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HP

HP、「あまり憎まれないように作られた」プリンターのテレビCMキャンペーン 82

ストーリー by headless
HP が「あまり憎まれないように作られた」プリンターのテレビ CM キャンペーンを開始したそうだ (The Register の記事Marketing Communication News の記事Ars Technica の記事)。

北欧やベネルクス、アイルランド、英国で放送されているという CM は 3 パターンで、それぞれプリンターへの異なる憎しみをフィーチャーしている。HP が考えるプリンターへの 3 つの憎しみとは、インストール失敗イング切れWi-Fi 接続切れといったものだ。それぞれの憎しみに直面したユーザーはプリンターを窓から投げ捨てる・机から蹴落とす・ごみ箱に捨てるなどして問題を解決。最後はこれらの問題を防ぐべく HP のプリンターが搭載する技術の紹介に続き、「Made to be less hated」と締めくくられる。

なお、インストール失敗への解決策は HP のプリンターがインストールされていない Windows 環境へのインストールが話題になった「HP Smart」アプリとのことだ。
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プリンター

コーヒー豆かすを3Dプリント素材として用いる研究 20

ストーリー by nagazou
リサイクル 部門より
headless 曰く、

コーヒーを抽出した後のコーヒー豆かす (Spent Coffee Ground: SCG) を 3D プリント素材として用いる研究の成果をコロラド大学ボルダー校などの研究グループが発表している (CU Boulder Today の記事論文アブストラクトArs Technica の記事動画)。

研究で用いられたコーヒー豆はエスプレッソマシン用に細かく挽かれたもので、乾かした SCG 50g にカルボキシメチルセルロース 8g とキサンタンガム 1.2g、水 100g を加えて 3D プリント素材とする。ただし、このままでは普通の 3D プリンターで使用できないため、注射器にオープンソースのシリンジポンプを組み合わせて 3D プリンターを改造している。

SCG 素材による出力物は乾燥に 2 日ほど要し、水分が抜けて縮むことを考慮した設計が必要だ。SCG 素材の伸張強度は PLA 素材の 1.4% 程度しかなく、無筋コンクリートに近いという。出力物を水につけても容易に溶けてしまうことはないが、土に埋めれば容易に堆肥化できる。不要になった出力物はブレンダーで粉砕すれば再び SCG 素材として用いることが可能だ。活性炭の粉末を混ぜることで導電性の出力物も得られる。

研究者は SCG 素材の 3D プリントが広く行われるようになるとは考えていないが、今回のプロジェクトはいつの日かプラスチックを置き換える持続可能な 3D プリント素材を発見するための一歩と考えているとのことだ。

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Windows

Microsoft、Windowsでサードパーティ製プリンタードライバーのサービス終了を計画 26

ストーリー by headless
終了 部門より
Microsoft が Windows でのサードパーティ製プリンタードライバーのサービス終了計画を示している (Microsoft Learn の記事Ars Technica の記事Bleeping Computer の記事)。

この変更は Windows 10 バージョン 21H2 で Microsoft IPP クラスドライバーによるネットワークおよび USB 接続の Mopria 準拠プリンターデバイスがインボックスサポートされるようになり、プリンターメーカーが独自のインストーラーやドライバー、ユーティリティーを提供する必要がなくなったことによるものだという。デバイスエクスペリエンスのカスタマイズは Microsoft Store から自動インストールされる印刷サポートアプリを通じて行うようになり、Win32 フレームワークから UWP へ移行することで信頼性とパフォーマンスが向上する。このソリューションはすべてのバージョンとエディションでサポートされるため、プリンターメーカーはソフトウェアを再構築する必要がなくなるとのこと。

現時点ではサービス終了計画が示されただけで特に変更ないが、2025 年には新しいプリンタードライバーが Windows Update で発行されなくなる。2026 年には常に IPP インボックスドライバーが優先されるようになり、2027 年にはセキュリティ関連の修正を除いてサードパーティのプリンタードライバー更新は許可されなくなる。以降も既存のサードパーティプリンタードライバーは引き続き Windows Update 経由またはメーカー提供のインストーラーを使用してインストール可能とのことだ。
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アナウンス

「24.08.02」と印字すべき賞味期限を「24.0B.02」と印字してしまい回収 56

ストーリー by nagazou
お役所 部門より
株式会社カキヤが製造した「冷凍いかオクラ」製品において、賞味期限の誤表示が発見されたそうだ。間違っていたのは日付の部分で、裏面の賞味期限印字部分に「24.08.02」と本来印字されるところ「24.0B.02」と印字してしまったとしている(消費者庁:カキヤ「冷凍いかオクラ」 - 回収)。

