AD (8507) の日記

『RADIANT SILVERGUN』はトレジャーが1998年に発表したシューティングゲームだ。アーケードとセガサターン(SS)用がある。

シューターやコアなゲーマーの間では定評を得ているこの名作も、残念ながらSSというハードが主流にはならなかったため、知らない人も多いのではないかと思う。

私はSSのシューティングゲームの中でも、『Thunder Force 5』と『RADIANT SILVERGUN』は高く評価している。

それは

  • ゲーム性を追求し、それぞれに目指すものを作り上げたこと。
  • シューティング(STG)というジャンルにはあまり必要のないストーリーを一つのファクターとして大切に扱っていること。
  • そして、しっかりと「遊べる」ゲームであること。

などを評価してのことである。

『RADIANT SILVERGUN』はSTGとしてのゲーム性は言うまでもなく優秀である。(一部武器システムの操作性に難があり…という人も居る)しかし、私はそれだけでこの作品を評価しているわけではない。

  • この世に生まれし第11の息子よ、銀の銃をもって人々の魂を撃ちぬくのだ
  • 人よ立ち上がれ!この大地は神が我々に与えしものなのだ
  • この荒れ果てた大地を見るがよい、これが我々に与えられた天罰なのじゃ
  • わたしにだって夢はあったわ、でもどうしてかしらね
  • 俺の夢はね…この宇宙の中にあるんだ
  • わたしのこと、愛してる?

これらはSS版のステージ1に流れている音声の一部だ。私はこれがあったからこそ、シルバーガンを忘れられなくなった。これらの言葉の意味はSS版STAGE1の音声についてを見るとわかる。

ゲームを愛して止まない人間からのメッセージを託されて世に放たれた11番目の息子──それが『シルバーガン』だ。

シルバーガンは訴える。ゲームがゲームらしかった頃のことを。ゲームを取り巻く世界のことを。

「私のこと、愛してる?」は「ゲーム」からの問いかけ。いつしかゲームを消費することだけに集中してしまった人々への問いかけ。クリエイターやプレイヤーはゲームの何が好きだったのか。

汚いよりは綺麗なほうがいい──そんなことはわかってる。でも僕が好きだったのはただの映像じゃないよ。ゲームっていう体感できる作品そのものなんだ。画面の中の世界で体現された「夢」がゲームだったんだ…、そんなゲームが僕は好きだった。

「ゲームとして楽しい作品」と「売れるための作品」とはいつしか別のものになってしまった。企業としてライトユーザーを捉えることは重要なのかもしれない。ただ、僕はゲームがゲームらしく、ゲームとして売れていった頃のことを思わずには居られない。

一人のゲーマーとして、本当に楽しいゲームが少しでも多く世にでる事を祈ろう。シルバーガンと共に。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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