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13982015 story
ビジネス

楽天モバイルの携帯電話基地局整備に遅れ。総務省が修正計画の提出を求める 52

ストーリー by hylom
政府も楽天も楽観視しすぎたのでは 部門より

10月からの携帯電話事業開始を計画している楽天モバイルだが、基地局整備が計画通り進んでいないという(日経新聞)。これに対し、総務省が計画値を確実に達成するための修正計画の提出および実行の要請を行ったそうだ(日経新聞の別記事読売新聞)。

楽天の計画では、9月末までに5000~6000の基地局を設置する予定だったが、その後工事の遅れにより2500~3500に下方修正していた。しかし、この数値の達成もできるか分からないと見られている。

楽天側は整備の遅れを認めており、契約している土地の問題や天候などさまざまな要因があるとしている。楽天が基地局工事に必要な期間を甘く見積もっていたのではないかとの推測も出ているようだ(日経ビジネス産経新聞)。

13981917 story
アニメ・マンガ

アニメ制作会社カラー、Blenderへの移行を推進。理由はコスト的な問題 110

ストーリー by hylom
すでにBlenderを導入しているアニメーターもいるようで 部門より

先日、「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られるアニメ制作会社のカラーがオープンソースで開発されている3DCGソフトウェア「Blender」に資金提供をすることが明かされたが(過去記事)、同スタジオはメインの3DCGソフトウェアを商用ソフトウェアである「3ds MAX」からBlenderへと移行させようとしているという(Engadget日本版)。背景にはコストの問題があるそうだ。

3ds MAXはいわゆるサブスクリプション形式で提供されており、その費用は1ライセンス当たり年間で25万円ほどと比較的高価だという。カラーは外部のスタジオと協力して制作作業を進めているが、コスト面の問題から十分な数の3ds MAXのライセンスを導入できる会社は限られており、そのため必要な人数を確保しようとすると複数の会社に依頼せざるを得ず、管理コストが高くなってしまうという。

カラーによると、Blenderはほかのソフトウェアと比べて「引けを取らない機能を実装している」といい、さらに無料で提供されているためコスト面で導入のハードルが低いという。そのため、同社や協力スタジオでの導入を推進しているそうだ。

また、カラーやその子会社であるスタジオQ内には元々Blenderに詳しい人材がいたことも導入を後押ししたという。そのほか、Blenderはオープンソースで開発されているため、機能改善などの要望に対し迅速に対応できるのではないか、との期待もあるそうだ。

なお、現在同社が制作している「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ではまだほかのソフトウェアがメインだが、一部で「実地検証」としてBlenderでの制作を行おうとしているという。

13981915 story
インターネット

模擬試験の問題や解答のネットでの「転売」が問題に 40

ストーリー by hylom
現代的な問題 部門より

ベネッセコーポレーションや河合塾、駿台予備校などが提供している模擬試験の問題および解答が、ネットで「転売」されているという(西日本新聞)。

この模擬試験では「統一実施日」が設定されているものの、採用する高校の都合で試験日が多少前後することがあり、これを利用して先に実施した高校の生徒や関係者が問題や解答を流出させていると見られている。

これらはあくまで模擬試験であるが、学校によっては模試の結果をクラス分けや推薦の判断基準に使われる可能性があるため、転売された試験問題や解答を購入する人がいるようだ。

13981900 story
インターネット

世の中には「個人情報保護のためにCookieを使用している」と主張するサイトが多数存在する 34

ストーリー by hylom
Cookieを使わなければ保護されるわけだが 部門より

世の中には「個人情報保護のためCookieを使用する」というサイトが存在するそうだ(黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition)。

たとえば、「リクナビ派遣」ではCookieを無効にして同サイトにアクセスすると「当サイトでは個人情報保護と利便性の観点からCookieを使用しています。」という文言が表示されるという。

なお、Cookieは閲覧中Webサイトが送信した情報をブラウザに記録させ、再度のアクセス時にその情報をサーバーに送信する機構であり、Cookieと個人情報保護の間に直接的な関係はない。

13981833 story
アメリカ合衆国

サンフランシスコ空港、空港内でのペットボトル入り飲料水の販売を禁止へ 39

ストーリー by hylom
トータルの環境負荷はどうなんでしょうね 部門より

nemui4曰く、

米カリフォルニア州のサンフランシスコ空港が、空港内でのペットボトル入り飲料水の販売を禁止するという(AFP)。代わりに無料で利用できるウォーターサーバーを設置するそうだ(飯田香織ブログ 担々麺とアジサイとちょっと経済)。