対象となる製品の販売された数量は5560袋だという。販売地域:北海道、東北、関東、富山、新潟、山梨、静岡となっている。同社では販売店におけるPOPにより周知を実施するほか、食品表示法違反となるため料金着払いにて回収を行う方針だという。
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ビジネス

インク切れで印刷以外の機能も使用できなくなるオールインワンプリンター、どう思う? 88

ストーリー by nagazou
和解 部門より
headless 曰く、

キヤノンのオールインワンプリンターが 1 色でもインク切れになると印刷以外の機能も使用できなくなることを不当だとする訴訟が米国で 2021 年に提起されたが、いつの間にか和解していたそうだ (The Verge の記事訴訟データ)。

原告と被告の Canon USA が裁判所に和解を報告 (裁判所文書: PDF) したのは昨年 11 月 15 日。判事は棄却を翌日命じている。和解額などは示されていないが、問題の動作について被告による説明を不要にする条件に双方が合意したという。元々この訴訟はクラスアクション訴訟を目指しており、訴訟を提起したニューヨーク州の原告のほか、カリフォルニア州とテキサス州のクラス代表が加わっていたが、和解によりクラスは関係なくなったようだ。

HP も同様の問題で昨年訴えられている。米カリフォルニア北部地区連邦地裁に提起された訴えの内容としては、インク切れで印刷以外の機能も使用できなくなるという不利な事実を隠して宣伝・販売したことが不当というもので、連邦法違反 1 件のほか、カリフォルニア州法違反 3 件、ミネソタ州法違反 2 件、合計 6 件の訴因が挙げられている。HP 側は棄却の申立を行っていたが、8 月 10 日に連邦地裁はミネソタ州法違反の1件を削除するように命じた一方、訴訟全体の棄却申立は却下した (The Register の記事裁判所文書: PDF)。

なお、訴状 (PDF) が引用した Amazon.com の HP Envy 6455e 製品情報では「印刷・スキャン・コピーがいつでも、どこでもスマートフォンから実行できる」という趣旨の説明がみられるが、現在の製品情報からは「いつでも (whenever)」「どこでも (wherever)」が削除され、「どこからでも (from anywhere)」に置き換えられている。

個人的には以前使用していた HP のオールインワンプリンター 3 台がインク切れでもスキャン機能は使えていたので、少し意外に感じた。これら 3 台のうち 1 台は先にスキャナー部分が故障し、あとの 2 台は先にプリンター部分が故障した。そのうち 1 台は現在主に猫が使用しているが、スキャン自体は可能だ。そのため、HP はより新しいモデルでインク切れ時に印刷以外の機能も利用できなくしたようだ。

これに対し、Epson US は 2008 年以降のモデルでインク切れでもスキャナーが使えると明言している。日本の Epson のサイトでは発売時期に言及していないが、リストを見る限り 2008 年以降のモデルで制限がなくなったとみられる。インク切れで印刷以外の機能も使用できなくなるプリンター、スラドの皆さんはどう思われるだろうか。

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バグ

Canon、インクジェットプリンターをリセットしてもWi-Fi設定が消去されない問題の回避策を公開 26

ストーリー by headless
消えない 部門より
Canon の Wi-Fi 搭載インクジェットプリンターで通常のリセット操作を実行しても Wi-Fi 接続設定が消去されない問題が確認され、Canon が回避策を公開している (CP2023-003影響を受ける製品リスト: PDFBleeping Computer の記事)。

Wi-Fi 接続に関するセンシティブな情報はインクジェットプリンター (個人向け・法人向け・大判) のメモリーに保持されており、Wi-Fi 接続設定をリセットできないと、修理や貸出、廃棄等で第三者にプリンターが渡った場合にセキュリティリスクとなる可能性がある。回避策としては、全設定リセット実行後に無線 LAN を有効化し、再び全設定リセットを実行するというものだ。全設定リセットのオプションがないモデルの場合、LAN 設定リセットのオプションを使用する。
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プリンター

1枚からでも『箔印刷』、ブラザー工業の箔プリンター HAK 18

ストーリー by nagazou
お値段が 部門より
ブラザー工業株式会社は、ペーパーアイテムに箔を転写できるプリンタ「HAK110」を発売した。金や銀など全8色の箔印刷が可能で、レーザープリンタのトナーに反応して箔を転写する仕組みだという。金型の作成が要らず、細い線や精巧なイラストの印刷も可能だとしている。なお価格は41万8000円となっている(HAK110製品ページPC Watch)。
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HP

サードパーティ製カートリッジをブロックする HP のプリンター、エコラベルを剥奪すべきか? 51

ストーリー by nagazou
商売と地球 部門より
headless 曰く、

International Imaging Technology Council (Int'l ITC) は 22 日、HP のプリンター 100 機種以上について EPEAT エコラベルの認定を取り消すよう Global Electronics Council (GEC) に申し立てた (ニュースリリースThe Verge の記事Ars Technica の記事Ghacks の記事)。

申立の対象は動的セキュリティ対応プリンターと HP+ 対応プリンターだ。これらのプリンターはサードパーティ製のインク/トナーカートリッジの使用がブロックされているが、EPEAT 認定の要件 4.9.2.1 ではプリンター本体のメーカー製でないカートリッジの使用を不可能にする設計を禁じている。そのため、HP がこれらの製品で EPEAT エコラベルを表示するのは EPEAT と GEC を侮辱するものであり、消費者の選択肢を失わせるのと同時にグリーンウォッシングを行っているとも Int'l ITC は指摘している。

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HP

HPのプリンター、小さいブルースクリーンで文鎮化 40

ストーリー by headless
巨大文鎮 部門より
HP の複合機 OfficeJet Pro 9020e がエラーコード 83C0000B を表示して動作しなくなる問題が発生しているそうだ (Neowin の記事)。

エラーコードはプリンター搭載の小さなディスプレイに電源マークとともに表示されるもので、背景が青いため「BSOD」とも呼ばれているが、接続した Windows マシンにエラーが発生するわけではない。HPのサポートフォーラムで最初に報告されたのは8日で、以降67人が同じ質問があると報告している。

エラーの原因はファームウェア更新とみられ、現在のところ HP に本体を送るしか問題解決の方法がなく、保証期間外の場合はできることが少ないようだ。あるユーザーが話をした HP のサポート担当者によると全世界で発生しているという。このサポート担当者は 16 日まで新しい情報が出ないと述べたそうだが、新しい情報が 16 日に出るだろうか。
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ハードウェアハック

白紙のコピーをすることにより『コピー用紙50枚を数える』ハック 106

ストーリー by nagazou
日本だと怒られるだけのような 部門より

海外でZ世代の人に「白紙のコピー用紙を50枚持ってきて」と頼んだところ、生温かい紙を持ってきたという女性のツイートが話題となっているらしい(Sundae_Divineさんのツイートガジェット通信)。

曰く

「Z世代ってすごいわ。インターンに白紙のコピー用紙を50枚持ってきてと頼んだら温かい紙を持ってきたのよ。1枚1枚数を数える代わりに、50枚の白紙コピーを設定してプリントアウトしてきたというわけ。天才よ」というもの。

こういう発想はなかったというポジティブな見方がある一方、「白紙のコピー用紙を50枚持ってきて」という依頼をクリアしていない、電気代の無駄といったネガティブな見方など賛否は分かれている模様。

16553360 story
DRM

プリンターのインクカートリッジはリージョンロックされている 38

ストーリー by nagazou
互換品対策なんだろうけど 部門より
headless 曰く、

現実に問題となる場面は少ないと思われるが、プリンターのインクカートリッジはリージョンロックされているそうだ (The Verge の記事Nathan Edwards 氏のツイート)。

The Verge の Nathan Edwards 氏は一時住んでいたオランダから米国へ帰国することになり、引っ越しサービスのコンテナに余裕があったため現地で購入した HP のオールインワンプリンターを持ち帰ることにしたという。米国でのプリンター使用はインク切れになるまで何も問題なかったが、米国で購入したインクカートリッジに交換したところでリージョンロックが判明したとのこと。HP のプリンターでは互換カートリッジのブロックが先日も話題になっているが、Edwards 氏が購入したのは純正カートリッジだ。

プリンターのリージョンロックはあまり知られていないと思われるが、英語版 Wikipedia ではリージョンロックの記事にプリンターの項目がある。それによると、HP のプリンターでは 3 回までリージョンを変更できるという。Edwards 氏は HP サポートに問い合わせたが、サポート担当者と計 4 日間電話で話しながら作業しても印刷できるようにはならなかったそうだ。その後は子供の病気などでプリンターの件は先送りとなり、5 か月後に改めてサポートに連絡してようやく印刷できるようになったとのこと。

