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数学

Linuxカーネル5.10、XFSファイルシステムの2038年問題に対処 16

ストーリー by nagazou
2038年問題 部門より
headless 曰く、

Linuxカーネル5.10ではXFSファイルシステムの2038年問題(Y2038)への対応が行われるようだ(Phoronixの記事The Registerの記事Darrick J. Wong氏のメーリングリスト投稿)。

Y2038は2038年1月19日3時14分7秒(UTC)以降、UNIX時間が符号付き32ビット整数で表現できる範囲を超えてしまうという問題だ。Linuxの場合、64ビットシステムでは64ビット整数が標準のためY2038の影響は小さく、32ビットシステムでもLinuxカーネル5.6でY2038に対応しているが、タイムスタンプに符号付き32ビット整数を使用するファイルシステムのY2038は32ビットシステム・64ビットシステムの両方が影響を受ける。

Linuxカーネル5.10のXFSファイルシステムではinodeのタイムスタンプとクオータ有効期限のタイプスタンプのデータサイズを拡大する「big timestamps」により、2486年までの対応が可能になるという。Phoronixによると、タイムスタンプをナノ秒単位の64ビットカウンターとして扱うことで、1901年12月~2486年7月のタイムスタンプに対応するそうだ。ただし、後方互換性を維持するため、現在のところbig timestampsはデフォルトで無効になっているとのことだ。

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お金

2020年ノーベル経済学賞はオークション理論を発展させた米国の2氏が受賞 33

ストーリー by nagazou
高く入札しすぎた反省を定式化した人らしいです 部門より
headless 曰く、

2020年のノーベル経済学賞は米国のポール・R・ミルグロム氏ロバート・B・ウィルソン氏共同受賞した。授賞理由はオークション理論の改良と新しいオークション形式の発明(プレスリリース一般向け情報詳細情報)。

オークション対象財の価値には共通価値と私的価値がある。共通価値は事前に知ることはできないが、最終的には誰にでも同じ価値を示すもので、入札者はそれぞれの情報を元に共通価値を予測して入札する。しかし、落札額が実際の共通価値を上回る場合、落札者が損をする「勝者の呪い」が待っている。ウィルソン氏は共通価値を持つ財を対象にしたオークション理論を開発し、合理的な入札者が予想している共通価値よりも低い額で入札するのは勝者の呪いを恐れるためであることを示した。

入札者ごとに異なる私的価値は、落札した原材料をどのように加工するか、落札した商品をどのように販売するか、といった手段を入札者が持っているかどうかにも左右される。そのため、多くのオークション対象財は共通価値と私的価値の両方を持つことになる。ミルグロム氏はオークション理論を共通価値だけでなく私的価値を含めることができるよう一般化。他の入札者が予想する共通価値を知ることができるイングリッシュオークション形式では勝者の呪いの影響が小さくなり、出品者がより多くの収益を得られることを示した。

2氏はオークション理論を発展させただけでなく、周波数オークションで用いられる「同時複数ラウンドオークション(SMRA)」を開発。SMRAは不確定性と勝者の呪いの問題を低減することが可能であり、米連邦通信委員会(FCC)が1994年に初めて使用して以降、多くの国で使われるようになっている。これにより、2氏は理論と実践の両面で社会に大きな利益をもたらした。

なお、今年のノーベル賞は受賞者が一堂に会する授賞式を行わず、受賞者がビデオリンクで参加するデジタル形式の授賞式が行われる。詳細については後日発表するとのことだ。

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おもちゃ

点字学習用レゴブロック「LEGO Braille Bricks」の提供開始。最初は7か国で 3

ストーリー by nagazou
なるほど 部門より
headless 曰く、

LEGO FoundationとLEGO Groupは20日、点字学習用レゴブロック「LEGO Braille Bricks」を7か国で正式に提供開始することを発表した(プレスリリース公式サイトのAboutページSlashGearの記事動画)。

LEGO Braille Bricksはレゴブロックのスタッド(突起)で点字が表現されている。映像で見る限りレゴブロック2×4がベースとなっているようだ。縦置きにした状態で上3列分のスタッドが点字表現用に使われており、下1列分はスタッドなし。このスペースには点字の示す文字が印字され、目の見えない子供と目の見える子供が一緒に遊べるようになっている。公式サイトでは点字学習前にレゴブロックの扱いを学ぶ45のアクティビティと、点字を学んで応用する45のアクティビティ、計90のアクティビティが紹介されており、遊びながら点字を学ぶことが可能だ。

