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バイオテック

同性愛という性的嗜好を決定付ける単独の遺伝子は存在しない 62

ストーリー by hylom
遺伝子と指向の影響は簡単な話ではなさそう 部門より

「人の性的指向に強く関わる特定の遺伝子は存在しない」という研究結果が発表された(Science誌掲載論文Science誌の解説記事NHK)。

この論文は同性愛の性的指向を持つ人約50万人分の遺伝子データを対象にした大規模な分析を元にしたもの。同じ研究グループの過去の研究ではDNAが同性愛の性的嗜好に関わっている可能性があるとされていたが、今回の研究では同性愛者はDNA内で特定の1つ以上の「マーカー」を持つ可能性が高いものの、この遺伝子マーカーの影響は1%以下と小さく、こういった遺伝子単独の存在だけではその人が同性愛者かどうかを判別することはできないということが分かったという。

結論としては、人間の性的指向は遺伝的影響もあるものの、それには数百から数千もの遺伝子が複雑に関わっており、また環境的な要因なども大きいため、遺伝子で人の性的指向を分析することは難しいという。

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テクノロジー

遺伝子治療薬、初の保険適用。薬価は60万360円 12

ストーリー by hylom
技術の進歩で安くなって欲しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

動脈硬化による足の動脈閉塞症向けの遺伝子治療薬「コラテジェン」の保険適用が決まった(日経新聞時事通信日経ビジネス)。体内に直接遺伝子を入れるタイプの医薬品としては、これが初の保険適用となる。

主成分の「ベペルミノゲン ペルプラスミド」はヒト肝細胞増殖因子を発現するプラスミドDNAで、細胞内に取り込まれるとヒト肝細胞増殖因子が産生されるようになり、それによって血管の新生が促される。投与1回分の公定価格(薬価)は60万360円。

保険適用により患者の負担は原則3割となり、また高額療養費制度があるので、実際の患者負担はさらに軽くなると見られている。時事通信によるとピーク時の患者数は年1千人弱、販売額は年12億円規模と見込まれているとのこと。

基本的な使用方法としては4週間間隔で2回の投与とされており、症状が残存する場合は3回目の投与も行えるとされている。約60万円という薬価は原価をベースに換算して決定されたようだ。

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バイオテック

豚から人間への心臓移植が3年以内に実現の見込み、まずは今年腎臓移植が行われる 54

ストーリー by hylom
意外に早い 部門より

Anonymous Coward曰く、

初めて心臓移植が行われてから40年が経過したそうだが、その際に執刀を行ったTerence English氏が、遺伝子操作によって人間向けに「適応」させた豚の心臓を人間に移植する手術が3年以内に実現すると述べたそうだ。

まずは氏の弟子らによって今年豚の腎臓を人間に移植する手術が行われるという。豚はに人間と臓器の構造が似ていることから、人間向けの新しい治療法を開発する実験モデルとして使用される。遺伝子治療技術を適用した豚の腎臓に人間が適応できることが実証されれば、心臓も同様に適応できる可能性が高い。同氏は成功すれば、数年以内に心臓の移植実験が行われることになるだろうと述べた。

また、豚の心臓に対し遺伝子治療を行ったところ効果が確認されたという例もあり、これを人間の心臓に応用することも期待されている。英国の科学者を含む国際的な研究者チームは、micro-RNA199と呼ばれる遺伝物質を損傷した心臓に送り込むことで、細胞の再生が行われることを確認した。これにより、心筋梗塞による心臓の損傷を回復できる可能性が高まっている。科学者は心筋梗塞を起こしたに豚にmicro-RNA199を送り込んだところ、1か月後に心機能が「ほぼ完全に回復」したとしている(GuardianThe Sunday TelegraphSlashdot)。

13982718 story
テクノロジー

家畜のオスとメスを産み分ける新技術が開発される 29

ストーリー by hylom
人間に対して使えるかは倫理的な問題が出てきそう 部門より

広島大学の研究者らが、牛や豚などの家畜について「オスとメスの産み分け」を行える技術を開発したそうだ(広島大学の発表日本農業新聞朝日新聞NHK)。

発表によると、X染色体をもつ精子(X精子)とY染色体をもつ精子(Y精子)には潜在的な機能差があり、こうした機能差を利用してX精子とY精子を分離できるという。この技術を使った牛や豚を使った雌雄産み分けにも成功したそうだ。

