米不動産会社、住宅の診断に超常現象調査を追加 55
確認 部門より
同社は住宅をWebサイトへ掲載する前に徹底的な検査を行い、安心して購入できるよう努めているという。超常現象調査はその一環として10月から追加するもので、入居してから不具合に気付くことにならないようにするのと同様、入居してから超常現象に驚くことがないようにするのが目的とのこと。科学的な超常現象調査の専門家がさまざまな機材を駆使して行った調査結果は報告書にまとめられ、購入希望者が閲覧できるようになるとのことだ。
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暗号通貨「Libra」の普及を目指すLibra協会への参加を取りやめる企業が増加している(The Guardianの記事、 The Vergeの記事、 The Registerの記事、 Reutersの記事)。
Libra協会の初期メンバーではPayPalが参加取りやめを10月初めに表明しているが、新たにMastercard、Mercado Pago、Stripe、Visa、eBayの5社がLibra協会のホワイトペーパーから削除されている。これにより、初期メンバーは6月にLibra協会発足が発表された時点の28団体から22団体にまで減少した。今回参加を取りやめた5社のうちeBay以外は決済関連企業であり、残る決済関連企業はPayUのみとなっている。
hylom曰く、
ダイハツがドローンの発着プラットフォームとして利用できる軽トラックを開発したそうだ(レスポンスの記事、 AV Watchの記事)。
「農業Week / 次世代農業 EXPO 2019」で展示された車両は、農業向けドローンが発着できるようになっており、ドローンを使った農薬散布などの作業が行えるという。
次世代農業 EXPOに展示されたのはハイゼットの荷台を改造したもの。AV Watchの記事にある「Tsumu Tsumu」はまったく別のコンセプトカーで、東京モーターショーを皮切りに各地のモーターショーで展示される。
米国・アラスカ州アンカレッジの路上で見つかった「殺人」ラベル付きSDカードが証拠となり、殺人事件の容疑者が逮捕されたそうだ(アンカレッジ警察の発表、 KTUUの記事、 WGN-TVの記事、 Mashableの記事)。
アンカレッジ警察は9月30日、殺人の動画が保存されたSDカードを路上で拾ったという通報を受ける。SDカードの内容を確認したところ、成人女性が暴行を受け、その後殺害される様子が記録された動画が保存されており、10月2日には被害者とみられる女性の遺体が発見されたという。警察は48歳の男を容疑者と特定して第一級殺人罪で逮捕状を申請し、10月8日にアンカレッジ国際空港で男を逮捕する。
訴追状によると、SDカードには「Homicide at midtown Marriott」(ミッドタウンマリオットでの殺人)とラベルに記入されており、警察は事件が9月の第1週にアンカレッジ・ミッドタウンのTowneplace Suites by Marriottで発生したとみているそうだ。また、警察は別の事件の捜査で容疑者の男を知っており、特定は容易だったとのことだ。
大手ポルノサイトYouPornは8日、匿名アカウント作成機能「Private Sign In」が利用できるようになったことを発表した(プレスリリース、 VentureBeatの記事、 The Next Webの記事)。
Private Sign Inは電子メールアドレスなどの個人情報を入力することなくユニークIDが取得できるというもので、登録ユーザーと同等のカスタマイズ機能などが利用できるという。この機能自体は9月30日に発表されていたが、実際に利用できるようになったのは8日からのようだ。
VentureBeatの記事によると、IDはユーザー登録画面で「Launch Private Experience」を選択するだけで割り当てられるそうだ。このIDでサインインすれば他の端末でも同じユーザープロフィールが利用可能になる。ただし、通常の登録ユーザーと異なり、動画のアップロードには対応しないとのこと。
YouPornでは個人情報漏洩の懸念から多くのユーザーがサインインせずに利用しているといい、Private Sign In機能の導入でサインインユーザー向け機能をより多くのユーザーが利用できるようになることを期待しているようだ。
10月13日(日曜日)実施の令和元年度技術士第一次試験で、東京と神奈川の試験中止が発表された(日本技術士会の告知: 第4報)。
他の受験地(北海道、宮城、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄)は実施予定。中止受験地の受験手数料は返還される。試験は年1回のため、中止になった受験地の受験者は最低1年合格が先送りされることになる。中止決定が世間の他のイベントに比べて遅く、そのことに対する批判も上がっている。なかには都内に移動を開始してしまった人もいるようだ。
年1回の試験が中止になると受験者への影響が大きいことから、早めに中止決定すべきだとは言えないだろう。変更の可能性を知らせる第1報は8日に掲載されており、特に対応が遅かったわけではなさそうだ。
Anonymous Coward曰く、