点字学習用レゴブロックのコンセプトが最初に提案されたのは2011年だが、実際にプロジェクトが動き出したのは2017年の再提案後のようだ。昨年4月にはパイロットプログラムを開始し、さまざまな言語と文化的背景でテストを行った結果、6言語(デンマーク語・ノルウェー語・英語・ポルトガル語・ドイツ語・フランス語)で提供の準備が整ったという。当初はブラジル・デンマーク・フランス・ドイツ・ノルウェー・英国・米国の7か国での提供となるが、2021年初めには計11言語・20か国での提供を目指す。

最近ではオーディオブックやコンピュータープログラム(読み上げなど)の増加により、点字を学ぶ子供たちの数が減少しているという。それでも点字の重要性は失われておらず、シンプルで実用的な点字学習ツールが求められていた。LEGO Braille Bricksツールキットは少なくとも計300個以上のブロック(5色)とベースプレート3枚、ブロック取り外し器具のセットで提供される。現時点で一般販売の計画はないようで、各国の視覚障害者支援団体を通じて教育機関などに提供される。

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スラッシュバック

「東京アラート」解除、休業要請緩和はステップ3へ 81

ストーリー by hylom
実感はあまりない 部門より

headless曰く、

東京都は11日、新型コロナウイルス感染症対策本部で「東京アラート」を同日で解除することを決定した(東京都の発表東京都庁広報課のツイート都内の最新感染動向)。

東京アラートが発動されたのは6月2日。この段階で7日間平均の新規陽性者数は緩和基準(20人未満)を下回っていたが、7日と8日は21人まで増加していた。ただし、9日以降は再び20人を下回り、11日は17.9となっている。新規陽性者数における接触歴等不明率と週単位の陽性者増加比は緩和基準(それぞれ50%未満、1未満)を上回っていたものの、2日の接触歴等不明率はその後50%未満となり、以降11日まで50%を下回っている。11日は48%だった。陽性者増加比は1を上回る状況が続いていたが、11日に0.98となった。

また、6月12日0時からは施設別休止要請の緩和ステップ3に移行する。ステップ3ではカラオケやネットカフェ、漫画喫茶、(店の従業員による)接待を伴わないバーやスナックといった遊興施設等(飲食・酒類の提供は朝5時~夜12時)、パチンコ屋やゲームセンター、遊園地といった遊技施設などに対する休止要請が解除される。接待を伴うバーやスナックなどのほか、ライブハウスも引き続き休止要請の対象となっている。

なお、都庁舎のライトアップは11日23時頃に赤色からレインボーカラーに切り替えられたようだ。ただし、9日と10日は青色でライトアップされていたため、その趣旨は不明だ。

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火星

NASA、火星ヘリコプターの名前を「Ingenuity」に決定 19

ストーリー by headless
決定 部門より
NASAは4月29日、火星での動力飛行デモを計画しているヘリコプターの正式な名前が「Ingenuity」に決まったことを発表した(プレスリリースGeekWireの記事Mashableの記事動画)。

NASAは新火星探査車の名前を決めるエッセイコンテスト「Mars 2020 Rover Naming Contest」を昨夏実施し、28,000件以上の応募の中から3月に「Perseverance」を選んでいる。しかし、Perseveranceを提案したAlexander Mather氏のエッセイ以外にも優れたものが数多くあり、その中から火星ヘリコプターの名前を選ぶことになったという。Ingenuityはアラバマ州の高校生、Vaneeza Rupani氏が提案したもので、エッセイコンテストのファイナリストにも残っていた。Rupani氏はエッセイの中で「Ingenuity(優れた想像力)は人々の素晴らしい達成を可能にし、我々の地平線を宇宙の端まで広げることを可能にする」と述べている。

IngenuityはPerseveranceの腹面に取り付けられて火星に向かい、火星着陸から数か月後に時機を見て展開される。飛行前のチェックを行う間、寒い火星の夜を耐えることができれば実際にデモ飛行が行われるとのこと。太陽電池パネルを搭載するIngenuityの重量は約2 kg。デモ飛行が成功すれば、地球以外の惑星で動力飛行する初の航空機となり、将来の火星探査では次世代機が探査可能な範囲を大きく拡大することになる。
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ニュース

訃報:ライフゲームの考案などで知られる数学者、ジョン・コンウェイ氏 16

ストーリー by hylom
お悔やみ申し上げます 部門より

mfukuda曰く、

イギリスの数学者ジョン・ホートン・コンウェイ氏がコロナウイルスによる新型肺炎で4月11日に死去したとのこと(Ars TechnicaRegister)。

ライフ・ゲームをプログラムしたことがある方は多いだろうし(BASICの時代から……)、Knuthの『超現数』でコンウェイ数を知ったり(海鳴社版で買ったが、最近再版されてるみたい)、最近はやりの巨大数コンウェイのチェーン表記を知った人も多いかも。

