 60では既に修正済みバージョンがリリースされている(Mozilla Add-ons Blogの記事gHacksの記事Softpediaの記事)。

MozillaではFirefox 52~65向けの修正を予告していたが、実際にはFirefox 47~65向けの修正が提供されている。拡張機能はバージョン別に「Disabled Add-on Fix for Firefox 47-56」「Disabled Add-on Fix for Firefox 57-60」「Disabled Add-on Fix for Firefox 61-65」の3本に分けられている。それぞれ対応した拡張機能をインストールすることで新しい証明書がインストールされ、拡張機能やテーマが再び正常に利用可能となる。

なお、Firefox 61~65対応版のみ、Mozillaがデプロイした修正を受け取っておらず、最新版にアップデートしたくないユーザーにインストールが推奨されている。詳細が説明されていないためFirefox 61で試したところ、オプションで「プライバシーとセキュリティ→Firefoxが技術的な対話データをMozillaへ送信することを許可する」にチェックが入っている(デフォルト)と拡張機能が自動でインストールされた。このほかのバージョンに同様の説明はなく、設定にかかわらず手動でインストールする必要があった。

ちなみに、Firefox 61~65対応版はabout:addonsに「hotfix-update-xpi-intermediate」と表示され、このほかのバージョンでは「Hotfix for Firefox bug 1548973 (armagaddon 2.0) mitigation」(ママ)と表示された。Firefox 47~56対応版はダウンロードページにFirefox Quantumと互換性がないと記載されており、about:addonsでは旧式の拡張機能であることが表示される。ただし、MozillaではいずれのバージョンもFirefoxを最新版にアップデートする場合は互換性の問題が発生する可能性があるとして、アンインストールするよう求めている。

Mozilla Add-ons Blogの記事では修正に関する更新情報を追記してきたが、今回(5月14日)の更新情報が最終版になるとの見方を示している。
13911127 story
月

月は縮んでいた 31

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萎むという感じ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

月はその内部が冷えることで縮んでおり、過去数億年の間でおよそ50メートル以上小さくなっているという。その結果月の表面には「しわ」ができ、これが月面の地形形成の一つの要因になっているとの発表をNASAが行った(NASAの発表AFPBBCTIMESlashdot)。

NASAの無人月探査機「Lunar Reconnaissance Orbiter(LRO)」が撮影した画像を解析したところ、このような結果が得られたという。また、活動がないと考えられてきた北極近くに位置するクレーター「氷の海」は移動し亀裂が発生していることも分かったという。

13911240 story
ハードウェア

9割以上の人が「突っ張り棒」の正しい使い方を知らない 61

ストーリー by hylom
知らなかった 部門より

バネなどの力で突っ張るようにして固定する「突っ張り棒」は多くの家庭で使われているが、突っ張り棒製品を手がけるメーカーの平安伸銅によると、「9割の人が間違った使い方をしている」という(FNN PRIME)。

たとえば、バネ式の突っ張り棒では棒を伸ばしながら設置する人が多いそうだが、本来は設置したい場所の幅よりも数cmほど長く伸ばしてから縮めて取り付けるのが正しい使い方なのだそうだ。

13911120 story
地球

アメリカをカーボンニュートラル化するには年間1兆ドルが必要 43

ストーリー by hylom
気候変動まっしぐら 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米民主党は次の大統領選挙に向け、気候変動が選挙の政治的焦点になると考えている。彼らは地球温暖化ガスの放出を10分の1に抑える計画を立案している。だが、それは本当に可能だろうか。実現には、内燃機関を利用する自動車の利用を停止し、石炭で生産された電力の大半を放棄し、調理や暖房に天然ガスを使用するよう建物を改装する必要がある。

温室効果ガスの定量化を行っているGlobal Carbon Projectによると、2018年の世界全体の排出量は前年同期比で2.7%、米国では2.5%増加したという。民主党の大統領候補の一人Beto O'Rourkeは、2050年までにその目標を達成するため5兆ドルの計画を立てた。2030年までの実現を求める議員も複数いる。

