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アメリカ合衆国

米国はパリ協定から脱退するのか 13

ストーリー by hylom
どう転がるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米国がが地球温暖化対策の国際協定である「パリ協定」から脱退するかどうかについて注目が集まっている。もし脱退した場合、米国に変わって中国がこの分野でのリーダーになる可能性もあるという(産経新聞)。

米トランプ大統領は石炭事業の拡大を目指している。いっぽう中国やEU、インドなどのCO2大量模排出国は、今世紀中にクリーンエネルギーに移行し、温室効果ガスを段階的に削減する方針を再確認している。現状、中国とインドはパリ合意の目標を上回るペースでの削減を進めている(Bloomberg)。両国はトランプ大統領が脱退してもその影響は少なく、むしろ自国の国際影響力は増すと考えているようだ。

5月8日から18日にかけ、ドイツ・ボンで開催された国連気候変動会議では、各国から米国に対しパリ協定に留まるべきとの声が相次いだ(ロイター)。トランプ大統領は今月26~27日のG7サミット後に、協定にとどまり内容変更を目指すか離脱するかを判断するとみられている(時事通信ReutersSlashdot)。

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医療

ジカウイルス流行は変異によりネッタイシマカに対する感染能力が高まったことが原因との研究結果 3

ストーリー by headless
流行 部門より
近年発生しているジカウイルスの流行は、変異によりネッタイシマカに対する感染能力が高まったためという研究結果が発表された(論文Ars Technicaの記事)。

ジカウイルスは1947年にウガンダで最初に発見されたが、2007年にミクロネシアで小規模な流行が発生するまでは散発的に感染が報告されるだけだった。しかし、2013年にはフランス領ポリネシアでより大きな流行が発生し、2015年には南米で大規模な流行が発生している。ジカウイルスにはアジア系統とアフリカ系統のものが存在するが、感染が拡大しているのはアジア系統のジカウイルスであり、アフリカ系統のジカウイルスの感染拡大は報告されていない。

研究チームでは2010年にカンボジアで分離されたジカウイルス(FSS13025)と2016年にベネズエラで感染した中国人男性から分離されたジカウイルス(GZ01)をマウスに感染させ、血を吸ったネッタイシマカへの感染率を調査している。感染したマウスでのジカウイルス繁殖は2株で大きな違いは見られなかったものの、GZ01では非構造タンパク1(NS1)がFSS13025よりもはるかに多く分泌されており、NS1抗原血症が増加。ネッタイシマカの感染率も高くなったという。ネッタイシマカに対するジカウイルスの感染力とNS1に関係があるかどうか調べるため、NS1の抗体を用いてGZ01に感染したマウスを治療したところ、ジカウイルスは無力化されていないにもかかわらず感染率は低下。FSS13025の場合でもNS1が増加すると感染率が上昇した。
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変なモノ

日本のサザエは「新種」だった 44

ストーリー by headless
サザエでございまぁ~す! 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

新聞各紙のオンラインサイトで一斉に報道されていますが、日本産のサザエは「新種」だったことが判明したそうです(時事通信ニュースの記事毎日新聞の記事)。

正確には今まで日本産サザエは中国産サザエと混同されていて、正式な学名がまだついていなかったので、岡山大大学院環境生命科学研究科の福田宏准教授が新たに命名したのだそうです。

魚市場でシーラカンスが売られているのを見つけた、魚屋さんで新種の貝を見つけた、みたいな話はありますが、こんなこともあるのですね。

日本や韓国に産するサザエはこれまで「Turbo cornutus」という学名で呼ばれていたが、この学名は中国南部や台湾に産するナンカイサザエに限定して使われるべきものだったという。一方、日本の研究者が1995年、ナンカイサザエとサザエを識別し、ナンカイサザエの方に「Turbo chinensis」という学名を付けているが、今回の発見により無効な学名となった。また、日本産を意味する「Turbo japonicus」という学名もあるが、こちらは命名時にモーリシャスに産する種と入れ替わってしまっており、結果としてサザエにはこれまで一度も学名が付けられていなかったとのこと。そのため、サザエは新種として「Turbo sazae」と命名された(岡山大学のニュースリリース論文アブストラクト)。

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NTT

NTT、「マクスウェルの悪魔」を利用した発電に成功したと発表 50

ストーリー by hylom
悪魔的な電力 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

NTTが、トランジスタ内でランダムに動く電子から一方向に動く電子のみを選り分けることで電流を流し、電力を得る実験に成功したという(NTTの発表PC WatchNature Communications掲載論文)。