著名人の死去のニュースが続くが、これはショックが大きい。

コンウェイ氏は「コンウェイ群」や「モンスター群」、「超現実数」といった研究成果を生み出したほか、ライフゲームの考案者としても知られている。

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数学

現代数学で最重要の難問「ABC予想」の証明、査読が終了し専門誌に論文掲載へ 123

ストーリー by hylom
誰か簡単に説明してください 部門より

2012年、京都大学の望月新一教授が数学上の難問とされるABC予想を証明したことを明らかにした(過去記事)。この論文は2017年に査読を通過したとの報道があったが、ついにこの論文の査読が完了し、論文誌「Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences(PRIMS)」に掲載されるという(毎日新聞朝日新聞NHK)。

この論文は従来の数学の概念とは異なる概念を採用し、かつ600ページ以上の分量であったことから査読には約8年がかかったという。なお、この論文を理解できた数学者は世界で十数人しかいないとも言われているそうだ。

なお、望月教授は同論文誌の編集委員長だが、今回の査読には関与せず、特別編集委員会を設置して論文を審査したという。

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ソフトウェア

Excelワークシート関数で変数が使えるように 92

ストーリー by headless
変数 部門より
taka2 曰く、

Microsoftが Excelの 新関数「LET()」を発表した(Officeサポートの記事)。

使い方は「 LET(変数名1, 値1, 変数名2, 値2, … , 変数を使った計算式) 」で、たとえば「LET(x, 1, y, 1, x+y)」は2になる。

「IF(ISBLANK(○○○○), "-", ○○○○)」など、同じ部分式が繰り返し登場するような式はExcelにはありがちだが、これを「LET(VAR, ○○○○, IF(ISBLANK(VAR),"-",VAR))」とすることで、記述が単純になり、部分式の計算回数削減による速度向上も見込める。

Excelが関数型プログラミング言語へ大きな一歩踏み出したって印象。あとは再帰ができれば完璧?

LET関数はベータ機能として現在Office Insiderの一部を対象にテストが行われている。今後数か月かけて最適化が行われ、完成後はOffice Insider全員およびOffice 365サブスクライバーへの提供が行われるとのこと(サポート記事英語版)。

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火星

NASAの新火星探査車の名前、「Perseverance」に決定 7

ストーリー by headless
決定 部門より
NASAは日本時間6日、今夏打ち上げ予定の新火星探査車の名前が「Perseverance」に決定したことを発表した(プレスリリース発表会動画Perseverance公式Twitterアカウント)。

昨夏NASAは新火星探査車の名前を決めるエッセイコンテスト「Mars 2020 Rover Naming Contest」を米国の幼稚園児から高校生までを対象に実施し、1月に28,000件以上の応募から選ばれたファイナリスト9名による名前の人気投票を受け付けていた。Perseveranceは火星で岩石や塵のサンプルを採取して地球に持ち帰るという、火星探査初の往復ミッションとなる。名前を提案したバージニア州の中学生、Alexander Mather氏はエッセイにこれまでの火星探査機(Curiosity、Opportunity、InSight、Spirit)の名前を織り込み、Perseverance(困難や失敗にも関わらず続けられる努力)の重要性を訴えている。
14091782 story
数学

グラフ作成機能を搭載した電卓アプリ、Windows Insider向けに提供開始 16

ストーリー by headless
開始 部門より
MicrosoftがWindows 10の「電卓」アプリにグラフ作成機能プレビュー版を搭載し、Windows 10 Insider Previewを実行する環境へ提供開始した(Windows Experience Blogの記事Microsoft Education Blogの記事Neowinの記事[1][2])。

グラフ作成機能を使用するには、メニューから「Graphing」を選択して方程式を入力すればいい。複数の方程式を入力してグラフ表示することもできる。ただし、アプリのウィンドウサイズが小さい場合はグラフ表示パネルと方程式入力パネルを切り替える必要がある。方程式は方程式入力パネル上のキーパッドやメニューから入力するほか、関数を含めてキーボードからの直接入力にも対応する。「x」「y」以外の変数を入力した場合、スライダーで値を変動させることも可能だ。

グラフ作成機能は学生の数学学習を助ける目的で昨年3月に提案され、開発が進められてきた。フィードバックHubでも最もリクエストの多い機能だという。グラフ作成機能の提供開始は最新の開発ブランチWindows 10 Insider Preview ビルド19546と同時に発表されたが、20H1ビルドでも電卓アプリを更新すると利用可能になった。Microsoft Education Blogによれば、夏休みが終わる前に一般提供開始予定とのことだ。
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宇宙