ホテルでもプラボトルでのシャンプーの提供をセラミック製ボトルに切り替えるそうな。来年の東京オリンピック・パラリンピックでの水分補給はどういう形態にするんだろう。

対象は水のみで、味のついた水やソーダ、ジュース類などは対象外だという。ただ、今後対象を広げることも検討されているという。

サンフランシスコでは2014年に公共施設でのペットボトル入り飲料水の販売を規制する法律も可決されていた(ギズモード・ジャパンCourrier)。対象は600ml以下のペットボトルで入り飲料水で、これによって市庁舎や公園などでペットボトル入りの飲料水が購入できなくなったという。

13981821 story
日本

「明日から来なくていい」は解雇や合意退職を促すものではなく、自宅待機命令の指示だとの判例 58

ストーリー by hylom
文字通り 部門より

弁護士 師子角允彬のブログによると、職場で上司に「明日から来なくて良い」と言われた場合、法的にはこれは解雇を言い渡したり退職を勧告するものではなく、単純に「自宅待機しろ」という指示と解釈され、自宅待機の間の賃金も請求できる、という判例があるそうだ。

このブログで紹介されている判例では、人事部長が従業員に対し「翌日から出社しなくて結構である」「翌日から来なくてよい」との旨の発言をしたことに対し、その前後の状況や証言からこれらの文言からは解雇の意思表示や退職合意があったとは認められないと判断されたという。

この事例では解雇に向けた前段階がなかったり、合意の裏付けになるような証拠がなかったためにこのように判断されたとのことで、解雇や合意退職の際にはそれなりの前段階や事後措置が必要だという。

13981816 story
プライバシ

キヤノンのデジタルカメラにランサムウェア攻撃が可能な脆弱性 12

ストーリー by hylom
ネットワーク経由のファームウェア更新の脆弱性は今後色々出てきそう 部門より

headless曰く、

Check Point Researchが画像転送プロトコル(PTP)経由でCanonのデジタルカメラにランサムウェア攻撃が可能な脆弱性を発見し、キヤノンが注意を呼び掛けている(Check Point Researchの記事Canonのニュースリリースサポート情報The Verge)。

発見された脆弱性はPTPコマンドにおけるバッファーオーバーフローの脆弱性5件(CVE-2019-5994CVE-2019-5998CVE-2019-5999CVE-2019-6000CVE-2019-6001)、および認証なしに不正なファームウェアを(PTP接続で)インストール可能な脆弱性1件(CVE-2019-5995)。Check Point Researchではデジタル一眼レフカメラEOS 80 Dにランサムウェアをインストールし、SDカード内のデータを暗号化してランサムメッセージを表示するPoCを作成している。

EOS 80 DはUSBとWi-Fiの両方でPTP接続が可能なため、ターゲットのPCにマルウェアを感染させたり、公衆Wi-Fiアクセスポイントと同名の偽アクセスポイントを用意してカメラを接続させたりすることでランサムウェアをインストール可能になる。CanonのファームウェアはAESで暗号化されており、ファームウェアアップデートで使用する機能をSDカードの暗号化にも流用したという。EOSシリーズにはオープンソースでアドオンを開発するMagic Lanternと呼ばれる大規模なコミュニティがあり、ここから得た情報もファームウェア解析に利用したそうだ。

同様の脆弱性はEOS 80 D以外にも、EOSシリーズのデジタル一眼レフカメラ/ミラーレスカメラやPowerShotシリーズで確認されている。CanonではEOS 80 Dの修正版ファームウェアを公開しており、他機種でも準備を進めているとのことだ。Check Point Researchでは他社製デジタルカメラのPTP実装にも同様の脆弱性が存在する可能性を指摘している。

13981812 story
アメリカ合衆国

米海軍、駆逐艦の操作をタッチスクリーン式から機械式に戻す 58

ストーリー by hylom
緊急時にはやっぱり物理的なものが安心ではある 部門より

taraiok曰く、

米海軍が、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦に設置されているタッチスクリーン式のスロットルとヘルムコントロールを昔ながらの機械式に変更することを決めたそうだ(VergeSlashdot)。