なお、リージョンロックは HP に限らず、Lexmark や Canon、Epson、Xerox のプリンターでも行われているとのことだ。

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テクノロジー

Terran 1 打ち上げ失敗、3D プリント技術によるロケットの実証は成功と評価 19

ストーリー by headless
実証 部門より
AC0x01 曰く、

先日話題になった世界初の完全3Dプリンタ製ロケット「Terran 1」の打ち上げは何度か延期された後に現地時間 22 日午後 11 時 25 分に行われたが、2 段目エンジンが正常に点火せず、打ち上げとしては失敗に終わった (打ち上げ動画SPACENEWSの記事)。

ただし、Relativity Space 社は事前に今回の打ち上げの一番の課題を 3D プリントされた機体が Max-Q (機体に最も負荷がかかる瞬間) を超えられるかどうかだと述べており、1 段目の飛行から 2 段目分離までは成功したことで大きなマイルストーンを達成したとツイートしている。同ロケットは 3D プリントした記念品だけを積んでおり、顧客のペイロードを守る必要がないためフェアリングも搭載していなかった。

なお、同社は将来的に完全再使用の大型ロケット「Terran R」を開発する計画だが、今後は Terran 1 を修正して再打ち上げするのではなく、直接 Terran R を開発する可能性もあるとのこと。

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アナウンス

エプソンが一部インクカートリッジを仕様変更、ダイレクトショップ限定や残量表示不可も 23

ストーリー by nagazou
通販限定は面倒 部門より
エプソンは16日、インクカートリッジの一部商品を仕様変更すると発表した。発表によると使用する電子部品が入手できなくなり、継続生産が困難な状況になったためだとしている。同社は2月にも同様の変更をアナウンスしていた。仕様変更版は4月20日に発売するとしている(エプソンデジカメ Watch)。

変更後も従来品と変更品は同時に使用できるとしているものの、50番(ふうせん)インクカートリッジの変更品では、一部の対象プリンターで利用できなくなるという。具体的には2006年発売プリンター「PM-A820」「PM-A920」「PM-G850」「PM-D870」「PM-G4500」で使用できなくなる。これらの製品向けには、使用可能なインクカートリッジをエプソンダイレクトショップ限定で販売するとしている。

また61番(ペン)ブラックインク、および62番(クリップ)4色パック、65番(糸)4色パックに含まれるブラックインク「ICBK61A1」では、新規装着時にステータスモニターやプリンターの画面で表示されるインク残量が満充填状態で表示されないという。印刷品質や印刷可能枚数に変更はないとしている。
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DRM

HP、プリンターの互換カートリッジをまたブロック 54

ストーリー by nagazou
まだやってるのか 部門より
headless 曰く、

HP がまたサードパーティ製インク/トナーカートリッジをブロックするファームウェアアップデートをリリースし、ユーザーから不満の声が出ているそうだ (Ars Technica の記事The Verge の記事Ghacks の記事)。

HP は 2016 年にファームウェアアップデートでサードパーティ製の互換インクをブロックし、苦情を受けてブロックを解除するファームウェアアップデートを提供している。米国や欧州、オーストラリアでは訴訟が提起され、HP が顧客に賠償金を支払っているが、最近になってこれまで互換カートリッジを使用できていたプリンターで HP のチップを搭載しないカートリッジがブロックされるようになったらしい。

HP のサポート記事によれば、互換カートリッジのブロックは動的セキュリティ対応プリンターが対象で、「HP製以外のチップ、改変された電子回路、またはHP製以外の電子回路を搭載したカートリッジ」がブロックされるという。HP は The Verge の問い合わせに対し、サポート記事のカートリッジ搭載チップに関する記述と、定期的に提供されるファームウェアアップデートで有効性を維持しているという記述を回答として示したとのことだ。

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ニュース

エプソンのオフィス向けレーザープリンタ、2026年までに販売終了。全てインクジェット方式に 99

ストーリー by nagazou
思い切った判断 部門より
セイコーエプソンは2026年を目標にレーザープリンタの本体販売を終了、同年までに新規で販売するオフィス向けプリンタを全てインクジェット方式に絞り込むことを決めたと報じられている。同社の代表取締役専務執行役員営業本部長の久保田孝一氏によれば、現在のオフィスの消費電力の10%がプリンタおよび複合機によるものだそう。その点、インクジェットプリンタは、レーザープリンタに比べて環境対応に優れている点などが理由であるようだ(PC WatchITmedia)。

レーザープリンタでは、帯電・露光・現像・転写・定着という複雑なプロセスを経て印刷がおこなわれているため部品も多くなる。一方のインクジェットプリントであれば、インクを吐出するだけとシンプルな構造というメリットがある。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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