カイパーベルト天体Ultima Thuleの正式名称、「Arrokoth」に決定 19

ストーリー by headless
命名 部門より
NASAは13日、これまで「Ultima Thule」という愛称で呼ばれていたカイパーベルト天体「2014 MU69」の正式名称が「Arrokoth (アロコス)」に決定したことを発表した(NASAのブログ記事NASAのツイート)。

Arrokothはネイティブアメリカンのポウハタン/アルゴンキン族の言葉で「空 (そら)」を意味する言葉だという。2014 MU69の命名権はNASAにあり、NASAはポウハタン族の長老や代表者の合意を得て国際天文学連合小天体センター(IAU-MPC)に申請・承認されたとのこと。

ポウハタンの言葉を選んだ理由として、Arrokothを発見したハブル宇宙望遠鏡および、今年1月1日にArrokothのフライバイを実行したニューホライズンズ探査機ともにメリーランド州で運用されており、チェサピーク湾のポウハタン族と強い結びつきのある土地柄であることが挙げられている。
14036592 story
アメリカ合衆国

米シアトル、公立学校で民族教育を意識した数学教育カリキュラムを導入へ 21

ストーリー by hylom
さすがに本質部分は変わらないだろうが 部門より

米シアトルの公立学校で、数学の授業に民族教育を取り入れるという計画があるそうだ(Chicago Tribune@hkakeyaのTweet)。

報道によると、シアトルでは民族教育を他の科目に組み込むことを計画しているそうで、たとえば米国の歴史を学ぶ授業では抑圧や人種差別的制度、それらへの対抗といった内容が組み込まれるそうだ。数学と民族教育の組み合わせもその1つだそうだが、いったいどのように数学の授業にそのような内容を組み込むのか、疑問の声も出ているという。

Hoover Institutionの解説記事によると、シアトルの教育者らは米国の数学教育を「Western Math」(西洋の数学)だと考えているという。たとえば授業では「先住民の数を数える」ような問題ではなく「西洋人の数を数えされる」問題が教えられる。数学教育自体では無く、こういったところが問題だという。

14030964 story
GUI

旅行予約サイト「あなた以外に○○人が見ています」表示、JavaScriptでランダムな数を表示しているだけだった 57

ストーリー by hylom
もう少し頑張って隠そう 部門より

旅行予約サイト「OneTravel」では、検索時に「今あなた以外の○○人が同じページを見ています」と行った表示が出るが、ここで表示される数字は完全にランダムなもので、実際の閲覧者数を反映させたものではないという(GIGAZINE)。

このWebサイトで使われているJavaScriptをチェックしたところ、この数字はJavaScriptの乱数生成関数であるMath.random()を使って生成されたものだったそうで、ランダムに28〜44の間の数字が表示されるだけだったようだ。

14017537 story
変なモノ

普段行かないような場所を乱数発生器で目的地として設定し探検する「ランドノート」 46

ストーリー by hylom
確かに面白そう 部門より

soliax曰く、

海外のスラドで投稿された通り、ランドノートランドノート(直訳すると「乱数飛行士」)というコミュニティが広がりつつある(Reddit)。

チャットボットに自分の現在地を送信すると、量子乱数発生器を使って付近に集中されるアトラクターに基いた近くの経緯度が返される。このような普段生活の中で寄らない場所(すなわち身近な現実で歩まない道 )に行ってみることで、予期せぬ不思議な経験をするという。決定論から外れ、人間の思考と現実が謎のようにつながっているというコンセプトでもある。

14001171 story
数学

Sum of three cubes問題、42に対して解かれる 79

ストーリー by hylom
デカい 部門より

qfwfq曰く、

整数kに対してx^3+y^3+z^3=kとなる整数x、y、zを求める(あるいは存在しないことを証明する)という問題を「Sum of three cubes」問題と言う。

100以下のkに対してほとんどは1954年に提起されてまもなく解決していたが、33と42についてだけは未解決だった。33について解かれたのも今年になってのことだが、先日とうとう42についても次のような解が発見された(ブリストル大学の発表)。

-80538738812075974^3 + 80435758145817515^3 + 12602123297335631^3 = 42

探索には分散コンピューティングソフトウェア「BOINC」が使われたが、プロジェクトを主導したBristol大のプレスリリースではBOINCをSF小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」の「Deep Thought」になぞらえている。

typodupeerror

一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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