GrapheneOSの主要開発者、ハラスメントを原因として主要開発者の座を離れる 25
人材 部門より
先進的なセキュリティ・プライバシー機能の実装で知られるAOSPベースのモバイルOSであるGrapheneOSの創始者にして主要開発者のDaniel Micay氏が、この度プロジェクトの主要開発者の座を離れることを公表した。氏は理由として、エスカレートするハラスメントに対処できなくなったことをあげた。
Daniel Micay氏はF-DroidやCalyxOSの開発者を含む様々な人々から長年にわたってハラスメントを受けてきたとしており、最近では殺人を企図したスワッティングにまで発展している。
OSS開発者に対するハラスメントはAudacityのフォーク騒動の時などにも発生しており深刻な問題だ。特にセキュアなモバイルOSの分野はEncroChatのような犯罪者向けのビジネスが存在することから、このようなハラスメントを行う金銭的なメリットも存在するのではないかとタレコミ子は見ている。