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テクノロジー

Bluetoothで制御できる脳インプラント、実験ではマウスの行動操作に成功 25

ストーリー by hylom
Bluetoothマウス 部門より

Anonymous Coward曰く、

ワシントン大学医学部と韓国・科学技術院(KAIST)の研究チームが、スマートフォンから無線で脳を制御するデバイスを開発した(GIGAZINEAAAS EurekAlert!Nature Biomedical Engineering誌掲載論文)。

このデバイスは、無線(Bluetooth)による指示に応じて複数の薬剤や光を使って脳神経を刺激できるというもの。これによって遠隔からこのデバイスを埋め込んた脳を操作でき、医療用途でも利用でき流という。

マウスを使った実験では、50cm四方の部屋の中を一定方向に回転させ続けるという実験に成功。将来的にはパーキンソン病やアルツハイマー病などの治療に活用できるとしている。

13961896 story
バイオテック

放射線で蚊を不妊化し、細菌で卵の孵化を押さえる手法で蚊を根絶 41

ストーリー by hylom
強力 部門より

中国で、放射線と細菌を使って感染症を媒介する蚊を排除する実験が行われた(AFPCNNnatureasia.comNature誌掲載論文)。

この研究は米ミシガン州立大学の研究者らが行ったもので、放射線を使って蚊を不妊化するとともに、細菌を使って蚊の卵の孵化を抑えるという手法が使われた。その結果、孵化した卵の数は94%減少し、蚊のメスは最大94%減少。蚊に刺される人は97%減少したという。

13956789 story
インターネット

ネットアイドルが販売した「お風呂の水」、真偽を巡り騒動に 63

ストーリー by hylom
本当に分析していたのならアレゲだったのに 部門より

Anonymous Coward曰く、

「アヘ顔」で有名なネットアイドル、“お風呂の水”を売り始める。商品名は「ゲーマー女子のお風呂の水」(AUTOMATON)という話が一部で話題になったが、販売された水を調査したところ人間のDNAは検出されなかったという話が出て炎上しているようだ(GAMEREVOLUTION元ネタのreddit)。

事の発端は、Instagramに露出の多いコスプレ写真などを投稿して人気を集めているネットアイドルが、風呂で使った水をボトルに詰めたものを「GamerGirl Bath Water」(ゲーマー女子の風呂の水)として自身のサイトで販売すると告知したこと。

これに対し、この水を入手した分子生物学者を名乗る人物が、ddPCRという技術を使ってそれを分析したところそこに人間のDNAの痕跡はなかったとredditに投稿した。投稿には団体訴訟をほのめかすような文言も含まれている。

ただ、このredditへの投稿では明確な証拠は示されていない。またこの分子生物学者を名乗る人物は「お風呂の水」を購入したわけではなく、「信頼される筋」から入手したとしているのだが、実際に出荷された「お風呂の水」はとあるYouTuberに提供された1本のみだとこのネットアイドルが述べていることから、その信憑性に疑問が出ているようだ。

なお、この「お風呂の水」を販売していたというサイトは現在アクセスできなくなっている。

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バイオテック

マウスでのエイズウイルスの完全除去に初成功 18

ストーリー by hylom
こういう遺伝子編集の使い方もあるのか 部門より

Anonymous Coward曰く、

米テンプル大とネブラスカ大の研究チームが、エイズウイルス(HIV)に感染したマウスの染色体からHIVのDNAを除去する実験に成功したと発表した(VAIENCE時事通信日刊工業新聞Nature Communications掲載論文Nature asia)。

HIVは感染者の細胞内に侵入してその細胞内に自身のDNAを組み込むが、今回の実験では抗ウイルス剤でウイルスの活動を抑制しながら遺伝子編集技術を活用してHIVに感染した細胞のDNAのうちHIVに関連する部分を切り離すという手法が使われた。その結果、約3割のマウスでHIVを除去できたという。

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バイオテック

金魚遺伝子は7万個で魚類では突出して多い 21

ストーリー by hylom
知らなかった 部門より

Anonymous Coward曰く、

大阪大や国立遺伝学研究所、米国国立衛生研究所(NIH)などの研究者が、金魚の全遺伝子情報の解読に成功したと発表した朝日新聞Science Advances掲載論文)。

金魚は一般の魚類と比べて約2倍の遺伝子を持っていることから全ゲノム解読が困難だったという。今回の研究の結果、金魚の祖先となる種では1400万年前に染色体数が2倍になる「全ゲノム重複」が発生し、それによって遺伝子数が大きく増加したことや、倍加した遺伝子の12%が失われていることなどが分かったという。

こういった全ゲノム重複はほかの種でも発生しており、たとえばサケの祖先でも約8千万年前に起きたが、サケの場合進化の過程で不要な遺伝子の多くは失われてしまっているという。金魚は品種改良によってさまざまな品種が生まれたが、遺伝子が多いことが多くの品種改良につながったのではないかとも推測されている。

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バイオテック

中国で3人目の遺伝子操作ベビーが誕生か 31

ストーリー by hylom
確かにそういう時期か 部門より

Anonymous Coward曰く、

2018年11月、中国・南方科技大学准教授の賀建奎(He Jiankui)教授がゲノム編集技術CRISPRを使用して遺伝子改変を行った双子を誕生させたと発表、世界に衝撃を与えた(過去記事)。また、後に別の女性1人も同様の遺伝子改変を行った子供を妊娠中していることも判明した(過去記事)。MIT Technology Reviewによると、これによって遺伝子操作された3人目の子供はすでに生まれているかもしれないという。

賀教授が発表を行った2018年11月時点でこの3人目の子供は妊娠初期の段階だったとのことで、一般的な新生児は妊娠から38~42週で生まれることから、6月下旬から7月上旬頃に生まれる可能性が高いという。

しかし、最初の双子が発表されたのち、中国政府は表向きは遺伝子操作実験を非難し規制を拡大すると発表しており、3人目の遺伝子操作ベビー誕生という情報についても現在でも沈黙を守っている。中国政府は情報を厳重に管理しており、3人目の情報については公開しない可能性も高いと見られている(FUTURISMDailyMail OnlineSlashdot)。

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バイオテック

加齢で減る酵素を若いマウスから採取して老齢マウスに注射すると寿命が延びる、という研究結果 17

ストーリー by hylom
闇医師がネタにしそう 部門より

Anonymous Coward曰く、

生命活動に必須の「NAD」という物質を合成する「eNAMPT」という酵素は加齢によって減少していき、さらにこの酵素を若いマウスの血液から採取して老化したマウスに注射することで老化を遅らせる効果があるという研究結果が発表された(朝日新聞日本医療研究開発機構の発表Cell Metabolism誌掲載論文)。

NADは加齢とともに減少していき、これによって臓器や組織の機能低下や老化関連疾患の原因となることが知られていた。今回の研究ではマウスへの注射により中間寿命(健康寿命)が10.2%、最大寿命が15.8%延びるという結果が得られたという。なお、人間においても加齢による血液中のeNAMPT量減少が確認されているそうだ。

13914005 story
バイオテック

再設計されたDNAによる「完全合成生物」が誕生 27

ストーリー by hylom
キメラ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

ケンブリッジ大学の研究チームが、これまでで最大規模のゲノムを編集して、根本的に改変されたDNAコードを持つ細菌を合成することに成功したそうだ。

合成ゲノムの生物誕生については、2010年に米国の研究者たちが成功している。しかし、それは非常に小さい細菌(塩基対が約100万)で、根本的な遺伝情報の再設計は行われていなかった。今回の人工細菌は大腸菌を元にしており、遺伝暗号は400万の塩基対を持つとされる。この規模でゲノム編集を成功させた例は世界初だそうだ。

生命が持つDNAは4種類の塩基の配列で構成されている。その内3種類が組み合わされて1つの単語を構成され、これをコドン(codon)と呼ぶ。今回の研究では、3種類の意味が重複したコドンを検索し、同義語の別のコドンに置換する編集を行った。そして、18,214個のコドンを編集し再コード化。この編集を行った細胞(大腸菌)は特に生命としての機能を損なうことなく、きちんと編集された遺伝情報を持って成長し増殖したという(The GuardianニコニコニュースSlashdot)。

