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16628214 story
Android

GrapheneOSの主要開発者、ハラスメントを原因として主要開発者の座を離れる 25

ストーリー by nagazou
人材 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

先進的なセキュリティ・プライバシー機能の実装で知られるAOSPベースのモバイルOSであるGrapheneOSの創始者にして主要開発者のDaniel Micay氏が、この度プロジェクトの主要開発者の座を離れることを公表した。氏は理由として、エスカレートするハラスメントに対処できなくなったことをあげた。

Daniel Micay氏はF-DroidCalyxOSの開発者を含む様々な人々から長年にわたってハラスメントを受けてきたとしており、最近では殺人を企図したスワッティングにまで発展している。

OSS開発者に対するハラスメントはAudacityのフォーク騒動の時などにも発生しており深刻な問題だ。特にセキュアなモバイルOSの分野はEncroChatのような犯罪者向けのビジネスが存在することから、このようなハラスメントを行う金銭的なメリットも存在するのではないかとタレコミ子は見ている。

16628233 story
パテント

『ニコニコ動画』コメント表示特許、FC2に逆転勝訴 30

ストーリー by nagazou
勝訴 部門より
ドワンゴは26日、同社の運営している「ニコニコ動画」に採用されている動画内にコメントを流す特許を侵害されたとして、米FC2などに配信差し止めと10億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が知財高裁でおこなわれた(ドワンゴリリース日経新聞Impress Watch)。

大鷹裁判長は審判決を変更して特許侵害を認め、FC2側に配信差し止めと約1100万円の賠償を命じた。知財高裁はサーバーを国外に置くことにより容易に特許権を潜脱することを認めるべきではないとし、日本での特許権を適切に保護すべきだと判断を示したという。ドワンゴ側は今回の判決を「画期的」と評価しているという。

今回の判断では、サーバーが国外に存在する場合でも、国外サーバーからのファイルの送信と国内のユーザ端末による受信は一体だとし、ファイル送受信行為は国内で行なわれたものとした。ユーザー端末が国内で使われたことで、発明の効果が国内で発現したと認定したとしている。
16628223 story
テクノロジー

国土地理院、重力測量が終了したと発表。衛星測位で高精度な標高が分かるように 45

ストーリー by nagazou
画期的かも 部門より
国土地理院は24日、誰でも簡単に正確な標高が分かる社会の実現を目指すために実施してきた航空重力測量が終了したと発表した。発表によると近代測量が実施されてから150年間は、東京湾平均海面を基準(0メートル)として全国の標高は決められてきた。しかし、このような水準測量は迅速性に欠けるとして、衛星測位で迅速かつ容易に標高を求めることができるよう、航空機を用いて総飛行距離13.9万キロメートルの重力値の測定したという。これまでの測定結果を用いて試作した標高基準は目標精度の3センチメートルを達成できたそうだ。今後はこのデータを元に全国の標高基準を構築、2024年度中に試験公開をおこなうとしている(国土地理院リリース重力・ジオイドウェブサイト)。
16628207 story
JAXA

H3ロケット2号機は衛星搭載せず打ち上げへ、早期再打ち上げ目指す 90

ストーリー by nagazou
予定変更 部門より
文科省とJAXAは24日、2023年3月に失敗したH3ロケット試験機1号機の結果を踏まえ、次の「H3」の試験機2号機の打ち上げ形態の変更などの方針を決めたという。2号機に関しては予定していた衛星「だいち4号」の搭載を見送る方針。その代わりにロケットの飛行データなどを取得する装置を代わりに搭載するという。また2号機は当初、固体燃料補助ロケット(SRB)を使わない予定だったが、実績ができたタイプ1をベースにしたタイプ1Aエンジンを準備するというバックアッププランに変更。1号機と同じSRB付きにして、早期の打ち上げを目指すとしている(TECH+時事ドットコムNHK)。

あるAnonymous Coward 曰く、

要点はこの辺か。
・2段エンジン不具合の原因はショートか漏電と思われるがまだ特定できず。
・2号機の積み荷は「だいち4号」ではなくダミーペイロードに。SRBやエンジンの構成も1号機と同じ形態に戻す。
・2号機は改良型のタイプ2のLE-9エンジンを使用する予定だったが、まだ共振問題が起きていることから1号機のものに近いタイプ1Aを使用する。

16628198 story
アナウンス

Windows用の定番バックアップソフト『BunBackup』が20周年 46

ストーリー by nagazou
継続は力 部門より
Windows用の定番バックアップソフトである「BunBackup」が20周年を迎えたそうだ。公式サイトの説明によると、BunBackupの最初の公開日は2003年5月23日だったそう。作者によると、当初は公開するつもりはなく自分専用として作成、思いついた機能をひたすら追加して試すという制作方法を取って作っていたという(BunBackup公式)。

しかし、あるとき公開してみようかなと思い立ったのが、今のBunBackupの始まりだったが、もともと公開予定がなかったことから、動作確認していない機能もあり、一旦シンプルな状態にしてから動作確認を繰り返して公開に至ったと当時の苦労を振り返っている。同氏によれば個人がソフト開発を長く続けるのはなかなか難しいとし、ここまで開発を続けられたのは幸運だったと述べている。
16628196 story
地球

北海道で発見された紫外線で光る新鉱物が「北海道石」として認定される 42

ストーリー by nagazou
認定 部門より
北海道で新種の鉱物が見つかり「北海道石」として国際機関に登録されたそうだ。相模中央化学研究所や東海大学、大阪大学の発表によれば、北海道石(学名:hokkaidoite、ホッカイドウアイト)は北海道の鹿追町や愛別町の山林にあったオパールの中から発見されたという。紫外線を当てると鮮やかに光るという特徴がある(HTB北海道ニュースNHK)。

鉱物のほとんどが無機鉱物だが、今回の北海道石は有機鉱物の一種。植物などが元になった炭化水素を含むため有機鉱物は日本ではこれまでに発見例がなかった。世界的に見てもわずかで極めて珍しいとしている。地層の中の生物の遺骸が火山の地熱を受けてできたものと推定され、石油ができるメカニズムの解明にもつながる可能性があるとのこと。
16628190 story
ゲーム

PS5をリモートプレイできる新デバイス「Project Q」発表 64

ストーリー by nagazou
国内需要あるかな 部門より
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は25日、PS5をリモートプレイできる新デバイス「Project Q」を発表した(マイナビニュースGAME Watch)。

Project Qはは、Wi-Fi経由でPS5本体にインストールされている対応ゲームを遠隔でプレイできるというもの。本体には最大1080pの解像度と60fpsのフレームレートに対応した8インチ液晶ディスプレイが用意されている。コントローラー部ではPS5の従来のコントローラー「DualSense」に搭載している機能は全て網羅している。なお利用には最低5Mbpsのブロードバンドインターネット接続環境が必要とのこと。

あるAnonymous Coward 曰く、

PS5専用となると需要はどれくらい見込めるものなのでしょうか?
本体側とリモート側で違った画面を出せるなら興味があるのですが...

情報元へのリンク

16628184 story
Twitter

Twitterで「Blender」検索できず。ハッシュタグ『#b3d』で対策を 26

ストーリー by nagazou
汎用的な単語の製品だとこういうことも起きるなあ 部門より
現在、Twitter上で「Blender」という単語を検索することができなくなっているそうだ。編集子も28日の段階で試してみたが、検索結果には「問題が発生しました。再読み込みしてください。」と出るだけでツイートは表示されていない。窓の杜の記事によると、原因は海外でネコの虐待動画がシェアされているためであるそうだ(榊正宗氏のツイート窓の杜)。

記事によると「Blender」は米国で「ミキサー」を意味することから、Twitterの運営チームが対処したのではないかとしている。その一方で3DCGツールのほうの「Blender」の話題をTwitterで調べたいという人には困った状態になっている。対策としては「Blender」で作成されたCG作品に付けられるハッシュタグ「#b3d」などを用いて検索することなどが提示されている。
16628161 story
医療

政府、花粉発生量を30年後に半減させる対策案 51

ストーリー by nagazou
30年後 部門より
日経新聞によると、農林水産省と林野庁が花粉症対策を進めており、その対策の原案が判明したという。それによると花粉症の発生源であるスギの人工林を10年間で2割ほど伐採し、それにより30年後に花粉発生量を半減させることを目指すとしている。伐採は樹齢50年以上のスギを中心に実施。こうした樹齢50年以上のスギは2017年段階で全体の半数超を占めているという。伐採したスギ材は住宅など建築物に使うよう促進する。また花粉の少ないスギの苗木やスギ以外の木への植え替えも実施するとしている(日本経済新聞)。
16627964 story
人工知能

ChatGPTで判例を集めた弁護士、嘘の判例だらけという前代未聞の事態に 186

ストーリー by headless
架空 部門より
弁護士が裁判で使用する判例をChatGPTに依頼して集めたところ、大量の偽物をつかまされる事態となったそうだ (The Verge の記事The New York Times の記事Neowin の記事裁判所文書)。

この裁判は 2019 年 8 月 27 日のエルサルバドル発ニューヨーク行きアビアンカ航空 670 便に搭乗し、機内食の配膳用カートをぶつけられた男性がアビアンカを訴えたものだ。アビアンカ側は出訴期限を過ぎていると主張して棄却申立を行い、男性側の弁護士は反論すべく8件の判例の要約を提出した。ところが、アビアンカ側が実際の判例を見つけられないと主張し、6件が架空の判例であることが判明した。

当初、弁護士はニューヨーク州上級裁判所で訴訟を提起したが、資格のない連邦地裁へ移送されたため同僚に弁護を任せ、調査を担当することになったという。法曹界では生成 AI の利用が進んでおり、弁護士も ChatGPT を利用することになる。しかし、弁護士はこれまでに ChatGPT を使ったことがなく、虚偽の情報が含まれる可能性があることを知らなかったそうだ。

弁護士は (問題が提起されてから) ChatGPT に判例が本物であるかどうかを確認しているが、ChatGPT は一部を訂正しつつすべての判例は本物だと主張している。だますつもりはなかったと弁護士は謝罪し、ChatGPT の利用を深く後悔しているとも述べたという。

判事は判例も引用も嘘ばかりという前代未聞の事態だと述べ、懲戒のための聴聞を 6 月 8 日に設定したとのことだ。
16627848 story
Windows

Windows 10/11、タスクバーの秒表示によるバッテリー駆動時間の差は2%程度という実験結果 58

ストーリー by headless
実験 部門より
オプションの更新プログラムとして 24 日にリリースされたWindows 11 ビルド 22621.1778 (KB5026446) にはタスクバーの時計に秒を表示するオプションが追加されている。このオプションには「電力消費が増加します」とのただし書きが表示されるが、実際にどの程度影響があるのか Neowin の Taras Buria 氏が実験している (Neowin の記事)。

テスト環境は Intel の第 11 世代 Core i3 プロセッサーと 16GB の RAM を搭載した HP Pavilion x360。まず、Windows 11 をクリーンインストールしたら 100% まで充電し、画面の輝度を最大に設定して機内モードを有効化。AC アダプターを取り外したらストップウォッチのみを実行して放置する。バッテリーが空になったら再び 100% まで充電して再起動し、秒表示を有効にして同じことを繰り返す。ここまでの手順を 3 回繰り返したらクリーンインストールする OS を Windows 10 に変えて同様に 3 回繰り返すといったものだ。

サンプルが少なく正確さはどの程度か不明だが、すべての回で 8 時間前後のバッテリー駆動時間が秒表示を有効にすると 8 ~ 10 分短くなっている。具体的には Windows 11 で 1.892% 短縮 (1.829% の間違いと思われる)、Windows 10 で 1.902% 短縮とのこと。他にもさまざまな要素がバッテリー駆動時間に影響するため、2% 程度の差に気付くことはないだろうと Buria 氏は述べているが、ストップウォッチの画面が表示されていることを考えると意外に大きな差ともいえる。スラドの皆さんはこれだけの差が出ると予想しただろうか。
16627712 story
ニュース

ニュージーランド、人口 1 人当たりのヒツジの数が 5 頭未満まで減少 48

ストーリー by headless
減少 部門より
st1100 曰く、

ニュージーランドで人口 1 人当たりの羊の数が昨年 は 5 頭未満となり、統計を開始した 1850 年代以降最少となった (AFPBB News の記事)。

1982 年には 22 頭だったとのこと。

ヒツジがニュージーランドの地を初めて踏んだのは 1773 年。ジェームズ・クックが 2 回目の訪問でオスとメス各 1 頭の羊を放したが、数日で死んでしまったという。毒草を食べたとみられる。1850 年代には養羊業が成立し、以来 ニュージーランド 経済で重要な役割を果たしてきた。ヒツジの数はピークとなった 1982 年に 7,000 万頭を超えていたが、2022 年 6 月時点で 2,530 万頭まで減少。オーストラリアのヒツジはニュージーランドの 3 倍だが、オーストラリア人 1 人当たりのヒツジの数は 3 頭程度にとどまるとのことだ。

16627674 story
Android

Google Playでリリース後、1年近くたってマルウェア化したアプリ 16

ストーリー by headless
変化 部門より
Google Play で無害なアプリとしてリリース後、1 年近くたってマルウェア化したアプリについて、発見した ESET が報告している (WeLiveSecurity の記事Ars Technica の記事The Verge の記事The Register の記事)。