2017年にシンガポール沖で発生した同級駆逐艦と石油タンカーとの衝突事故がその理由になっているという。事故報告書では乗員の疲労(平均睡眠時間4.9時間)と訓練不足に加え、船の制御コンソールの設計も事故の要因であったことが指摘されている。船を操舵するためのコントロールコンソール(SCC)には、ヘルムステーションとリーヘルムステーションのそれぞれにタッチスクリーンが備えられていた。しかし、事故報告書ではステーションから別のステーションに制御を移すための手順が複雑だったのが事故原因の一つだと指摘された。

オペレーターには即時フィードバックと触覚フィードバックの両方を提供できる機械式スロットルが良いとの報告もあり。その結果、2020年の夏から全艦に機械式のインターフェイスを採用することになったようだ。

13981810 story
宇宙

惑星協会のソーラーセイル実証機「LightSail-2」、太陽光による軌道変更に成功 12

ストーリー by hylom
帆船時代が来るか 部門より

AC0x01曰く、

惑星探査を推進する米NPOの惑星協会は、6月25日に打ち上げたソーラーセイル実証機「LightSail-2(ライトセイル2号)」が、地球周回軌道上で太陽光を推力とした軌道変更に成功したことを発表した(公式サイトNewsweekForbesSlashdot)。

LightSail-2は打ち上げ翌月の7月23日に帆を展開、7月31日に初めて太陽光により軌道の遠地点を上昇させることに成功、その後も軌道の上昇を続けているという。ソーラーセイルは燃料を必要としない夢の推進装置として古くから期待されていたが、2001年の惑星協会の弾道飛行は打ち上げ失敗、2005年の同実証機Cosmos 1も打ち上げ失敗、2008年のNASAのナノセイルDも打ち上げ失敗、2010年になってJAXAのIKAROSでハイブリッド型ながら初めて飛行に成功、2015年の惑星協会のLightSail-1は帆の展開までは成功したものの実証は出来ず、と苦難の歴史が続いていた。純粋なソーラーセイルの成功は史上初となる。

LightSail-2の実験は1ヶ月ほど続けられる見通し。ソーラーセイルプロジェクトとしては、NASAが2020年にNEA Scoutと呼ばれるCubeSatによる小惑星探査を計画しているとのことで、ようやくソーラーセイルによる大航海時代がやってくるかもしれない。

13981181 story
スラッシュバック

AmazonのスマートスピーカーがDVを通報したとされる事件、問題のスマートスピーカーには通報機能はなかった? 22

ストーリー by hylom
ですよねぇ 部門より

2017年、米国でいわゆるDV(ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力)行為を行った男性が、その声に反応したAmazonのスマートスピーカー(Amazon Echo)によって通報が行われて逮捕される事案が発生した(過去記事リアルライブDaily Dot)。

報道によると、この男性はガールフレンドに対し暴行を行った際に「Did you call the sheriffs?」(警察を呼ぶか?)と(警察を呼んだらさらに酷いことをするぞ、という意味で)挑発したという。これに対しAmazon Echoが反応して911(日本の110番に相当する電話番号)に通報が行われ、駆けつけた警察によって男性は逮捕されたそうだ。

ところが、実際にはAmazon Echoの備える通話機能では警察への通報は行えず、なぜこんなことになったのかが分からないという話が出ている(Insider)。

Amazon側もこの事件について「そんなことは起こりえない」と反応しているという。Amazon Echoには通話機能はあるものの、通話できる対象は別のAmazon Echoデバイス、もしくはAlexaアプリがインストールされたデバイスのみで、一般の電話番号に電話をかける機能は無いそうだ。そのため、誰が通報を行ったのかは不明のようだ。

13981157 story
アメリカ合衆国

米サンダース議員、大統領に当選したら「地球外生命体に関する全情報を開示する」と述べる 43

ストーリー by hylom
民主党候補による恒例行事なのだろうか 部門より

2020年11月に行われる米大統領選挙への出馬を表明している民主党のサンダース上院議員が、氏が大統領に選ばれた場合に政府が持つ地球外生命体に関するすべての情報を開示すると述べた(CNN)。

2016年には同じく民主党のヒラリー・クリントン氏も、公約としてUFOやエリア51の真相を公開することを挙げていた。

13981151 story
論説

米新聞大手のガネットとゲートハウス、経営統合へ。全米最大の新聞週刊誌社が誕生 16

ストーリー by hylom
日本の新聞社は今後どうなるんでしょう 部門より

地方紙など144の日刊新聞などを傘下に持つ米大手メディア企業GateHouse Mediaと、大手日刊紙「USA Today」などを傘下に持つGannetが経営統合されるそうだ(日経新聞Washington Post)。