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バイオテック

慢性的なストレスと高カロリーの食品の組み合わせが肥満を加速するという研究結果 13

ストーリー by headless
加速 部門より
慢性的なストレスと高カロリーの食品の組み合わせが肥満への負のスパイラルを生む、という研究成果をオーストラリア・ガーバン医療研究所の研究グループが発表した(ガーバン医療研究所のニュース記事Medical News Todayの記事論文アブストラクト)。

継続的なストレスを受けた時に放出されるニューロペプチドY(NPY)は視床下部に作用して強い食欲増進効果を示す。NPYは偏桃体の中心核でも生成されるが、マウスを使用した今回の研究では偏桃体中心核のNPYニューロンにインスリン受容体があり、インスリンがNPYの生成を抑制することが示された。慢性的なストレスがインスリンレベルに与える影響はわずかだが、高カロリーな餌を組み合わせるとインスリンレベルが10倍にまで増加したという。インスリンレベルの高い状態が続くとNPYニューロンにインスリン耐性を引き起こし、NPYレベルが上昇する。その結果、高カロリーの餌を与えたマウスにストレスを加えるとストレスがない場合と比べて摂食量が増加し、速く肥満が進んだそうだ。一方、NPYの生成を抑制した場合には肥満の進行も抑制されたとのことだ。
13896920 story
バイオテック

長寿を実現するためのDNA修復能力の高い5つのアミノ酸が同定される 24

ストーリー by hylom
長寿の薬は実現できるか 部門より
taraiok曰く、

ロチェスター大学の研究者たちは、遺伝子「サーチュイン6(SIRT6)」が、長寿種におけるDNAの効率的な修復に関与していることを見つけた。SIRT6は、タンパク質の組織化や壊れたDNAを修復する酵素の補充に重要な役割を果たしているため、しばしば「長寿遺伝子」と呼ばれる。研究者たちは、長い寿命を持つ生物はDNA修復調節因子を進化させている可能性があるという仮説を立てた(CELLPHYS.ORGSlashdot)。

仮説を検証するために、研究者らは寿命が3年のマウスをはじめ寿命32年のビーバーなどの18種類のげっ歯類のDNA修復を分析した。結果、長寿のげっ歯類は、SIRT6遺伝子の産物である「SIRT6タンパク質」が強力であり、これにより効率的なDNA修復が行われることで長生きしていたことが分かった。

さらに、寿命の短いマウスの弱いSIRT6タンパク質と長寿のビーバーに見られる強いSIRT6タンパク質の違いを分析した。その結果、DNA修復を活性化する5つのアミノ酸を同定することに成功した。さらにビーバーとマウスのSIRT6をヒト細胞に注入した結果、ビーバーSIRT6はマウスのものよりもストレスによるDNA損傷を減らしたとしている。

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バイオテック

生物のように活動するバイオロボット 7

ストーリー by hylom
ロボットというか疑似生命体というか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

コーネル大学の科学者らが、生物のような機能を持つ有機ロボットを開発した(INTERESTING ENGINEERINGThe Next WebSlashdot)。この有機ロボットは移動、資源を消費してのエネルギー摂取、成長、衰弱、進化といった能力を持つという。

この有機ロボットはDNAを構成する物質であるヌクレオチドで構成されている。研究チームはこの物質を元にナノスケールのバイオマテリアルを作成した。DNA分子は何度も増殖し、最終的には数ミリメートルの大きさに達した。その後、エネルギーと生合成に必須の構成要素を提供する特別な液体をマイクロ流体装置にいれて注入すると完成する。

この有機ロボットの移動原理は粘菌に近いものだそうで、研究者らは現在異なる刺激を認識できるようにし、行動をプログラミング可能にすることを目指しているという。研究チームのコーネル大学Dan Luo教授は、「私たちは、人工代謝を利用した新しい素材を開発しました。生物を作ったわけではありませんが、今までにない生きた素材と言えます」と語っている。

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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー

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