政府、個人事業主に識別番号を割り振る方針 105
税務署ニヤリ 部門より
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
エン・ジャパン社が運営する求人サービス「engage」は4月5日、外部からの不正アクセスにより画像・動画が全て消失する事態が発生したと発表した(プレスリリース, ITmediaの記事)。
詳細は不明だが、サーバー内の画像及び動画データを格納するフォルダが全て消失しているという。削除されたデータの復旧を試みたものの、完全に復旧することも不可能な状態だという。個人情報を管理しているサーバーへのアクセスは無く、個人情報の流出は確認されていないとしている。
再発防止策に「セキュリティ強化の実施」「全ての情報を定期的に保管」とあるので、画像や動画はバックアップを取っていなかった系だろうか?スラド諸氏もご注意されたし。
エチオピア航空の貨物便、3891便のパイロットが4日、目的地ザンビア・ンドラのサイモンムワンサカプウェプウェ国際空港(NLA、ンドラ空港)と間違え、近くにある開港前の新空港に着陸してしまったそうだ(エチオピア航空のプレスリリース、 Newshubの記事、 One Mile at a Timeの記事、 IOLの記事、 動画)。
新空港のカッパーベルト国際空港はンドラ空港の西側約15kmほどの距離にあり、管制からレーダーで位置が確認できないと言われたボーイング737-800F型機のパイロットは目視で着陸したという。着陸は成功したが、空港スタッフや航空会社スタッフではなく工事関係者に出迎えられることになる。3891便は再び離陸して正しい目的地のンドラ空港に到着した。
本件についてエチオピア航空では詳細をザンビアの航空当局とともに調査中であるとしながら、新空港はンドラ空港の近くにあるうえ、同じ方向の滑走路があるにもかかわらず操縦士向けの通知(NOTAM)が出ていなかったことがインシデントの一因になった可能性があると説明している。
このインシデントの数時間後、同じルートでアディスアベバからンドラに向かっていた旅客便のエチオピア航空871便も新空港へ着陸しそうになったが、直前に気付いて着陸を中止し、無事ンドラ空港に着陸したとのことだ。
アニメ人気が高まる一方、海外コンテンツの規制により輸入ができない中国だが、昨今では中国独自のアニメの制作を行う会社が、日本の制作会社を下請けとしてアニメを制作する事例が増えているという(PRESIDENT Online)。
日本のアニメーターは薄給で知られており、平均年収は440万円であるものの1カ月の休日は5.4日と過酷で、また新人の場合年収は約110万円という調査もあるという。一方で、中国のアニメーターは美術大学を出た人がなることが多く、平均月収も杭州で約52万円で、北京では約45万円と遥かに高いとのこと。そのため、中国企業による日本人アニメーターの抱え込みが拡大しているようだ。
ただし、現在では中国側は豊富な資金力でデジタル作画の設備投資を行い、また人材育成と高待遇によりアニメの質が格段に上昇している一方、日本は待遇の悪さによる技術継承の失敗も続き、中国側から「日本のトップ級以外のスタジオは、単価が安いけど質が悪いので発注できない」と評されるなど、徐々に安いが質の悪いオフショアという扱いになってきているようだ。
時事通信、NHKによると、フジ・メディア・ホールディングスは2012年~2014年に一時外資規制の議決権20%を超えていた疑いがあるとのこと。計算ミスが原因で実際に超えていたかは現在精査中とのこと。
フジ・メディア・ホールディングスはフジテレビなどを傘下におく認定放送持株会社だが、放送法の規定で外国資本が議決権ベースで20%超の株式を保有している会社は放送局を傘下に持つことはできず、違反した場合、放送法第166条の規定により総務大臣は認定を取り消さなければならない。
最近東北新社が外資規制違反で子会社の衛星放送事業の認定を取り消されて「ザ・シネマ4K」が4月いっぱいで終了することになったが、今回はどうなることやら。
米連邦最高裁判所は5日、GoogleがJava SE APIライブラリから宣言部分のコードをコピーした行為はフェアユースに当たるとの判断を示した(裁判所文書: PDF、 The Vergeの記事、 9to5Googleの記事)。
この裁判は2010年にOracleがJavaの特許および著作権を侵害されたとしてGoogleを訴えていたものだ。特許については侵害なしとの判決が早々に確定しているが、著作権に関しては一審・二審で判断が分かれた。Java APIの宣言部分が著作権保護されるという2014年の連邦控訴裁判所判決を受けたGoogleの上告は却下されたが、2018年には連邦控訴裁判所がフェアユースに当たらないとの判断を示し、全法廷での再審理請求が却下されたことを受けてGoogleが再び上告。こちらは受理されて今回の判断に至った。
今回GoogleはJava APIの宣言部分が著作権保護されないこと、著作権保護されるとしてもフェアユースに当たること、の2点に関して確認を求めていた。連邦最高裁では著作権保護の有無については明確な判断を示さなかったが、著作権保護されると仮定してもフェアユースに当たるとの判断を示している。
まず、機能を主とするコンピュータープログラムに従来の著作権の概念を適用するのは難しいが、宣言部分は事前に用意されたプログラムによる処理をプログラマーが容易に呼び出せるようにする「ユーザーインターフェイス」であり、コードの各行は著作権保護の対象とならないアイディアに相当する。そのため、これらをまとめた著作物に対する著作権保護は弱く、フェアユースが支持されるという。
また、GoogleによるJava APIの利用は必要最低限のものだけを取って新たな価値を生み出す変容的利用であること、コピーされた約11,500行のコードはJava API全体の0.4%に過ぎないこと、GoogleのスマートフォンプラットフォームはJava SEの市場を奪うものではなく、他の市場向けに再実装されたことによる利益を著作権者も得ていること、といったフェアユースの要件を満たすと判断した。
これらの理由により、GoogleによるJava APIの使用がフェアユースに当らないとした二審判決を破棄し、下級審に差し戻した。
天然の細菌のDNAを丸々人工のものに置き換えた生物が、安定して細胞分裂できるようになったという話の様だ。人工の生命体の第一歩を超えた感じだろうか?
