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宇宙

京都大学の国内最大の天体望遠鏡「せいめい」、完成 14

ストーリー by hylom
地球外生命体も観察できるのでしょうか 部門より

京都大学が岡山県浅口市で建設を進めていた天体望遠鏡「せいめい」が完成、8月17日に公開が行われた(KSB瀬戸内海放送NHK)。

「せいめい」は平安時代の陰陽師である安倍清明にちなんだもの。近隣に安倍清明が天体観測をしたと言われている阿部山があることからこのように名付けられた。

主鏡の大きさは直径3.8mで、日本最大の天体望遠鏡となる。この鏡は岐阜県関市に設立したベンチャー企業によって加工が行われたという。

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数学

MITの数学者、スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法を発見 86

ストーリー by headless
発見 部門より
スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法をMITの数学者による研究チームが発見し、その仕組みを解明した(MITのニュース記事論文アブストラクトArs Technicaの記事)。

スパゲッティなどの乾麺を手で曲げて2つに折ろうとすると短い断片ができてしまうのは、最初にスパゲッティが中央近くで折れた時の反発力で振動が生まれ、さらに折れてしまうためだ。この謎を解明した研究2006年イグノーベル物理学賞を受賞しているが、短い断片を作らずに2つ折りにする方法は判明していなかった。

研究者はスパゲッティを手で折る実験を繰り返し、曲げるのと同時にひねりを加えることで2つに折れることを発見。ただし、非常に強いひねりを加える必要があったため、装置を作って実験したところ、最初に360度近くまでスパゲッティをひねってから曲げると完全な2つ折りができることが判明する。 この結果は太さの異なるスパゲッティ(バリラNo.5とバリラNo.7)で同じだったという。
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サイエンス

古代エジプトの遺跡から世界最古のチーズが見つかる 21

ストーリー by headless
固形 部門より
古代エジプト・メンフィスの遺跡から世界最古のチーズが発見されたそうだ(ACSのニュースリリース論文アブストラクトSlashGearの記事)。

この遺跡は紀元前13世紀にメンフィスの首長などを務めていたPtahmesの墓。最初にPtahmesの墓が発見されたのは1885年だが、その後砂漠の砂に埋もれて場所がわからなくなっていたという。再び発見されたのは2010年。それから数年経って考古学者が発見した壊れた壺の1つに、白っぽい塊と蓋に使われていたとみられる帆布が入っていたそうだ。

この塊はサンプルを分析して検出されたペプチドから、牛乳および羊乳または山羊乳で作られた乳製品であることが判明する。帆布の特徴は液体ではなく固形物を保存するのに適していることを示しており、それを否定するような証拠もないことから、この塊はチーズだったとの結論に達したとのこと。

また、検出された他のペプチドにより、主に未殺菌の乳製品を通じてヒトに感染するブルセラ症の原因となる細菌 Brucella melitensisに汚染されていた可能性が示唆される。この分析が正しいと証明されれれば、これまでに報告された中で最も古いブルセラ症の生体分子的証拠にもなるとのことだ。
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地球

すかいらーくホールディングス、国内外全店でプラスチック製ストロー廃止へ 138

ストーリー by headless
廃止 部門より
すかいらーくホールディングスは17日、海外店舗を含むグループの全業態で2020年までに使い捨てプラスチック製ストローの仕様を順次廃止する計画を明らかにした(プレスリリース: PDF)。

これについて あるAnonymous Coward 曰く、

プラスチック製品が環境汚染を引き起こしている事への対策で、現在は年1億500万本消費しているストローを段階的に廃止する。プラスチック製ストローは、既にスターバックスが2020年までに世界全店で提供をやめる事を発表している。

廃止の第一段階として、ガストのドリンクバーで常備しているプラスチック製ストローを2018年12月までに廃止する。ストローを必要とする人やストローが不可欠な商品には提供を続けるが、自然分解するプラスチック素材や食材を利用した代替ストローの導入を検討しているとのことだ。

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地球

イギリス、猛暑の影響で多数の遺跡が見つかる 17

ストーリー by hylom
風桶的な話のようだ 部門より

イギリスでは猛暑によって畑が乾燥し、その影響で畑の下に埋もれていた遺跡などの痕跡が多数浮き出ているそうだ(NHKロイター)。

この痕跡は「クロップマーク」と呼ばれるもの。遺跡の影響で作物などの生育状況に違いが出て、それが模様として浮き出るという。これによって多数の新たな遺跡の痕跡が見つかることとなり、保存方法などを検討しているという。

クロップマークからの遺跡発見は日本でも事例がある

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宇宙

インド、2022年までの有人宇宙飛行を目指す 14

ストーリー by hylom
先進国アピール 部門より

インドのモディ首相が独立記念日の式典で、2022年までに有人宇宙飛行を実施すると述べたという(GIGAZINE朝日新聞Slashdot)。

2022年はインド独立から75周年ということで、有人宇宙飛行を国威発揚に利用したいようだ。

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サイエンス

トルコに拠点を置く科学出版社「WASET」の査読プロセスや開催する国際会議に対し疑義 14

ストーリー by hylom
何年も前から問題になっているやつ 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

昨年、ドイツのジャーナリストSvea Eckert氏などが率いるチームが「Inside the Fake Science Factory(偽科学工場の内幕)」というドキュメンタリー番組のため、偽科学出版社や科学会議に関する調査を行った。ここで取り上げられた出版社は「WASET」と名乗り、数多くのオープンアクセスジャーナルを発行しているとされる。しかし、その実態は単なる印刷工場にすぎないのだという。この組織はトルコに拠点を置いており、偽の会議やジャーナルを通じて4百万ドル以上の収入を得たと推定されている。

一見すると、WASETは正当な組織であるように見える。そのWebサイトには世界中の数千もの学会があり、2031年までスケジュールが組まれている。内容についても、オープン・サイエンス、ピア・レビュー、学際的、月単位、国際宇宙工学から栄養学まで網羅している。しかし、査読プロセスに精通している科学者から見ると、WASETのサイトには数多くの間違いがあるという(DeutschlandfunkBoing BoingSlashdot)。

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地球

世界的な異常高温は少なくとも5年間は続くと予想する研究論文が発表される 53

ストーリー by hylom
ダブルパンチか 部門より

今年は日本だけでなく世界中で猛暑となっているが、こういった「異常な高気温」は今後5年間は続くとの予測が発表された(AFPNature Communications誌掲載論文)。

昨今では二酸化炭素の放出といった、人間の活動による要因での気候変化がよく議論されるが、そもそも地球の気候は自然に変動するものだ。今回の研究によると、2018〜2022年は自然に発生する温暖化自体が激しいため、最近のような高気温が続く状態になっているようだ。

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ビジネス

ドイツ製薬会社バイエル、モンサント買収で訴訟リスク。株価は大幅下落 38

ストーリー by hylom
巨大企業となるか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

除草剤・農業バイオ技術大手の米モンサントを買収するドイツの製薬・化学大手バイエルが窮地に陥っている。同社は今年6月、630億ドルでのモンサント買収を完了させたばかりだった。バイエルは、買収が完了すれば投資家は同社の価値を再評価すると考えていた。ところが、バイエルは、数十億ドルにも膨らみかねない法的責任と中核事業がリスクにさらされる可能性を抱え込む結果になった。

米カリフォルニア州サンフランシスコの裁判所は10日、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」がガンの原因になったとして、末期がんに苦しむ学校のグラウンド管理人、ドウェイン・ジョンソンさんへの損害賠償金2億8920万ドル(約320億円)の支払いを命じた。この結果、13日には、投資家がバイエル株を一斉に売却し、時価総額は約107億ドルも目減りする結果となった。規制当局が「グリホサート」に発がん性があると判断した場合、化学薬品が大半を占めるモンサントの農業生産性部門は消滅する可能性があるとしている(WSJAFPBB News)。

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日本

なぜ日本では食品に対する放射線を使った殺菌が認められないのか 165

ストーリー by hylom
日本人の科学リテラシのせいですかね 部門より

放射線を使った殺菌は、対象を加熱せずとも殺菌できるという利点がある。この手法は日本では認可されておらず事実上使われていないが、海外では採用例が相次いでいるという(産経新聞)。

日本は放射線殺菌が行われた食品の輸入も禁止しており、もし輸入時に照射が判明した場合は破棄される。日本でも過去に一時的に放射線による殺菌について議論が出たこともあったが、その後の進展はないそうだ(過去記事)。また、今年度農林水産省が放射線照射の研究予算を確保したが、これは海外輸出目的だという。

これに対し、ネットではなぜ日本では認可されないのかが議論になっている

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サイエンス

卵白の代わりに使える植物性の液体「aquafaba」とは? 18

ストーリー by hylom
そんなものがあるのか 部門より
headless曰く、

卵の代用食品として加工されたものではないにもかかわらず、卵白代わりに使用できる植物性の「aquafaba」という液体があるそうだ(FOODBEAST)。

aquafabaの正体はヒヨコマメのゆで汁だ。ゆで汁には豆から溶け出した成分によるとろみがあり、風味もよい。そのため、aquafabaを料理のとろみ付けや味付けに利用する試みは以前から行われていたが、そのまま泡立てれば植物性メレンゲになることが2015年に発見される。aquafabaという名称はその後付けられたもののようだ。

aquafabaは他の卵代用商品と比べて味や食感も優れており、市販されているヒヨコマメの水煮から分離するだけで卵白代わりに使用することができる。aquafabaの定義としてはヒヨコマメに限らず豆類のゆで汁となっているが、豆の種類によっては味がよくない可能性もある。なお、aquafabaを使用した料理がフムス(ヒヨコマメのペースト料理)のような味になってしまうことはないとのことだ。

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地球

森林はむしろ増えている 27

ストーリー by hylom
良い話というわけではない 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

メリーランド大の研究者が今月のネイチャー誌に発表した論文「Global land change from 1982 to 2016」は、1982年から2016年までの35年間に撮影された衛星写真を分析したものである。環境破壊により森林は縮小している印象があるが、この論文によると、1982年に比べて2016年の森林面積は224万平方キロ増えており、全体として7.1%伸びていることになる(Independent)。

ただし、熱帯の森林面積はやはり急激に減少しており、このデータは熱帯雨林が減った分以上に温帯や亜寒帯での森林面積が伸びていることを示している。熱帯以外の場所で森林が増えている原因は、人為的な緑地化のほか、温暖化により樹木の北限/南限がずれて森林が拡大して言っていることが挙げられている。また、原野の面積も減少している(116万平方キロ、−3.1%)が、これはアジアで農地に転換さていることが主因である。

すべての変化のうち、60%は人間の活動が直接影響したものであり、残りの40%は気候変動など、間接的な要因である。これらの変化には地域差があり、熱帯では森林の減少と農地の拡大、温帯では森林再生・植林による森林の誕生・農地の増加・都市の拡大などの傾向がある。このほか、緯度を問わず山地の森林は増え、乾燥・半乾燥地帯の植物は以前より減少している。

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宇宙

小惑星リュウグウ、現時点で水は見つからず 18

ストーリー by hylom
乾いた大地 部門より

今年6月、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着、観測を開始した。その結果、リュウグウには水が存在しない可能性が出てきたという(産経新聞ハザードラボITmedia)。

リュウグウには水を含む鉱物が存在すると推定されていたが、赤外線センサーでの地表の観測結果では水が検出されなかったという。上空から撮影されたリュウグウの表面の写真も公開されているが、表面は岩や砂に覆われており、水の存在は確認できない。ただ、まだ観測されていない地点や地下に水が存在する可能性もまだ残っているという。

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サイエンス

「トリチウムは容易に有機結合し食物連鎖で高度に生物濃縮される」というデマ 33

ストーリー by hylom
またか 部門より
masakun曰く、

トリチウムは容易に有機結合し食物連鎖で高度に生物濃縮されるというデマがあるそうだ(Togetterまとめ)。

ネタ元は8月3日に原子力資料情報室CNICに掲載された記事「ブリーフィングペーパー 「トリチウム水と提案されている福島事故サイトからのトリチウム水海洋放出について」で、長年海洋の放射性物質を調査しているTim Deere-Jones氏から寄せられた情報(英語PDF)だという。その和訳要旨によると、「最近の研究では、有機結合型トリチウムは魚類・鳥類・哺乳類が水産物を摂取することで容易に吸収されること、非常に高い生物濃縮率で有機結合型トリチウムの生体内濃度を高めることが、決定的に示されている。同程度に重要なこととして、遅まきではあるが、有機物負荷の高い沿岸水域は、トリチウム水の放出により、有機結合型トリチウムの製造に極めて適していることがわかった」(原文ママ)とある。

しかしながら英語原文の参照資料を調べてくれた方によると、沿岸の海洋生物から高濃度の有機結合型トリチウム(OBT)が検出されている実例はあるが、「研究用の「有機結合型トリチウムの試薬」を製造している事業所からの排水」からのもの(生物学や薬学では体内の化合物の分布を調べるためにトリチウムH-3が広く使われているそうだ)。またトリチウム水(FWT)が水系中のタンパク質性物質に「吸着」されやすそうだという報告については、タンパク質性物質に吸着されたFWTが生態系の中でOBTに変換されるかどうかは示されていないとしている。また福島沖で捕獲されたヒラメからFWTは検出されるものの、OBTはNDであること(魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>)も指摘されている。よってトリチウム水FWTが有機結合型トリチウムOBTとして食物連鎖で生物濃縮するという根拠はないことを専門的に示していて、このTogetterまとめは非常に興味深い。

なお経産省のトリチウム水小委員会の資料(2016/6/3)内の参考資料4(2014年2月7日)「トリチウムの水産物への影響評価について」で、水産総合研究センターの森田貴己氏が「直接、有機結合型H-3を取り込んだ場合は、見かけの濃縮係数が非常に高くなる場合」の例として、Tim Deere-Jones氏が示しているのと同じ資料を挙げていたりするw

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バイオテック

カイコの遺伝子を置き換え、クモ糸タンパク質を高い割合で含むシルク繊維の大規模生産を可能にする研究成果 47

ストーリー by headless
繊維 部門より
ゲノム編集したカイコガを用いることで、高い割合でクモ糸タンパク質を含むシルク繊維を得ることに中国の研究グループが成功したそうだ(論文Ars Technicaの記事)。

クモ糸は高い強度や伸展性など優れた特性を持ち、バイオ素材として注目を集めている。しかし、クモの生態上、飼育による大規模なクモ糸繊維の生産は困難だ。他の生物にクモの遺伝子を挿入してクモ糸タンパク質を生成させる場合、多くは繊維を作る工程が必要になる。カイコガを使用すれば直接繊維を採取可能となるが、トランスポゾンを用いてクモの遺伝子を挿入する従来の方法ではクモ糸タンパク質を効率よく得られなかったという。

研究グループではヌクレアーゼを用いた相同性依存的な修復(HDR)により、カイコガのフィブロインH鎖遺伝子をアメリカジョロウグモ(Nephila clavipes)の牽引糸タンパク質(MaSp1)遺伝子で置き換えた。その結果、遺伝子組み換えカイコガの繭では最大35.2%をMaSp1が占めたという。繭から得られるシルク繊維を通常のカイコガのものと比較したところ、直径が15.8%小さく、強度が17.4%低下する一方、破断ひずみは22.5%から32.2%に増加し、破壊エネルギーも22.5%増加したとのこと。

異種発現系による大規模なクモ糸生産の可能性を示す今回の研究成果は、将来のクモ糸を含む新たなバイオ素材の開発に役立つとのことだ。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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