Thunderbirdプロジェクトは、Thunderbird 78でOpenPGPを標準サポートすると発表した。2020年夏のリリースが予定されている。
Thunderbird向けにはOpenPGPのサポートを追加する「Enigmail」プラグインが存在するが、この拡張機能は、Thunderbird 68系まででサポートを終了する。S/MIMEは引き続き標準サポートする。また、Enigmailのユーザーは、Thunderbird 78へ既存のキーと設定の移行がサポートされる。Enigmailを使用したことがないユーザーは、オプトインするすることによりOpenPGPが使用できるようになるという。
Thunderbirdプロジェクトは「2019年は積極的な開発を行う」とし、メールの暗号化についても言及していた(過去記事)。
Anonymous Coward曰く、
米プロバスケットボールNBAに所属するヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャーであるダリル・モーリー氏が香港の民主化デモを支持するツイートを投稿したことを受けて、複数の中国企業がNBAとの取引をやめることを表明した。
問題の投稿はすでに削除されているが、中国インターネットサービス大手のテンセントや放送局の中国中央電視台(CCTV)、スマートフォンメーカーのVivoが、NBAやチームとの関係を打ち切ると表明している。テンセントはヒューストン・ロケッツの試合を一時配信停止すると発表後、NBAのコミッショナーが選手や関係者の表現の自由を尊重する姿勢を示すと、プレシーズンの全試合の配信を停止すると発表した。
NBAは声明の中で、モーリー氏の意見が「中国の友人やファンを大いに怒らせた」のは「残念だった」と述べた。スター選手たちがドナルド・トランプ大統領などを自由に批判するのを見慣れていたNBAの姿勢は、中国の人たちには受け入れられなかったようだ。
NBA公式によると、2017から18年のシーズン中に中国の6億人以上の視聴者がNBAのコンテンツを視聴したとされている(TechCrunch、ロイター、Huffington Post、Slashdot)。
Anonymous Coward曰く、
iPhone 11 Proシリーズで、突然通信ができなくなる不具合が報告されているようだ(Engadget日本版)。
電波強度表示はそのままで通信ができなくなるようで、電源をいったんオフにして再度オンにするしか対応策はないという。
国内外でこの問題は報告されているようで、国内ではドコモユーザーからの報告が多いようだが、auやソフトバンク回線でも報告があるようだ。
headless曰く、
スウェーデンアカデミーは10日、2019年のノーベル文学賞受賞者とともに、授賞が延期されていた2018年のノーベル文学賞受賞者を発表した。2018年のノーベル文学賞は作家のオルガ・トカルチュク氏が受賞し、2019年のノーベル文学賞は作家のペーター・ハントケ氏が受賞した。
トカルチュク氏の授賞理由は、隅々までとらえようとする情熱とともに、生活の形としての越境を象徴する物語的な想像力(略歴)。
トカルチュク氏は1962年、ポーランドに生まれる。ワルシャワ大学で心理学を学んだ後、1993年に発表したデビュー小説「Podróz ludzi Księgi」(本の人々の旅)でポーランドの出版社による新人賞を受賞。第3作「Prawiek i inne czasy」(古代とそのほかの時代)は強い象徴的印象を持つ架空の場所を舞台にしつつ、現実的で生き生きとした細部で満たされた作品で、1989年以降の新ポーランド文学を代表する作品となっている。「Dom dzienny、dom nocny」(邦訳: 昼の家、夜の家)などの作品では神話と現実が密接に結びつけられており、「Bieguni」(邦訳: 逃亡派)などの作品ではユング心理学の元型が取り込まれている。最高傑作とも呼べる2014年の「Księgi Jakubowe」(ヤコブの書)は18世紀にユダヤ教の宗派を率いたヤコブ・フランクを主人公とする時代小説で、数年におよぶ研究を経た執筆は作家としてのモードとジャンルを変更した。
ハントケ氏の授賞理由は、言語的な創意とともに、人間の体験の周辺と特異性を掘り下げる影響力の大きな作品(略歴)。
ハントケ氏は1942年、オーストリアに生まれる。グラーツ大学で法律を学んでいたが、1966年にデビュー小説「Die Hornissen」(雀蜂)が出版されたのに伴い中退。作品は主人公が読者の知らない小説の断片を集めていくという二重フィクションの形をとる実験的なもので、1969年の戯曲「Publikumsbeschimpfung」(観客罵倒)とともに、文学シーンに彼の名を刻んだ。ハントケ氏の作品は小説から随筆、戯曲、映画原作・脚本など幅広く、第二次世界大戦以降の欧州で最も大きな影響を与えた作家の一人となっている。1990年以降はフランス在住。邦訳に「左ききの女」「空爆下のユーゴスラビアで」「幸せではないが、もういい」「こどもの物語」「反復」(以上、同学社)、「私たちがたがいをなにも知らなかった時」「アランフエスの麗しき日々」(以上、論創社)、「ドン・フアン (本人が語る)」(三修社)など。「アランフエスの麗しき日々」など映像化作品も多い。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家