米国では多くの地方紙が存在するが、昨今ではインターネットの普及などによって経営が苦しい状態が続いているという(過去記事)。

13981300 story
SNS

DMCAを悪用した個人情報抜き取りを狙ったと思われる虚偽の削除依頼 38

ストーリー by hylom
弁護士に相談を案件 部門より

Anonymous Coward曰く、

米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいた削除申請を悪用する事例は過去にも多数発生しているが、昨今では個人情報取得のためにDMCAを悪用すると思われる事例が発生しているという。

Togetterまとめによると、あるTwitterユーザーに対し、使用しているアイコンが著作権侵害だとして削除申請が寄せられたそうだ。しかしそのアイコンは自作のイラストであり、削除申請の根拠とされるURLも、このTwitterユーザーがイラストを公開しているPixivのページだったそうだ。さらに、削除申請の住所は架空のものだったという。

このユーザーが警察に相談したところ、「DMCA通報の個人情報に際して心配な場合は代理人を立てることを言われ、住所抜き取りのいわゆるフィッシング系の詐欺ではないかとの言及があり、前例がなく無視の場合の実害がほぼないため現状は現状維持の対応をしていく予定」との返信を貰ったという。DMCAに基づく削除申請に異議申立を行う場合、異議申立者の氏名や住所といった個人情報が相手側に送られるため、こういった不正な削除申請はこの仕組みを使って個人情報を知ることが目的の可能性があるようだ。

13981124 story
Android

Googleの一部サービスでAndroid端末の生体認証機能によるログインが可能に。現時点ではPixel端末のみサポート 18

ストーリー by hylom
ぜひ普及が進んで欲しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

一部のGoogle系サービスで、パスワードの代わりに指紋認証などを使ってサインインできるようになった(ZDNetSlashdot)。

これは、端末の生体認証機能などをWebサービスでのログインなどに利用できるようにする規格「FIDO2」を利用して実現している(過去記事)。

現時点での対応端末はGoogleの「Pixel」のみでだが、今後は別のAndroid端末にもサポートを拡大するという。対応するGoogleサービスも増えるようだ。

13981114 story
スポーツ

東京五輪・オープンウォータースイミングおよびトライアスロン会場の水質に懸念 112

ストーリー by hylom
リオ五輪は他人事じゃ無かった 部門より

Anonymous Coward曰く、

8月11日、東京お台場でオープンウォータースイミング(OWS)のテスト大会が11日に開かれた(朝日新聞/SANSPO

OWSは海や川、湖といった自然環境で行われる競泳種目で、2008年の北京オリンピックより正式競技となっている。OWSではプールでの競泳よりも厳しい環境になることから、選手の安全のために厳しい条件が設けられているのだが、テスト大会では連日の猛暑のため、開催時間を10時の予定から7時に繰り上げてスタートするなどの対処が必要となった。

選手が安全に競技できる水温の上限は31度だそうだが、早朝5時の段階で水温は29.9度に達していた。さらに日差しもあって、選手らからは熱中症を危ぶむ声も聴かれた。さらに問題は重なり、参加選手からは水質について悪臭が酷いというコメントが相次ぎ、中には「トイレの臭いのよう」とまで評する選手までいたという。

選手の中には水質を確認すると途中で競技をやめる人もいたという。大腸菌の侵入を妨げるようにポリエステルの膜を張るなど対策は取られたため、大腸菌は基準以下となったものの、来年の開催時期に大雨や台風があれば基準を超えることも考えられ、綱渡りの開催となる。

東京都下水道局では大雨のときには下水をそのまま河川に排水することがあるため、台風襲来時などの大雨が発生したあとの東京湾には汚水が流れ込み、大腸菌も増える。

そのため、東京五輪開催中は大雨が降っても汚水を河川に流さないよう貯めておくことを検討するようだが、はたして現実的な解決策となるのだろうか。

Yahoo!ニュースによると、2017年7~9月に東京オリンピックのOWSおよびトライアスロン会場で行われた水質検査では、ふん便性大腸菌群数やCOD、透明度、大腸菌数、腸球菌数、pH、水温などで競技団体の定める基準値を超える結果が出ていたという。特に雨が降ったあとの結果が悪いとのことで、雨水が各種排水とともに下水処理施設に流れ込み、その結果排水の量が下水処理施設の処理能力を超えることがあるのがこの原因だとみられている。

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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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