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14045039 story
バイオテック

米国、ブタの皮膚を初めて人間に移植することに成功 42

ストーリー by hylom
恒久的に豚の皮膚だと問題が発生するのだろうか 部門より

taraiok曰く、

遺伝子組み換えを行った豚の皮膚を人間に移植することについて、米FDA(食品医薬品局)が認可を行った(MediumSlashdot)。人間に対して動物組織を移植する異種移植実験が米国で認められたのは初めてだという。

この移植用皮膚はボストンに本拠を置くバイオテクノロジー企業XenoTherapeuticsによって開発され、「Xeno-Skin」と呼ばれている。皮膚の移植は一時的なものであり、患者自身の皮膚が成長したら取り外されるという。すでにマサチューセッツ総合病院において1人のやけど患者に移植が行われ、現時点では免疫応答の誘発や動物ウイルスの感染といった問題は発生していないという。

米国政府のデータによれば、現在113,000人以上が臓器移植を求めて待機している。しかし、1日20人ほどが必要な臓器の提供が間に合わずに亡くなっており、この分野には高い将来性があるという。

14043903 story
サイエンス

陽子の半径は今まで想定されていたものよりも小さい 41

ストーリー by hylom
見えないものを測る難しさ 部門より

陽子の半径(電荷半径)については議論が続いており、最新の研究では従来予測されていた陽子電荷半径よりも小さい値が測定されているという(Natureのハイライト記事nature誌掲載論文Natrue誌のニュース記事)。

陽子の大きさに関する議論については、2010年にもNatureが取り上げている。これによると、以前は陽子の大きさを測定する手法として、電子を陽子で散乱させて測定する、もしくは水素原子の分光によって間接的に測定する、というものが使われていた。しかし、これらの手法で測定された結果には大きなばらつきがあったという。

14043892 story
バイオテック

19年ぶりにHIVの新種亜型が特定される 6

ストーリー by hylom
進歩と結果 部門より

Anonymous Coward曰く、

米製薬会社Abbottなどが、新しいエイズウイルス(HIV)の亜型(サブタイプ)を特定したと発表した(AFPAbbottの発表Journal of Acquired Immune Deficieny Syndrome誌掲載論文Slashdot)。

今回特定されたサブタイプは、1980年代と1990年代にかけてコンゴ共和国で発見されたサンプルと、2001年に採取されたサンプルの3つから発見された。これらのサンプル中には多数のウイルスが含まれており、当時の技術ではそこから分析を行うのは困難だったが、昨今の分析技術の進化によってより高速かつ低コストでゲノム分析が可能となり、それが今回の特定につながったという。

新種のサブタイプが特定されたのは、2000年に分類指針が出されて以降初めて。

14042596 story
医療

米疾病予防センター、電子タバコ製品使用に関連付けられた肺損傷の可能性のある原因物質としてビタミンEアセテートを特定 62

ストーリー by headless
特定 部門より
米疾病予防センター (CDC)は8日、電子タバコ製品使用に関連付けられた肺損傷 (EVALI)の原因となった可能性のある物質として、ビタミンEアセテートを特定したことを明らかにした(更新情報テレブリーフィングのトランスクリプト)。

CDCでは10州29名の患者から採取された気管支肺胞洗浄(BAL)液を用い、可能性のある原因毒素を調査。サンプルの82%でTHC(テトラヒドロカンナビノール)、62%でニコチンが検出されたのに対し、ビタミンEアセテートはすべてのサンプルで検出されたという。このほか、植物油や鉱物油、中鎖脂肪酸トリグリセライド(MCT)、テルペンといった電子タバコリキッドが含む物質についても調査したが、サンプルからは検出されなかったそうだ。

THC含有リキッド製品が顕著な量のビタミンEアセテートを含むことは以前からわかっていたが、生体サンプルから検出されるのは今回が初めてだという。CDCが単一の物質を可能性のあるEVALIの原因として特定するのも今回が初めて。ただし、ビタミンEアセテート以外の物質もEVALI発症にかかわっていることを現時点では否定できないとのこと。ビタミンEアセテートは多くの食品に含まれるほか、サプリメント食品や化粧品の原料としても使われており、経口摂取や皮膚への塗布は安全性が確認されている。ただし、蒸気を吸入すると正常な肺機能を阻害する可能性がこれまでの研究で示唆されている。

11月5日現在、米国でのEVALI症例はアラスカを除く49州と首都ワシントンおよび1海外県で確認されている。CDCに報告された症例数は10月29日時点から163件増加して計2,051件となり、初めて2,000件を超えた。EVALIによる死者の数も24州・39名まで増加している。
14042480 story
地球

Collins Dictionaryが選ぶ2019年を代表する言葉は「climate strike」 67

ストーリー by headless
代表 部門より
Collins Dictionaryは7日、2019年を代表する言葉「Collins Word of th Year 2019」として「climate strike」の選定を発表した(Word Lover's blogの記事)。

climate strikeは気候変動対策を求めるデモに参加するため学校や仕事を休む、という抗議の形を示す名詞。9月には世界各地で大規模なGlobal Climate Strikeが繰り広げられ、大手IT企業の従業員も経営側に気候変動対策を求めるデモの形で加わった。

このほか、最終選考に残った言葉は以下の通り。
  • bopo (名詞): 自分の体の外見、特にサイズに誇りを持つべきだと提唱する運動。body positivity。BoPoとも表記
  • cancel (動詞): 特にソーシャルメディアで、人物や組織などの活動や意見を認めないことを表立って示すこと
  • deepfake (名詞、動詞): デジタル画像や動画に編集の痕跡がわからないよう他の画像や動画を合成する技術(名詞)、またはその技術により合成すること(動詞)
  • double down (句動詞): 反対意見やリスクにもかかわらず、投機やアイディアへのコミットメントを強化すること
  • entrist (名詞、形容詞): 既存政党の理念や政策を変えるために入党する人物(名詞)、またはそのような活動に関連した(形容詞)
  • hopepunk (名詞): 困難に直面した時のポジティブな目的の追求を称賛する文学・芸術運動
  • influencer (名詞): ソーシャルメディアを利用してフォロワーにライフスタイルや製品を推奨する人
  • nonbinary (形容詞): 性別や性指向が男性か女性、ホモセクシャルかヘテロセクシャルといった二者択一のカテゴリーに沿わない。non-binaryとも表記
  • rewilding (名詞): 自然には存在しなくなった生物種の再導入を含む、土地を野生の状態に戻そうとする活動
14041738 story
交通

水道水からの塩分検出で断水していた羽田空港第2旅客ターミナル、3日目に給水再開 53

ストーリー by headless
復旧 部門より
羽田空港国内線の第2旅客ターミナルビルでは6日の朝から断水していたが、8日13時25分 に給水が再開されたそうだ(日本空港ビルデングのお知らせ: PDF空港施設株式会社のニュース記事)。

羽田空港では6日朝に地上職員から水に塩気を感じるとの報告を受け、国内線ターミナルビルなど一部の施設への水供給を停止。第2旅客ターミナル以外の施設では水質に問題ないことが確認され、6日中に給水が再開されていた。一方、第2旅客ターミナルでは断水により多くの飲食店が休業し、トイレでは手洗い用として非常用のペットボトル入り飲料水を提供するなどの対応が行われた。給水設備の清掃は7日に完了しており、水質検査で飲料に適した基準を満たすことが確認されたことから給水を再開したとのこと。

第2ターミナルでは水道水を貯める受水槽から塩分が検出されたと報じられているが、原因は特定されておらず、引き続き特定作業を実施していくとのことだ。
14041095 story
テクノロジー

スカパーやJAXA、宇宙ステーションにスタジオ開設へ 7

ストーリー by hylom
宇宙からこんにちは 部門より

Anonymous Coward曰く、

スカパーJSATなどが、国際宇宙ステーション(ISS)内に宇宙放送局(スタジオ)を開設することを発表した日経新聞)。

スカパーJSATがコンテンツの企画・制作などを行うバスキュールおよび宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で行うもので、2020年にまずISSの日本実験棟「きぼう」からの双方向ライブ配信を実現するという。続いて20201年にはAR/VRを使った映像配信やきぼう船外からの超高画質放送配信を計画しているようだ。

宇宙を活用してコンテンツ力を高めるのが目的で、JAXAの研究開発プログラム「宇宙イノベーションパートナーシップ」の一環として行われる。

14040468 story
サイエンス

近畿大学、ニホンウナギの人工ふ化と50日間の飼育に成功 43

ストーリー by hylom
この先が大変そうだ 部門より

近畿大学がニホンウナギの人工孵化と50日間の飼育に成功したと発表した日経新聞)。

ウナギの完全養殖は困難で、現在行われている養殖は採取した稚魚(シラスウナギ)を育てている。しかし、昨今ではシラスウナギの漁獲量が減少していることから、完全養殖の実用化が望まれていた。

今回の研究では、養殖ウナギから合計約170万個の卵を採取して人工授精を行い、数万尾の仔魚を誕生させたという。その後発表時点で50日齢仔魚(全長約20mm)が約20尾、43日齢(約18mm)が約100尾、28日齢(約12mm)が約1,000尾生育する状況だという。

過去にも人工孵化や完全養殖の事例はあるが、コスト面の問題で実用化されていない。近畿大学はまずシラスウナギまで育てることを目標としているという。

14040156 story
日本

放射性物質を許可なく保有していた会社員が逮捕される 34

ストーリー by hylom
ネットワーク 部門より

Anonymous Coward曰く、

放射性物質「アメリシウム241」を許可なしに保有していた会社員が放射線障害防止法違反などの容疑で逮捕された(NHK)。

放射性物質を(非合法に)持っているアレな方はお気を付けください

容疑者は今年3月に3Dプリンタ製の銃や爆薬、覚せい剤などを製造・所持していたとして懲役3年以上5年以下の不定期刑判決を受けた19歳男性や、4月に自宅でウラン鉱石からウラン精鉱を精製しネット販売していたとして摘発された男子高校生らと交流があったとのことで、そのため警察が関係先として捜索を行ったところアメリシウム241が見つかったという。さらに、その男子高校生も同じくアメリシウム241を所持していた疑いがあるという(日経新聞産経新聞)。

14039452 story
宇宙

水がある星でも地球外生命体が生きられるとは限らない 64

ストーリー by hylom
地球上とは違う何かはいるかも 部門より

Anonymous Coward曰く、

エチオピア・ダナキル砂漠にあるダロル火山は食塩泉や酸性泉などが多数あることで知られるが、この環境を地球外の過酷な環境と見立てて、こうした環境下での生物の存在可能性を調査した研究結果が発表された(Engadget日本版ScienceAlert)。

この研究はフランス国立科学研究センターのロペス・ガルシア氏らによるもので、ダロル火山から採取したサンプルを元に調査を行ったという(Nature ecology & evolution誌掲載論文)。その結果、水が存在したとしても、極度の塩分と強酸性がそろった環境ではどの細菌も生き延びられないことがわかったという。

一方で、有機物に似た構造を持つ、珪素が主成分の物質の存在も確認されたという。これは細胞ではないが細胞によく似ているため、同様のものが地球外から採取したサンプルにも存在した場合、研究者らが生命の痕跡を見つけたと思い込んでしまう危険があると警告している。

14039449 story
アメリカ合衆国

米国がパリ協定からの離脱を正式に通告 90

ストーリー by hylom
どこを向いているのか 部門より

Anonymous Coward曰く、

米トランプ政権がパリ協定からの離脱を正式に通告した(ロイターBBCAFP)。

米トランプ政権はかねてより離脱の意思を示していたが、規定により2019年11月4日までは手続きが出来なかった。離脱は通告から1年後の2020年11月4日に完了する。

14039448 story
テクノロジー

ヘリウム危機、背景には需要増と供給減 71

ストーリー by hylom
資源争奪負け 部門より

日本物理学会などがヘリウムの安定供給を求める緊急声明を発表するとNHKが報じている

ヘリウムの不足は過去何度か報じられているが(8月の記事6月の記事2017年の記事)、今回のヘリウム不足は米国でのヘリウム産出量の減少や中東情勢悪化によるカタール産ヘリウムの輸入コスト増加、そして世界的なヘリウム需要の拡大などが原因となっているようだ。

14039424 story
NASA

ボイジャー2号、ついに太陽系から離れる 39

ストーリー by hylom
太陽系離れ 部門より

p>NASAが1977年に打ち上げた宇宙探査機「ボイジャー2号」が2018年11月5日に太陽系を離れていたことが判明した(soraeNHKAFP読売新聞)。

ボイジャー2号から送られてきたデータを分析したところ、2018年11月5日、太陽から約178億km離れた場所にボイジャー2号が到達した際、太陽から放出されるプラズマ(太陽風)が減少し、一方で「銀河宇宙線」が増加したことが分かったという。このことから、この日にボイジャー2号が太陽系から離れたと推測できるようだ。

なお、どこまでが太陽系かという点には議論があり、「太陽風の影響を受ける場所」が太陽系であるという主張と、太陽系の外側に存在すると言われているオールトの雲までが太陽系との主張があるようだ。そのため、今回の件については「太陽圏を脱出」との表現もあるようだ。

14038515 story
地球

ネオニコチノイド系殺虫剤の影響で宍道湖の昆虫が激減、その影響でワカサギやウナギも減ったとの研究結果 17

ストーリー by hylom
連鎖 部門より

産業技術総合研究所(産総研)が、農薬として使われているネオニコチノイド系殺虫剤の影響によって島根県宍道湖におけるウナギやワカサギの漁獲量が減少している可能性があるとの発表を行ったScience誌掲載論文Limnology 水から環境を考える)。

発表によると、殺虫剤がウナギやワカサギの餌となる生物を殺傷することで、間接的にウナギやワカサギが減少している可能性があるという。ネオニコチノイド系殺虫剤は水溶性であり、水田で使われると溶液が広い範囲に流出し影響を与える可能性があるという。

今回調査対象となった宍道湖では、1993年以降突然1993年前後を境にワカサギやウナギの数が激減したという。調査ではオオユスリカやキスイヒゲナガミジンコの個体数の激減も確認されており、これは1992年にネオニコチノイド系殺虫剤「イミダクロプリド」が日本で利用できるようになり、水田でこの殺虫剤が使われるようになったためではないかと推測されている。発表ではこういった昆虫類が激減した結果、これらを餌とするワカサギやウナギの数も減少したと推測されている。

14038486 story
サイエンス

最初の解剖学的現生人類はボツワナ北部で生まれたという研究結果が発表される 26

ストーリー by hylom
ここが起原の地か 部門より

最初の解剖学的現生人類(anatomically modern humans)はアフリカのボツワナで20万年前に誕生したとの研究論文が発表された(Nature掲載論文AFPBBC時事通信)。

旧人類から進化して生まれた解剖学的現生人類はアフリカで産まれたとされているが、今回研究チームは遺伝子サンプルを調査、その結果現世人類の起源はボツワナ北部のマカディカディ・オカバンゴと呼ばれる地域だったことが分かったという。

この地域にはかつて巨大な湖があり、その周辺に人類は7万年住んでいたが、その後の気候変動によって世界各地に散らばっていたという。

ただ、今回の研究結果は遺伝子分析によって得られたもので、またゲノムの一部しか用いていないことから、これに対し否定的な意見もあるようだ。

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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