このアプリ「iRecorder - Screen Recorder」(Internet Archive) は 2021 年 9 月 19 日に Google Play で最初にリリースされ、2022 年 8 月頃にはバージョン 1.3.8 でマルウェア化していたという。当初は名前の通りデバイスの画面を録画するアプリだったが、その後カメラからのビデオ撮影機能なども追加されたらしい。

マルウェア化したバージョンはオープンソースの遠隔操作ツール AhMyth Android RAT をベースにしたコードが追加されたもので、ESET は AhRAT と名付けている。AhRAT は C&C サーバーに接続してマイクから録音した音声 (調査時点では 60 秒) を送信するとともに新しい設定ファイルを受信する。指定された拡張子のファイルを送信する機能も搭載されていたほか、設定ファイルには実装されていないコマンドも含まれていたそうだ。

アプリ開発者が無害なアプリを Google Play でリリースし、1 年近く待ってからマルウェアに変えるのは珍しいという。以前 Google Play で公開されていたバーコードスキャナーアプリのマルウェア化や Chrome ウェブストアで公開されていた拡張機能のマルウェア化が話題になったが、これらの場合は途中で開発元が変わっている。なお、「iRecorder」という名称のアプリは Google Play で複数公開されているが、このアプリは削除済みだ。
16627548 story
著作権

米訟務長官曰く、GoogleがGeniusの歌詞をコピーして使っても契約違反とは限らない 19

ストーリー by headless
契約 部門より
歌詞表示サービス Genius が Google と LyricFind を訴えた裁判について、米訟務長官が Genius 側の上告を棄却すべきだとする法廷助言書を連邦最高裁判所に提出している (Ars Technica の記事法廷助言書: PDF)。

この裁判は Genius が独自に文字起こしした歌詞データを無断で使われたと主張して Google と LyricFind を訴えたものだ。Genius は記号を見た目で区別しにくい別の記号に置き換えたウォーターマークを歌詞に埋め込み、無断使用を特定した。ただし、Genius が歌詞の著作権を保持しているわけではなく、Google と LyricFind は著作権者からライセンスを受けて歌詞を利用している。

そのため、Genius 側は歌詞データの商用利用を禁じたサイトの利用規約を理由として契約違反でニューヨーク州裁判所に 2 社を提訴したが、著作権に関する訴訟だという Google の主張が認められて連邦地裁に移動した。連邦地裁ではGeniusの請求内容を保有していない著作権を主張するようなものだと判断して棄却、控訴裁判所でも契約違反や不当競争の訴えは認められなかった

法廷助言書は Genius の利用規約が各ページにリンクを設置し、合意しなくてもコンテンツを利用できる「ブラウズラップ」契約であることを指摘。データの無断使用は契約違反であり、米著作権法 301 条 (a) が適用されない権利の侵害だとする Genius の主張に対し、その主張を満たすには対象を契約先に限る権利が必要であり、全世界に対する権利を主張するのも同然のブラウズラップ契約はその主張に適したものではないと述べている。
16627428 story
統計

2023年第1四半期のスマートウォッチ市場はインドで大きく成長、インドのブランドが世界2位に上昇 42

ストーリー by headless
成長 部門より
Counterpoint Research の推計によると、2023 年第 1 四半期のスマートウォッチ市場はインドで前年同四半期比 121% 成長したそうだ (プレスリリースNeowin の記事)。

全世界のスマートウォッチ市場は 2 四半期連続で前年同四半期比減となったが、インドでの成長により 1.5% 減にとどまったという。インドでの需要増によりインドの国内ブランド Fire-Boltt が前年のほぼ 3 倍に成長。9% のシェアを獲得して Samsung を抜き、一気に 2 位へ浮上した。

Samsung のシェアも 9% だが、台数で Fire-Boltt を下回ったようだ。Samsung は北米で出荷台数が 15% 増加したものの他の主要市場では減少し、全体では 15% 減となったそうだ。ただし、シェアは 1 ポイント減にとどまる。1 位の Apple は前年比 20% 減、第 1 四半期比としては 3 年間で初めて 1,000 万台を割り、シェアは 6 ポイント減の 26% となった。

前年 3 位の Huawei は中国で 14% 減少したものの、インドや、ラテンアメリカ (LATAM)、中東およびアフリカ (MEA) で増加し、全体では 9% 減にとどまったとのこと。トップ3から陥落したため具体的な台数やシェアは記載されていないが、大幅な減少ではないようだ。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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