住友林業 世界初、10か月間の木材宇宙曝露実験を完了、実用に足る耐久性を確認 31
木材すごいな 部門より
同実験で用いた試験体は、地上での各種物性実験を経て木造人工衛星「LignoSat」に用いる最終候補として選定したもので、ヤマザクラ、ホオノキ、ダケカンバの3樹種が試験された。試験体の検証の結果、温度変化が大きく強力な宇宙線が飛び交う極限の宇宙環境下でも、木材の割れ、反り、剥がれなどはなく木材の優れた耐久性を確認したとしている。
両社はこの結果を踏まえ、世界初の木造人工衛星「リグノサット(LignoSat)1号機」を2024年に打ち上げ、運用を開始する予定。なお地上で実施した各種試験の結果を踏まえ、LignoSat1号機にはホオノキを使用することに決定したという。今後は元素分析、結晶構造解析や強度試験などにより、微細構造への影響などを分析するとしている。
あるAnonymous Coward 曰く、
暴露でないなら、今までも宇宙ステーションなどの構造材・充填材に使われてたそうだから、一定の目算があったのだろう。