トランジスタ内でランダムに動く電子は熱ノイズとも呼ばれている。このようにランダムに動く粒子を観測し、特定の動きをする粒子のみを選別することは「マクスウェルの悪魔」と呼ばれており、実現が困難な問題とされていた。

今回発表された実験結果では、トランジスタ内の電子の動きを観測し、そこからある一方向に動く電子のみを選別する、まさにこのマクスウェルの悪魔を実現するものとなる。具体的には、ナノスケールのシリコントランジスタを電子を選別する「扉」として使用し、抵抗の変化で電子の動きの観測したという。

マクスウェルの悪魔というと温度差を作り出すという印象があるが、「シラードのエンジン」の項が今回のケースと思われる。昨年1月にフィンランド・アールト大学が製作したものとの違いは、NTT版においては発電が可能ということのようです。

まさか生きている間にマクスウェルの悪魔が現実世界で実現されるとは思ってもみませんでした。量子コンピュータも実現してますし、この先どんな未来になるのか童心にかえってワクワクしてきました

13285758 story
宇宙

SpaceXのFalcon 9ロケット、英国の通信衛星打上げに成功。着陸回収は無し 19

ストーリー by hylom
実績を積む 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

SpaceXが5月16日、Falcon 9ロケットによる英通信会社インマルサットの衛星「Inmarsat-5 F4」の打ち上げを成功させた(マイナビニュースUSA TODAYSlashdot)。

Falcon 9ロケットと言えば機体の着陸回収がよく話題に上るが、今回の第1段機体は新品で、使用済みロケットの機体回収を行わない前提での打ち上げだったとのこと。打ち上げ能力の制約から着陸脚などは取り外されていたという。

今回打ち上げられたInmarsat-5 F4は、50Mbpsのブロードバンド通信サービス「グローバル・エクスプレス」(Global Xpress)を提供するものだそうだ。

ちなみにFalcon 9は5月1日にも米国防省の軍事衛星打ち上げを行っていたが、こちらは第一段の地上着陸を行っていた(sorae.jp過去記事)。

13284492 story
サイエンス

本わさびに育毛効果があるという研究結果が発表される 31

ストーリー by hylom
塗るわさびが発売されるのだろうか 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

業務用わさび大手の金印が、本わさびに育毛効果があるという研究結果を発表しました(東京新聞)。

本わさびに含まれる「イソサポナリン」と呼ばれる成分を毛乳頭細胞に加えて培養したところ、細胞が活性化する効果が観察できたそうです。これは、イソサポナリンの働きによって「受容体(レセプター)」の感受性が高まるためとのこと。さらに毛細血管をつくるタンパク質が増えることも分かったそうです。

これに加えて、同じく本わさびに含まれる「6-MSITC」にも同様の効果が確認できたとのことですが、頭に塗ったら痛くなるのかなぁと疑問に思いました。

以前、辛味は味じゃなくて、痛み刺激だと読んで、手の甲にワサビを塗って「確かに痛い」と実験したことを思い出して、本わさびを頭に塗る人が出るのではないかと。想像すると、ちょっと……。

朝のバラエティで、〇〇が効くと流されるとスーパーでバナナがなくなったり納豆がなくなったりと、ほかの人が困ったましたが、今度はワサビがなくなるのでしょうか。

なお、チューブ入りわさびなどで多く使われている西洋わさびにはこれら成分は含まれていないという。

13283735 story
中国

地球外での長期生活を想定した実験「月宮365計画」開始 39

ストーリー by hylom
200日は長いのか短いのか 部門より

中国で5月10日、地球外における長期生活を想定した実験「月宮365」が開始された。この実験では「月宮1号」と呼ばれる密閉型の実験環境で8人が最長200日間に渡って生活するという(レコードチャイナ)。

8人は2チームに分かれ、まずAチームが60日間施設内で生活した後、今度はBチームが200日間生活。続いてAチームが今度は105日間の生活を行うという。トータルで365日間、施設内での生活が行われることになる。

13282652 story
サイエンス

「カラス侵入禁止」の張り紙を貼ったらカラスがやってこなくなった 105

ストーリー by hylom
なるほど 部門より
masakun曰く、

岩手県大槌町にある東大の研究施設で張り出された「カラス侵入禁止」の張り紙が、なぜかカラスに効果的だという(朝日新聞)。

大槌湾に面した東京大学国際沿岸海洋研究センターは2011年の震災時に津波が最上階の3階に達したため、3階のみ仮復旧して、1、2階は片づけた後物置として使っていたという。カラスの被害が目立ち始めたのは2015年春のことで、建物の窓や扉がないことに目を付けたカラスが、1階の天井配管の断熱材を巣作りに拝借するようになったという。センター職員から相談を受けた佐藤教授にもよいアイデアが浮かばず、知人でカラスの専門家という宇都宮大・雑草と里山の科学教育研究センターの竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、「警告文を出してみては」というアドバイス。半信半疑で張り紙を出してみたら、これが効果絶大だという。

竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなるらしい。そのためカラスを見る人が増えるほど効果的だという。つまりカラスは警告文を読めないが、空気は読めるみたいですね。

13282546 story
ハードウェアハック

トイレットペーパー巻き取り時の回転から個人を識別する方法 69

ストーリー by hylom
ネタかと思いきや 部門より
headless曰く、

神戸大学の塚本・寺田研究室では、トイレットペーパーの巻き取り時の回転から個人を識別する方法を研究しているそうだ(研究室のプロジェクトページ論文PDF情報処理学会電子図書館の論文情報Register)。

便器に組み込んだセンサーで収集したデータを使用して使用者の健康管理をするスマートトイレでは、家族で使用する場合などに使用者を識別する必要が出てくる。しかし、映像や音声、体重による識別はプライバシー上の問題があり、使用者が自ら入力する方法は記録漏れの可能性がある。そのため、研究室では芯型のデバイスに角速度センサーを組み込み、トイレットペーパーの回転を検出することで個人を識別する方法を提案。3月にはスウェーデン・マルメ大学で開催されたスマート居住空間に関するワークショップ「PerLS 2017」で研究成果を発表している。

研究では大学のトイレの個室を使い、トイレを使用せずに被験者が各20回ペーパーの巻き取りだけを行う実験室環境での実験と、実際にトイレを使用したときの巻き取りを1か月にわたって記録する現実的な環境での実験が行われている。実験室環境では男性27人、女性14人の被験者、現実的環境では男性13人の被験者が参加した。現実的環境では長期間のデバイス設置がプライバシーの懸念からできなかったため、女子トイレでのデータ記録は行わず、巻き取り回数の聞き取り調査のみを行ったとのこと。

実験的環境で取得したデータを用い、5人家族での使用を想定した識別精度は平均83.9%。実験的環境で取得したデータを学習データとして用い、現実的環境での結果を識別したところ、識別の平均精度は69.2%になったという。研究室では2015年にも芯型デバイスと識別方法を評価するための実験を行い、男性20名の被験者で識別精度は85.5%だったという(論文情報)。ただし、いずれの実験でも被験者の組み合わせによっては50%以下に識別精度が低下しており、他のデータを用いるなどして識別精度を向上することが課題となっているとのことだ。

13280286 story
オーストラリア

オーストラリア税関、検疫で貴重な植物標本を焼却処分 72

ストーリー by headless
貴重 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

フランス・パリの国立自然史博物館から貴重な植物標本がオーストラリア・ブリスベンのクイーンズランド植物標本館に送られたのだが、書類の不備により検疫で焼却処分されていたことが判明した(ABC Newsの記事Scienceの記事)。

焼却処分が問題になっているのは、18世紀にフランスの探検隊がオーストラリアで採取したものを含むデイジーのタイプ標本6種類。検疫官は1月初めに到着した標本について、不足している情報を提出するよう標本館に要求した。しかし、標本館側がメールアドレスを間違えたことで返信は3月初めまで遅れ、さらに不足していた情報の提出を求めている最中に処分が行われたという。この問題を受けてニュージーランドの植物標本館が調査したところ、2016年に同館が送付したタイプ標本1種を含む地衣類のサンプルも同じように処分されていたことが明らかになった。

本件についてオーストラリア農業・水資源省は、規定よりも46日遅れていたとはいえ、問題の解決を進めている最中に標本を処分すべきではなかったとコメントしたとのこと。一方各国の植物学者からは「ルーヴル美術館から絵を借りて燃やすようなものだ」といった批判が上がっており、オーストラリアへの標本貸出を停止するなどの動きが広がっている。

税関では低価格な物品について30日以上経過したものを定期的に処分しており、申告書類では標本に2ドルという価格が記載されていたことから処分の対象になったようだ。一方、自然史博物館では最小の価格を記載する規定になっていたという。

なお、農業・水資源省は処分が尚早だったことを認めたうえで、輸入の際はオーストラリアの検疫システムに従う必要があるとも述べているとのことだ。オーストラリアでは固有種の保護などのため、厳しい検疫措置を行っている。

13277736 story
中国

ニホニウムの中文名称が正式に決定 32

ストーリー by hylom
読めない 部門より
yasuoka 曰く、

昨日(2017年5月9日)、中国科学院・国家語言文字工作委員会・全国科学技術名詞審定委員会は、合同で会見をおこない、4つの新元素(Nh・Mc・Ts・Og)の中文名称を、正式に発布した(プレスリリース)。

各元素の中文名称を、IDS (Ideographic Description Sequence)で表したものは以下の通り。

  • 113 Nh 「⿰钅尔」(nǐ)
  • 115 Mc 「⿰钅莫」(mò)
  • 117 Ts 「⿰石田」(tián)
  • 118 Og 「⿹气奥」(ào)

これら4つの漢字のうち「镆」以外の3字は、現時点ではISO/IEC 10646(Unicode)に収録されておらず、緊急に追加提案がおこなわれるとのこと。

13276703 story
数学

ディズニーランドのファストパスでは待ち時間は短くならない 86

ストーリー by hylom
冷静に考えるとそうか 部門より

「統計的思考」を用いて問題を解決する例の1つとして、ディズニーランドで導入されているアトラクションの予約システム「ファストパス」が Newsweekにて紹介されている。

ファストパスは場内に設置された発券機にて時間が指定された「パス」を発券しておくことで、指定した時間に優先的にアトラクションを利用できるというもの。指定された時間は通常は数時間後になることが多いが、これによって客は長い行列に並ぶことなしにアトラクションを楽しめるようになる。

記事ではまず前提として、アトラクションに対する需要は絶えず変化することからディズニーランドの行列をなくすのは不可能とし、そのうえでファストパスを導入することで、実際にアトラクションに乗るための待ち時間は変わらないにもかかわらず、顧客の満足度を向上させることができるとし、「天才的な発想」と称している。

ちなみに、ディズニーランドの待ち行列で掲示されている「予想待ち時間」は実際の待ち時間よりもわざと長く表示してあったり、また列が早く進んでいるように感じさせるテクニックが使われているとのこと。

13275375 story
地震

バクテリアで津波を軽減する技術 36

ストーリー by hylom
天然防振材的な 部門より
maia 曰く、

バクテリアを利用して津波の規模を小さくできないかという研究が海洋研究開発機構高知コア研究所(高知県南国市)で行われているそうだ(毎日新聞Yahoo!ニュース)。

プレートの境界が大きく動くと津波が大きくなるので、プレートの境界面に仕掛けをしたら動きを抑制できるのではないかという発想がベースとなっており、炭酸イオンを分泌するバクテリアをプレートの境界面に注入し、海水中のカルシウムとの反応によって炭酸カルシウムを境界で作るというもの。これによってセメントと同じ効果が得られるという。

摩擦試験器での実験では、このバクテリアにより摩擦力が約10%増加したそうだ。こうした技術で境界が一気に動くのを抑制できる感触はあるとの判断らしい。

アスペリティ(固着域)の急激な動きとスロースリップなら後者の方がいい気はするけど、地震や津波のメカニズムに人為的介入というアイデアにびびる。

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日本

茨城大などの研究チーム、「チバニアン」認定に向けて国際学会に申請へ 47

ストーリー by hylom
千葉時代 部門より

2015年に『 地球の歴史に「千葉期」追加か?』という話があったが、茨城大や国立極地研究所のチームが今月、国際学会に千葉県市原市の地層を「国際標準模式地」候補として国際学会に申請するとのこと(日経新聞)。

もしこの申請が認められれば、77万年前から12万6千年前までの時代が「チバニアン」として認定される。いっぽう、イタリアの研究チームも同様に国際標準模式地への登録を目指しており、こちらが認定されれば新たに「イオニアン」という時代が認定されることになるようだ。

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地球

全国で行われている「錦鯉の放流」が環境に与える問題 149

ストーリー by hylom
地球温暖化懐疑論にも似た擁護が出るとは 部門より

日本各地で河川に錦鯉を放流する活動が行われているが、これに対し自然破壊になるとの批判が出ている(「MistiRoom」ブログの『錦鯉の放流は何故「絶対に」あってはならないのか』記事Togetterまとめ)。

鯉は雑食でかつ生命力が強いため、放流された河川の環境を破壊する可能性が高いという。さらに、養殖や放流がよく行われている鯉は日本の河川に元々生息していた「ノゴイ」とは異なる種で外来種に近く、国際自然保護連合が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」リストにも入っている。

一方でこれに対し、生態系が壊れても住民の合意でやっているなら別に良く、また実際には大きな影響はないのではないか、といった擁護の声も出ている(Togetterまとめ

なお、河川への生物放流については以前にもメダカ金魚が問題となっている。

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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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