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科学者たちは遺伝子工学の初期段階として、正常な細胞と同じように成長や分裂を行う単細胞合成生物を開発することに成功した。科学者たちの数十年にわたるゲノム配列決定と分析の結果、誕生したこの合成生物は「JCVI-syn3A」という名称で呼ばれている。JCVI-syn3Aは、個々の遺伝子が生物の中で果たす役割を探求する目的で作成された(Cell、ScienceAlert、GIGAZINE、ナゾロジー)。
2010年に初めてMycoplasma mycoidesという細菌から「JCVI-syn1.0」が作られ、そこから3代目に当たる「JCVI-syn3.0」では合計473個の遺伝子を合成して作られた。この数は自然界で知られている自立した生物よりも少ない数だそうだ。細胞の成長と分裂に必要な遺伝子を厳選して選んだためだという。
しかしこのJCVI-syn3.0は細胞分裂はするものの、分裂してできた細胞が奇形化する問題が出たという。原因は遺伝子数の不足にあったようだ。研究チームは、JCVI-syn3.0に新たに19個の遺伝子を追加することことにより、分裂細胞が異常な形にならないようにし、この改良されたものがJCVI-syn3Aと名付けられた。JCVI-syn3Aは安定して細胞分裂が行われ、形態学的変化が大幅に少なくなったとしている。
研究によれば、追加された19個の遺伝子のうち、細胞分裂プロセスを規則的に実行する役割を果たしているのは7個の遺伝子だけだという。その7個中の「ftsZ」と「sepF」と呼ばれる2つの遺伝子に関しては機能の特定に成功したとしている。他の5つがどのように関与しているかについてはまだ分かっていないようだ。
朝日新聞の記事によると、任天堂のゲーム機「ファミリーコンピュータ」の海外版(NES)用ソフト「スーパーマリオブラザーズ」の未開封品が、アメリカのオークションで66万ドルで落札されたそうだ。
売却者は、1986年にクリスマスプレゼントとして購入後、今年になるまで約35年間、机の引き出しに未開封のまま入れたままだったらしい。初期生産向けの特殊なプラスチック包装が高額の理由の一つだそうだ。同じオークション会社では、昨年、NES用ソフト「スーパーマリオブラザーズ3」が15万6千ドルで落札され、過去最高を更新したが、今回はそれを大きく上回るそうだ。
なお、私の家の押し入れにも未開封品のPS3(グランツーリスモ同梱の限定品)があるのですが、これもオークションに出したら購入価格より高く売れるかもしれません。皆様の家にある、年代物の未開封品はどんなものでしょうか。
Appleが今春リリース予定のiOS 14.5ではiPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxの一部で確認されていたバッテリー状態の予測が精度を欠く問題を修正するため、再調整を行う機能が搭載されるそうだ(HT212247)。
このバグの影響を受けるとバッテリーの消耗が想定外に早くなるほか、ピークパフォーマンス性能が低下することもあるという。このような現象が発生しても実際のバッテリーの状態には問題がないため、バッテリーの状態報告システムでバッテリーの最大容量やピークパフォーマンス性能の再調整を行うとのこと。
再調整中は「設定→バッテリー→バッテリーの状態」にメッセージが表示される。処理は定期的な充電サイクルの間に行われるため、数週間かかることもあるそうだ。バッテリーの修理サービスに関する問い合わせは再調整が完了するまで推奨されない。また、再調整ができなかったというメッセージが表示される場合は、バッテリーの無償交換サービスが受けられるとのことだ。
吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人