
Becky! Internet Mail、HTMLレンダリングエンジンをChromiumに変更 50
時代の流れ 部門より
3月ぐらいから一部の人にテストしているようだが、参加するにはDuckDuckGoのスマホアプリからウェイトリストに登録して通知を待つ必要あり。プレスリリースによるとWindows版も開発中でLinux版は今のところ後回しだそう。Chromiumのフォーク版ではないとわざわざ書いてあるのと、拡張機能を追加できるようにすると余計な広告が表示されたりするのでサポートせずブラウザ独自のパスワード管理ソフト等などを今後搭載していくらしい。上手くいけば(俺を含むプライバシーにうるさい)Firefoxのユーザーが流れるかも?(DuckDuckGoリリース)。
StatCounter のデスクトップブラウザーシェアデータ 3 月分で Microsoft Edge が Apple Safari をわずかに上回り、Google Chrome に次ぐ 2 位へ初めて上昇した (Neowin の記事)。
2 月は Safari・Edge・Mozilla Firefox の順で 0.3 ポイントの僅差にひしめいていたが、3 月は Edge がわずかに増加して 9.65 % (+0.04) となる一方、Safari は 9.56 % (-0.21) まで減少した。Firefox は 1.9 ポイント減と大幅に減少し、7.57 % となっている。1 位の Chrome は Firefox の減少分を吸収する形で 2.38 ポイント増加し、67.29 % となった。
レガシー Edge は -0.03 ポイント減の 0.29 %。レガシー Edge のシェアが 5 % を超えることはなかったが、Chromium ベースになった現行の Edge は 2020 年 1 月の一般リリースから半年余りで 5 % を超え、順調にシェアを伸ばしている。このほか、Internet Explorer が 0.21 ポイント減の 0.92 % となり、StatCounter のデータがある 2009 年 1 月分以降で初めて 1 % を割った。
Google は 7 日、Mac 上の Chrome 99 が Apple のブラウザーベンチマーク Speedometer で他のどのブラウザーよりも高いスコア (300) を達成したと発表した (Chromium Blog の記事、 The Verge の記事、 9to5Mac の記事、 Mac Rumors の記事)。
Chrome 99 ではビルド最適化技術 ThinLTO により Safari よりも 7 % 高速化しており、グラフィックの最適化と合わせて Chrome のグラフィック性能は Safari よりも 15 % 高速だという。また、M1 Mac 用の Chrome がリリースされた 17 か月前と比べ、Chrome は 43 % 高速化しているとのこと。このほか、最近の Chrome 高速化では V8 エンジンの Sparkplug コンパイラーと、生成したコードのメモリ上の配置を最適化する Short builtin も重要な役割を果たしているとのことだ。
Apple・Google・Microsoft・Mozilla のメジャーブラウザー 4 ベンダーは 3 日、ブラウザーの相互運用性を改善する取り組み「Interop 2022」を Bocoup および Igalia とともに発表した (web.dev のブログ記事、 BetaNews の記事、 Neowin の記事、 Softpedia の記事)。
Google と Mozilla はブラウザーの互換性向上の取り組みを 2019 年に開始し、Compat 2021 につながった。Compat 2021 では Safari が出遅れていたが、2021年末には4つのメジャーブラウザー(Chrome / Edge / Firefox / Safari) すべてでスコアが 90 を超えている。なお、互換性(compatibility)と相互運用性(Interoperability)は似たような意味で使われることもあるが、ブラウザーベンダーは前者をサイト互換性、後者を複数のブラウザーが同じ挙動をとることといった意味で使い分けている。今回の取り組みは後者の改善に相当するため、それに一致する名称となったとのこと。
Compat 2021 では 5 つの領域 (CSS Flexbox / CSS Grid / position: sticky / アスペクト比 / CSS transforms) に注目していたが、Interop 2022 ではカスケードレイヤーや CSS の色機能、新しいビューポート単位など 10 の注目領域が加わり、合わせて 15 となる。現在のところ 4 ブラウザーともに開発版での Interop 2022スコアは70点台にとどまり、安定版ではさらに低いスコアとなっている。
StatCounter のデスクトップブラウザーシェアデータ 2 月分によると、Apple Safari とMicrosoft Edge、Mozilla Firefox がほぼ横一線の状態になっている。
1 位の Google Chrome はシェアが一時 70 % を超えていたが、最近は若干の減少傾向とともに 60 % 台後半で推移しており、2 月は前月から 0.47 ポイント減の 64.91 %。2 位 ~ 4 位は Safari (9.77 %、0.07 ポイント減)、Edge (9.61 %、0.07 ポイント増)、Firefox (9.47 %、0.29 ポイント増)がわずかな差で並んでいる。
Safari は iPadOS 13 の User Agent 文字列変更により iPadOS と macOS の区別が困難になった 2019 年 9 月以降、Safari がデスクトップブラウザーシェアで大きく増加し、タブレットブラウザーシェアで大きく減少した。2020 年半ばには Firefox を上回って 2 位に上昇し、2020 年末 ~ 2021 年第1四半期には 10 % を超えていたが、以降は 9 % 台後半で推移している。
2020 年 1 月に正式リリースされた Edge (Chromium)は自動更新による提供が始まった 2020 年 6 月以降に大きくシェアを伸ばしており、昨年 3 月には Firefox を上回って 3 位に上昇した。レガシー Edge も 2 月は再び 0.32% (+0.17) まで増加しており、Chromium Edge との合計で初めて Safari を超えた。現在のペースが続けば Chromium Edge 単独でも近く Safari を超える可能性がある。
Firefoxは 2015 年の Windows 10 リリースに伴い、Internet Explorer と入れ替わる形で 2 位に上昇した。その後は減少傾向が続き、上述の通り 2020 年には Safari に、2021 年には Edge に抜かれたが、最近は若干の回復傾向がみられる。
なお、StatCounter の Windows バージョン別シェアデータでは 1 月から Windows 10 と Windows 11 を個別に集計している。2 月は Windows 10 が 5.68ポイント減 の 75.47 % となり、Windows 11 が 5.29 ポイント増の 7.89 % となった。Windows 7 は 0.06 ポイント増の 11.98 % となっているが、Windows 11 が追い越す日も近いとみられる。
StatCounter は提携サイトにアクセスしたブラウザーの User Agent 文字列から OS を判別するため、Windows 10 と Windows 11 の識別は困難とみられるが、方法に関しては特に公表されていない。ちなみに、AdDuplexの 2 月分データで Windows 11 のシェアは 19.3 %。こちらは Microsoft Store で提供されている同社 SDK 使用アプリが収集したデータで、Windows 10 / 11 に占める Windows 11 の割合となっている。
Chromium 97 ベースのブラウザーではプリセットの検索エンジンを削除するオプションが削除されているが、苦情が殺到したため今後のバージョンで復活することになった (Issue 1263679)。
始まりは昨年 10 月 27 日、プリセットの検索エンジンが 2 クリックで削除でき、変更は破壊的で完全に元に戻すことはできないという問題が提起されたことだ。対策として削除を「難しくする」「不可能にする」の 2 案が提示されたが、メンバーからは後者への賛成意見しか出ず、翌日には変更がコミットされた。
生み出す問題よりも解決する問題の方が多いと考えられていた変更だが、各種 Chromium 系ブラウザーの安定版が Chromium 97 ベースとなった先週から苦情が増加し、「検索エンジンが削除できない」という投稿は過去 6 か月間に見た「Google 検索エンジンをリストから削除してしまった」という投稿よりも多いなどと批判されることになる。
これまでも既定の検索エンジンを削除することはできなかったため、間違って削除して困る場面は少なかったと思われるが、逆に何らかの理由で既定の検索エンジンが勝手に Yahoo!に設定されることが繰り返され、それを回避するために検索エンジンを削除する人が多いことが判明する。
これを受け、問題を提起したプロジェクトメンバーは、既定の検索エンジンが勝手に切り替わる問題の調査は進めつつ、削除オプションを Chrome 98 または 99 で復活させると説明している。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs