
イプシロンで衛星打ち上げ、民間から初受注 24
受注おめ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
インプシロンで民間衛星打ち上げ受注の営業活動をしていたとは知らなかった!
#ODAのベトナム衛星の打ち上げはイプシロンでやったんだか、やるんだっけ?
あなたのタレコミがスラドを支えます。さぁ、タレこめ!
インプシロンで民間衛星打ち上げ受注の営業活動をしていたとは知らなかった!
#ODAのベトナム衛星の打ち上げはイプシロンでやったんだか、やるんだっけ?
スイングバイと途中2回の固体ロケット噴射による軌道変更を行うことで、恒星間天体オウムアムアに追いついて観測可能な軌道が提案された。2028年2月9日に打ち上げ、22年後の2050年1月29日にオウムアムアに追いつけるという。費用は約7億8000万ドル程度とのこと(TECH+)。
提案元は「Initiative for Interstellar Studies (i4is)」
NASAとかESAとか、なんならJAXAで、前向きに検討してくんないかなぁ。
エンジンの不具合により打ち上げが2021年度に延期されていたJAXAの次期主力ロケットH3だが、共同通信が報じたところによると、問題となったエンジンの再設計・製造の目処が立たず、打ち上げを再延期する方針であることが明らかになった(共同通信)。
ISSへの物資補給を担うHTVなど、既にH3を使うスケジュールになっているため、各方面への影響は避けられない見込み。過去に報じられたように、LE-9エンジンに採用したエキスパンダーブリードサイクルが大型化に向かない事による問題という根本的な設計ミスに起因するようなので、解決にはさらに時間を要するのかもしれない。これはH-2Aの再登板などになるのだろうか?
アストロスケールホールディングスが第三者割当増資で約124億円を調達した。6回目の資金調達で、累計調達額は334億円となった(日経、ニュースリリース)。スペースデブリ除去衛星の量産施設の整備や技術開発などに充てる。アストロスケールは、運用終了衛星の除去、デブリの除去、静止衛星の軌道修正で寿命延長といったサービスを目指している。2021年3月には技術実証衛星「ELSA-d」を打ち上げ、現在動作実験を行っている。今後、商用化衛星「ELSA-M」を量産する計画。英国でエルサMを同時に複数機製造できる工場を建設中。日本ではエルサMに加え、JAXAと共同開発する別の大型デブリ除去衛星の工場も建設する予定。
コロナ禍で苦境に陥っている航空業界だが、日本ではさらに追い打ちとなる「代替燃料不足」という危機が迫っているらしい(NHK)。
「持続可能な航空燃料」(Sustainable Aviation Fuel,SAF)という植物や廃棄食品、廃プラスチックなどから生成される代替ジェット燃料で、各国は航空燃料にこのSAFの使用割合を義務付ける動きが出てきている。
SAFも飛行機のエンジンを動かす際には二酸化炭素を排出するが、製造過程を含めたトータルで見れば従来の化石燃料より80%程度、二酸化炭素の排出量を削減できるとされている。
問題はこのSAFの製造プラントが国内には無く、海外のプラントは各国の航空会社による激しい争奪戦が行われており、日本の航空会社が確保できなかった場合飛行機を飛ばせないという状況になりかねない点にある。
「飛び恥(Flight Shame)」という言葉が生まれるほど大量に二酸化炭素を排出している航空業界がこの問題に真摯に取り組むのは良いことだが、代替燃料確保に困難が生じると日本の航空会社のみならず海外の航空会社も日本便を飛ばせなくなるという事態になりかねない。
元記事は全日空と日本航空の航空会社のトップ二人が並んでインタビューに応じるという異例の内容となっている。NHKと同様の内容はフジテレビの番組でも取り上げられていたようだ(J-CAST)。タレコミ中にある持続可能な航空燃料(SAF)に関しては、ここ最近でも様々な取り組みが報じられている。エアバスは同社のA319neoを飛行試験機として、SAFを100%使用した飛行調査を10月末に実施。飛行試験機ではエンジン2基のうち1基でSAFのみを使用して試験したとされている(FlyTeam)。日本国内ではJAXAがSAF普及のための燃焼・排気特性を調べる研究を行っているとしている(ニュースイッチ)。
JAXAのジェームズ・オダナヒュー氏が主導する研究で、木星大気の高温状態を説明すると考えられる原因が特定された(JAXA の記事、 論文、 動画)。
木星の高層大気の平均温度は太陽光の入射量を基に推定すると約 200 K (-73 ℃) となるところ、観測される実際の温度は約 700 K (420 ℃)と大きな差異があり長年の謎となっていた。研究チームは木星高層大気の全球温度マップを最高分解能で作成することにより、木星大気の異常高温をもたらす熱源が強力なオーロラであると示すことに成功した。
JAXA の記事によると、研究チームはハワイ島マウナケアのケック II 望遠鏡による様々な解像度での観測結果から不確定性の低い観測結果を選び出して組み合わせ、できる限り解像度が高く信頼性が確保される木星の全球温度マップを作成した。その結果を JAXA の惑星分光観測衛星「ひさき」によるオーロラの観測データと合わせることでオーロラと木星表面温度の関係を明らかにしたのだそうだ。