これに対し、ブレイクスルー研究所のAlex Trembath氏は「2050年のカーボンニュートラル実現は可能だろう。しかし、2030年での実現はどう考えても不可能だ」と話す。国連が率いるDeep Decarbonization Pathways Projectによると、米国産業のカーボンニュートラル化を実現するためには、2050年までに年間1兆ドル以上の投資が必要になるという。この数字は、グリーンニューディール政策を達成するには、年間約9,800億ドルの費用がかかるというブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスの見積もり値と一致している。

かといって気候変動に対応しない場合、より対策コストを増加させることになる。国連環境金融イニシアチブプロジェクトの分析によると、二酸化炭素の増加への対策を遅らせると今後15年間で企業は1兆2000億ドルの費用負担が増えると指摘している(Bloomberg BusinessweekSlashdot)。

13911222 story
書籍

幻冬舎社長、同社刊行の「日本国記」を批判した作家の作品の実売数を公言してひんしゅくを買う 199

ストーリー by hylom
売れたものが偉いという思考 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

「津原やすみ」名義での「あたしのエイリアン」シリーズや「ルピナス探偵団」シリーズなどで知られる作家の津原泰水さんが幻冬舎のベストセラー「日本国紀」を批判したところ、それを理由として同社から刊行予定だった文庫本の出版を中止にされたことをTwitterで明かした(Togetterまとめ)。

これに対し、同社の見城徹社長は16日、本の文庫化について「僕は反対していた」、(ハードカバー版について)「実売1800部もいかなかった」などとTwitterに投稿、批判を浴びている(Togetterまとめ)。見城氏は投稿を削除したが、非公表の「実売部数」を公にしたことに、作家などから「作家に対する敬意はゼロなのか」「編集者のモラルにもとる」など、プロレタリアート作家達や連なる編集者達の厳しい批判が相次いでいる(サイゾー毎日新聞)。

まあ、出版部数や実売部数が秘匿されるべき個人情報と主張するプロレタリアート作家達や連なるプロレタリアート編集者達の主張にはタレコミ子は同意しかねるが、別件で印税は10%と明言されていたのにもかかわらず、校了直前に「企画会議に8%で通したから8%でいい?」と言われ、出版できなくなることを恐れて、この条件を泣く泣くのんだ作家がいた事を告発されたのは自業自得。

13911112 story
インターネット

Ciscoのルーターで多数の脆弱性が見つかる 38

ストーリー by hylom
ご確認を 部門より

Ciscoのルーターにで多数の脆弱性が確認された。この問題は数百台の同社製ルーターに影響が及ぶという(マイナビニュースFOSSBYTESthreatpost)。

この脆弱性はRed Baloon Securityによって「Thrangrycat」と名付けられている。脆弱性が存在するデバイスは多岐にわたっており、 リモートコード実行(remote code execution、RCE)を許すものも存在するとのこと(CiscoのSecurity Advisory)。

今回明らかになった脆弱性の多くはすでに対策パッチがリリースされている。一方でまだパッチが提供されているものもあるようだ。

13911090 story
バグ

Twitter、iOS版アプリユーザーの一部から誤って位置情報を収集し、パートナーと共有していた 22

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複アカがバレそう 部門より
headless曰く、

Twitterが一部のiOS版Twitterアプリのユーザーから誤って位置情報を収集していたことと、iOSの位置情報を信頼するパートナー1社と共有していたことを明らかにして謝罪している(Twitterのヘルプ記事NeowinBetaNewsSoftpedia)。

誤って位置情報が収集されていたのは、iOS版Twitterで複数のアカウントを使用し、アカウントの1つで正確な位置情報を有効にしていた場合だという。このような設定になっていると、同じデバイスで正確な位置情報を有効にしていないアカウントを使用している時にも位置情報が収集されていたそうだ。

位置情報の共有については、広告のリアルタイム入札に関連するものだ。Twitterでは信頼するパートナーへ送信するデータから位置情報を削除するつもりだったが、実際には削除されていなかったという。その結果、誤って収集された位置情報もパートナーと共有されていたことになる。

ただし、正確な位置がわからないようにデータが加工されていたため、ユーザーの住所を特定したり、ユーザーの移動を追跡したりすることはできなかったとTwitterは説明する。また、パートナーが受け取った情報はシステム上に短時間保持されるのみで、通常の処理で削除されていたことも確認したとのこと。TwitterのハンドルやアカウントIDなどは共有されていない。

Twitterでは問題を修正して再発防止に努めており、影響を受けたアカウントのユーザーには通知したとのことだ。

13911049 story
政府

マイナンバーカードを健康保険証として使用可能にする改正健康保険法が成立 95

ストーリー by hylom
色々整備コストがかかりそうだ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

スラドで過去何度か話題となっていた、マイナンバーカードを健康保険証として使用可能にする法改正などを含む改正健康保険法が15日の参院本会議で各党の賛成により成立した(時事通信産経新聞日経新聞)。

マイナンバーカードが健康保険証として使用可能になるのは、2021年3月からと予定されている。改正法ではほかに、医療費抑制や不正利用の防止を目的に、健康保険が適用される扶養家族を国内居住者に限定する規定も盛り込まれている。

13911046 story
ハードウェア

Lenovo、折り畳み有機EL採用PCやARゴーグル試作品を公開 12

ストーリー by hylom
Lenovoになっても変態端末は出すのか 部門より
90曰く、

Lenovoが「世界初」という折り畳み型の有機EL採用ノートPCを発表した(PC Watch)。

商品名は未定だが筐体には「ThinkPad X1」のロゴが刻印されており、ペン入力に対応する。先日話題になったSamsungの折り畳み可能なスマートフォン「Galaxy Fold」と同様に内側に閉じることができ、広げると13.3インチサイズになる。筐体は多少厚めで、フットプリントの小ささと相まってXTRAシリーズ登場前のThinkPadに近いサイズ感のようだ。

また、TrackPointを搭載しない薄型ノートPC「ThinkBook」という新ブランドの試作機やThinkPad X1シリーズの新製品、ARヘッドマウントディスプレイ「ThinkReality A6」も発表された。ThinkReality A6は視野角40度、解像度1920x1080ピクセルのディスプレイ表示器を備え、首掛けの「バッテリユニット」にSnapdragon 845を搭載。Android OベースのOSを採用する。

13911042 story
Oracle

OracleのWebサイトは未成年は利用できない? 21

ストーリー by hylom
R20 部門より

Oracle公式Webサイトの「ウェブサイトのご使用条件」では、「未成年者は本ウェブサイトを利用することができません。未成年者に関連した情報をオラクルに送信しないようお願いします。」という条項がある。そのため、未成年者はOracleのJRE/JDKがダウンロードしたり、ドキュメントを閲覧することができないのではないかとの危惧が出ている(@mtgtoのTweet)。

この条項は英語版にも記載されており、日本Oracle独自のものではなさそうだ。

13911040 story
教育

東洋英和女学院の院長、著書でねつ造・盗用が発覚、懲戒解雇される 65

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どうしてこうなった 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

東洋英和女学院は深井智朗院長に対し、著書内にねつ造や盗用があったとして懲戒解雇を行った(朝日新聞zakzk日経新聞)。

ねつ造があったとされるのは2012年刊行の「ヴァイマールの聖なる政治的精神」。実在しない「カール・レーフラー」という神学者やその論文について紹介しているほか、ほかの文献からの盗用も確認されたという。また、2015年の論文でも無関係な資料の使用が判明したという。

学会誌で公開質問状が出されたことが発端で、院長は「実在する似た名前のドイツ美術史家のことだった」などとして意図的ではない過失だと主張していたようだが、このドイツ美術史家は神学の研究業績がなかったという。大学が設置した調査委員会はこれらを不正と認定、氏は懲戒解雇となったとのこと。

これを受けて、「ヴァイマールの聖なる政治的精神」を刊行した岩波書店は同書を絶版にして回収することを発表した(ハフィントンポスト)。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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