
青森県で顎口虫による被害が多発 37
ひぃぃ 部門より
pongchang 曰く、
青森県食の安全・安心推進課 安心推進グループによると9月以降皮膚爬行症の患者約130名が上北郡内及び八戸市内の医療機関を受診している。顎口虫によるものと考えられ患者の多くはシラウオを加熱せずに食べていたことが判明している。
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青森県食の安全・安心推進課 安心推進グループによると9月以降皮膚爬行症の患者約130名が上北郡内及び八戸市内の医療機関を受診している。顎口虫によるものと考えられ患者の多くはシラウオを加熱せずに食べていたことが判明している。
東京大学・三崎臨海実験所やドイツ・ゲッティンゲン大学などの研究グループが佐渡島周辺の浅海で発見したゴカイ類の新種にキングギドラにちなんだ学名「 Ramisyllis kingghidorahi 」が付けられた (三崎臨海実験所のプレスリリース、 ゲッティンゲン大学のプレスリリース、 論文、 Ars Technica の記事)。
ゴカイ類のシリス科では体軸が分岐する種がこれまでに 2 種知られており、R. kingghidorahi (キングギドラシリス) はオーストラリア北部の浅海域で発見された R. multicaudata と近縁だ。研究グループは 2019 年 10 月に佐渡島南部の宿根木で潜水調査を行い、採取したカイメンに棲息していたキングギドラシリスを発見。R. multicaudata とは別種であることが強く示唆されたため、新種記載したとのこと。
3 つの頭部を持つキングギドラだが、キングギドラシリスで分岐するのは尾部であり、頭部は 1 つのみとなる。Ramisyllis 属では複数の尾部から遊泳繁殖個体 (ストロン) が遊離して繁殖を行うが、本種の著しく分岐する体制は多数の尾部から繁殖個体を放出できるほか、尾部から海水を取り込むことで栄養吸収効率を上げる役割がある可能性も示された。
headless曰く、
ハチノスツヅリガの幼虫によるポリエチレンの代謝が腸内の細菌叢と複雑にかかわっていることを示唆するカナダ・ブランドン大学の研究グループによる研究成果が発表された(論文、ブランドン大学のニュース記事、SlashGear)。
釣り餌の「ブドウムシ」としても知られるハチノスツヅリガの幼虫がポリエチレンを食べて生分解するという研究成果は2017年に発表されているが、実際に生分解されているのかどうかについては異論も出ていた。今回の研究ではハチノスツヅリガの5齢幼虫を自然の餌であるミツロウを与えるグループとポリエチレンを与えるグループ、何も与えないグループの3グループに分けて実験している。
ポリエチレンを与えたグループでは実験開始から24時間以内に排泄物が固形から液状に変化し、生化学分析の結果グリコールが検出されたという。また、ミツロウを与えたグループや何も与えないグループと比較して腸内細菌が増加しており、抗生物質を使用することでグリコールを含む排泄物が減少したそうだ。腸内細菌を分離し、ポリエチレンのみを炭素源とする培地で1年にわたって培養した結果、ポリエチレンの生分解にかかわるとみられる細菌としてアシネトバクター属の細菌を特定している。
近年の研究ではプラスチックを分解する微生物がこれまで考えられていたよりも広く存在することが明らかになっている。また、ゴミムシダマシ類の幼虫(ミールワーム)もプラスチックを食べて代謝することが可能であり、こちらも腸内細菌がかかわっているとする研究成果も発表されている。しかし、微生物単体による試験管内での生分解は生体内での生分解と比べてはるかに長い時間がかかる。そのため、生体内で何が起こっているかを研究することがプラスチックごみの問題解決に重要な役割を果たすとみられる。
headless曰く、
米国・サンフランシスコ市では市の行政機関による監視技術の使用を禁ずる条例が5月に成立した結果、顔認識機能を搭載する携帯電話は公用で使用できなくなっていたが、条例を改正して限定的に使用できるようにしたそうだ(改正案、9to5Mac、SlashGear、Wired)。
5月に成立した条例(PDF)では市の行政機関すべてに対し、顔認識技術であればどのようなものでも取得・保持・アクセス・使用を(意図せずに行った場合を除き)禁じていた。これにより、Face IDを搭載するiPhoneなど、顔認証で端末のロックを解除する携帯電話の取得・保持・アクセス・使用が禁じられることとなっていた。
顔認識機能を搭載する携帯電話を限定的ながら使用できるようにした条例の改正点は以下の通り。
- 顔認識技術が標準搭載されたソフトウェア・製品・デバイスで、顔認識技術と無関係な機能が市の業務を実行するのに欠かせないこと
- のソフトウェア・製品・デバイスは顔認識機能を使用するために導入したのではないこと
- 顔認識技術をソフトウェア・製品・デバイスから削除できないこと
- その行政機関が顔認識技術を使用しないこと
このような条件を満たす場合に限り、市の行政機関は顔認識機能を搭載した携帯電話を使用しても条例違反とはならない。つまり、顔認証による端末のロック解除のような機能は引き続き使用できないが、端末自体は使用できるということになる。
Microsoftが5月の月例更新で修正したRemote Desktop Servicesの脆弱性(CVE-2019-0708)について、影響を受ける旧バージョンWindowsにパッチを適用するよう呼び掛けている(MSRCのブログ記事、The Verge、Ars Technica、BetaNews)。
BlueKeepとも呼ばれるこの脆弱性は、悪用するとリモートからの任意コード実行が可能になるものだ。Microsoftでは脆弱性をワームに転用することが可能であり、SMBv1の脆弱性を悪用するWannaCryのようにネットワークに接続したコンピューター間での感染拡大が起こる可能性があるとしてパッチ公開時に注意喚起していた。今回改めて注意喚起したのは、5月28日にErrata Securityが公表した「BlueKeep脆弱性が修正されていないコンピューターが100万台近くインターネットに直接接続している」という調査結果がきっかけとみられる。
Microsoftによれば、現在のところワームによる攻撃は確認されていないものの、脆弱性を狙った攻撃が可能であることは間違いないという。実際には脆弱性を悪用するマルウェアが出現しない可能性もあるが、確実とはいえない。WannaCryの元になったEternalBlueエクスプロイトの場合、Microsoftがパッチを提供してから1か月後に公開されたが、さらにその1か月後にWannaCryの大規模感染が発生した。つまり、パッチの提供開始から2か月経過しても未適用の環境が多かったということになる。そのため、同様な事態になることを避けることが注意喚起の目的のようだ。
群馬大などの研究グループが、寄生虫での体重増加抑制効果についての論文を発表した(群馬大学の発表、Infection and Immunity誌のInfection and Immunity誌掲載論文、 上毛新聞)。
研究では、あらかじめ太らせたマウスに寄生虫を感染させて観察したという。その結果、寄生虫の感染によって体重の増加が抑えられ、脂肪量も低下し、血中の中性脂肪や遊離脂肪酸が優位に低下することが分かったという。
寄生虫の感染によって血中のノルエピネフリン濃度が対照の2倍に増え、交感神経系の活動が活発になっていた。また脂肪の分解を促すミトコンドリア脱共役蛋白質(uncoupling protein;UCP1)の発現が脂肪組織で増加していた。腸内細菌叢をみると、エシュリキア(大腸菌)属とバシラス属(枯草菌などの仲間)が増加していたとのこと。
腸内細菌は腸管内容の脂肪濃度でも異なるが(pdf)寄生虫が脂肪を横取りするなり代謝して酢酸などに変えた結果として腸内細菌叢が変わったのか? 免疫応答なのか? その辺は論文は触れていない。
寄生虫症でノルエピネフリンが上がるのが本当なら高血圧など併発症も懸念される。一方でヒトのやせ薬としてのβ3受容体アゴニストは不成功に終わっている。
興和と農研機構が、ミノムシの糸の製品化に向けた研究開発を行っているという(興和のプレスリリース)。
昆虫由来の糸としては蜘蛛の糸の強度が強いという話が有名だが、ミノムシの吐く糸は蜘蛛の糸を凌駕する性能を持っており、今回両社はミノムシから1本の長い糸を採糸する技術を考案、特許出願したという。
ミノムシの糸はタンパク質から構成されている「シルク繊維」とのことで、さまざまな用途で活用が期待できるという。さらにミノムシの繁殖や採糸に関する技術も開発しており、今後の産業化に向けた生産体制の構築を予定しているそうだ。
4万2000年に渡ってシベリアの永久凍土内で凍っていた線虫が解凍され、息を吹き返したそうだ。これは、長期に渡って永久凍土内で眠っていた多細胞生物が復活する初めての事例だという(Live Science、Doklady Biological Sciences誌掲載論文、GIGAZINE)。
今回確認された線虫は長さ1ミリメートルほどのもので、地表から1.3km地下の場所でも生存できるという特徴を持つ。研究者らは永久凍土から採取した300のサンプルを分析し、そこから2匹の線虫を発見。これを隔離した実験装置内で解凍したところ、体の移動や摂食といった生命活動を確認できたという。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