個人的にはまず木星の気温 (高層大気の温度) が 420 ℃ もあるということを知らなかったので驚いたのと、熱源となる強力なオーロラが生まれる原因に木星の衛星イオがその活発な火山活動で宇宙空間に噴き出すガスが含む豊富な荷電粒子がある、という壮大な仕組みにロマンをかき立てられた。
なお、スラスター不具合の原因は「一時的なソフトウェアの不具合」と説明されている。ナウカの打ち上げからドッキングまでは他にも多くの不具合が報じられており(ただしロシア側は公式には認めていない)、現状は落ち着いてはいるようだが、将来的にNASA-ロスコスモス間の問題になるかもしれない。
JAXAおよびタカラトミーが2016年より開発していた変形型月面ロボットが、2022年に打上げられる運びとなったようです。
次世代のH3ロケットの打ち上げが迫る昨今だが、文部科学省はH3後の次々世代の基幹ロケットについて、1段目を再使用する方向で2030年の打ち上げを目指す方針を明らかにした(読売新聞, 産経新聞)。
この方針は5月12日に開かれた有識者会議で報告されたもの。この計画では、2026年頃に小型機で飛行試験を行い、2030年頃に1号機を打ち上げるとしている。1段目をエンジンの逆噴射で海上の施設などに着陸させ再利用する。1段目には主エンジンなどが搭載されるため、再使用すれば大きくコストが圧縮される見通して、1号機ではH3の半額となる25億円を目指す。また2040年には打ち上げ費用を5億円程度にまで下げたいとしている。来月の会議で承認され、宇宙基本計画に反映される見通し。
読売/産経の記事には詳細まで書かれていないが、この有識者会議とは文科省サイトに記載されている「革新的将来宇宙輸送システム実現に向けたロードマップ検討会(第9回)」だと思われる。こちらには会議資料も公開されているが、その中では2040年頃には地球上の二地点間サブオービタル輸送や宇宙旅行、また月・火星経済圏などで大きな打ち上げ需要が存在すると分析しており、それを見据えた案として以下の3構成が検討されている。
- システムA: 1段目再使用のロケット
- システムB: 1段目再使用の2段式スペースプレーン
- システムC: 1/2段目再使用のロケット
この案は要するに、Aがファルコン9タイプで、Bが昔からJAXAで構想されているスペースプレーン、CがStarshipタイプであろう。資料ではB/C案は技術的成熟度が低く実用化に時間が掛かるとして、A案の実用化を進める意向が示されている。
なお、上記資料では、A案のイメージ図としてJAXAがH-IIロケット以降用いてきた液体水素に変わって、燃料をメタンとする構成も図示されている。液体水素には、燃料タンクが大型化し、また推力不足から固体ロケットブースターの使用が必要になるなど、再使用には向かない要素が多い。JAXAの再使用型ロケットは、果たして燃料も含めてこれまでと全く違う形となるのか、それともH3までの系統に連なるものとなるのか、詳細が気になるところである。
北海道大学と東北大学がミャンマー航空宇宙技術大学(MAEU)と共同で開発した50kg級超小型衛星2機が、ミャンマーの軍事クーデーターの影響で軌道投入できず、JAXAにより国際宇宙ステーション(ISS)で日本の実験棟「きぼう」に置かれたままになっているそうだ(Reutersの記事、 SlashGearの記事)。
2機は先端的観測装置を搭載した地球観測用小型衛星で、ミャンマー発の人工衛星でもある。ミャンマーの農林水産業や大規模自然災害軽減に用いるため、ミャンマー政府がプログラムの予算約17億円を負担した。衛星は2月20日打ち上げのCygnus補給船でISSに届けられたが、2月1日にクーデターが発生していたため、軍事政権が人権侵害に利用することへの懸念から軌道投入計画が保留になったとのこと。
衛星は軍事用途向けの設計になっておらず、データは日本の大学が処理するためミャンマー側で直接アクセスすることはできないが、軍事目的の使用を禁じる契約にはなっていないという。日本はミャンマーとの結びつきが強く、政府は暴力を批判する一方で、米国などのような制裁措置をまだ打ち出していない。なお、日本の大学側はクーデター発生以降、MAEUの学長と連絡がつかなくなっているとのことだ。
地球に帰還した探査機「はやぶさ2」のカプセルに
小惑星「リュウグウ」のものとみられる黒っぽい砂の粒が
多数入っていることが確認されたそうです
情報元へのリンク
JAXAは12月14日、5日に帰還したはやぶさ2のカプセルから小惑星Ryugu由来のサンプルを確認したと発表した。カプセルのふたなどから砂の粒が確認されたという。今後はサンプルキャッチャーの開封作業を行い、取り出しと分析作業を行うとしている。はやぶさの小惑星イトカワのときは1mm以上の小石は採取できなかっただけに、採取技術が格段に進歩してることがうかがえる(JAXA、NHK、産経新聞)。
あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー